2013-06-05

30代男性婚活の実態について。

ジューン・ブライドの季節になった。

ネット情報を漁っても、30代男の婚活事情についての情報が案外少ないことが気になった。

私は33から婚活を始めて35歳で何とか無事婚約し、結婚した。

現在婚活に勤しむ男性諸氏(女性も?)に向けて、少しでもお役に立てる情報をお送りできれば幸いである。

最初大手結婚情報サービスに登録

30代始め頃になれば周りの友人達も次々に結婚し、自分結婚したくなる時期である

このまま生涯独身であり続けるのか?それは絶対に嫌だ。伴侶が欲しい。子供も欲しい。そう思い立ってまずは某大手結婚情報サービスの門を叩いた。

こういうところは何せ初めてだったので、特に他の業者と比較することも無くとりあえずそこに入会した。

ただ当時は、結婚情報サービスならぬ結婚相談所というところに対しては成婚料というものが何10万円もかかるというし、釣書お見合いというのがどうも古風に感じられて嫌厭していた。

そこの結婚情報サービスは入会金100,000円、月謝15,000円くらいだったと思う。基本ネットを使ってお申込みをし、双方OKであればあとは双方で連絡を取り合い、待ち合わせをして会う。

最初喫茶店とかでお茶しながら1時間ほど会話をする。馬が合えば次に続く。合わなければそのままフェードアウト

ちょっと待て、これじゃあ結婚情報サービスって独身女性を紹介してくれるだけじゃないか??私はすぐにこのサービスに疑問を持った。

しかしちょうどその頃、運良く出会えた3歳程年下のお相手と少しだけお付き合いできていた時期で、少しだけ浮ついていた。

しかしその女性も、1ヶ月ほどお食事~ドライブなどを繰り返す内にどうも性格的に合わないのが明らかとなり、最後は向こうからメールであっけなくお付き合いは終わった。屈辱だった。

程なくして私はその結婚情報サービスを退会した。

結論、結婚情報サービス結婚できる人なら、合コンや紹介でも十分相手を探せる、ということだ。

最後に私に残された選択肢はもう結婚相談所だけだった。

結婚相談所に入会し、本格的に婚活スタート

ネット結婚相談所を探し始めた。

初めてこういう世界真剣検索したが、日本はいくつか仲人連盟があって、その連盟に周りの相談所が登録しているという仕組みになっていた。

私は近所の連盟に問い合わせをし、紹介してもらった2件の相談所と数回の面談を重ね、最終的にここと決めた相談所に入会した。

そこの結婚相談所の料金体系は入会・登録に70,000円ほど、月会費6,000円、お見合い1件につき3,000円だった。これは比較的お安い方だそうだ。

しかし、成婚すれば最後に成婚料300,000円を支払う必要がある。痛い出費だが、結婚相談所お見合い成立後もお見合い日程の調整や、交際のお断りをする際の中立ちなど、結婚情報サービスにはないケアを一杯してくれる。

そこから考えればありえない金額では無いかもしれないが、100,000円くらいでも良いのではないかというのが正直な感想である

さて、お見合いの仕組みは、専用サイト上で年齢や出身地職業などの検索条件を入力し、条件に引っかかった女性の中から気になる人に申し込みをするというもの

ここで大事になるのは絶対的な第一印象となる自分写真だ。

今回はもう後には引けないので、20,000円ほどかけてプロ撮影してもらった。我ながら良い写真だと思えるほど良い写真だった。

結果、当初は面白いように向こうからお見合いのお申込みが来た。勿論私からも申し込みをしたが、申し込みをOKしてくれる確率は1割に満たないほどだろうか。

当然、容姿年収、居住地、年齢などの条件が良い男性には沢山のお申込みが入るらしいし、申し込みのOK確率も高いらしいが、私のように並の人間であればだいたいこのくらいの確率もあれば良い方らしい。

かくして私のお見合いライフスタートした。

当時のカレンダーを振り返ってみると、最後の相手を見つけるまで実に20名ほどの女性お見合いをしていた。

色んな人がいた。

一緒に食事をした時の代金を奢ってくれないからという理由でお断りされた。

何となく合わないという理由でお断りされた。

小さなことの積み重ねという曖昧な理由でお断りされた。

バツイチの気持ちが分からない人はダメという理由でお断りされた。

私の写真を見てどうしても会いたいと申し込んで来たのに、お見合い後にお断りされた。

良い感じで数回デートを重ねていたハズなのに、ある日突然連絡が途絶えたと思っていたらお断りされた。

反対に、私からお見合いの時に目を見て話さない人はお断りした。

コーヒーをご馳走してもお礼を言わない人はお断りした。

写真では綺麗だったのに会ってみたら歯並びがとてつもない人がいてお断りした。

飲み物を手で持たずにテーブルに置いたままストローで飲むような人はお断りした。

そんな日々を1年あまり過ごした。

多くの週末がお見合いや交際に費やされ、お金もそれなりにかかり、上記のような理不尽な理由で断られ、それはつらい日々だった。

早く良い相手に出会ってこんな世界をとっとと抜け出したい、そう考えていた。

数々のお見合いを重ねた末に

そうやって数々のお見合いを重ねた末に、今の妻にようやっと出会えた。

出会った当初は一切ピンと来るものは無かったが、交際を続ける内に段々とこういう人と結婚したいと思えるようになってきた。

今の妻に会って良い人だと思えたのも、私がそれまで20人ほどの女性お見合い経験を積んでいたからだと思う。

もし最初お見合いした人が今の妻だったとしたら、私はもしかしてお断りしていたかもしれない。

そう思えるくらい、数々のお見合い経験は私の女性を見る目を大きく変えてくれた。

かくして婚約し、結婚相談所に300,000円の成婚料を支払って無事私の婚活卒業を迎えたのである

総括

  • CMでよく見かける結婚情報サービス系は基本的に自分で動いて相手探しをしなくてはいけないので、奥手な人にはあまりおススメできない。
  • 結婚相談所相談所のおばちゃんとの相性が大切。かなりお世話になるので、人間的に合う人でないと継続するのがしんどくなる。実際、私ももうちょっとこだわって相談所を探せば良かったと思っている。
  • お見合い~交際は数が大切!断られるとどん底に叩きつけられるように落ち込むが、そういう時こそ相談所のおばちゃんに愚痴って発散し、婚活を続ける英気を養おう。実際、私も途中であまりにつらくて1ヶ月ほど休会したことがある。が、退会してしまうのが悔しくてまた頑張ろうと再起した。走るのに疲れたら歩けば良い。
  • よく「最初出会いビビッと」とか言うが、そんなの人それぞれだ。通常の恋愛とは違い、お見合いフラットな状態から加算形式で付き合いが深まる。焦らずにもしこの人と結婚したらどうなるだろうということをシミュレートしつつ、デートの際の会話から相手の色んな面を掴むと良い。実際、デートは毎回面接をしてるようなもので、かなり神経を使った。しかし、生涯のパートナーを見つける作業だ。ここは労を惜しまずに真剣にお相手と向き合って欲しい。

そうやって素敵な相手と出会えれば、必ずや結婚して本当に良かったと思える日々があなたを待っているであろう。

ご健闘をお祈りする。

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