はてなキーワード: サーベイとは
線量計は論外として、個人用途のサーベイメータ持って乗り込んでもまず正しい値は取れないから。
でもって、モバイルのモニタリングポストは福島行く為だけのために個人が買うような代物じゃない。
しかも、安いソフト無しの機材だと出てくる単位はKeVだから、そっからSvまでの計算とロギングできるソフト/知識が必要。
そこに、福島でスタンドアローンの活動ができる装備があるとなると、もはや個人で活動って範囲を超えてるわ。
研究室ぐらいの規模は要る。
そういった、物理屋なり疫学屋同士で値が違っちゃったら、誰を信じるのさ。
現状、幾つかの組織が値を発表してるが特に大きなズレも無いだろ。
どうりで字が読めず、足し算が出来ない訳だ。
今やドキュメントを通して、会社のコントロールが可能になった。有り難い。
無用に怒鳴られることもないのだ。怒鳴ろうものなら、事前に用意したドキュメントを見せることで
「先日の決定事項」として怒号と叱責を回避するということだ。
しかし、あろうことかこの会社の顧客もまた、字が読めず、足し算が出来ないのだ。
確かに、出来る顧客もたまにはいるが、えてしてその上司は字が読めず、足し算が出来ず、
一つの「馬鹿クラスター」として存在していることに近頃気がついた。
基準はないので、あとは怒鳴り殺して胸元をすっきりとさせる。
これが「業務」だ。
一つの救いとしては、
もう辞めるし次の会社も決まっているので、もはやどうでもよいということだろう。
「おかあさん」というのが、
よくある「俺はお前のおかあさんじゃないんだぞ」という「おかあさん」です。
私は社内の人間が「だりー!」と放棄した設計、資料取り纏め、調査取り纏め一切を
執り行い、業務の正常化に努めてきた。まさに「おかあさん」を演じ、実践した。
と一蹴されている。
基本を理解していないから基本の重要度を理解できず、重要ではないと判断したのだろう。
逆にしょうもないサーベイが「新規提案」として給与を上げる条件として認められた。
何の理解力もない。終わった、と思った。
穴埋めのため、私の「おかあさん」ロジックをその責任者も遂行しなければならなくなった。
これを伝えるためだけに「退職」までしなければならない。
http://anond.hatelabo.jp/20100121011555
元増田です。
結論を見ると、元増田と異なっている。
ご紹介頂いた論文の最初の文章をご覧下さい。
"Since the 1980s, a widespread view has arisen in the literature that the post-1950 economic successes of Taiwan and the Republic of Korea have been due, in part at least, to the legacy of Japanese colonialism."
とありますよね。現在進行形で記述されている以上、「1950年以降の台湾と韓国の経済的成功は、少なくとも部分的には、日本の植民地政策の遺産に依っている」という説は、30年間にわたって、そして現在も、「広く知られた見解」なのです。もしこの見解が実際にはマイナーなものに過ぎず、私の恣意的な選択によってあたかも広く受け入れられているかのように錯覚させているだけだと思われるのであれば、是非その根拠をお聞かせ頂きたいと思います。私は紹介した論文以外にもいくつかの論文のliterature reviewを参照していますが(議論の大枠をつかむにはこれが一番手っ取り早い)、この見解が学界で広く受け入れられているものであることを疑わせるような記述はただの一つも見つかりませんでした。A Boothの論文も、「歴史修正主義者」の見解がどのようにして学界で広まり、議論が深められていったかを丁寧に説明していますよね。この最初の数段落はサーベイとして良くまとまっていると思いますので、是非ご一読ください。
