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はてなキーワード: 学校法人とは

2009-10-29

http://anond.hatelabo.jp/20091023113517


創価大学就職先企業一覧

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* (株)エムビーシーサービス

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* 沖電気工業(株)

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* 近畿日本ツーリスト(株)

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2009-10-15

http://anond.hatelabo.jp/20091015210929

あのさ、第89条立法趣旨をどう考えてる? 「公の支配に属さない」組織への公金支出を禁じているのは、ドラテレの例を待つまでもなく、慈善や教育隠れ蓑に好き勝手する連中がいるからだろう。税金の使途については国民コントロールが働かなければならない。租税法律主義や予算国会承認と同じ、財政民主主義のあらわれだよ。法人設立時の許認可だけで十分なコントロールがあると言えるか? 事業内容に踏み込まなくていいのか?

認可取り消される前ならば、仮に当該NPO法人に公金を支出するような法令ができたとしても、最高裁違憲判決は出さないし出せないな。立法府裁量の範囲になる。当然だろう。

私学助成金の可否についてさえ最高裁まで争ったケースはないよね? なぜ「当然」と言える?

教育内容について考えるなんて憲法に書いてないからだが

なら学校法人格があれば良いとも書いてないな。

http://anond.hatelabo.jp/20091015205728

じゃあ「地球クラブラテレ」(NPO法人)。

学校法人として認可されてさえいれば「公の支配」に属していて、教育内容については考えなくてもいいことの説明を頼むよ。本論はそっちなんだから。

http://anond.hatelabo.jp/20091015201509

まあ許認可の下にいる学校法人って時点で支配に属してるに決まってるんだけど、

法人格と事業内容は別だろう。許認可を受ければ支配なら、エホバの証人宗教法人)に政府が資金援助するのも合憲になってしまう。学校法人というのは教育を主な事業内容とする法人という以上の意味をもたない。河合塾代ゼミ学校法人だ。「公の支配」を言うためには教育する内容についての統制がなければならない。これまでの私立学校への助成金をめぐる議論でも、教育指導要領の縛りがあるからという理屈が採られていたのはそのためだ。

相手は「勘違い」して「変な団体」に騙されるような馬鹿自分の主張は正しいに「決まっている」。そういう態度は敵を増やすだけだと思うぞ。id:clawの人を思い起こさせる。

http://anond.hatelabo.jp/20091015092254

朝鮮学校はきちんと登録された私立学校法人であり「公の支配に属する教育事業」だよ。

学校法人としての法人格をもっていれば「公の支配に属する」と言える根拠を知りたい。

学習指導要領にも従わないのに、日本国政府はどのように朝鮮学校を「支配」しているというの? 当の朝鮮韓国人たちは日本国政府の「支配」を受け入れているの?

http://anond.hatelabo.jp/20091015103724

各種学校」という観点よりも、「私立学校法人」という言葉を指摘しております。

私は、「各種学校」の話と、「学校法人」の話は、法の中で別問題として扱われていると認識しています。その点は、いかがでしょう?

もちろん、先の投稿についても、「私立学校法人」という表記でなく、「各種学校」という書かれていれば、納得できる内容ではあるのですが。

http://anond.hatelabo.jp/20091015092254

朝鮮学校はきちんと登録された私立学校法人であり「公の支配に属する教育事業」だよ。

違うよ。まとめサイトの方が参考になるかもしんないけど、 http://nukohiroba.blog32.fc2.com/blog-entry-1664.html

まず、(私立)「学校法人」ではないし、法人格を持っていない。

また、運営母体朝鮮総連自体が、任意団体(権利なき社団)であって法人格がない。

その上、「学校」(学校教育法第1条)ではなく、当事者が何を教えようと自由だし、公も介入できないから「公の支配に属する」とはいえない。

仮に、「学校」でなくとも「学校法人」が運営していて、一般に門戸を開いていて、学校と同様の授業を実施しているものを「学校とみなす」ならば、たとえば、「学校法人河合塾」の運営する「河合塾」は学校とみなせるか?という話になる。

2009-06-27

勉強嫌いなのでデザイナーになったら、今法律勉強をしてる

意味がわからない。初めて増田になります。

あまり自分自身のことを振り返らないので、たまには振り返ってみようと増田なりすまします。

では簡単に、現在の私のことを書いておきます。

とにかく勉強というのが嫌いで、中でも宿題などの復習は、苦痛でした。

私の最初の、人生の選択というものは高校受験でした。

少し自慢のようになるのかも知れないですが、頭の出来じたいはそれほど悪いわけでもなかったらしく、

当時は勉強をせずとも全教科平均が大体中の下ぐらいでした。

まあ、中学程度なのでそのような方はたくさんおられたと思います。

頭は悪すぎることはない、実際のレベルよりも少し下の偏差値学校に入ると

更にあまり勉強せずとも留年はしないのではないか、といった考えのもと高校を探しました。

探しているうちに、商業科、工業科などの専門学科があることを知り、

それらは普通科の授業が、普通科よりも大幅に少ないという情報に辿りつきました。

 

商業科が少なく、頭が足りないか、余裕でいけるところの2択ぐらいしかありませんでした。

かっこいいから、という理由で、数少ない友人と一緒に工業科のデザイン系の学科の受験を受けました。

当時は、第一次と第二次とわかれて受験がありました。倍率が4倍と2倍ぐらいだったと思います。

この学校に入ると勉強しなくていいと、何故か当時は本当に思っていて、人生で一番勉強しました。

第一次はあっけなく2人とも落ち、友人は別の進路を選びました。

受験前日に、地元同人誌即売会イベントがあり、残念ながら2人で参加してしまいましたが、

それは小学生からのオタク歴を考えると、仕方のないことに思えます。

第二次で、運良く、受験合格を果たしました。

 

