2021-07-11

陰鬱話題が多いし音系ガジェットの話しようぜ

コロナがどうのオリンピックがどうのと陰鬱になる時事しかいか面白おかしガジェットの話でもしようや。
テーマは俺が勝手に決める「音系ガジェット」な。

1980年代音楽シーンを作ったと言って良い音系ガジェット

なんでも世界の一部の音楽シーンじゃ日本1980年代シティポップが再注目されているらしく時代は巡るというか何というか何故今更そんなもんを思ってしまうわけだけど、この時代の音系ガジェットと言えば「Roland TR-808」は外せないでしょ。というかコイツ代表って言って良いレベルだ。

TR-808はいわゆるリズムマシンドラムマシンとか言われるドラムパーカッションサウンドエフェクトを設定した順番と間隔通りに鳴らす音系ガジェットで、発売はまさに1980年代スタートである1980年
それまでのリズムマシンプリセットパターン通りにしかドラムパーカッションサウンドエフェクトを鳴らせなかったのに、TR-808ユーザパターンをエディットすることが出来た革新的機能を有していた。

なんて語ってるとシンセサイザーオタクの語りかって怒られちゃうので、ここで話を面白くするためにTR-808をお前らは既に知っている」言葉を投げかけよう。
なにせTR-808は「ラムラブソング / 松谷祐子」で利用されているのだ!
誰でもわかるのはハンドクラップ(拍手)の音で2回目の「あんまりソワソワしないで(1分9秒あたり)」の部分の裏で鳴ってる「チャッチャ・チャッチャ」がTR-808

なんなら結構前に一斉を風靡したPPAP / ピコ太郎」でもTR-808は使われているんだけど、PPAPリズムである「ズチャズチャ(コーン)ズチャズチャ(コーン)」のコーンTR-808だ。

しかしたらお前らの中に「いや似たような音いっぱいアッチコッチで聴いたことあるんだが。みんなそこまで同じ機器使う?」と疑問持ったヤツが居るならお前はすごく耳が良い。
本当にアッチコッチで使われていて、TR-808使用楽曲リストアップするのは事実上不可能と言って良いほど普及しているのだ。
1980年代以降の音楽シーンは石を投げればTR-808に当たる、マジでそういうレベル(現在ではソフトウェアシンセサイザー化されているので実機を持ってなくとも利用可能)。

でも俺けっきょく楽器できないし

わかるわかる。
ピアノとかシンセキーボードとか弾けたらカッコイイなって思うけど、そんなサッと普通は弾けないじゃん?」と。
ピアノ教室通うったって月謝はかかるし時間はないし」と、その気持ちはスゲーわかる。

俺がちょっと聴いてみたいのはさ、音楽コンクールとか出たいの?
クラシック楽曲をチャラララァンみたいにやりたいの?いやそういう人も居るかも知れんけど大半はそうじゃなくね?
遊びで、息抜きで、暇なときに軽く弾いてみようみたいなもんじゃない?

そんな人向けに今は良いのがあるんですわ!その名も「Synthesia」だ!

WindowsMaciOSAndroid(Chrome OS)に対応リズムゲーム風鍵盤楽器練習アプリで、MIDI規格に対応した鍵盤ガジェットを使ってピアノ練習が出来ちまうもんなんだよ。
MIDI音源を読み込むことで自動的譜面作成し、右手だけ・左手だけ・両手練習、各パート自動繰り返し、降ってくるノーツオブジェクトスピードなどの調整も可能
QWERTYキーボードバーチャル鍵盤としても扱えてMIDI規格対応の鍵盤ガジェットを所持して無くたって良い。

ゲーム感覚でスキマ時間ピアノ練習しようぜ!タッチ表現とかフレーズがどうのとかが重要コンクールに出るつもり無いならSynthesiaで必要十分。

MIDIファイルネット上に転がってる。例えば二次創作に関してゆるい東方プロジェクトとか簡単に入手可能で、版権が厳しい曲も「ヤマハミュージックデーショップ」で合法的に買えるぞ。

ただもちろん鍵盤ガジェットプレイしたほうが演奏やすいのは確実で、これから俺もピアノ始めるんだぜ!って思うのならば鍵盤ガジェットを買うと良い。
ちなみに鍵盤数が49鍵以上のモデルが推奨で、25鍵盤とか32鍵とか37鍵盤を買ってしまうと鍵盤数が足りなくて残念な気持ちになるぞ。鍵盤数よくわからんならデカイのを無視して88鍵か61鍵モデルを買おう。

鍵盤ガジェットを買う

何も考えず書いてたら話の流れでSynthesiaの話になっちゃったので、エントリタイトルどおりにガジェットへ引き戻すぞ。
とは言ってもまるっきり変えるのも何だし関連する鍵盤ガジェットにしよう。

KORG microKEY Air-49

まず最初に挙げるとしたらコレだろというKORG microKEY Air-49。
鍵盤数は型番通りの49鍵。鍵盤サイズミニ鍵盤という少々小さめの鍵盤を採用していてコンパクトなのが特徴。
そして更にUSB有線接続(バスパワー駆動)の他にBluetooth無線接続(電池駆動)が可能ケーブルの煩わしさがない。
シンセ向けのホイールペダル用の接続端子もある。実売価格は13,000円前後