もちろん、この見解には反論も提出されています。私の最初のエントリーで紹介したHaggard, Kang and Moon (1997)がそれです。ですが、Haggard, Kang and Moonの論文が世に出て10年以上、依然として彼らが異を唱えた見解は広く受け入れられていることはBooth自身が指摘しているわけで、彼らの反論が受け入れられなかったことは明らかです。Boothの論文はまだ発表されて3年ですので、この論文の影響を測るのは難しいですが、比較的似たKimura (2005, JEH)の論文(前のエントリーで紹介済み)と比べて、発表されたジャーナルの格が全く違います(主観的な感想をお許し願えれば、論文自体の説得力もKimura, 2005が遥かに上であると思います)。現時点で、門外漢がどちらを信じるべきかと考えた場合には、やはり学界の多数派であり、多くの一流ジャーナルにアクセプトされている「歴史修正主義者」側の見解を採るほうが客観的でフェアな選択であると思います。少なくとも、「自分の政治的な意見にとって都合のいい方だけを信じる」という、安易な選択よりは遥かに望ましいでしょう。
私自身もブログは持っていますが、この手の話を書くと、議論の内容ではなく、「自分の意見の味方であるか敵であるか」だけに注目して妙な感情論を投げてくる人が多いので、政治宗教プロ野球の話は原則として益田を使うことにしています。妙に興奮した感情論にいちいち答えるのは疲れますから。
また、この件で匿名で書くか実名か、またはペンネーム(id)を使うかが何か重要な違いをもたらす理由が良く分かりません。重要なのはプリンストンのKohliやイェールのReymonds、またはご紹介いただいたSOASのBoothが口をそろえて指摘する、「1950年以降の台湾と韓国の経済的成功は、少なくとも部分的には、日本の植民地政策の遺産に依っている」という見解が広く受け入れられている、ということを信じるかどうかであって、私の個人的見解は披瀝してもいませんし、信じてほしいとも思っていません。
若干突き放した書き方をしますと、あそこまで書いても、中身も読まずに「検討に値しない」とか言ってしまう人は、私が想定する読み手ではないのです。(こういう放言が出来るのも増田のメリットと言えるかもしれませんね。)
今週の週刊モーニング掲載のエンゼルバンクで特許ネタがあった。
特許取得が目的でない学術研究だって先行技術をサーベイする上で特許は重要な情報源だし、特許取得も視野に入れているのであれば少なくとも日本の特許とUSP、PCTぐらいは絶対に調査している。
だってスクラッチから研究するより、世の中に公表されている先行技術を調査してそこから研究を始めるほうが、お金も時間もずっと節約できるからね。
特許庁(含む外郭団体)提供のデータベースは無料だしそれなりに便利で十分すぎるくらい。Fタームの整備なんかかなりコストかけてるし、日本政府は特許に関してはちゃんと仕事していると思う。
http://anond.hatelabo.jp/20090914132607 の増田です。
こんな話きいても面白いと思ってくれる人いるわけねーだろ、みたいなテーマで調べものをしてます(本業はというと不景気で自席待機中、次の派遣先は決まらないかもしれない)。自分が首になって家内ともども路頭に迷うかもしれないのに、不思議と危機感がなくて。
CiNii のサイトにいくと、とある学会誌の創刊号から何年かが全部無料公開されてて、創刊号にはなんと当時の科学技術庁長官、中曽根康弘氏が祝辞を寄せてるわけです(さてどこの雑誌でしょう)。とある単語をさがしてその検索のきかない pdf を延々延々「目 grep」してます。で、二段組みなので狭い画面で見ると
と2passかかる。疲れ目がひどくてブルーベリーのサプリがありがたい。
あと JIS の規格票とかも検索するのですがこの検索がまた動きが微妙なんだ。
資料の探索範囲はストーリーが見えてくるに従って広がっているのですが、なんか自分の知識には主に理論面であちこち欠落があって、定番的教科書に何が書いてあるのか知らないままやっているもので、あちこち致命的ではないもののぼろが見えてきて、それを全部繕ってるといつまでも終わりそうになくて、しょうがないから切り捨てたりごまかしたりして、まあ本に書いてないような新事実もちょっとだけ確認はしたものの。
結局やってることはといえば、安楽椅子、もしくはマトリックス内歴史家で、pdf になってないものにはほとんど手が届いてない。
要するに、キーパーソンにアポとるのが怖いんです。勉強不足を pgr れて瞬殺されるのが怖いんです。自分が持って行った新事実を喜ぶどころか不機嫌な顔で、おまえうざい、って言われてすべてが終わりになる恐怖がいつまでも去りません。円満退社したとはいえ古巣の元上司に「いまは職を転々としながらこんな金にならないことにまで手を出してます」と自己紹介するのもこわいし、要するにすべてが怖いです。