結局、甘くはなくデザインにも色々と勉強しなくてはならないことが多かったです。

カメラビデオなどの授業もあり、露出計算や、言葉を覚えることの量、

行ったことがないのでわかりませんが、普通科の方が種類の多さが少ないため勉強しやすかったと思いました。

また、勉強で追いつかない技術の面でのテストなど、留年の危機を3度ほど乗り越えての、ぎりぎりの卒業でした。

デザイン系だったこともあってか、オタクな友人も増えました。(今でも数名とはやりとりが続いてます))

卒業が近づくに連れて二度目の、人生の選択に迫られました。

その時点で卒業が危うかったのですが、私は専門学校に通うことにしました。

それもカメラビデオからは遠い、マンガを描く専門学校です。

オタク全開で、あまり大きな声でまわりの友人に進路は言えませんでしたが、

先行入学の権利のある受験の方を受けてしまい、少し早く進路が決定しました。

 

それからオタクばかりのクラスに身を置きます。

高校で生き別れた友人とも、同じクラスになり、オタクという強い絆を感じました。

まわりはオタクばかりで、ぬるま湯でした。

マンガという単語が履歴書に載ってしまうことを承諾したような、強いオタクなのだから

さぞかし同人活動東京には年に4回行くような猛者が集まるのだと思ってましたが、

実際はそうではありませんでした。私の、オタクとしての視野の狭さを突きつけられました。

当たり前ですが、少女漫画家少年漫画家純粋に目指す、キラキラの瞳の方がたくさんです。

同人誌日本の歴史にはあまり詳しくなくって、などと返されることもしばしば。

漫画家を目指す上で、今では知識として持っていないのは勉強不足にも感じましたが、

そこは勉強嫌いな私が突っ込めることでもないので、オタク知識を分け与えました。

当の私も、同人活動はしたことがなく、漫画も描いたことないので、全くのど素人でした。

それはまわりも余りかわらず、マンガという単語を履歴書に残すには、浅い覚悟の人が集まったと思いました。

歴史は繰り返されました。

マンガを描くにも沢山の知識、それを上回る技術が必要でした。早々に後悔だけがつもりました。

唯一できたのは、高校時代に触ったおかげのフォトショップイラストレーターの授業でした。

 

二年にあがり、進路の話しにだけのために私は学校にいき、たまに絵を描いて帰り、バイトをしました。

クラスじたいはクラス変えもなく、二年目の怠惰空気の中、オタクの話しをだらだらとする、

高校などにあるマンガ部のような感じでした。

私の通う学校学校法人ではなかったため、早々に進路が決まると、

学校ではなく就職先にバイトとして入るなどといったシステムがあることを知りました。

勉強から遠ざかりたい、そんな思いで、思いつきのままに選んだデザイン会社10月からバイトしながら、

やはりマンガもろくに描くこともなく、国への借金だけをこさえて卒業しました。

今でも、専門学校で得たものは、数名の友人と、私の駄目さの理解であったと思っています。

  

匿名だから安心したのか、普段よりも長くなってしまいました。

次書くとしたら、法律の話しまでいきたいです。

2009-06-12

僧職系女子の話。

http://bouzumekuri.jugem.cc/?eid=275

今話題の僧職系男子でリア住の蝉丸Pのブログを読んで思い出したことを、つらつらと増田に書いてみ増田

俺の小学校から中学までの同級生に地元のお寺の長女がいてな……お寺のお嬢さんというと某マリア様がみているらしい学園の話に出てくる娘さんみたいな人を思い出すだろうが、実際にはバレーボールでならしたスパルタ思想いじめっ子、でっかいねーちゃんである……の話をする。

彼女は、高校生のころから、両親、あるいは檀家から

  • 寺を継げ
  • 継ぐためには坊主と見合いだ
  • 早いほうがいい
  • 高校卒業したらすぐに見合いだ

等と言われていたそうだ。ひどいはなしだ。と他人事みたいに言うが、我が家も実は彼女のお寺の檀家であって、俺のじいさんは檀家のなかでも一応役をもらっていたので、それに荷担していたと言えるかも知れない。

当時俺は、ドッジボールとなるとまず真っ先にねらってくるいじめっ子としての彼女しか知らない事もあるし、特に興味もなかったのだが、後で聞いた話によると、女子高生にする話かと思うのだが、

  • お寺がなくなったら檀家はどうなるか
  • この地域の文化と伝統の意義について

等と話し、終いには

  • 俺たちが戦って残してきたお寺なのだから、お前のかっては許さない
  • お前が住んでいるお寺は檀家の持ち物で、お前の家じゃない。だからあなたがお寺を継がなければ出て行ってもらう

とまで言う大馬鹿者もいたそうである。

地域でも主要なお寺であり、檀家の数も凄く多く、お祭りだなんだと様々に伝統を持つ。地方ではもう珍しいお寺の建物葬儀を今でもやっていて、盛大なお祭りがあるせいか、檀家の結束も強い。特に、一定の年齢より上の人々は、なんか某新興宗教地域宗教を巡ってやりあったとかで、自分がこの寺をまもってるんだー!と言う気質が非常に強いと思う。

酷い話であるが、その両親の言い分もよくわかる。彼女は「おじいさんですか?」と間違われるくらい高齢になってからの娘さんで、一人娘の長女である。高校生の時、父親はすでに60代、住職としては脂がのっている時期かも知れないが、あまり若いとも言えない。

