2024-10-24

増田Apple Vision Proサードインプレッション

何者にもなれないことを心に刻みつつ感想を述べる。

セカンドインプレッションanond:20240730201430

結局、外付けレンズを購入することにした。

もともとVision Proを使うにあたり、外付けレンズを購入するか、それともこれを機にコンタクトレンズにするかを悩んで、コンタクトにしてみたのだった。

しかし、いざコンタクトを使ってみると、眼が乾燥して、毎日使うのが非常につらかった。

日によってコンタクトを付けたり付けなかったりしていると「今日コンタクトをしていないかVision Proは使えない」みたいな制限が生まれしまう。

それが外付けレンズだと、めちゃくちゃ気軽にVision Proを使えるようになった。大満足している。

ついでに、なぜかアイトラッキングの精度も高くなった。

もとから日常的にコンタクトを使っている人でなければ、素直に外付けレンズを買ったほうがいい、というのが結論である

ノーズパッドも買ってみた。

https://booth.pm/ja/items/5910120

このノーズパッドは3Dプリンタで出力しただけの非常に粗雑なもので、鼻に当たる部分がかなり痛い。クッションが必要である

どこかのブログで見かけたやり方で、100均の靴擦れ防止ジェルシールを貼り付けてみたが、あまり効果はなかった。

いろいろ探してみたが、こういうシリコン製の外反母趾サポーターが良さそうである

https://www.monotaro.com/p/1906/4316/

ライトシールを外し、ノーズパッドで支える形はわりと安定していて、これが正解なのではないか、という気がしてくる。

めちゃくちゃデカくて重いメガネをかけているような感覚である

後継機では鼻で支える形になってもいいかもしれない。

少なくともライトシールは無くしていく方向でお願いしたい。

Sketchfabというサイトでは、かなりの量の3Dモデルを「USDZ」形式ダウンロードできる。

このUSDZ形式ピクサーが開発したとかで、Appleが推進しており、Safariで開くだけでAR的に展開できる。

これはvisionOS標準のクイックルックの機能なので何かのアプリなども必要ない。

部屋に置いておくと3Dフィギュアのようで楽しいのでオススメである

ただ、複数3Dモデルが重なると干渉して透明化してしまったりするのが残念である

意図的挙動なのだろうが、普通にクルージョンしてほしい。

これに限らずVision Proは総じて「やりたいことの80%くらいまでは出来るが完璧ではない」ということが多い。

Xbox Cloud GamingやPS Remote Playはやはりカクカクする。

回線速度は200〜300Mbpsくらいは出ているはずなのだが。

そもそもPS Remote Playは同一Wi-Fi内で使うならインターネットは経由しないのでは?

と思うのだが、なにか回線ルーター問題があるのか、Vision Pro側の問題なのかわからない。

Wi-Fiルーターの新調は検討したのだが、Vision ProはWi-Fi7はもちろん6Eにも対応してないんだよな。

Vision Proには、さまざまな映像ミラーリングしていくことが求められるので、Wi-Fi7への対応死活問題だ。

後継機に期待したい。

一部では「キラーアプリがない」などと言われているが、実のところキラーアプリなんて必要がない。

Vision Proの強みは、既存作業環境をそのまま空間に展開できることである

既存iOSアプリを平面のまま表示すればいいだけなのだ

まあ、そのiOSアプリVision Pro向けに配信されないのが本当に歯がゆいのだが…。

AppStoreでの配信時にチェックを一つ入れるだけなのに…。

それもまた残りの20%の不満の一つである

先日、AppleTV+で『Submerged(沈没へのカウントダウン)』というイマーシブ短編映画が公開された。

要するに8Kの180度VR動画だ。映像的にはなかなか面白かった。

だが8Kでも解像度が足りていないと感じる。

もちろん四角いウィンドウの中で普通3D映画として観れば十分なのだが。

やはり超解像化が必要になるか。

Metaの動向を観ていても、VR的なコンテンツを用意するために生成AIを利用する、というのは既定路線だろう。

visionOSへのApple Intelligenceの統合もまだまだ予定段階なのでなかなか難しいだろうが。

と、いろいろ書いてみたが、ファーストセカンドで書いたことを、ほとんど繰り返しているだけだな。

まだまだマニア向けのプロトタイプしかないので足りないところがあるのも当たり前である

価格」という最大の問題も残っている。

ただVision Proは完全に実用的な製品であり「買えば使える」ということは言える。

いくつかの不満も、順調にアップデートを重ねれば解消できるであろうことばかりである

60万円なんて出せないという方々(言うまでもないがそのほうがマトモである)も数年後を期待していてほしい。

記事への反応 -
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    • 何者にもなれない系増田ってなんなのあれ

    • 重くないって言うけど5時間も6時間もつけてたらキツイよ PCとして使うなら尚更 ヘッドホンですら3時間もつけてたらキツイからな

    • 10分くらいで飽きてそれっきりな感じ

      • 仕事でしか使えない感はあるよな。PCと同じ立ち位置なんで日常的にはタブレットでいいかとなる。

    • 逆に何者かになれるものって何だよ?

    • >(最近のメタが路線転換して恥も外聞もなくVision Proをパクっているのは良いことだと思う) これどういう理論で?ソフトウェアの方針の話?どちらも同じくらいの時期に発表されてた...

      • 最近のMeta Questのアップデートの話。 パススルーの改善とか、空間ビデオ対応とか、ウィンドウを自由に配置できるとか、トラベルモードとかね。 Questファンも「Vision Proを買わなくて済...

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