私ごときが全てを知ろうなんておこがましいんですが、何の権利があって、自分の先生でもない人に質問をするのか、その根拠が見えません。
まあ恥を晒し大失敗するしかないんだろうけど。
学問を極めようと思って学士から再入学する例は昔からちょくちょくあるよね(例えば立花隆は理系志望→色弱で諦め→T大仏文→文春→T大哲学→文春から仕事をもらいつつフリーに)
あと広く浅い学問を修める気ならアルバイトでも派遣でも雇用形態自体は構わないけれどもいちど「ちゃんとした(何かのスキルと金のある事業との縁のつく)仕事」をどっかでやっといたほうがいいと思う(問題は不景気のせいでアルバイトどころか正社員でもちゃんとした仕事が少ないこと)
あと理系なら応用数学と統計、文系なら哲学と語学はちゃんとやっとけってのと、論文のサーベイは学部のうちにできるようになっとくとハッピーになれると思う
夏休みで暇なので、大凸の中の人からいろいろ誤解の多すぎるブクマコメントに全レスをつけてみる(メモっぽいものを除く)。本社の研究部門所属です。会社内では、本文記事自体は調査がまだ甘くて低レベルだという扱いでした。
DNPも凸版もパッケージ印刷を何十年もやっています。DNPは缶やペットボトルが得意。凸版は紙器加工やビール瓶向けが得意という印象。どっちも全部できるけどね。どちらもパッケージ製作ラインだけでなく充填ラインも持ってて、DNPはコカコーラ社とべったりで、だいぶ前に製造子会社は工場ごと買収したため日本向けのはかなり作っているのです。お茶の「一」はそこそこヒットしたりもしたけどもう消えたね。IR報告を見るといいよ。
id:C_L 大凸は結構前から多角経営で印刷以外の事業が大きいからほかの印刷屋さんから印刷屋さんじゃないとみなされているけど。業界分析とかも大凸含めて考えるとおかしくなるので省いてほしい
この人はDTP系のWebsite持ってる詳しい人なので、私もそう思います、という反応しかできません。
id:zm_nouveau 近くの凸版工場は人もずいぶん減ったし、機械もあまり動いてないみたい。凸版の下請けやっていたとこはほとんど潰れた。下請け回すほど仕事がないから。
凸版は普通の印刷部門の半数は広告関係。景気の影響を受けやすい。しかも凸版はDNPと違って拠点が集中していないためリストラ余地が大きいといったところ。
id:ryoubi *コメント デジタル化が進んで衰退が必至な印刷業界の今後の大まかな事業展開。他分野に生かせる技術はあるから既に多角化しているだろう。後で調べるかも
入社案内とか取り寄せるとサーベイは簡単ですよ。Webの求人情報でもいいけど。
id:nanoha3 インクジェット系の印刷で最近面白かったのが服の生地への印刷。 最近何かと印刷業者を使うことが多いけど、確かに一般人にはあまり印刷技術の違いは見えない。選択出来る紙の種類が150種類以上あるとか楽しいけど。
布への印刷はEPSONですね。広丘へ見学に行くとくれます。印刷技術も幅広いのでなんともいえません。紙は150種どころじゃなくあります。直接紙を持ち込めばどんなものでも使えますよ。カタログなんかを見せて営業に頼んでも大丈夫。印刷技術の違いどころか印刷で作ってることすらばれてないものも多々あったり。
何で大手マスコミってすぐ権力利用とか工作とかに走るんでしょうね。やっぱり競争原理を一切働かせてない腐った業界だからですかね。
id:atawi 出版, 印刷, ビジネス 昨今の社内プリプレスは赤字垂れ流し部署だと思うけどなぁ。ワンストップは魅力だけど、それだけの体力と需要があるかどうか。
実は社内プリプレス部門は効率化が進みすぎて利益率20%とかになってたりする……。もう材料消費とかもあまりないし設備も安くなってるし昔ほど人も要らないし。少量多品種になってるから印刷は大変だけどプリプレスの仕事量は減ってなかったんだよね。ちょっと今年は稼働率がやばいみたいだけど。まあでも全部合わせても百億円単位程度なので両者の事業規模からしたら誤差。
どっちもまだ依存心理が残りすぎてるのが営業への課題らしいですよ。御用聞きと雑用しかできない営業がいっぱい生き残ってますからね!