その両親も20歳以上年が離れており、父親は養子で、それも檀家が世話したらしいと聞いた。

また、檀家だって必死である。寺が無くなったら確実にこまるからだ。都会だと葬儀をする専門の僧侶が詰めて宗教法人が運営している葬儀所みたいなのがあるらしいが(よく知らんけど)田舎には葬儀屋はあるが基本的に坊さんは自分たちの所の坊さんに依頼するしかないのである。辛口な言い方をすれば老い先短いジジイ共が自分の墓を心配する、つまり、刻一刻と近づく死への恐怖を別のベクトル放出しているのである。

おそらく凄いプレッシャーがあったのだろう。

で、結局どうなったかというと、結局彼女は彼が僧侶になることを承諾して、修行だか学校だかに行ってから結婚することになっているので一件落着だった。だもんで大事にはならなかった。門前の小僧、近所の少年である彼女の彼を仏教へと進ませるために言っていたんだ、とその住職や周りの檀家のジジィ共は言うが、それは結果論じゃないかな。まぁいいけどさ。

蝉丸Pの話と違うところは、このお寺は檀家の人数も多く、地元幼稚園女子校、女子短大経営する仏教学校法人ともつながりがあって住職はその学校法人の偉いさんをやってい等々と経済規模が大きいところである。(その彼女女子校の体育教諭である)それが救いかも知れず。

特にオチはない。

2009-06-03

これが有名中堅大学サラリーマン年収だ!

 http://anond.hatelabo.jp/20090602005732増田です。

 前回は無名大学と銘打った割には微妙に名は知られている大学だったので、今回はもっと色々な大学が載っている資料を持ってきた。ついでに、比較のために民間企業賃金データ厚労省から落としてきたよ。

 データを比較するうえでの注意や計算方法を先に書いておくけど、はてな村民なら長い説明を読み飛ばした挙げ句ああだこうだ言うなんてことはないと信じよう。

私大職員・教員賃金

データの出典

 出典は「2004年首都圏私大の賃金及び教育研究労働条件」東京地区私立大学教職組合連合発行。既に組合幹部は業務過多で体調崩して退いたのでこれしか用意できなかった。今の執行部は最新版持ってるだろうけど、増田に載せるからくれとか、特定されるような行動はできないんで理解してくれ。

 なお、大学法人データなので、いわゆる付属校(幼小中高)も含めて同じ学校法人で一括して採用している場合は、データ付属校職員のデータも入ってくる。だが通常、同じ学校法人内の職員であれば、給与テーブルは一緒である。

モデル給を掲載

 この数字はモデル賃金表、即ち浪人留年せずに大学卒業し、就職浪人もせず新卒で入職して、昇給・昇格規定に基づき最短で昇格した場合の数字。出典にもこの様にある。

本表はモデル賃金であり,実態賃金と著しくかけはなれている大学もすくなくありません。

 増田大学では7年目から3級(新卒:4級,事務方トップ:1級)への昇格試験(筆記・小論・面接)が受けられるが、近年は合格率2割位(20年位前は無試験部長の推薦があれば3級になれた)。上の級に上がれないまま長いこといると、定昇(定期昇給)の額が下がっていく。(例:4級5年目:定昇1.5万/4級15年目:定昇6千/4級25年目:定昇1千or0)2級以上に上がるためには課長以上の管理職経験が必要。

 データのない項目については"-"で表した。

期末手当(賞与)について

 2005年以降、多くの大学で民間に遅れて期末手当のカット(0.1~2ヶ月)が行われています。実際は更に少なくなっています。

サラリーマン賃金

データの出典

 出典は「平成17年賃金構造基本統計調査」厚生労働省http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/NewList.do?tid=000001011429)。その中の「常用労働者 表番号1 正社員・正職員計」を用いた。(平成17年度以降、「正社員・正職員」が区分されるようになったので、こちらを用いている)

 特に説明がなければ民営(独立行政法人など公企業を含まない)の数字。平成17年6月までの3ヶ月の実績額。私大職員のモデル給と比較する際には、モデル給側をある程度割り引いて比較する必要がある。

 抽出する対象は、学歴が「大卒・院卒」、労働者数が「1000人以上」と「100~999人」を男女別に抽出した。

計算方法

 「所定内給与額」(残業代を含まない月給)を12倍し、年間の所定内給与額とした。

 「年間賞与その他特別給与額」を賞与とした。

数字に表れない賃金

 私学では、社宅や官舎に相当するものが用意されている事は稀だが、民間企業では縮小傾向とはいえ、社宅・独身寮あるいは借り上げ社宅が用意されている事例も多い。公務員には、公務員宿舎が用意されている。

 「社宅・独身寮の最新動向」(財団法人 労務行政研究所https://www.rosei.or.jp/contents/detail/5785)によれば、東京を基準に考えた場合、家賃相場と社宅使用料の差額は3部屋で月額92,831円(年1,113,972円)、4部屋で月額115,285円(年1,383,420円)。私大職員に社宅は基本用意されないので(成蹊学園が武蔵野市に職員住宅持ってるのは知ってる)、比較する際は企業側に最大で年100万程度加算する必要がある

 なお、「社宅・独身寮の最新動向」で回答企業のうち社有社宅の保有割合は、規模が1000人以上で55.8%、300~999人で35.5%。なお、会社所有権がない「借り上げ社宅」については、明記されていないが、文脈からこの調査の「社有」に含まれないものと推測され、借り上げ社宅を含めた場合には、社員に金銭(住宅手当・家賃補助)以外の住宅関係福利厚生を提供している企業は、55.8%・35.5%より大きくなるものと推測される。

