2020-01-28

稽留流産の手術

3日前。

稽留流産と診断された。

胎嚢の中で赤ちゃんが溶け始めてしまっているから早めに外に出さないといけない、と説明された。

今後、悲しいけれど稽留流産になってしまった人に向けて、起こった出来事を記録しておく。

稽留流産赤ちゃんお腹の中で死んでしまっていて、自力で流れて出てきていない状況を言う。

赤ちゃん自力で出てくるまで待つお医者さんもいるけれど、わたしがかかったところは、以下のリスクがあるから手術をしたほうが良いとお勧めされた。

流産時は大量出血、かなりの腹痛になる場合が多い

・完全に出てこないと子宮の中で腐って母体に影響が出る

・手術できれいにしてしまったほうが次の妊娠へのステップに早く進める。

わたしは今回お腹の子が3人目だったので、上2人の世話もあるし、妊活妊活!という感じではなかった。

でも、上の子たち2人のお世話をしなきゃいけない中で突然大量出血&腹痛に見舞われるのも困ると思ったので手術を選択した。

✳︎費用:35000円くらい

✳︎約束事など。

・前日夜9時から飲食

・術後は半月ほど入用禁止

・来院する1時間前に処方された痛み止めを飲む。

ネイル禁止メイク禁止、術中は結婚指輪も外す

・術後はタクシーか誰かにお迎えに来てもらう。徒歩、電車バスで1人で帰るの禁止

・夜用ナプキン2〜3枚持ってく

・術後に飲みたい飲み物を予め準備する(気分が悪い場合が多いから、レモン水とか水とか、ポカリとか、飲みやすものにする。)

こんな感じで手術当日、喉乾いたなあと思いながら病院10時に到着した。

血圧測って手術の説明を受けて、前処置子宮口を広げる処置を受ける。

ここで私のミス発覚。

飲んでおいてねと言われた痛み止めの薬を飲み忘れてた…朝子どもたちをバタバタ園に連れてってたらすっかり忘れてしまった…みんな気をつけてね…これやらなかったせいで後でわたしは痛い目見ました…

先生から座薬から痛み止め入れるからいいよ、と言ってもらえる。

安心した、が、そうはいかなかった。

下着まで全部脱いで長いパジャマ着て足がパッカーンと開くあの産婦人科特有椅子に乗る。

パジャマ薄っぺらくて寒いからか、何枚も厚手のタオルをかけてもらえた。

処置の段階でもう点滴をするんだけど、私は昔っから血管が浮かび上がらない。

どんな看護師さんでも全然探せない。

(本当に毎回申し訳なか感じる…どうやったら血管って浮かび上がりやすくなるんだろう…)

で、今回もかなり手間取って、やっとのことで針が入った。

で、外で待機してたお医者さん登場。

処置スタート

時間は多分11時前くらい。

パッカーンとした状況で器具がグッと入った。

いつものエコーとかの比じゃない。

その何千倍も痛いし、無理やりグリグリゴリゴリねじまれた。

余りの痛さに2人出産経験あるはずなのに叫ぶ、冷や汗が出て体が痛さで身震いした。変な声も出た。

かすれ声で、「ま、ますい…ますいっ麻酔は…?」って聞いたら、

先生静脈麻酔は本処置の時に使うよー」と…

 

そ、そうなん…?みんなこんな痛いの我慢してるの…?我慢できるもんなの…?

と思いつつも痛すぎて勝手に体に力が入る。

看護師先生に「ああ、腹圧!腹圧かかっちゃうからお腹に力入れないで〜ゆっくり息吸って〜」となだめられる。

わたし涙目ゆっくり息する。

で、なんとか前処置終わり。

そのあとボルタリン入れてもらえて、微妙出血が始まってたから持ってきておいたナプキンつけてパンツ履いて、手術台みたいなとこでじっと安静。

終わった後と、看護師さんとお医者さんの会話が外から聞こえた。

先生「え?なに?座薬の痛み止め入れなかったの?」

看護師だってえー先生待たせてて悪いと思ったんですもん〜」

先生あはは、そりゃー痛いわけだよー痛そうだったもんねー」

…もう疲れ切っててなんも思わなかったけど。

わたしが痛み止め飲み忘れたのが悪いし。

でもせめて聞こえないとこで会話して欲しかった。

そこから2時間くらい手術台みたいなとこでじっと待たされた。

点滴されたままオルゴールが聞こえてたトロトロ半分寝落ち

あっという間に2時間たって、一応トイレにいくように言われ、点滴しながらトイレ

 

昨日の夜からなんも飲んでないけど、点滴だけで結構出るもんだなと驚く。

時間は多分13時くらい。

また戻って、手術台に寝そべる。

点滴のとこに安定剤?と説明された何かを入れられる。

針が刺さってるところが冷え冷えして、じんわり痺れて、痛くなってきた。

あー結構痛いですね…と呟いた、のまでは覚えてる。

次目を開けたら、看護師さんに全部終わったのでお着替えしてくださいねーと言われた。

あのあと静脈麻酔もしてあっという間に眠ってしまったらしい。

気がついたら、お腹にいたはずの子はもうどこにもいなかった。時間も15時になっていた。

そういう処置だって分かってたし、心積りもしてあったつもりだった。

でも、もうお腹に誰もいない、という状況になって初めて寂しさやら申し訳なさやらで涙が出た。

麻酔でふらふらになりながらお会計を済ませて、家に帰ってからは夫に子どもの世話を全て任せてしばらくお布団で寝てた。

起きて動くと目が回って気持ちが悪くて、吐きそうだ…というのがその日の夜20じくらいまで続いた。夜用ナプキンをずっとつけてるけどそれを、2〜3時間で交換したいくらいには出血が多い。

今、わたしお腹の中に誰もいない。

かいてくれたから愛おしく見えたわたし脂肪も、ただのわたし脂肪になってしまった。

寂しい。

またいつか、お腹に戻ってきてくれたらいいなと思う。

  • うんち💩

  • 自分が飲み薬忘れてたとはいえあんまり優しくない看護師と医者だねー。。読んだだけで痛そうだった。お疲れ様でした…。 これ書いてる時もまだヘロヘロなのでのでは?ゆっくり休ん...

  • お疲れ様です…。お大事になさってください。早く良くなりますように

  • なんだこいつ セックスして気持ちよくなれただけ幸せだってのに 悲しいので慰めてくださいみたいな態度すぎ KKOとかブスとかそもそもセックスする権利すらねーのに お前は胎児が消滅...

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