技術の正当な応用です。
id:MATO 読み物 小さいところの印刷会社は、例えばデザインから看板の施工まで全部うちでやれます!的な営業が多いかも。
大凸もそういう囲い込みをずっとしてますが大会社しか狙ってないから目立たないだけですね。
id:kirishima2813 ビジネス, メディア, 経営, 読み物, 出版 結局、インターネットの普及で「紙媒体」の需要が激減なのは仕方ない。ただ記録的資料は、保存においてはデジタル媒体よりも優れている。「エコ」の流れとはいえ、刊行物の需要が落ちるとは思わないが、必死だな。
えーとしらけ世代の老害か中学生でしょうか。必死なほうがいろいろ出てきて面白いですよ。
id:filemente 出版, ビジネス, 経営 紙媒体が衰退している。全くゼロになることも無いだろうが/紙媒体は記録性、携帯性において優位/ホワイトボードやWebスケジューラの最大の的は手帳とペンだ。当面逆転は無さそうだ。
まあそうですが手帳やペンは文房具屋の領域かも。
id:hidematu book, business, publishing, media 雑誌とネットはイスとケーキくらい違う。
大凸は基本的に雑誌の内容を作っていたわけではないので。
id:ken_c_lo publishing, media, platform DNPも凸版も情報産業の本質を根本から考え抜いて動いてる感じ。こういう企業がITやメディアじゃなくて大手印刷から出てくるっていうのは、何だか日本っぽいかもしれない。
不思議ですよね。
id:yo4ma3 business, 経営, 印刷 "印刷業界は、景気の影響を受けにくい業種だと考えられていた。" ⇒ いまは相当値下げ圧力が強くなってるのも確か。発注側の目も厳しくなってる
ええ、近ごろは発注側要求が厳しすぎです。価格だけでなく品質も。「景気の影響を受けにくい」は記事が嘘だと思いますね。基本的に日本の成長率とほぼ同一の成長率で来てますから。バブル崩壊の影響がたまたま出版ブームや技術革新(DTPとか)で相対的に少なかっただけ。
id:zakkie ビジネス 記事の内容は業界にとって十年以上のトレンドだし、技術屋から見れば強みを生かしたまっとうな事業が成功しているわけだが、「あまりなじみがない」人からは「不穏な動きを繰り返す」ように見えるんだ。なんか新鮮。
まったくです。
id:mk16 ビジネス, メディア, book, business, 社会, 経営, 経済, media, publishing, 出版 印刷技術だけでマザーボード作れたら、世界制覇できる。
凸版もDNPもプリント基板のシェアは日本トップクラスですよ。LSI部分は作ってないけど。どちらもプリンティングエレクトロニクスは当然手を出してます。フォトマスクや液晶カラーフィルタなら両者合わせて世界の2/3は押さえているし。
id:mayoneez 出版, ビジネス, 経済 『約99%が従業員300人以下の規模』300人ってかなり多いんじゃ……
一般に用いられる大企業と中小企業の分類法をそのまま使っただけでしょう。
いまがんばってるよ!でもインクジェットより普通の印刷のほうが本気で桁違いに効率が違うから(4桁くらいかな?世間の人は輪転機の速度をなめてる節があるね)電池やELは印刷法で作るでしょうね。この前DNPがグラビアでOEL作ってたじゃない。ちなみに人工細胞はまだだけど細胞構造ならもう大学研究室レベルで存在します。
id:kobeni_08 印刷, メディア 紙媒体は必要最低限になる、という事態そのものをどう考えているんだろう?印刷業会は。