私立大学職員モデル

年額です。

大学年齢基本給家族手当家族数(配偶者,子)住宅手当一時金合計昇給停止年齢定年備考
青山学院252,724,00000,0280,8001,740,8504,745,65065
青山学院354,482,000487,2001,2280,8002,910,2258,160,22565
青山学院456,134,400487,2001,2280,8003,770,85010,673,25065
青山学院556,895,200376,8001,1280,8004,109,60011,662,40065
関東学院252,827,20000,0168,0001,632,0804,627,2806565
関東学院353,951,600336,0001,2168,0002,349,5206,805,1206565
関東学院454,845,600336,0001,2168,0002,796,5208,146,1206565
関東学院555,383,200264,0001,1168,0003,029,3208,844,5206565
中央252,135,60000,0282,0001,784,8304,202,430
中央355,067,600606,0001,2282,0003,215,0409,170,640
中央456,595,200606,0001,2282,0004,088,67011,571,870
中央557,219,200438,0001,1282,0004,347,07012,286,270
日本252,818,80000,0295,2001,584,1424,698,1426565
日本354,454,400559,2001,2295,2002,787,6248,096,4246565
日本455,325,600559,2001,2295,2003,265,3329,445,3326565
日本555,791,200418,8001,1295,2003,443,6509,948,8506565
日本女子体育252,328,00000,0204,0001,241,4503,773,4506065
日本女子体育353,421,200336,0001,2204,0001,894,6705,855,8706065
日本女子体育454,567,200336,0001,2204,0002,439,0207,546,2206065
日本女子体育555,319,600264,0001,1204,0002,762,2108,549,8106065
杏林252,506,11600,0324,0001,042,4463,872,5625663
杏林353,352,716336,0001,2324,0001,381,0865,393,8025663
杏林454,015,260336,0001,2324,0001,646,1046,321,3645663
杏林554,293,888270,0001,1324,0001,757,5556,645,4435663
星薬科252,788,80000,0360,0001,301,4404,450,24065
星薬科354,255,104312,0001,2360,0002,356,4807,283,58465
星薬科454,978,176312,0001,2360,0002,468,7498,118,92565
星薬科555,259,072240,0001,1360,0002,566,2348,425,30665
国立音楽252,526,48000,0144,0001,245,3353,915,81565人事院勧告体系
国立音楽353,771,240306,0001,2144,0001,923,7936,145,03365人事院勧告体系
国立音楽454,571,160306,0001,2144,0002,273,7587,294,91865人事院勧告体系
国立音楽554,934,160234,0001,1144,0002,401,0707,713,23065人事院勧告体系
国際基督252,823,24000,0354,0001,226,1424,403,3825560人事院勧告体系
国際基督354,311,120306,0001,2354,0001,915,1456,886,2655560人事院勧告体系
国際基督455,364,600426,0001,2354,0002,340,7768,485,3765560人事院勧告体系
国際基督555,977,680234,0001,1354,0002,457,2799,022,9595560人事院勧告体系

私立大学教員モデル

年額です。職名が旧来のものになっています。

大学職位年齢基本給家族手当家族数(配偶者,子)住宅手当一時金合計昇給停止年齢定年備考
青山学院助手242,721,60000,0280,8001,739,6004,742,00065教授定年68
青山学院助教授354,989,600487,2001,2280,8003,174,6008,932,20065
青山学院教授456,910,800487,2001,2280,8004,175,22511,854,02568
青山学院教授558,269,200376,8001,1280,8004,767,72513,694,52568
関東学院助手データなし
関東学院助教授354,800,000336,0001,2168,0002,708,6328,012,6326575
関東学院教授456,523,800336,0001,2168,0003,570,92810,598,7286575
関東学院教授558,127,600264,0001,1168,0004,333,96812,893,5686575
中央助手243,136,80000,0282,0001,785,5105,204,31070講師昇給停止66
中央助教授355,304,000606,0001,2282,0003,356,9909,548,9906570
中央教授457,286,400606,0001,2282,0004,480,35012,654,7506470
中央教授558,420,400438,0001,1282,0005,027,75014,168,1506470
日本助手242,784,00000,0295,2001,565,0604,644,2606565定年延長70まで
日本助教授355,155,200559,2001,2295,2003,171,8969,181,4966565定年延長70まで
日本教授456,960,000559,2001,2295,2003,171,89610,986,2966565定年延長70まで
日本教授558,040,000418,8001,1295,2004,676,74213,430,7426565定年延長70まで
日本女子体育助手242,245,20000,0204,0001,202,1203,651,3206065
日本女子体育助教授353,613,200336,0001,2204,0001,985,8706,139,0706065
日本女子体育教授455,278,800336,0001,2204,0002,777,0308,595,8306065
日本女子体育教授556,567,600264,0001,1204,0003,355,01010,390,6106065
杏林助手242,907,21600,0324,0001,202,8864,434,1025665
杏林助教授354,644,516336,0001,2324,0002,462,9447,767,4605665
杏林教授456,057,360336,0001,2324,0002,462,9449,180,3045665
杏林教授557,191,132270,0001,1324,0002,916,45310,701,5855665
星薬科助手243,243,07200,0360,0001,513,4345,116,50665人事院勧告体系
星薬科助教授355,652,864312,0001,2360,0002,783,6039,108,46765人事院勧告体系
星薬科教授457,332,864312,0001,2360,0003,567,60311,572,46765人事院勧告体系
星薬科教授558,089,536240,0001,1360,0003,887,11712,576,65365人事院勧告体系
国立音楽データなし
国際基督データなし


