2018-08-03

東京医科大の話題と便乗フェミニストについて

今回の東京医科大だけど、女性社会進出をどう捉えているかが、ブクマから読み取れる。

自己実現手段を阻害されたと見るなら、人権侵害であり、

医療システムの護持というなら、必要悪だと言える。

これは医師に限らない。

女性社会進出自己実現目的にしたものか。それとも、社会労働力の確保なのか。

この議論が混在しているように思われる。

輪にかけて質が悪い主張として、「女の方が優秀」という自己の願望を投影した風説を流布しようとするのもいる。この議論上記の2つの混在と別物の、極めて低俗且つバカ丸出しの主張である。が、突っ込まれにくいのは、混乱に乗じて、批判分散されるからだ。バカに付き合う余裕がないだけであるが、あまり批判がない中でそうした主張を泳がせているうちに勝手に周囲はそれが事実だと勘違いし始める事を狙っているのだから、これは議論を深めたいからというより、扇動しようとしているのだ。

やたら、論文をあげて正当性を主張するが、読めばツッコミ満載だったりして、更にアホだとわかる辺り、どうにかならないものだろうか。 一般いう 優秀 というのは男女関係なくランダムだろうとお思うけどね。

閑話休題。この問題の元を辿れば、ブラック労働で成立する医療システムが源であろう。

詳しくはわからないが、医療システムも元を辿れば、その場しのぎの制度設計の上に成立したというのが関の山ではないだろうか。結果的に、男性医師がやってきたことができる女性医師以外は退場させられてしまう。

そこで、男性と同じ事を女性ができるかと考え直してもらいたいが、産休や育休を含めて見ると、全然無理な話だ。体力をつけるのはメチャ頑張ったらできるかも知れない、代理出産まで含めればできるかもだが、それは現実的でない。つまり、現行システムではどうしてもデメリットとして残る。

一方でその分男性も苦しむ。忙しすぎて家族に会えない。女の3倍働かされるとか、ブラックすぎるでしょ。とはいえ、この状況で最も大変なのは、やはり入学できなかった女性だし、従来の女性生き方に見切りをつける意識変革を求められる女性医師である

育休を男性にも義務付けるのはやりやすいだろう。しかし、社会通念的にも男性が育休を取らないのは見過ごされて来ており、現場としても現実的でないので、結局は男性医師既得権益受益者として強者に仕立て上げられ、女性医師弱者としてしわ寄せが来る。

それじゃ、もう少し、余裕のある働き方を実現する仕組みにすればと思う。定員増だ。でも、しない。人口減少するからというけど、本音歯医者のように、格差が広がって平均年収は下がる事を恐れてるからだろう。でも、最大の懸念は、破格の年収を得られる場所も出てきて、そこに優秀な人が移るから年収が良くない大学病院から更に人がいなくなるからではないだろうか。

この定員制限の発想って患者のことを考えてないなと思うし、このやり方が上級国民のやり方と批判されても仕方ないと正直思う。

なぜ、声を上げられないかというと、専門家集団なので、上司に見限られたら出世はできないし、技術も教われないままになるからであろう。

蔑ろにされて来た、プライベートの充実が並立できる仕組みの重要性を真剣に捉え直すと時代差し掛かっているのではないかと思う。

そのために、男性下駄は貸されていたのは事実としても、女性の方が優れてるとか、対立を煽る奴にはお前がA級戦犯だぞと言いたい。

もう一つ、専業主婦専業主夫をやりたい人の存在も忘れないでもらいたい。

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