雑誌とか本とかの紙媒体以外にも印刷っていろいろあるし。考えてるからエレクトロニクスとかに手を出してるんですよね。あと記事にないけどバイオ系とかもかなり。
id:julajp 印刷から、もう一度塗装の側に立ち戻ってみつめなおしたらまだまだできる事やニーズの掘り出し見出せたりしないのだろうか。
塗装と印刷はちょっと別物なんだけど、コート加工技術には強いので、フィルム系の加工とかインクリボンとか液晶のフロントガラス部とか太陽電池バックシートとか壁紙とか応用製品はものすごくいろいろやってるよ。
輪転機で表面加工やコーティングができるってのはあまり想像されていない節があるね。
結論:
http://www.dnp.co.jp/about/dnp_info02.html
とか
http://www.dnp.co.jp/works/index.html
とか
とか
http://www.toppan.co.jp/corporateinfo/fields/
あたりを見てみるといいんじゃないかなー。多角化が進んで、もはや何だこいつら状態になってると思うよ。景気が良いころは2010年ころに正式社名をDNPやTOPPANに変える計画もあったみたいだけど今はどうなっているんだろう。
何かしら研究しているが、どう考えても修士レベルの研究ではなく、卒論レベルの研究の気がして仕方がない。
だって、やったことは、「人手でやると時間がかかって仕方がない事を自動である程度できるようにするために、ある公式とか理論を適用してみました」レベル。
(※情報系・もう少し言うと音声言語情報処理あたりの話。かなりアバウトなのは、特定されたくない&未発表だから、ということで勘弁を。)
もちろん、この先も研究を進める予定だし、そもそもテーマ決まったのは今年に入ってから。(それまでは卒論内容を学会で発表したり、論文サーベイとか、テーマ相談とか…)
教員がおっしゃるには「(君と同じ分野で頑張ってる研究者たちとの議論の上では)その研究は良く考えてみると誰もやったこと無いねー」ということらしいので、新規性はあると思う。
また、「卒論の内容があった上で」の話なので、卒論との合わせ技で考えれば、卒論プラスアルファくらいのレベルにはなると思う。
けれど、同期の研究を見てみると、やたら難しい内容をやっているから、レベルも高いものをやっているように思われる。(「隣の芝生」補正もある?)
それを見てから自分の研究を見てみると、研究内容が内容だから、凄く薄っぺらい研究に感じる。
酷い内容であっても凄そうに見せられるプレゼン技術があればいいけれど、そんなもの無いし。
内容自体は(少なくとも僕は)薄っぺらい研究に見えてしまう。
それだから、研究内容を発表しようにも自信を持って発表できないんだよね。
「ポスターだけ貼ってとっとと逃げてしまう」のは良くないんだけれど、誰も聴きに来なさそうなら、居ても居なくても変わらない気がする。
http://anond.hatelabo.jp/20090519230327
それを何となく助教に伝えて科研費用資料を作る。この過程で助教の精神が崩壊する。資料は抽象的でなんとなくそれっぽい絵とどこかで見たようなアルゴリズムにそれっぽい名前が付いてるだけの資料になる。本音をいうと「初音ミクを作る」と言われる方が楽だ。「教授がシステム全体を説明できない、今までにない新規性溢れる研究」を始めると、論文が通るとか以前にそもそも誰も修士すら取れない。
その資料でも何故か科研費は通る。「おもしろいですね」っていう展開になり、他の予算が付くことも。
決まってしまったので研究をしないといけないので、とりあえずD1とかM1に投げられる。分野ぐらいしか分からないのでいろいろサーベイしてみる。もちろん、サーベイ論文とか書ける以前のサーベイになる。(問題点って特にないよね、とか、教授の言ってるのはこれで実現されてるよね、とか)
