2020-01-28

不倫の見えない未来とその結末

ただその子への感傷吐露するだけ。

周囲のこととか全部横において。

 

世間では東出が、唐田えりかがーと騒がれているが、一年前、30半ば既婚の身の上で20代のその子不倫関係に陥った。

 

初めは全く意識しておらず、ただの仲の良い子の一人でしかなかった。

ある時相手精神的に弱り、そこから立ち直る姿が健気で、

また少しずつキレイになっていく様を見て、ちょっと惹かれてしまった。

 

弱る前から仲はよく、グループで色々出かけていたが、ある時、立ち直りかけのその子恋愛相談で二人で飲みに行った事が、

互いを強く意識したきっかけだったのかもしれない。

 

互いに好みや趣味も合い、意識し始めた頃、飲み会でその子の祝い事がありお祝いをした。

飲み会の後、最後まで片付けで残っていた私とその子で帰ろうとした時、

せっかくなら二人でちょっと祝おうかと話して飲みに行ったのが、関係の始まりだった。

 

とはいえその日は深い関係はなく、海を見ながら互いに好きであることを告白しただけ。

どうすればいいのか朝まで話し、近くで見つけたちょっと洒落カフェで、

朝食を食べながら出した結論は、

結論先延ばしする」という事だった。

 

30半ばで不倫とかありきたりすぎるし、何より誰も幸せにならない。

周囲だけじゃなく、その子にとってもゴールの無い恋愛に踏み出すべきではないんじゃないか、と悩む私に、

「でも好きなんだよね?とりあえず今はその気持ち肯定してみてもいいんじゃ」

とその子が言ったポジティブ言葉は、

今考えると精一杯の無理をしていた。

 

なぜならその後、その子の本当の姿を目の当たりにしたから。

 

付き合い始めは私が悩む日々。

やっぱり傷つけるだけじゃないか

頑張って立ち直った傷を癒やすふりしてより大きな傷を付けるだけ。

それにやっぱりゴールがない。

「まあ将来のことは、進んだら考えよう!」とまたポジティブ言葉

 

奇しくも世間ではヒゲダンのPretenderが流行り、その歌詞不倫のもの

「つないだ手の向こうにエンドライン

その歌詞のように未来を引き延ばすその子言葉に、

少しずつ罪悪感は薄れていった。

 

そうなると私は周囲の誰もが認めるポジティブな人。

相手を引っ張り始める。

 

逆にそれまでポジティブ言葉をかけてくれたその子は、

別人のようにネガティブのものだった。

 

出会ってから今までずっと、そのこが無理をしていた事を知った。

常にニコニコと周囲の空気を読み、期待に応えようとする一方で、

その実自信が持てず、自分のやりたいことを隠し、そのストレスに苦悩する。

今までその本心を隠し続け、知った気になっていた、自分自身は何を見ていたのか。

 

それからの日々は幸せな一方、支える日々だった。

ふとした他人言葉に傷つき、誰かの涙に協調自分も悲しむ。

ポジティブな私には信じられないくらマイナスに振れる考え。

 

大丈夫だよ!

根拠のない言葉を言わないで

皆も同じ状況だから進めてみよ?

→そんなの分かってるし聞きたくない

すごい頑張ってるじゃん!

全然頑張れてない

こうすればどうかな?

簡単にできるみたいに言わないで

 

何を言っても全ての言葉地雷になり、何も言えない時もあった。

 

さて、数カ月たち、私がその子の心を知り、支えるようになった頃から、二人は身体を重ねるようになっていた。

初めはあった罪悪感や葛藤も、回を重ねれば薄れていく。

言葉だけでなく支えることでより互いに依存してく。

 

もちろんその子に支えられることも多かった。

その時はとても幸せ幸せ幸せ

何より共感力の高い彼女は、私がマイナスな時は、自分が辛くてもなぜか回復して支えようとしてくれる。

わず辛くなくてもその振りをして、彼女回復させたことも数回あった。

 

ぶつかることもあった。

感情があふれたその子を、数日支え続けたにも関わらず、

攻撃的な言葉をぶつけられ、私が怒ったり、

飲み会朝帰りされたり、

私も不機嫌だったのか、何かの言葉を流せずにケンカになった。

 

一番大きい衝突は、飲み屋でその子の話を聞いていたが、途中から私に仕事が入り、話を聞けなかった。

その対応をけなされ大きく衝突した。

 

でも幸せだった。

夜30分だけしかなくても、会うために、寄り添うために、その子の最寄り駅までいった。

支えるだけでなく支えられていたんだと今なら言える。

 

ただ、ふとした時にいつも感じていたのは好意の偏り。

連絡の頻度、話す言葉、ふとした態度やスケジュール優先順位

それらが私の好意の方が大きい事を感じさせた。

秘密関係ゆえに、その子が私の彼女ですと周知できない事も不安助長した。

 

でもきっと違ったんだろう。

の子は私よりきっとずっとずっとずっと不安だった。

私が家に帰れば不安妄想が頭をよぎり、

週末に会えない事が気持ちを蝕んだ。

未来提示がない恋愛は、すなわち身体だけの関係と何が違うのか。

きじゃなかったのではなく、好きになってはいけなかったんだと気づいた。

ネガティブにさせていたのは私だった。

 

それに気づいたのはその子が過ちを犯した後だった。

不倫関係故、その行為を過ちとは言えないかもしれない。

でも選んだ相手が間違っているのは確かだった。

 

私は残念ながらその行為に気づいてしまった。

嫉妬吐き気、それ故に自分自身に跳ね返る自己嫌悪

翌朝まだ半信半疑のまま現場にいき、

確定した後は、泣きじゃくるその子を責める自分を止められなかった。

どのツラ下げて責めるのか。

自分はその子も周囲も裏切り続けてたじゃないか

 

すがるその子に突きつけた最後言葉は、「お前が二人の全てを、思い出を捨てたんだ、お前が選んだんだ。」

違う、彼女はもう限界だっただけだ。

自分恋愛だと思っていたけど、

薄らぐ未来を気にしなくなってたけど、

彼女は、きっとそう思ってなかった。

 

だって彼女一言未来好意への不安を口にしなかった。

出会う前と同じように隠してたんだ。

  • 自分に酔った気持ち悪い文章だな… 不倫とか浮気するやつって その行為を美化しがち 「お前が二人の全てを、思い出を捨てたんだ、お前が選んだんだ。」 とかよく恥ずかしげもな...

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