サラリーマン実績給

全国平均(男性)・企業規模1000人以上
年齢グループ所定内給与年間賞与年収
20~242,628,000373,1003,001,100
25~293,228,000980,9004,208,900
30~344,159,2001,398,0005,557,200
35~395,144,4001,855,8007,000,200
40~446,212,4002,364,8008,577,200
45~496,980,4002,667,7009,648,100
50~547,376,4002,808,50010,184,900
55~607,392,0002,781,40010,173,400

全国平均(女性)・企業規模1000人以上
年齢グループ所定内給与年間賞与年収
20~242,523,600422,1002,945,700
25~292,979,600938,9003,918,500
30~343,656,4001,182,4004,838,800
35~394,244,4001,484,5005,728,900
40~445,084,4001,847,4006,931,800
45~495,218,8001,833,6007,052,400
50~546,045,6002,217,4008,263,000
55~605,678,4002,050,2007,728,600

全国平均(男性)・企業規模100~999人
年齢グループ所定内給与年間賞与年収
20~242,589,600296,4002,886,000
25~293,027,600799,1003,826,700
30~343,734,4001,066,2004,800,600
35~394,606,8001,395,5006,002,300
40~445,418,0001,670,8007,088,800
45~495,823,6001,763,3007,586,900
50~546,357,6001,847,4008,205,000
55~606,486,0001,894,9008,380,900

全国平均(女性)・企業規模100~999人
年齢グループ所定内給与年間賞与年収
20~242,520,000335,3002,855,300
25~292,806,800742,7003,549,500
30~343,466,800952,2004,419,000
35~394,381,2001,202,1005,583,300
40~444,914,0001,233,3006,147,300
45~495,025,6001,449,6006,475,200
50~545,160,0001,554,2006,714,200
55~605,800,8002,095,6007,896,400

参考資料

大卒初任給比較(男女計)

(出典:「平成17年賃金構造基本統計調査」都道府県別>表番号1>東京新潟

都道府県初任給全国を100とした場合の比
東京200,800109
神奈川200,400109
京都191,100104
大阪194,600106
兵庫191,500104
沖縄159,40087
全国184,100100

結論みたいなもの

追記

  • 前回の増田で使えない1千万プレイヤーがいると書いたが、上はモデル給なのになぜそんなのがいるのか。それは、昔は昇進がとっても緩かったから。上司のおぼえがよければトントン拍子で昇給しちゃうもんだから、で降格はないんだから。一度昇格してしまえばあとは年を重ねるだけで年収が増えていく。いい、時代だったな。ああいまいましい、いまいましい。

2009-03-25

http://anond.hatelabo.jp/20090325175512

正式名称って言われるとわかんないね。

運営している法人名前は、確かに国立大学法人○○大学なんだけど、それが学校名なのかといわれるとどうなんでしょうか。

東大サイトとか見ると、学校名としては「東京大学」っぽい気がするけど。

ちなみに高専の場合は、例えば東京高専の正式名称は「国立東京工業高等専門学校」で、運営しているのは「独立行政法人 国立高等専門学校機構」だったりします。

ま、私立もそうだけど、法人名学校名は一致している必要ないわけで。

追記:

あーそうか、立教大学の正式名称が「学校法人 立教学院」ではないように、「国立大学法人○○大学」が正式名称って事はないわ。

問題は国立を付ける否かだな。私立の場合「私立」ってつけるなら、「国立○○大学」ってなると思う。

2009-03-17

AIGボーナス支給問題。

CDSは、デフォルト事由が発生しなければ、保証料を丸儲けできる。デフォルト事由が発生してしまったら、想定元本の満額を支払わなければならない。AIGが莫大なCDS契約に基づく支払いを行ったのは、契約上、仕方の無い事であり、それを行わないとなったら、AIGを参照企業とするCDSが発動してしまっていたであろう。

契約は、契約書に記載されている事項か、あるいは、双方の合意に基づかない限り解消できないモノで、契約によって利益を得られる側は、利益を確保しない限り、契約の解消や変更には応じない。おかげで、日本でも農林中央金庫大和生命や私立の学校法人が、CDS保証料という目先の小銭に目がくらんだばかりに、想定元本の満額に近い負債を背負ってしまって、大火傷をしている。

おおよそデリバティブは、保証料やオプション料を支払う買い手にとってはリスク回避投資であるが、保証料やオプション料を受け取る売り手にとっては博打である。

AIG破綻したのは、この博打に負けたからである。しかも、自己資本では博打の負け分を支払いきれない程に、分不相応な博打をやっていたので、破綻させると連鎖破綻が発生するからという理由で、政府税金を注ぎ込んで救済したのである。

政府株式の約80%を保有し、大株主になったのだが、大統領選挙のどさくさにまぎれて、肝心の戦犯を処分するという"為すべき事"をしていなかったのであろう。間抜けな株主だったわけである。

契約だから支払い義務を逃れられないという事でボーナスを支払ったようであるが、国有化されるほどの損失を出す事まで契約していたわけではあるまい。労働契約に従ってボーナスの支給義務があると言うのであれば、労働契約に当然存在する懲戒解雇条約を発動させて、退職金ボーナスも無しで放り出すべきとなる。

AIGは、出資を引き受けてくれた株主に対して不誠実な行動を行ったと解釈する事も可能である。

こうなった以上、AIG解体消滅は、時間の問題と考えた方がよいかもしれない。あるいは、それを見込んで、どうせ懲戒解雇になるならば、取れるだけ取ってやろうと、ボーナスお手盛りをやったのかもしれない。