研究が始まると、政治的なパワーバランスなどの都合により、今までのサーベイはゴミ箱に行くことに。「でも、英語読めるんだから簡単にできるはず」等と言われる。音声処理の研究だったはずがサーバの性能向上になったのに。(極端だけど研究分野変更はザラ。あまり大きな問題はない)
助教はまた初めと同じように教授とメールのやりとりをする。日を跨ぐと違うことを言うので出来るだけ素早くパワポの資料にしてメールする。なかなかまとまらないが、D1とM1はB4の卒論テーマを決める。何を作るかわからないが、とりあえず実装とか評価の妄想だけして日程表を作る。B4も卒論の目次を作る。
放っておくと壮大なシステム、壮大なアルゴリズム、壮大な社会的効果、テーマのバグ、労力の割に実現性に乏しいような話がブチ上がってくるので必死で止める。
(テーマのバグは実現するだけでベンチャーが大成功しそうな無茶な物のこと。例えば人間が何を考えているかを正確に把握して、それらからその人間が本当に欲しがってるものを広告表示するのとか。PCと脳が直結できないのを理解できてない)
助教はこの段階で死にそうになってる。一応存在する研究会の締め切りが迫ってくると当然毎日徹夜して論文を作成していくわけだが、なんど書き直しても「つまらない」「ここはこういうつもりじゃなかった」「字にすると面白そうに見えないから(システムの)名前考えて」「(仮の)評価が気にくわないから想定環境が~」「やっぱこうの方がいい」「昨日いいこと思いついた」等の必殺技に返り討ちにされる。評価をB4の学生に取って貰ってるときはメシをおごりながらまた再実験してもらう。論文の締め切りはもちろん守られない。その分のしわ寄せは、単に延期になる。
秋も終わってそろそろ冬になると、卒論や修論やD論がしっかりできあがって・・・いない。絶対。時間だけが無情にも過ぎるが未だに研究の方向性が定まらない。分からないところは逐一聞きながら実装する。運が悪いと何故聞かなかったと言われる。
年明けのX論提出期限ギリギリ。間に合わないことが確定的になってから評価をとりあえず削ってみる。最初からそれは無理と言い続けた評価軸を削るが教授は不満顔。最初からそんなことは無理ですよと毎度毎度言い続けているが変わらない。評価はアンケートでもいいとか言い出す。それで前も留年者を出しただろうに。やっぱり研究テーマがいまいちとかこの期に及んで言い出す。助教は必死で学生の面倒を見る。ていうか論文書いてたりする。みんな死にそうな顔をしているが激太りもしている。
卒論・修論・D論を出して糞論文と言われる。世間一般的に評価内容にミスがあればファーストオーサのせいにされて(こいつが教授の名前借りて全部やったんだから、と思われている)つまらなければ担当教員が批判される。
終わった頃には人数が減っている。そして新入生がやってくるw
研究を行う際に、どれくらい自発的にものを考えて、研究を進めることができるのか。
で、その研究スキルを自分で判断するのに良い方法は、「自分が研究をやっていて苦労したこと」を考えてみるといいそうな。
さて、じゃあ俺は苦労した時にどうやって立ち向かったのだろう?
……あれ?
卒論だと、いろいろがむしゃらに試してみたけど失敗して、結局先生から助け船出して乗り越えてるぞ?
修論だと、先生から多くのアドバイスを貰いつつ色々サーベイしたりしながら先生と頻繁に相談したこと、先生に報告したことくらいしかないぞ?
(あとは、先生と一緒に研究の方向性を話し合ったりとか・・・)
…んー、これだと自発的に動いて無いように見えるのは気のせい?
