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2011-09-27

21世紀以降「カネカネうるさい」と感じるあなたへ(by 堀江

戦後50年の平穏時代に設立が禁止されていた純粋持株会社

これが再び解禁されてしまったのが1997年

 

 

純粋持株会社ってなに?

会社株式を保有することによりその会社を独占的に支配する会社持株会社と呼ぶ。支配するほうを親会社,されるほうを子会社という。自ら事業を行う方を事業持ち株会社、自ら事業を行わず,他社を支配することを目的とする会社純粋持株会社という。資本主義の発展に伴って登場する独占体の一種で,証券代位とピラミッド型支配によって支配資本節約が可能である戦前三井三菱等の財閥本社はその典型。戦後財閥解体独占禁止法によってその設立は禁止され,これに反する純粋持ち株会社設立は無効とされた。

 

  

しかし、戦後50年を経た1997年独占禁止法改正により条件付きながら解禁。他会社の株を買占めることで他会社の支配を主たる事業とするこの純粋持ち株会社を活用することで、欧米では事業の組み替え、大型合併・吸収を企業集団という枠組みで積極的に推進してきた。これに対して日本では、純粋持ち株会社という司令塔を持たない企業集団であったため、戦略的な単位として行動することはできず、日本企業集団の戦略性の欠如、国際競争力の衰退は明らかであった。こうしたことを背景に、純粋持ち株会社の解禁が図られた。しか金融ビッグバンの影響もあり、日本では、銀行証券会社によって再編のために設立された金融持ち株会社が先行している。

 

 

現在懲役刑執行中の堀江氏がテレビ局の株を買占め支配を試みた事件は、戦後50年ではありえなかったわけです。以前の反省から純粋持株会社設立を廃止していたかですね。それが1997年に解禁されてしまい、丁度よくITバブルで現れた成金達が喜びの声を上げました。それ以後、なりふり構わず世界中カネカ大戦争を繰り広げているのが21世紀というわけです。簡単にまとめればこのようになります20世紀比較的そうでもなかったが、21世紀になってからどうも「カネカネ」五月蠅いなあと感じる人が多いようなので、その種明かしをしてみました。あなた会社は「純粋持株会社ですか?そうでない場合はこれから恐ろしい事に出くわすかもしれませんよ。一般に言われる「子会社に入ると苦労する」という話はこういう内事情があるわけです。あの人が何であんなことを言ったのか、じわじわ分かってきますね。

 

 

 

財閥

本社を中核に,持株,融資,重役派遣などによって多数の子会社群を支配する独占企業集団で,コンツェルンの一形態世界的には米国モルガン財閥中国四大家族インドのターター財閥その他多くの財閥がある。日本戦前財閥は同族支配,番頭経営政府との密接な関係を著しい特徴とした。明治以降,産業の発達とともに,三井三菱住友安田の四大財閥古河浅野川崎などの財閥が形成され,昭和になると日産,日窒,日曹などの新興コンツェルンが登場した。第2次大戦までの日本経済は,財閥によって動かされていたといえる。戦後財閥解体が行われたが,1950年代から財閥企業の再結集が進められ新たな企業集団が形成されている。しかし,戦前財閥とは性格を異にし,同族支配がなく,持株支配が弱く,金融機関融資を中心とした金融コンツェルン性格が強い。

 

政商

明治前半期に政府の手厚い保護・育成を受け,政府との相互依存関係の中で伸張した特権的商人三井岩崎住友安田大倉浅野渋沢等がそれで,政府事業を独占的に受注し,特に官業払下げを受けて産業資本家に転じ,同系列資本を集中し,その多くが財閥に発展した。

 

金権政治

富者がその財力を駆使して権力をほしいままにする政治日本では明治以降,政商の活動が時の政府に大きく影響したことがあり,多くの疑獄事件を生んだ。現代的には,第2次大戦後,一党による長期政権のもとで〈政界官僚財界〉の権力利権癒着構造が形成されて,構造汚職を生みだす金権腐敗政治を指すことが多い。

2009-07-25

http://anond.hatelabo.jp/20090725024708

一部で俺の意見は違う部分がある。

箱物行政が赤字の原因というのは、微妙に違う。

日本基幹産業、税収の根本が、凋落しているとはいえ自動車産業建設業だという事実にある。

アパレル産業やIT産業ラーメン屋でもパチンコ屋でもサラ金でも何でもいい、それらがどれだけ業績を上げようが(下がっているらしいけど)

自動車建築を超える収入自治体にも国にも治めることは不可能だろ?

しかし海外cool Japanと持てはやされるのって、非自動車産業であり非建設業なわけだ。

実態とイメージ乖離は甚だしく、凋落している産業に替わる業種を官民とも見つけることが出来ないから、

未だに箱物行政に縋るしかないんだよ。

そうそう、西武持ち株会社コクドの問題で揺れて、スキー場やらなにやら大手リゾート施設の閉鎖が話題になった時、その施設の近辺住民は存続運動していただろ?

日本国民お国だろうが殿様だろうがどっちでもいい、膨大な資金を持っている誰かさんが広大な土地を使って(物理的に広ければ広いほど関連の仕事が増える)“公共に益になる事業”を持ってきてくれることを待望しているんだよ。

トヨタだって業績が不振になって、トヨタ城下町に動揺が広まっているだろ?

