2013-07-17

道半ばまで歩いてみて

http://anond.hatelabo.jp/20130716162838

長文注意。

私自身が大阪出身ということもあり、共感を覚えたので書いてみる。

彼より人生が十数年先行していることを除けば、概ね状況は似ているように感じたのだ。

まり、いわゆる元増田記述に昔の自分を見たので、私自身の回顧録的に勝手に文字を綴ってみるわけである

 

私は大阪府北部出身だが公立中学は荒れていて、ガラス割れる、校庭にバイクが乗り入れる、などイベントに事欠かなかった。

中学生当時の私はZやZZを全話みたり、イデオンについて語りたくてうずうずしてるような人間だったので、当然カースト下位だったし、またそれに応えてくれる人間クラスどころか学年にもひとりもいなかったので、流れ弾に当たらないよう目立たなくして学校に行っていたのを覚えている。

かろうじてゲーム(例えばDQFF)の話でクラス人間言葉を交わす程度だったように思う。

 

もちろん、いじめのようなことも多々あった。

思い出したくもないが、様々なモノがなくなったし、色々な心無い言葉が私に向けて飛んできた。

そのときの私は「どうせ中学までの付き合いだし無視すればいい」と考えて無反応を貫いた。

高校大学地元から遠いところに入学し、実際その通りになった。

 

ところが20歳の頃に中学同窓会が企画され、何故か私にも声がかかる。

幹事いわく、「四大に行った人は忙しいと思うけど参加してくれないかなぁ?」

詳しく聞いてみると、その公立中学クラス40名ほどのうち4年制大学に進学したのは私を含めたったの5名だった。

私を除いた全員が私立大学文系で、国公立理系だった私は一緒にされたくないなと思ったものだ。

 

意を決して同窓会に参加してみると、そこにいたのは高卒就職組がマジョリティの30人ばかりの集団で、その多くが当時流行っていたフリーターであり、無職も多かったように思う。

数少ない正社員になった者は同級生結婚して子持ちだったりして、「彼らはこの先どうやって生きていくつもりなんだろう」と若かりし私でも考えた。

また、女子は3割強が結婚しており、すでにバツイチがついているのもいたことに、まだ学生だった私は別世界を見た気がしたのが印象に残っている。

 

しかし、確かに別世界だとは思ったが、その世界もそんなに悪い気はしなかった。

彼らには彼らなりの幸せがあり毎日が充実していて、私に子ども写真とかを嬉しそうに見せてくる。

当時の私は研究室の選択とその先が見えずに悩んでいる状態であり、彼らと話して何とも言えないもやもやした思いを持った出来事だった。

 

さて、その後。

 

バブルが本格的にはじけ就職戦線が急速に学生不利になると、私には思うような就職先はなかった。

それでも一部上場企業に何とか滑り込み、色々な開発に約10年携わった。

今でもその時の製品がこの世の片隅で役立っていることがうれしいし、地元に残った人たちとは一味違った仕事ができたと思っている。

しかし、地元の彼らが20歳で得たような幸せをついに得ることはできなかった。

また、誰かの役に立っているという実感を得ることもできず、逆に仕事に疑問を覚えるようになってしまっていた。

そして、職を辞し、医療職へと転身することを決意する。

 

ちょうどその頃、30過ぎになって再び中学同窓会があった。

2回目の学生をしている私に対して、子ども小学生に育って悩みを話している人たちはもっと遠い存在に思えた。

もはや、そういう形の幸せ想像してみても実感がわかないものになっているように思えたのだ。

それよりも気になったのは参加人数が半分以下になっていることだ。今回の幹事によると消息がしれない人が多数いるらしい。

同窓会の席で聞いてみても、地元に残った人の間でもよくわからないのだそうだ。

消息不明の人たちに関しては、実家ごと引越したとか、関東方面に働きに出たとか、いろんな話が飛び交っていたが得体のしれないものばかりだった。

 