…個人的には、かなり劣っているように思えるんだけど…。
志望する分野…というのはある程度決まってる。
(どうしてもこの分野じゃなきゃだめだ、というレベルではなく、)
とはいえ、まだ説明会とか行くことができていない。
M1で研究も忙しく、後輩の卒論も見なきゃいけないのでOB訪問とかもしてない…。
(しかも、後輩の研究が進んでなくてやばい状況なので、余計に面倒見なきゃいけない…)
けれど、修士になって研究テーマをがらっと変えてからは全く進まなくなった。
また1からのスタートになるから、関連論文のサーベイとか含めて最初からやり直し。
同じ時期に国際会議に出た同期は、卒論からの上積みで研究を進めているので
国際会議が終わった後からも全国大会や国際会議に論文出してる。
研究の面では、どう考えても俺は取り残されている。
果たしてこんなことで、修了できるのだろうか…。
話を就職活動に戻すが
アピールできる点は無い。
部活は、部長をやってきたが、俺が部長の時にはとある全国大会に出る際、書類審査で落ちた。
落ち込む部員を励ましつつ他の大会に出場することにして、チームとしては良い結果を出したが
そのとき俺はサポート役に徹していたので、リーダーは別の人間だった。
バイトでは、正社員の人からは「5年間続けているのに未だに最初の頃のひた向きさを忘れていない」とか
「いつも助かっている」とか言われているが
お金貰って仕事している以上、ひた向きに仕事をするのは当然の話。
けれど、未だに細かいミスをする。(問題になるようなミスではないが)
ミスしないように色々対策を練ってきたはずなのに、それでも少しでもミスをするのはバカ以外の何物でもない。
こんな状況で、どうやって就職活動を進めればいいんだろう。
内定なんて獲れる気がしない。
こんなことを考えている時点でもう負けているということは分かっているけれど…
どう考えても能力がなさすぎる。
修論は書きたくても今は書けねぇ…
だって、研究テーマがまだちゃんと決まってなくて、サーベイやったりまとめたりの繰り返し。
年明けには研究方針、提案法のアイデアなどをまとめてみたものを研究報告として発表する予定だが、
うまくいけばそれがそのまま修論のたたき台のたたき台になるかも。。
…ただ、口頭発表のスキルが低いので、うまくいく可能性は極めて低いのが現状。
(学部1年のころから、塾講師のような、人前でものを話すバイトをこなしてきたはずなのになー…。)
さらに、他人をやたら気にする性格なので、自分一人進んでいないのを恥じたり落ち込んだりへこんだりの昨年でした。
…ということで、修論以前のところでいろいろなものに悩まされてますわ…(汗
そちらも、修論完成目指して頑張ってください。
応援くらいしかできませんが…
http://anond.hatelabo.jp/20081216175704 の続き。
まだM1だから、修論書く必要はないけれど、早く進まないと後で取り返しのつかないことになる。
色々な手法を試して、実験して、失敗して。
失敗ばかりじゃ、前に進むんじゃなくて、常に横へ歩いてる気がする。
「過程が大事」という言い方はあるけれど、成功しなきゃ過程なんて何の意味もない。
「失敗によって、○○が駄目だということが分かった事も発見だ」という人もいるし、頭の上では理解できる。
だけど、失敗は失敗。成功しなきゃ何の意味もない。
だって、労せず結果が出て学会発表された論文と散々苦労してようやくできて発表された論文って、客観的評価で見たら、両方とも同じ価値なんだぜ?
だったら、ゴールに着くまでにやらかした失敗なんて何の価値にもならないじゃないか。
研究していないわけじゃない。少なくとも同期と同じくらいは研究している。
同期が飯食べてる、遊んでる、騒いでる。そんな時間でも研究してることを考えたら、おそらく同期以上は研究してる。
なのに…同期の研究はサクサク進むのに、俺だけ進まないのは何でなんだよ。
就職活動もしなきゃいけないのに、どうするんだよ…。
このままじゃ、「あなたの研究内容を説明してください」なんて言われたら何も答えられない。
…もう研究が嫌いになってしょうがない。
先行研究のサーベイが同期よりも遥かに多いんだが、本当に「自分の所属する研究室に、類似した研究が無い」だけなのか…?
