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はてなキーワード: 小笠原流とは

2023-12-25

おそらく昔の時代にも作法存在していただろうけれど、各地域や各流派で差があったのではないか

しか現代だと単一の「正しい持ち方」が広く認知されている

伝統的な持ち方」が広まった歴史を調べるのは面白そうだ

『箸の文化史世界の箸・日本の箸』市内の大きい図書館に蔵書有

関連して以下の検索キーワード留意する

武士作法小笠原流寺子屋教科書(往来物)、明治時代作法

日記

2023-06-15

アメリカ弓道

久しぶりに弓道をしようと思って弓道グループに2つ行ってみて気づいたこと。同じようにアメリカ弓道を再開しようとしている人に伝えたい。

弓道には小笠原流とか日置流とかあるのはご存知のとおりだが、全日本弓道連盟がそれを取りまとめて日本では弓道の振興発展に努めている。

一方アメリカ弓道弓師柴田勘十郎氏の影響が強い。

柴田家の弓はそれまで天皇家に納めるほどよい弓を作っていたが、20代目(1921-2013)が作った弓はあまりにもひどかったようである

ソビエト捕虜となっていた時期があり、うまく伝承が行われなかったという話もある)

弓師組合文句を言うレベルであったが、全日から引導を渡された柴田氏は、どういう経緯かアメリカ渡り弓道を広めようとする。

このとき組んだのチベット僧侶のChögyam Trungpaである

https://www.lionsroar.com/kyudo-master-kanjuro-shibata-passes-away-at-boulder-dojo/

欧米認知されていたオイゲンヘリゲル氏の「弓と禅」の影響もあり、スピリチュアル・禅などといった本来弓道とは関係のないものとごっちゃになり、スピリチュアルブームに便乗してコロラドから全米に広がっていった。

そのため現在アメリカでの弓道ZenやSpiritualが前面に推されているものもあり、日本弓道の考え方(武道戦前の体育教育の一環)とは大きく異なるところである

ちなみに柴田氏の伝えたのは日置流尾州竹林派であり、現在名古屋の一部でしか残っていない様子。

三十三間堂の通し矢に向いた射法であり、これまた今の主流の日置流とは大きく異なる。

さら柴田氏がほぼ一人で全米に伝えようとしたため、現実的にはとても指導は行き届かず、アメリカで見られる日置流尾州竹林派と呼ぶのは同じ弓道家としては心苦しいぐらいのレベルのものである

自分最初見学した弓道グループもこのスピリチュアル系で、練習時間ときにいきなり両手の指を合わせて瞑想から始まった。

元々小笠原流自分は習ってきた、というと、参加するならこちらのやり方に合わせなければいけない、と強要してきた。

まともな指導もなく、もちろん日本はいなかった。

追ってアメリカに広まったのが全日本弓道連盟国際弓道連盟であり、アメリカの人たちは「Renmei style」とか「ANKF Kyudo」「INKF Kyudo」とか称していた。

2つ目に自分見学した弓道場もRenmei系の、全くもって日本と見間違うような道場であり、大人になってから日本に来て修練したと思われる六段練士・五段教士普通に複数おり、とても真っ当な射をしていた。

怪しげなスピリチュアルが入ってくることない。

何なら初段・弐段はビデオ審査もやっているようである

ぜひともAll NipponInternational Kyudo Federationには引き続き真っ当な弓道世界に広めてほしい。

これから弓道アメリカで始める人、日本で昔やっててアメリカで再開したい人には、ぜひRenmei系の弓道グループに顔を出していただきたい。



補足:弓道家でオイゲンヘリゲルの「弓と禅」を読んで全くピン来なかったのは自分だけではないはず。

どうやらオイゲン氏は3年ほど阿波研造から教わっただけで、勝手に禅の要素を加えてヨーロッパに広めてしまったようである

https://nichibun.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=736&item_no=1&attribute_id=18&file_no=1

ちゃん弓道をしているアメリカ人も怒り心頭である

https://www.amazon.com/review/R384AW62GE3A16?&linkCode=sl2&tag=independentme-20&linkId=4a2a7e30a34cd2ab5d0db5f8756e2e3c&language=en_US&ref_=as_li_ss_tl

