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2021-06-21

リニアトンネル工事大井川渇水させない方法は無い事は中学校で習

リニア南アルプストンネルによる大井川渇水に就いてJR東海は「水量減少を最小限にする」と述べ、それを鵜呑みにして「なるべく水が出ない工事をするんだな」と考えている人がいるが、このJRの言い分は出鱈目な嘘である。以下その理由を述べる。

フォッサマグナ西縁を通る

南アルプストンネルというと赤石山脈ばかりに注目が行くが、一番の問題点フォッサマグナの西縁を通る事だ。しかも大深度で。

中学地学で習ったフォッサマグナは大地溝で、本州を縦に切って断面を見ると西縁が静岡糸魚川、東縁が千葉柏崎U字溝の形をしていて、U字溝の中には富士山白根山浅間山八ヶ岳箱根などの新しい活火山が入っている。

なんでこんなものが出来たかというとプレーテクニクス日本海造盆運動関係していて、太平洋プレートがユーラシア北米プレートに巨大な力で押し付けられながら沈み込む際に日本列島になる部分が大陸から離れる方向、つまり太平洋プレートの方に動いて浮き上がってきた。

この一見おかし運動は長い靴下を側面から押えながら履く時に似ている。上辺が内側に巻き込まれるので靴下はくちゃくちゃになり上部付近の繊維は上に動く場面があるはずだ。

この辺は面白いので背弧海盆などで調べてみて欲しい。紅海カリフォルニア湾日本列島が親類関係にある事が判るはずだ。サンフランシスコの東のサクラメント平原は水に飲まれる前の日本海である

この為に本州に当たる部分は北米プレートユーラシアプレートにそれぞれ乗る部分で引き裂かれた。ここにフィリピン海プレートが押してきて無理やり裂かれた部分は押し付けられ、大量の火山が発生した。

L字の鉄鋼を山の部分でぶった切ってからプレスで思い切り押してアーチ形になった様なもんだ。押し付けられて真っ赤に溶けて盛り上がったのがフォッサマグナ火山帯だ。

こういう経緯なのでフォッサマグナU字溝内は活火山帯だがU字溝自体と周囲は断層と大破砕帯になっているのである

破砕帯と土木は相性が非常に悪い。

一つは崩れやすいからであり、特にトンネルでは地圧が高いのに崩落しやすいという最悪な状態になる。

もう一つは出水で、岩がガラガラ状態というのはそこに水を溜めているか流れているという事だ。井戸は砂礫層に到達すると水が出るのである。今回静岡県とJRの争点になっているのはこっちである

更に問題であるのは、普通の破砕帯は概ね水平に近い方向に伸びている事が多い。だがフォッサマグナでは垂直に伸びているのだ。

破砕帯=高圧の出水

さてここで水圧を計算してみよう。

南アルプストンネルが通過する赤石山脈標高は約3000m、東側坑口は550m、西坑口が800m。すると土被りは最大で2300mである

この時破砕帯がある場合、その水圧はどれだけになるか?答えは230気圧である。土被り1000mの箇所でも100気圧。こんな圧力に耐えられる中空構造物なんてあるはずが無い。工事だって出来るはずがない。

だがこれは間違いなのだ。この気圧は静水圧だ。ここで水を流すと岩の隙間から噴出してくる動圧になり、制御不可能数字では無くなるのである

この為に、高土被りの破砕帯での工事ではまずは水抜きのトンネルを掘りまくる。掘りまくって水量が安定したら平衡状態である。出てきた水はどんどん流して捨てる。そうしないと圧力が高くなるからだ。これ以外に工事方法は無い。「水抜きボーリング」で検索すると土木会社解説が沢山出てくる。

更に中空のトンネル躯体が耐えられる圧力ではないのだからこの水抜きトンネルはずっと稼働させて水を流しっぱなしにしなきゃならない。もし封じてしまったら水圧は静水圧となり100気圧超という鋼鉄の球体以外に耐えられない圧力になる。

この辺を誤解してコンクリの本坑トンネルだけ作ってコンクリの壁で水をとめるというイメージの人が多いが全然違う。意図的に大量の水抜きをしなきゃ工事も出来ず躯体の維持も出来ない。

そしてこの抜かれる水というのは大井川の水源で湧き出すはずだったものなのだ。この水はそのままなら重力に従い低い方の東側坑口、早川か導水路を作って甲府盆地にに放流されることになる。そしてこの両方とも富士川水系なのである

この辺について静岡新聞などは「大井川の地下を通るので地下水分布が変わり」と説明しているがこれも違うんじゃないか

そうじゃなくて大量の水抜きをするので周辺一帯の湧水は枯れるのである。それは工事の為に意図的にしなきゃならないものなのだ。それをJRはあたかも極力防止するよう努力するみたいな事を言っている。いい加減な騙しだ。

国土地理院地図で見える大井川の水源開発の歴史

静岡県が大井川水源問題に拘る理由地理院地図大井川周囲を眺めれば一目瞭然だ。https://maps.gsi.go.jp/

ダムが多数あるが、ある程度拡大すると水色の点線が沢山出てくる。これらはダム用の水路トンネルである山中を数十キロものとてつもない長大トンネルを掘り数段にも亘って水源利用をしているのが判るだろう。数もとんでもない数だ。

因みに農業用水や水道暗渠は描かれていない。水道農業用水もこれらのダムや水管路を元に組み立てているのだから水量が低下したら壊滅的なダメージがあるに決まっている。

因みに名産品のお茶品質にも影響が~って話もあるがそれは尻馬の出鱈目です。お茶丘陵地帯で水が引けず耕作ができない処で発展したのが特徴ですので。

前例が無いのに「大丈夫」と言っているJR

フォッサマグナを高土被りで掘削なんて前例がないのにJR湧水量の算定をしているが、それは過去大清水トンネル長崎トンネルなどの出水を参照している。この時点でインチキ臭いのだが、国民の方もその詭弁に気づいていない。