研究が嫌いになってくる。
「絶対進学するなよ!」の元増田。
うん、これは、その通りだと思う。研究の立案能力、数学の力、論文を書く英語力、どれもまだまだ未熟だと思う。
研究能力と開発能力の最大の違いは、「新規性が必要かどうか」にあると思う。
研究では、自分の研究が「新規だ」と言わなければならない。研究で既存研究をサーベイするのは、比較して自分の研究が「新規だ」と説得する材料にするためだと思う。
開発では、新規かどうかより「売れるかどうか」の方が重要だ。開発で既存研究をサーベイするのは、既存技術の中で実際に使って製品を作れば「売れる」技術を見つけ出すためだと思う。
自分は、研究能力も開発能力も未熟だと思うが、「研究能力がそのまま企業で役立つ」かのような意見はとても分野依存だと思う。
研究と開発では、求められているものが土台から違う。
うーん。「何がしたいのか」は自分なりにもある程度理解できてはいるんですけど
「そのために何が問題か」、「何をどのように改良すればOKか」というところはまだどうすればいいかわからない…です。
とりあえず、今日メインの指導教員のところへ相談に行ってきました。
「他の指導教員は修論かけるか不安がっているようだけれど、僕はそんなに心配していない」という返答だったのが唯一の救いだったかな、と。
研究に関する話題で相談できる相手、アドバイスを求められる相手がメインの指導教員しかいない、
自分で「ゴールへ向かって前に進んでいる確証」を持って研究してると(少なくとも今は)思えない、
などのように、色々不利なところがあるけれど…やるしかないんですよね。
がんばれば、きっといつか結果が出るはずだから…。
と自分に言い聞かせながら、今は研究室で論文のサーベイとかやってます。
卒業研究のときは、なんだかんだ言って比較的楽に研究できたはずなのになー…
やっぱり悔しいのは変わらないや。
けど、返答ありがとうございました。
検索の仕方については研究室の先輩に聞いたほうがいいと思いますが、それと論文が出てくるかどうかは別。
たぶんいくらかサーベイをしてみてとりあえずは引かれてる論文などを見てみるのがよいのでは。
検索キーワードも同じ意味でいくつも引いてみたりすると意外な分野から見つかったりもします。そうするうちに検索ワードを何にすればよいかだんだんわかってきますし、検索範囲も広がります。
また、実験をする研究の場合に限りますが、実験をするうちにこういう分野でも考えている人はいるかもしれないと思えることがおそらく出てきますので、そちら方面をあたってみたりするとよいかもしれません。
私も最初は30年前の論文しか出てこずどうしたものかなーと思っていましたが、先生方はその研究が無駄かどうかというのは少なくともある程度見越していると思いますので、あまりにも見つからないなどという場合は先生にその思いをぶつけてみるとよいかもしれません(飲み会などで)。まぁ、私も先輩に言われましたが、とにかく数をあたるしかないのではないかなぁと思います。それも練習のひとつですしね。
>自分がいなくてもどこかで誰かがすでに同じことをやっているのではないか、きっとやっているんだろう、いるに違いない、
なんで?まずサーベイするでしょ?なんかこいつぁ気に入ったってのがあったら、
そいつの発展があるのかどうかしらべて(その論文を引用している論文を調べて)、
だんだん新しいのに行って2008年の論文にたどり着くから、今現在の発展はここまでか…
とあたりをつけられるじゃん。少なくとも、すでにやっているわけではないようだ、とはあたりをつけられる。
まぁ自分で発展させはじめて論文発表するころには「似たようなのが出てきやがったー!」
なんてことはたまにあるんだけど、そこはしょうがない。
たいてい、そいつのよりは俺の方が上だぜ、と言える所はある、っつーか作れるもんだけど。
似たようなものを誰かが作るんだから、俺がやらなくても…ってこと?
でも、優先順位3位とかを誰か作るだろう、と思って放ってたら、誰も作りやがらねーから、
あまりやる気がなかったけど、しょうがねーなー、って作ることもあるよね。