M-AUDIO Keystation 49 MK3

続いてKORG microKEY Air-49と比較されがちなM-AUDIO Keystation 49 MK3。
鍵盤数はこちらも49鍵で、KORG microKEY Air-49との違いが鍵盤サイズがフルサイズ鍵盤で実際のピアノと幅が同じで、シンセキーボードではありがちなセミウェイトと呼ばれる重さになっている。ただしその分デカイ。
KORG microKEY Air-49とは違ってBluetooth無線接続は出来ないがUSB有線接続ではもちろんバスパワー駆動する。ホイールペダル端子もあり実売価格10,000円前後KORGよりちょっと安いのが悩ましい。

Roland A500PRO-R 49

MIDIキーボードの弾き心地という話題では必ず出てくるRoland A500PRO-R 49。
先に実売価格を言っちゃう20,000円前後上記2モデルよりも高いが、確かに弾き心地は上記2モデルを上回っていて、しかも高機能だ。ここまで来るとオモチャじゃなくて音楽制作者向けになってくる。
鍵盤数は49鍵のセミウェイト・フルサイズ鍵盤。上記2モデル比較してシンセ向けのホイールジョイスティックとなっているほかにシンセの様々なパラメータ操作できるスイッチや回転ノブスライダー豊富に備えている。しかも、ドラムパーカッション向けのパッドボタンまで備えていて何でもアリだ。もちろんペダル端子もある。
唯一ないのはBluetooth無線接続機能のみって感じでUSB有線接続ではバスパワー駆動もする。シンセで音鳴らして遊ぶことや、何なら音楽制作視野に入れている、どうなるか分からんから最初から全部入りが欲しい人向けかな。

KORG B2

ホイールとかノブとかスライダーとかマジで煩わしい!俺はピアノを弾くんだ!」って人向けの電子ピアノの入門モデル
シンセ向け機能がほぼ無い代わりに鍵盤のタッチと内蔵音源の良さに振っているのが電子ピアノ系の鍵盤ガジェット
電子ピアノ基本的に鍵盤数が88鍵のピアノ(リアル)ウェイト・フルサイズ鍵盤を採用しており上記MIDIキーボードよりはピアノに近いタッチ感を得られる。USB有線接続可能だがバスパワー駆動しない。もちろんBluetooth無線接続もしない。
価格ちょっと躊躇し始める40,000円前後。その分筐体の作りは良いし所有感も優れる。

YAMAHA P-125

価格は50,000円前後だが電子ピアノ系ではコスパ高すぎと言われる 人気機種。ネット上の相談電子ピアノ選びに悩んでいたらコレ買っとけとか言われちゃうやつ。何ならよく売り切れる。
鍵盤数が電子ピアノでは定番の88鍵のピアノ(リアル)ウェイト・フルサイズ鍵盤で、KORG B2比較するならば独立したLINE OUTを備えているのがエライKORG B2ヘッドフォン端子と共有なのでサウンドミキサーを別途購入しないとヘッドフォンで聴きながらピアノサウンドを録音とかできない。
USB有線接続可能だがバスパワー駆動はしない。Bluetooth無線接続もしない。子供の頃にピアノ習ってたが復帰するみたいな人だと満足感高いんじゃなかろうか。

CASIO Privia PX-S3000

「違ぇ!そういうんじゃない!俺が求めてるのはもっとロックファンクヒップホップ電子ピアノだ!」って人向けの電子ピアノコイツを選出しているだけでピアノ経験者が怒り出しかねないくらいにホットだ!(CASIOリアルピアノを作ってないとかピアノ経験者が怒ってしまう色んな理由がある)
鍵盤数が88鍵のピアノ(リアル)ウェイト・フルサイズ鍵盤だが奥行きが同価格モデルよりも少なくコンパクトなのが特徴。更に同価格モデル比較すると収録されている音色数が700音色以上という他メーカーよりも10倍以上も収録されてる。端子類もメチャクチャ豊富LINE OUTSTEREOMONO独立していたりヘッドフォン端子を2基備えていたり、USB有線接続用のUSB-BのほかにUSBメモリ用のUSB-A端子が独立してあったりする。
USB有線接続ではバスパワー駆動はしないものBluetooth無線接続可能で、USB有線接続しなくてもSynthesiaで遊べちゃう上に、シンセ向けのホイールまで備えているので真面目なお堅い楽器メーカーとはひと味もふた味も違うぜCASIOは!
実売価格は8万円前後だが、この価格帯では同等の機能性を持った電子ピアノ存在しない。注意点として近々に後継機のCASIO Privia PX-S3100がリリース予定なので検討する場合は後継機の登場を待ったほうが良いだろう。


まぁこんな感じ?
いやぁ語った語った。やっぱりこういう話題があったほうが楽しいよね。

  • NIのMASCHINEかKORGのELECTRIBEを買いなさい まで読んだ

  • 楽器語れる増田もいるんだな

  • DTM初心者講座とか欲しい

  • KOMPLETE KONTROL A49を出さないとは・・・って一瞬思ったけど、趣味のピアノ演奏の範疇ならKOMPLETE KONTROL A49が出てこないのも納得はちょっと出来る Rolandがワークステーション寄りだけどココ...

  • 電力の種類とか気にしてそう

  • 電気グルーヴも小室哲哉もYMOもヤオヤだよな

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