中学校の地学フォッサマグナの事を勉強したのに暗記だけして忘れちゃってるのだな。そういう勉強ちゃんと役に立つ時があるんだよ。日本に住んでて土木をしようと思ったらフォッサマグナ中央構造線は避けて通れない。

…というか避けて設計すべきものだ。

以前、長野県長野パスしないリニアルートとして諏訪周りのルート提唱した時、その平面図だけ見て平成の大八廻りとか言ってる人が沢山居たのだが、中央構造線フォッサマグナ西縁の交差点諏訪なのだ諏訪湖が陥没地形になっているのはその為なのだよ。

からトンネルに入る前に諏訪湖を地上で経由するかどうかは工事の難度どころか可否と水源問題多寡に直結する。

鉄オタ駄目すぎる

鉄オタは電車が好きなだけでこういう問題を考える事が出来ない。

ネットメディアでは説明するより馬鹿扇動した方がPVが上がるので「静岡県では”JRのぞみ静岡に停めない”等の憤懣も聞かれ」などのどうでもいい所をクローズアップして書く。すると鉄オタは「はやいのぞみごうのていしゃえきをふやすのか!」と見事に釣られてSNSで吹きあがり争点がなんだか判らなくなるんであるあほか。

沢山インタビューしたりネットから意見拾えば尻馬に乗ってどうでもいい憤懣を言う人は出る。取材しないネットメディアはそこだけをクローズアップして書くので釣られて幼稚な吹きあがりしてるのが争点だと思い込むのであるな。なんの為に義務教育終えたんだい?

結局トンネル出来ない可能

水源問題起こして難工事の末に開通させられるか?出来ないんじゃないかと思う。

ここは日本であって大地が安定したスイスなどとは違う。まだ動き続けてるプレートの境目にある若い火山帯であって、しかフォッサマグナ西縁は北米プレートユーラシアプレートの境目だ。更にフィリピン海プレートが角型の2分割列島を一本の弓型列島になるほどの力で押してる。

そこにトンネルを掘る?自分らの国土理解してるんですか?

水抜きで工事を進めても完工できない可能性が高いのでは。

2018-09-06

今こそ遷都

地震豪雨酷暑台風・・・今年、日本列島は、かつて無いほど立て続けに深刻な自然災害に見舞われている。

この危機的状況を踏まえ、日本国政府は200年ぶりの新天皇への譲位と、それに伴う改元、更には池袋大仏造立と、あらゆる霊力を尽くして災害への対策を進めている様だが、今般、北海道においても大地震が発生し、依然として自然災害の勢いが治まる様子は見られない。

もはや、我が国に残された手段は「遷都しかあるまい。

東京は、常に人口過密状態にあり、いつ何時、自然災害により壊滅し、甚大な被害が生じてもおかしくない状況下にある。

家康公の江戸開府以来、江戸=東京は、幾度となく壊滅しても不死鳥のように蘇った都市ではあるが、我々日本民族はかつての輝きを失いつつあり、次に都市が壊滅した時は、もはや没落するしかいであろう。よって、機運の高まっている今こそ、東京オリンピックを返上して遷都すべきなのだ

さて、遷都先については既に諸説あるが、私は是非「つくば」を推したい。

つくば市は、中心部台地状となっており、大きな河川も無く、水害に見舞われる可能性が非常に少ない。茨城県の地下には、フィリピン海プレート太平洋プレートが潜り込んでおり、比較的小規模な有感地震は多い方であるが、大規模な地震を起こすような活断層は見られず、地震に強い土地である。霊的にも、東に桜川青龍)、西に常磐道白虎)、南に牛久沼朱雀)、北に筑波山玄武)と、四神相応の地であることは言うまでもない。また、公務員宿舎跡や国立研究機関等、官庁街へと転用可能国有地が多く存在する。噂では、かつて東京の過密対策目的として、富士赤城那須筑波への遷都検討され、旧東京教育大学(筑波大学)も無理やり移転させられたが、なんだかんだあって規模が縮小されて研究学園都市となってしまった。その後、民主党政権下での決定によって一部で国有地転売が進められているが、即刻これを停止して、皇居国会議事堂中央官庁等のつくば移転実施すべきである

2017-06-16

南海トラフ海溝付近で「ゆっくり滑り」

http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/170616/cpc1706160300001-n1.htm

2017.6.16 03:00

 南海トラフ海溝付近でプレート(岩板)境界が徐々に動く「ゆっくり滑り」を海洋研究開発機構などの国際チームが初めて観測した。想定される巨大地震予測精度を向上させる重要な手掛かりになるという。16日付の米科学サイエンス掲載される。

 ゆっくり滑りはプレート境界が1日~数年かけてゆっくりずれる地殻変動。発生した場所では地震を起こすひずみが解消される一方、周囲の断層破壊を促して大地震の引き金になる可能性がある。

 南海トラフではフィリピン海プレートが陸側プレートの下に沈み込み、境界部にある断層マグニチュード(M)9・1の巨大地震が想定されている。ゆっくり滑りは断層の深部で発生が確認されていたが、海溝付近の浅い場所観測が難しく未解明だった。

 地球深部探査船ちきゅう」が紀伊半島沖の海溝付近を掘削し、チームが観測機器を設置。平成23~28年のデータと海底地震の記録を分析した。その結果、ゆっくり滑りが8~15カ月間隔で発生し、境界部に蓄積するひずみの30~55%を解放したことを突き止めた。

 海洋機構荒木英一郎主任技術研究員は「広域で観測を続けて南海トラフ全域での活動を解明し、防災につなげたい」と話す。

 
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