俺たち庶民てのは「寄らば大樹」の大樹が震えた時に落ちる毛虫程度なんだよ。

さらにその毛虫は、自分だって大きくなって蝶に替われるんだと教えられないから毛虫のまま、という毛虫だ。

箱物行政ダメだと言うのであれば、箱物を辞めさせることのほうが簡単に見えるから実行するんだろうけど、

自分が変わるって手もあるんだぜ。

アニメ

「世の中に不満があるなら自分を変えろ、それが嫌なら耳と目を閉じ口を噤んで孤独に暮らせ」

という言葉がありました。

2009-05-13

http://anond.hatelabo.jp/20090512235305

日本企業国際競争力無くすと、景気回復どころか国ごとおじゃんだけどね。

この「国際競争力」ってキーワードもきわめて危険なんだよな。国力が全てに優先する戦時中みたいで。

国際競争力」のために、派遣ホームレスになり、中小企業はおろか大企業正社員でさえも首を切られる。

大企業とその上層部だけが力を蓄えていく。

そういや持ち株会社解禁になったし、事実上財閥も復活してるようなもんだよな。

結局、海外と戦って支配を広めていくという発想は何も変わってない。軍事力経済力になっただけだ。

バブル期の成功が忘れられないんだろうか。失敗はすぐ忘れるのにな。

狭くて、人口も減ろうとしてる日本で、身の丈にあった経済活動を行っていこうとは考えられないのかねえ。

2008-09-16

リーマン・ブラザーズ野村証券

ずいぶんとダウが暴落していると思ったらリーマン破綻してて驚いた。

かなり驚いた。

日本バブルが弾けた時、山一證券が廃業したけどそれどころの話じゃない。

とにかく業界大手。

なので日本最大の証券会社野村証券と比較してみた。

リーマン・ブラザーズ

資本金 224億90百万ドル

売上高 590億03百万ドル

資産 6,910億63百万ドル

従業員数 28,556人

野村ホールディングス野村證券持ち株会社

資本金 1827億円(約18億ドル)

売上高 1兆5937億円(約151億ドル)

資産 26兆2987億円(約2504億ドル)

従業員数 18,026人

2008-03-25

http://anond.hatelabo.jp/20080325102258

俺の友人は複数の企業を統合している持ち株会社の社員なんだがそんな規定はないって言ってたよ。

2007-02-22

ドラマハケンの品格」の見方

 このドラマは身分間抗争という視点で見るとおもしろい

 実際に現代の会社には明確な身分制度カースト制度)が残っており、このドラマではこの身分制度に胡坐をかいている正社員たちを強烈に風刺している。ドラマの中での身分制度は、正社員派遣であるが、実際には総合職と一般職だとか親会社子会社だとか、元請と下請けだとか同じような身分制度はいたるところにある。会社によっては本社様と現場の工場とか同じ正社員でもキャリアノンキャリアなんてのもある。

今週(2/21)のドラマの中では、この身分を飛び越える行為に対してなかなか面白い発言があった。

 「派遣企画なんて立ててはいけない。企画を立てるという仕事派遣仕事ではない。」

 「正社員派遣よりも全てにおいて優れていなければならない」

 面白い!この論理でいくと、現場企画や提案をしていけなくなるし、親会社持ち株会社)の社員は子会社の社員よりも必ず優秀という論理になる。

 そもそも通常の実力主義の環境では、役割は能力に応じて割り当てられるが、こういった先に身分制度ありきの環境においては、役割は身分に応じて割り振りをされるわけで能力に応じて役割が割り振られるわけではない。したがってこうした身分制度の元では、役割の上下差(役割に上下があるかどうかはいったん置くがドラマではそうあるように描かれていた)と能力の上下差は比例しないし、ましてや個人の存在価値とはぜんぜん相関しない。

 このようにちょっと考えればおかしいことをいっているいうのはすぐにわかりそうなものだが、身分制度にどっぷりとつかって、それが当然と思っている人たちには「身分=役割=人間の価値」という勘違いからなかなか抜け出せないようだ。

 

 その実、実力主義であるからには「上司は部下よりもすべてにおいて優れていなければならない」と言わねばならないのにそうは言わない甘さが彼らにはある、これもまたいとおかし。

2007-01-09

asin:4344980093 + asin:4047100455 + google:ディレクシブ

合わせて読むと感慨深い。

正体不明が当初からあからさまだったので、嗅覚の鋭い人はすぐに勘繰ったわけですが、その勘繰りすら怪しいのか。

 ところで、このディレクシブという企業だが、その実態がよくわからない。昨年7月に設立された芸能プロダクションなのだが、モナコにあるディレクシブ ホールディングスという持ち株会社の傘下にあるらしい。SUPER GTでdirexiv motorsportsをスポンサードしているGiribelli、Daniele de Winter、WOMもディレクシブ ホールディングスの傘下にある。だが、このうちナチュラルコスメのDaniele de Winter、靴用衝撃吸収材のNOENEしか活動実態が把握できない。広告代理店外国人モデルの売り込みをかけていることや、元自動車雑誌編集者の関与などの噂を聞くほか、ジャン・アレジアレックス・ヴルツの家族(ちなみに妻は元ベネトン広報だ)も関与しているらしいが、背景にどんな人物が存在し、どんな計画を持ち、どんな資金の流れがあるのか、事情通に尋ねてもだれも正確に答えられないか、曖昧な返答しかしない。この情報がどこからどんな意図で流されたのか、検討がつかないのだ。

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