結局、私が15歳の時に同じ教室にいて、20歳ときに全く違う地平を見ていた人たちは、30歳を越えてもっとラバラになってしまった。

これには様々なことが絡んでいると思う。

例えば、私が育った街が戦後にできた郊外だったからかもしれない。

地元と言っても、地縁があったり血縁者が近くに住んでいたりするわけではなく、ただ「近くに住んでいた」に過ぎないからだ。

そしてそれは、そこに留まる強力な理由にはならかったのだと思う。

その他にも挙げていけば本当にきりがないし、きっと元増田とも環境全然違うだろう。

今回こんな文章を綴ったのは、環境が違うにも関わらず同じようなもやもや感があることが、とても気になったからだ。

 

私はこのもやもや感を今でも持っているし、もしかしたらさらに十数年経ってもこれを持て余しているのかもしれない。

でも、どこかの時点ではすっきりしたいとも思っている。そんな日がくるのかどうか全くわからないけれど。

記事への反応 -
  • ※追記あり 今日Facebookでたまたま中学の頃の同級生のページを見つけた。 当時のことを思い出しながら懐かしさ半分、好奇心半分で同級生のページを見ていった。 俺の中学校は大阪...

    • http://anond.hatelabo.jp/20130716162838 長文注意。 私自身が大阪出身ということもあり、共感を覚えたので書いてみる。 彼より人生が十数年先行していることを除けば、概ね状況は似ているよう...

    • その環境で身体的なイジメがなかったのなら幸せなほうじゃね DQNはなよなよした男が視界に入ってきただけでムカついて蹴りを入れたりすることがあるからなw

    • 地元に残ってる中学の友だちを一括りにそうやって下に見たりしる以上、 あなたは何をやっても成功しないだろう。

    • 君の行こうとしている道は修羅の道だよ。 その道が修羅でない人もいるけど、それはそもそも君の同級生みたいな人間と産まれてから死ぬまで一切接点を持たないような層の人達。 その...

      • 修羅の道を行く場合は幸福を自分の子供の世代に託せばいいんじゃないかな まあ下層でも託せるし、子供を作らなかったら意味無いけど

      • 私立絶対主義国以外で育った人たちも 割と平然とその辺りにいると思いますが それに気づいていないのか 一方的に見下しているのか

    • 俺はうらやましいけどな。 価値観を変えずに生きてけるってのは、そいつが強いってことなんだよ。 バキが最強を目指し続けられたのと同様に。 会社でもそうだろ。 職場の価値観に異...

    • 「あなたは何をやっても成功しないだろう」のような、呪い(のろい・まじない)の類いを掛ける時点で同じ穴の狢でしょうに。

    • http://anond.hatelabo.jp/20130716162838 俺も全く同じ思いを抱いてきたし、これからも抱いていくのだろう。 あのころは躍起になって地獄からの抜け出しを目指していた。 しかし今になってみ...

    • あさってなコメント書いてる人いるね、いいエントリだと思うんだけど。 増田みたいな極端な例だけじゃなく、地元から出るかどうかだけでも「人種が違ってきている」って思うこと...

      • おバカタレントと呼ばれて、クイズ番組なんかで思いも寄らない解答をするような人たちを笑いながら「バカだなー、ああはなりたくないなー」と思うけれど、そこに芽生える「でもあ...

      • 全面的に同意というか同じというか。 地元じゃ幸せに手に入らないと思ってたけど、実はそうじゃなかったという話なんだろうなぁと思う。地元から出るために大なり小なり行動して、...

    • みんな、つちにかえったらいっしょでしょ。 http://anond.hatelabo.jp/20130716162838

    • 概ね増田に共感。 中学でDQNと遭遇して、暴力やらカツアゲされて、 先生たちは、手のかかったDQNにこそ思い入れはあれ、 地味なカツアゲされた側には大した記憶も無い。 卒業生がや...

    • 増田って定期的にこの手の話が投下されて大量ブクマ付くけど そんなにもDQN世界から這い上がった人が多いんだろうか

    • 脈絡もなく思い出した話が、「世の中で成功する人は大抵、心の中に何らかのトラウマを抱えている」という話。逆は必ずしも真ならず、だが。

    • http://anond.hatelabo.jp/20130716162838 凄く親近感を感じる。 自分は中学のときプチいじめられっ子だった。スクールカースト上位が俺の近くを通りかかると、挨拶代わりに頭を叩かれていた。...

    • 上の世界に行っても、そこで選別が行われ、 勝って上の世界に行っても、また選別が行われ。 過酷な弱肉強食の「1割の世界」で確実な安定を望むなら、 親の権威や、資金や、人脈や、...