リーマンブラザーズの管理職には、経済破綻後の南鮮を立て直すIMFミッションという再就職先を準備できるが、AIG管理職再就職先を準備する事は、不可能である。

2008-09-02

公明党創価学会基礎知識2008

日本第3の政党であり自公連立政権を8年以上続けてきた公明党。そしてそれを支える創価学会。決してタブーではないはずなのに、この両者の歴史を語った本やサイトは少数。しかし有権者ならしっておくべき、必要最小限の知識をまとめてみました。

1ページ目 【創価学会の成立と発展】

創価学会の成立と迫害

創価学会は、昭和初期に教育者であった牧口常三郎が「創価教育学会」として創設したものが母体になっています。つまり、創価学会は当初、教育団体だったわけで、なんだか宗教ぽくない名前になっているのは、そのためです。

しかし牧口はその後、日蓮宗のなかの一宗派・日蓮正宗(しょうしゅう)と出会い感化され、その後次第に組織宗教化をすすめていきます(後述しますが、現在日蓮正宗創価学会関係はありません)。

そして牧口は「創価学会」の初代会長として、宗教団体としての創価学会の活動をはじめるわけですが、戦時中はこうした新興宗教などは徹底的に弾圧された時期で、創価学会もその例外ではありませんでした。

戦時中宗教弾圧は単に天皇制に背くものだけが対象ではありませんでした。むしろ天皇制原理主義のような宗教危険視されていました。宗教ではありませんが、やはり日蓮宗信者で、極端な天皇主義(天皇の他は万人平等)などを唱えた北一輝は、「2・26事件」の精神指導者として処刑されてしまうわけです。

いずれにせよ、政治実験を握り社会をすみずみまで統制しようとする軍部にとって「新興宗教」は邪魔存在以外の何者でもなく、強力な弾圧対象となったのでした。

このような世情のなか1943年に牧口ら学会幹部は逮捕起訴され、牧口は翌年に獄死します。この弾圧が、結果的に[天皇制ファシズム軍国主義反対→平和主義]という創価学会の主張を作ったと言っていいでしょう。このことは、今の創価学会公明党を知るうえでも重要なことです(新テロ対策特措法再可決に消極的なところなど)。

創価学会の発展

戦後民主化にともない、創価学会は復活します。その会長となったのが、牧口とともに捕らえられていた、戦前学会ナンバー2、戸田城聖でした。そして、彼のもとで、学会は飛躍的に発展することになります。

戸田は敗戦後学会組織の再建に努め1951年に2代会長に就任します。そのとき彼が呼び掛けたのが、「折伏(しゃくぶく)大行進」でした。

折伏というのはもともと日蓮宗の教義で、他宗派を攻撃し、人々を法華経に帰依させることをいいます。戸田は、まだまだ数百人しかいない学会を大きくするため、「75万世折伏」を実行するよう呼び掛けます。

とほうもないように見えた計画でしたが、戸田1958年に死去したときにはすでに百万世帯が学会に入っていました。東京五輪の年には公称5百万世帯です。

強引で悪評もたった(その後、学会自身も公的に反省することになる)「折伏」の姿勢が、学会拡大の1つの要因ではあるでしょう。しかしもう1つの要因は、高度成長につれて起こった日本人口構造の転換に求めることができます。

農村から若者たちが働くためにやってきて、都市が一気に過密化していったのが高度成長時代の、特に前半期の人口構造変化の特徴です。もっとも現代のように大学に入るために上京してくる若者たちと違って、就職のために上京してきた彼らには大学のような受け皿になるコミュニティがありません。

そんな彼らの孤独の中に入っていったのが創価学会と、もう1つは共産党でした。この両者が今でも都市を中心にした基盤を持っているのはこういった側面からも理解できます。いずれにせよ、こうして学会はそういった人々の「都市砂漠のなかのオアシス」となり、都会に流入していった人々をしっかり取り込んでいったのでした。

学会の国政進出はじまる

こうして創価学会に多数の会員が集まると、会長戸田はまず1955年統一地方選挙に候補を擁立、選挙活動を始めます。これで一定の成果をあげると、翌年の参院選にも参戦、学会推薦議員を3名当選させます。59年の参院選では当選は倍の6名へと急進しました。

これが後の公明党になるわけですが、なぜ戸田政治に活動の場をもとめたのでしょうか。1つの背景として、日蓮宗開祖日蓮もまた、政治に対する主張をしていった、そういう歴史的なものがあるでしょう。しかし、いくつもある日蓮宗諸団体のなかで、国会議員を自力で擁立したのは創価学会だけです。

2ページ目 【公明党の結党と田中派への接近】

社会的地位向上を狙った国政進出?

1955 年からの高度経済成長は、学会員たちにもとうぜん恩恵をもたらしました。豊かになった彼らとしては、次に社会的地位がほしいと思うわけです。学会員社会的地位の向上、それを示す手っ取り早い方法が「学会議員」を作ることだったのではないかとガイドは考えています。

折しも創価学会は特に左翼革新勢力から「折伏(しゃくぶく)大行進」に対する非難を浴びていた時期でもあります。左翼革新勢力が大きな力を持っていた時代、学会学会員社会的地位を向上させることは、そういう意味でも大きな目標だったのかもしれません。

いろいろ言われているように、戸田国立戒壇、要するに僧侶日蓮正宗の戒律を授ける場所を国に設けようとか、あるいは日蓮正宗の国教化とか、ここまでのことをどこまで「本気で」思っていたかどうかはわかりません(国立戒壇設置はしばらく主張するのですが)。

