2020-06-04

2020年5月16日日記

BUSINESS INSIDER に 日本人職場の不満が大きいのに、なぜ会社を辞めないのか

という記事があり、まあ、予想通り、

「居続けるなら頑張ってほしい。やる気がないなら辞めてほしい。それが企業本音だろう。」

エンゲージメントが高いと、企業生産性が上がる。これを上げるポイントは、「ありのままの受容」と「目的の追求」だそうだ。

よってもって、経営層は、賃金上げずに、タダ(口先だけ)で、エンゲージメントを上げることができ、管理職を再教育すればいいっていう

初心者レベルの考えで活動している。まあ、これを提案しているコンサルとこれに乗っている経営者も2流レベルだと思う。

欧米比較して、日本けが賃金がまったく上がらない状況で、欧米のようにはいかないことがわからないんだね。残念な人たちだ。

高い報酬と将来給料が上がっていくという希望、または身近なロールモデルがいるという大前提があって、初めて、「ありのままの受容」と「目的の追求」という、次のステップ課題になる。アタリマエの経営常識だ。だからだんだんゆっくりと国全体が貧困化していくんだと思う。

はっきり教えてあげよう。「居続けて楽に高給ほしいなら社員給料上げて欲しい。上げる気がない経営者は辞めてほしい。それが社員本音。」

まあ、Iさんには、一生理解できないだろうな。もっとも、リストラしすぎて、もう元に戻れないので、理解できても手遅れ。

そういえば、私がやらされたリストラの進め方の後半を書いていなかった。

確か、人事が送ってきた、エクセルリストのことまで書いたと思う。

リストラのやり方で最悪、または、2流経営者がやることは、人員削減xx%という目標を掲げて、人だけを減らしてしまうやり方だ。

うそう、リストラを始める前に、人事から驚愕説明があった。

彼ら曰く。

彼らが調査した結果、

管理職給料は、日本企業の平均で、おかしな点はない。

・高給なのは40歳以上の、いわゆる係長クラス人達。この人達は、人数も多く、業界平均よりも高給だから、ここの年齢層の給料を下げる。

・よってもって、新人制度を導入する。

悔しいことに、当時は、この説明を信じてしまった。実は管理職給料の話は、大嘘業界的には、高給な方。

本来なら、まずは、管理職賃金カーブを下げて、社員に身を切る努力説明するべき。それが、1流の経営者の矜持だし、ディシプリン

もはや腐敗した官僚組織になってる。この件だけのことではないが、最終的に、人事は、人間のクズの集まりっていう、

私の友だちの口癖を否定できなくなってしまった。

で、当時の”各部の”目標は、人員の12%~15%を、組織外に出すこと。厳格には、辞めさせろとまでは言ってない。

まあ、人事も、人の道を外してます。恥ずかしくないのでしょうか?

しかも、対外的には、我社の人事制度は、若者に高給を(内緒だけど、その原資は高齢者給料下げて確保)与えられる

制度を導入したとリストラ隠しの花火講演会してた。ああ、恥ずかしい)を打ち上げていた。もしかして、2流の学生だと、

将来自分給料が下げられることなんて想像もできずに、すごいって思うのだろうか?

当時はそこまで深く考えてはいなかったが、リストラは、

その人の人生家族を壊すことになり、後味が悪いことこの上ない。できればやりたくない。

それに、自分家族に顔向けできないし、胸を張れないのが何よりも辛い。

そこで、私は、この人事の卑怯な口上に乗ることにした。

管理職を集めて、とにかく組織から出ていけばいいので、異動したがっている人の背中を蹴飛ばして、異動させろということにした。

当然、異動できる人の大多数は、40歳下の人たちで、人事の狙いとは違うが、泥をかぶらないように、条件を

曖昧にしているので、文句も言われないで済む。

努力甲斐あって、私の部では10人程度をリストラしないとならなかったが、10人全部が異動者として埋められたので

リストラせずに乗り切れた、あのとんでもない卑怯事件が起きるまでは。。。

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