2020-09-22

多様性尊重一言で言うと "ポートフォリオの基本はindex投資"

多様性尊重」というスローガンは捨てた方が良い件|弁護士ほり|note

https://note.com/horishinb/n/n99e0a9e9d7a3

というエントリ

多様性尊重」というスローガンへの疑義が提出されている。

要するに「多様性尊重」ではなく「個人尊重」が重要だったのです。人間は一人一人違う存在なのですから個人というのは言うまでもなくもともと「多様」です。つまり個人尊重」は「多様な個人尊重」というのとイコールであり、わざわざ「多様性」という言葉を使わなくても、「個人尊重」と言えば良いだけだということなのです。

この意見に対して賛同する向きや自分の都合のいい解釈をする人たちが観測されるが、重要批判がなされていないのでしておこうと思う。

多様性英語ではダイバーシティ、を推進しよう大事にしようと言い出した/言っていたのは主にどんな主体だったか

記事の主張では憲法を引き合いに出して、個人権利大事なのだ、とそれ自体常識的な事を言っているが、

そもそも国家個人はそれ自身ダイバーシティ大事にしよう等とは思っていないし言っていない。

国民多様性を上げるために移民を導入したり日本語のわからない人口積極的に増やしたりするだろうか。

家族構成多様性を増やすために自分以外の子供も引き取ろうとしているだろうか。

Noである

ダイバーシティを取り入れる事を主張し始めたのは、主にアメリカヨーロッパ企業大学、あるいは官公庁などの組織である

これらの国では歴史的経緯によって国の構成員は多様化していたが、人種出身階級母語によって、そう言った組織での明らかな加入難易度待遇区別があった。

それには一定合理性は当初存在した。白人キリスト教徒黒人イスラム教徒よりも優位に裕福な家庭で生まれる率が高く、犯罪率も低く、よって有能な人材割合も高かった。

このあまり簡単理屈は、容易に各種の組織で広まり保存される。本来評価したいものとは全く別のもの評価しているにも関わらず、である

本来評価したいパフォーマンスとはなんなのか、という議論はかなり奥深いテーマであるが、国や社会構成要員がすでに多様化しているならば、組織顧客多様化している訳だから

組織人材ポートフォリオもそこに合わせて多様化するというのは、当然一つの選択肢である

ポートフォリオ目標値を設定すると、人種などの単純属性ソートだけでは選別できないので、もう少しマシな別の要素を評価に入れる必要がある。

それがそれらの組織ダイバーシティを求めた理由である

個人出世が適正にできるとか、入りたい組織に入れる、などという事は考慮されていない。

大切なのは服装多様性」という「性質」「状態」なのでしょうか。そうではないでしょう。

ゆえにこれはトンチンカンな例えと疑問である

ポートフォリオの出発点はindex投資だよね、という話において「性質」や「状態」こそが目的である

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