公明党誕生池田会長の就任

しかし戸田学会の政界進出がはじまった矢先に死去します。しかし、学会の政界進出はさらに続きます。1961年には公明政治連盟が設立され、さらに 1964年には公明党が結成されました。そして1967年衆院総選挙で25議席を獲得して第4政党としての勢力を誇るまでにいたるのです。

この間、会長池田大作に変わりました(1960年)。池田は、57年の参院選公職選挙法違反にあたる戸別訪問をするように学会員に指示したとされ、逮捕されていますが、下された司法判断は無罪判決でした。

この一連の出来事、特に投獄→信念を曲げず無罪獲得、というストーリーによって彼のカリスマ性が高まったことは否定できません。そのためなのか、彼はかなりの若さ頭角を現わすことになったのです。池田会長就任は実に32歳の時です。

そして公明党と学会はさらに勢いを増し、69年の総選挙では衆院議席を47議席にまで増やし、さらには雑誌『潮』『第三文明』を立ち上げたり、「民音民主音楽協会)」をつくってここを拠点に多数の芸能人を送りだしました。学校法人も作り、大学まで設立します。

こうして創価学会公明党は、その社会的地位の向上という目標を十二分に実現するのでした。

言論弾圧事件」と自民への接近

公明党の利害は自民党の、特に主要派閥である田中派との利害と一致し、連携が始まった。

しかし1969年公明党は1つの岐路を迎えます。それは、明治大学教授(当時)・藤原弘達が書いた『創価学会を斬る』の刊行を、公明党が妨害しようとして、逆に藤原に暴露された、いわゆる「言論弾圧事件」です。

このとき活躍したのが、当時自民党幹事長だった田中角栄です。このことは、その後のNHKの討論番組でも「よけいなおせっかいをしました」と事実上本当であることを認めています。

自民党は、1960年代を通じて絶対安定多数の議席を維持していましたが、実のところ得票率はゆるやかに低下していました(1960 年:41.9%→1969年:32.3%)。なかでも所得の高くない都市労働者市民たちの支持獲得はうまくいっていませんでした。彼らは、公明党共産党の強力な支持層でした(社会党の支持者は移ろいやすい「無党派層」のさきがけ的な人たちが多かったのです)。

さて、田中角栄は地方への「利益誘導政治を形作った人です。つまり、農村を基盤とした地方に、中央から予算などをつけることによって、地方を豊かにしていく。地方はその見返りに、田中派などの自民党議員に票を集める。今でも批判されているこの図式を確立したのが田中です。

もともと、学会員たちの多くは地方出身なわけで、彼らの生まれ故郷を豊かにしてくれる自民党田中派と、自身の都会での生活を豊かにしてくれる公明党とは結びつく存在になる。……こうして、いつのまにか田中派公明党学会関係が補完関係になり、親密さを増していた。それを明らかにすることになったのも田中が介入した「言論弾圧事件」だったといえるでしょう。

また1972年には、竹入義勝・公明党委員長首相となった田中の依頼を受けて訪中田中訪中日中国交正常化の地ならしを行っています。

学会公明党の「政教分離

さて、「事件」でバッシングされた公明党創価学会は、大きなショックを受けます。池田会長は「お詫び」をし、学会公明党のいわゆる「政経分離」を宣言・実行しますが、それでも公明党は72年総選挙議席を半数近くまで落とします。

もちろん公明党創価学会は「国立戒壇設置」なる政策を降ろさざるを得なくなり、池田の政界入りも閉ざされ、池田創価学会はこれ以降ひたすら、外部に対してはとにかく低姿勢で臨むようになります。実際、今日池田大作という人は雑誌などを見る限りでは極めて穏やかな宗教家です。

また、どういうわけか創価学会はライバルであった共産党との結びつきを強めます。いわゆる「創共10年協定」というもので、これは公明党幹部にとっても実に寝耳に水の話でした。

学会共産党支持基盤を奪い合うライバルであったわけですが、戦時中ファシズムの中でともに弾圧され構成員が獄中にあったという共通する過去も持っていたわけです。これに目をつけたのが作家松本清張で、彼は池田宮本顕治共産党委員長を引き合わせ、この学会共産党の「同盟」を実現させたのでした。

もっとも、自民接近を行っていた公明党はこれに反発。ここに「政教分離」をし自立しようとする公明党の姿があります。しかし、結局は学会の意向を無視することができませんでした。公明党学会なしには存在し得なかったからかもしれません。

また70年代は「革新の時代」といわれるほど革新勢力の力が強かった時代。公明党ではむしろ自分たちの軸足を「保守中道」から「革新中道」に移した方が得策、との考えが広がり、結局はこの協定を許すことになるのです。

結局、これで公明党イメージ向上に成功したのか、76年総選挙で失った議席をとりもどします。反面、共産党には余り効果がなかったらしく議席を落としています。

結局、この共闘は公明党には効果があったものの、共産党には特に利がなく、結局公明党顧問弁護士宮本委員長宅を盗聴した事件があり、もともと共産党が早くからこの協定を反故にしようとしたこともあったため、この協定は終わりを告げます。以後は現在に至るまで、公明党共産党は、逆に犬猿の仲になってしまっています。

3ページ目 【自公連立への道と創価学会

公明党与党

新進党を挟んでの公明党の分解と合流の流れ。実際には公明党新進党の前に短期間だけ「公明新党」が存在する。

1970年代末から1980年代初頭にかけて、社会党を中心とする、あるいは公明党を軸とする連合政権構想が浮上するようになりました。しかし、それが実現することはありませんでした。