補足2:まともな尾州竹林派。最初ほとんど押し開かないのは通し矢の影響か。

https://youtu.be/cObCu_cJBH4

https://www.youtube.com/watch?v=u4q4TD-gA7E

補足3:どうしてこうなった

https://www.youtube.com/watch?v=poV7y-U_Dpg

2023-02-08

anond:20230207225052

俺もそれが楽だから小笠原流の配膳みるとお盆持って180度まわしたくなる。

一応箸をいちど濡らしてから食べ始めたほうが舐り箸しなくていいっていう理由かもしれないが知らんがな。左にあっても濡らせるよ

右利きは右に高いものあるの邪魔なんじゃい。

2021-09-14

自民総裁選、岸田が凄い

当初11%以下だった自民党支持層の岸田支持率河野に肉薄して来ている。

政策が好感を得ているってのもあるとは思うが、どうやらプロを入れたらしいイメージ戦略が奏功してるのは間違いない。

SNS活用、インスタライブYoutubeライブでの非政治ジャンルカジュアルなQAから、こまめな政策発表も良い効果があると思うが

個人的には、細々としたところで感心させられる。例えば、岸田は演説の冒頭で、まず菅政権の実績に敬意を表して成果は成果として公正に評価しているということ。

他の候補者政党では、

河野ワクチン大臣としての業績はアピールするが、それを菅政権全体での成果としてはあまり触れない。あなたの成果は立派だが、それは政権あっての事ではないのか?と言いたくなる。

高市は特段菅政権を論う事もないが、かといって賞賛する様な事もない。そもそも後ろ盾安倍と二階菅は友好的な関係ではないので止む無いのかもしれないが、勿体ないことだ。

枝野は、常に口角に泡飛ばし批判をするばかりだ。経済政策すら発表しないお前らに何が出来たというんだ?という疑問が頭から離れる事がない。

こうなると岸田の、菅首相の実績を評価努力に賛辞を送りつつ、それでも自分はそれを超えて見せるという態度は頼もしく、好ましく、能力があるように見えてくる。

普段の振る舞いかメディアへの露出の仕方、演説方法言葉の選び方に至るまで、プロの目が入ってるんだろうなという事を感じさせる場面が多い。気付いても、気付かなくても、自然な形で岸田の印象はプラスになると思う。

アメリカ大統領選では、PRプロ指導アドバイスするのは当たり前の事なんだろうけど、今の岸田を見てその威力の大きさを改めて感じた。

古来、儒教にせよ、小笠原流にせよ、礼儀作法ってのが権力者の嗜みになっていたけれど、それにはそれだけの理由があるのだなと。所作一つで好印象が買えるならば、安いものということだ。

Tmr1984 儒教小笠原流を並列に並べてるところが引っかかった。多くの人が並列にしないものをわざわざ並列にする理由を考えている。

単に、あなた知識がないだけ。儒教ってのはかつては礼や楽をも代表するものだった。儒学者の礼が嫌いだった劉邦が、儒学者の冠を取って中に小便して返すような悪態をついていたというのは有名な話で

小笠原流にしても儒学にしても、人を礼儀型に嵌めることをやっている代表格だ。

2020-12-04

anond:20201204162824

あれは右頬と左頬に振り分けて食べるのが正式マナー

小笠原流で決まってる

2019-06-15

anond:20190614201712

お箸の持ち方なのだが出どころを探ったら道元が出てきた。つまり禅宗

仏教ルーツではあるけど中国から輸入されてきた教えでもあるから大元中国

そして教えが武士に伝わっているうちに茶道小笠原流かいろいろくっついて今のようになったとさ。

箸の文化中国韓国を始めベトナムミャンマーラオスなどなどアジア諸国へと伝わっていったんだけど、インドは受け入れられなかった模様。

あと中国韓国は同時にスプーン(匙)が定着したけど日本ではそこまで普及しなかったのも不思議なところ。

2012-06-25

温故知新とは思いたくない話

自分がやっている弓道は、人類が生み出した武器の原型の一つである弓を扱うこともあり、大昔からの積み重ねが生きている・・・と思っていた。

ところが調べてみると、いわゆる現代弓道は、それまでの諸流派のごった煮に過ぎないことを知った。


大雑把に言えば、日本で最も普及している正面の射法は、行射は本多流体配小笠原流が概ねベースになっているらしい。

勿論弓懸のチョイスや取り矢の有無、身のこなしを「初心者のうちはそれでも構わない」とされる容易なやり方で良しとしているといった、細かい違いはあるみたいだけど。


しか本多流日置流尾州竹林派の射法をベースに、明治年間に生み出されたもの。したがって、現代に至るまで最低でも数百年の人智が生きている他の流派に比べて、本当に体育学的・実用見地から理に適っているのか、素人考えながら非常に気になるところだ。

また体配小笠原男子作法を、女子にも適用する形になっていると聞く。そりゃ女の弓引きなんて昔は皆無だったから、女向けの弓の作法がそもそも存在しなかったという意味では仕方ないんだろうけど、作法としては不自然な気がする。


そういう事情を汲むに、とても「礼射と武射の融合」なんて高尚なものではなく、むしろいいとこ取りをしたつもりが中途半端意味不明な結果になっている、まさしくごった煮と形容せざるを得ないというか。

これは弓矢が昔ながらの竹製じゃないから味わいに欠けるとか、斜面の射法をやたら珍しがるとか以上に、根本的な問題ではないかと思う。


そして皆、意外にそのことを知らず「昔から伝統・・・」などと言っている。

本当にそれでいいのだろうか・・・

 
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