    • 30代、小中学生の頃はとある地方都市(政令指定都市)の中心部、転勤族や社宅族が多い地域のマンションに住んでいたが 小中の同級生の名前なんぞ一部の仲が良かった友人以外覚え...

    • 幸せの尺度って人によって違うと思うんだよね。 たしかに僕も、近くのラーメン屋とか地元の小さいコミュニティに大きな幸せは感じない。 でも、彼らにとっては大きな幸せなのかも...

    • 同じ大阪南部出身なので書く。 私の出身中学も、女性教師が蹴られて退職したり、後輩が強盗で逮捕されるようなところだった (もしかして同じ中学だったりして…) 勉強と読書が好...

    • 地元に残った人を「かわいそう」って見下す感覚、よくわからないな。 そんなに地元を離れた自分を肯定したいの?

    • 地元に残った人を「かわいそう」って見下す感覚、よくわからないな。 そんなに地元を離れた自分を肯定したいの?

    • なにが「可哀想」だ。押し付けがましいんだよ。 てめぇはそうやってただ優越感に浸りたいだけの糞野郎だ。透けて見えるんだよ。 何がはてな民の皆さんだ。その帰属意識も立派だよ。...

    • http://anond.hatelabo.jp/20130716162838 この元増田を読んでちょっと反論してみたくなったので反論してみる。 この元増田の気持ちとしては 中学時代ケンカに明け暮れ、自分を虐げてきたあい...

      • 俺も元増田みたいな境遇の出身で、少しだけ才能があったが上の世界では並以下という程度。 やりたいことをやりたくて、挫折や失敗を繰り返しつつ何とかそこそこの所にしがみついて...

    • この文章を見て何か引っかかるものがあったが、やっと思い出した。アンナ・カレーニナだ。また読みたくなった。

    • どうして揚げ足というか深読みしすぎというか、言いたい事を読み取ってる人が少ないのかな? 「羨ましいと思う反面、入りたくない世界」(本文では逆の言い方か?)が、まさか自...

      • ここにいる赤の他人には、お前の「言いたい事」とやらを「読み取って」やる義務も「受け止め」てやる義理もねえ、ってことは念頭に置いとけ 言いたい放題言われるのが嫌なら最初か...

      • だよね。 確かに見下す/見下さないの話がまったく関係ないかと言ったらそうではないんだけど 主題じゃない部分で揚げ足取りしてる人たちが多すぎて本当に驚く。 仕舞いには「お前...

      • 横。 まぁ、最初に持った印象を変えるのって難しいからね。 元増田記事を3/4まで読むと、同級生達への軽蔑&同情と「彼らより高いステージにいる自分」ってのが並べられてるから、 ...

    • そもそも学校ってザックリ言ってしまえば『より多くの金を稼げる人間を作る場所』で 『幸せな毎日を送れる人間を作る場所』じゃないよね。 つまりは、その先にあるのは『幸せ』とは...

    • マグダラで眠れ。

    • ところどころで「小さいコミュニティ」とか「可哀想」とか「知的な仕事」とか、 それはどうよって表現が端々に見られるけど、それを感じるのも増田の感性であってそれをそのまま書...

    • http://anond.hatelabo.jp/20130716162838 この記事を読んでちょっときになったので言っとく。 残念だがあなたはかつてのあなたと同じ道を歩んでいる。 あなたとDQN達は同じ教室にいたかも...

    • 賛否両論あるみたいだけど、なんかみんな"どっちか"なんだよな。 "DQN"ってここで言ってる人は、要するに中高を謳歌してた"リア充"のことだろ? それをただ僻んでるだけじゃん? んで...

    • 最初に書き込まれたときから面白いエントリだなと思ってちょっとずつトラバ追いかけてきたんだが なんで追記で「そういう話をしたいんじゃないですよ」と元増田本人が言っていて 更...

      • 元増田がどういう話をしたいかが問題なんじゃない。 俺たちがどういう話をしたいかが問題なんだ。

      • いつまでも「DQN(=リア充)を見下してる元増田がダメ人間、地獄に堕ちろ」って話が繰り返されてんの? 何度読んでもそれ以外に読み取れないんだけども、 優しく解説しれくれませ...

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