1992 年、公明党民社党社会党議員総辞職願いまで出して反対したPKO協力法を支持、自民党への接近を図ります。平和主義をうたっていた公明党がこれに協力したのは、当時の自民党田中派の系譜を継ぐ竹下派であったからでしょうか(もっとも公明党がPKF(平和維持軍)参加に消極的だったため、2001年まで自衛隊のPKF参加はできないようになっていました)。

また1980年代から地方議会でも公明党都市部を中心に勢力を広げ、地方政治与党の一員として存在感を増すようにもなっていきます。こうして公明党連立政権は作らなかったものの、与党的な存在になっていったのです。

公明党与党化は、1988年に2人の公明党国会議員が受託収賄罪で逮捕起訴されたことにも現れています。与党的な位置にいるからこそ、このように収賄逮捕される国会議員も出てしまったといえます。

もっともこの不祥事には創価学会学会員もそうとう反発をしたようで、それが響いたのか、公明党国会勢力は1989年参院選では前回比1議席減、1990年衆院選では11議席減となっています。

公明党の連立参加と「新進党参加」

1993 年、総選挙自民党過半数割れすると、公明党は非自民・非共産連立政権である細川内閣に加わります。しかし、創価学会がこのあたりをどう考えていたか、詳しいことはわかりませんし、考える暇もなかったのかもしれません。それくらいこの連立政権は短期間で崩壊してしまいました。

その後、公明党小沢一郎らが中心になって設立された新進党に「参加」します(1994年)。カギカッコ付きで述べたのは、公明党の地方議員参議院議員1995年選挙で改選されない議員たちが別に「公明」という政党を作り、新進党に参加しなかったからです。

結果、学会員ら旧公明党支持者は、旧公明党以外の新進党議員を熱心に支持しませんでした。そして旧公明党勢力も自民党と敵対することに躊躇(ちゅうちょ)をしていました。そのため結局「公明」の新進党への合流が不可能になり、新進党は解党しました。

その後、旧公明党衆院議員は「新党平和」を、参院議員は「黎明クラブ」を経て「公明」に合流、やがて「新党平和」も合流し「新公明党」つまり現在公明党誕生することになります。

公明党誕生自公連立

新進党当時の公明勢力はバラバラになったこともあり、一部では路線対立や学会との距離などもできていたようですが、新しい公明党誕生により学会との距離も元通りになり、両者の間で自民との連携が確認されたようです。

こうして小渕内閣(小渕首相田中派を源流)のとき、公明党自民党と本格的に連携地域振興券の実現を成功させます。さらに自民・自由の連立政権に正式参加、自由党が連立離脱すると、(自由党の分派・保守党2003年まで連立政権に参加していましたが)事実上自公連立政権スタートすることになります。

そんななかで小泉政権が発足。公明党小泉ブームに乗りながら一方で社会保障などに力を入れ、特に年金改革ではその中心となり国民政権担当能力を見せつけています。そして今日まで連立与党として8年以上の実績を積み上げてきました。

しかし、公明党としてさらなる勢力拡大という路線をとる気配はありません。あくまでも現状維持。二大政党化していくなかで、公称800万世帯を誇る創価学会母体にして、政界のキャスティングボードを握ることに徹していこうとしているのでしょうか。

また先のページで述べた「地方:自民都心公明」という連携の図式も、大都市の地方出身者割合が減少していくことによって、徐々に変化せざるを得ないでしょう。そのようななか、とりあえずは新テロ対策特措法延長をめぐって、その衆院再可決による通過を「平和主義」の観点から渋る公明党の動きが注目されます。果たしてそれでも自公なのか、それとも離反なのか……。

これからの創価学会公明党

微妙になりはじめた自公連立公明党はどのように動き、創価学会はそれを支持するか……。

この間、創価学会会長だった池田1979年日蓮正宗との紛争の責任をとって辞任し、名誉会長に就任しています(2008年8月現在会長原田稔/日蓮正宗とはその後1990年に決別)。しかし、実際には今でも池田名誉会長創価学会の最高実力者であることは、さまざまな学会系の雑誌新聞などをみても明らかです。

政教分離」をした今、創価学会公明党のあくまで主要な支持母体の1つ。非学会員公明党公明党候補に投票することももちろんあります。言われているように学会、特に池田名誉会長の指示1つで党が動くのかどうか、実際のところそれはわかりません。

ただ言えることは、公明党にとって創価学会は頼みの綱、必要な存在だけれども、創価学会にとっての公明党はどうなのかということです。学会壮年部長読売新聞の取材に対して「公明党を基軸にしながらそれ以外でもいい議員さんは応援するという人物本位」ということを述べている(2006年4月29日号)ことは注目に値します。学会公明党以外の政党とも手を組む可能性を模索しているのかもしれません。

公明党はこれからも創価学会の支持をいかにとりつけるか、個々の国会議員学会員の支持をどのように得るかが課題となっていくのではないかというのがガイドの考えです。創価学会公明党なしでもやっていけるが、公明党創価学会なしにはやっていけないわけですから。

さて2008年池田名誉会長は80歳を迎えました。彼に後継者はいないといわれています。長男の池田博正・創価学会理事長がいますが、池田名誉会長や幹部は世襲に反対しているとも言われています。その一方で待望論もあるようですが……。

いずれにせよ現在創価学会組織力は一見「宗教官僚」ともいわれるほど強固なものとなっていますが、「その後」の創価学会は、そのままなのか、それとも急激に変化していくのでしょうか。その予想は非常に難解だといわざるをえません。

人名について一部敬称略とさせていただきました。

参考書籍サイト

SOKAnet:創価学会公式ホームページ http://www.sokanet.jp/sg/sn/index.html

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