はてなキーワード: 大卒とは
ちなみに自分も76世代。
幸せなんて人それぞれだからなんともいえないけど、経済的にどうこうということをいえばさ…
国全体が年率10%とか超えて成長しているときに20年ローンを組むのと、
今みたいに給料はあがっても1000円みたいな時代にローンを組むとじゃ全然ちがうよね。
就労人口が右肩上がりで増えているときの年金の仕組みと少子高齢が猛烈な勢いで進んでいる現代で同じような恩恵にあずかれるわけがない。
団塊から話しを聞くと、大卒のメーカー新卒給料が2万ぐらいだったんだって。
年間で給料が2倍になるぐらいの時もあったそうだよ。
そういう時代に3%のローンを組むのか今みたいに金利が0.001%の時にローンを組むのかはお話しにならないほど違う。
10年定期で1,000万を寝かせておくだけで2,159万円になる。
2008年のスーパー定期預金300万円以上の10年定期は年0.800%で提供されている。
このご時世に0.8%の金利って高いよね!
でも、こんなんだと10年寝かせても1083万円にしかならいんだよ。
ちなみに20年だと1000万はそれぞれ4,661万と1,173万になる。
これが金利。
複利をなめちゃいけない。
10年で1,159万 対 83万円という成長差でうちら世代は勝負をしなければいけないんだ。
日本屈指のメーカーの役員にまでなった父親世代、団塊世代+ちょい上の世代からよく話しをきくんだけどさ。
(隠居してそこここに進出したりしてるんだよ。そういう人が…)
彼らがメーカーとかに入った頃には、会社もまだ小さかったそうだよ。
真面目にやりつづけてたら会社も経済も成長した。そういう時代を生きてきたんだって。
今みたいに何万人もいるステージから入ってそういう役職や恩恵にあずかれるのかって心配してくれてるんだ。
メーカーに勤めている人間だったら、上の構成をみて考えてみればいい。
社長が居て、役員がいて、子会社の役員達がいて、部長やらの管理職がいる。
そういう役職についていないその年代の人達はどれくらいの割合でいる?
彼らと同じ割合で役職にありつくためには
・自分より下の世代をどれだけ確保する必要があるか
・自分の同期をどれだけ退社させなければいけないか
ちょっと計算してみるといいよ。
現時点でトップシェアにあるような会社というのは、市場の急激な拡大というのが無理。
若くて比較的人的コストが低い人材がいっぱい入って、自分が4、50歳とかになって経営にタッチしたときに会社がピークにあるような組織にいないと本当の意味で恩恵にはあずかれない。
会社にお金を投資するのも自分の労働力を投資するのも意味的には変わらない。
株と一緒で経済的恩恵にあずかりたければ人気がでてからじゃおそいんだ。
ファッションみたくフォローしていくという立場だと消費者にしかならない。
去らないブームは無い。
30年もあれば産業構造そのものが変わるからね。
老舗企業はその殆どが世界的にみてもその殆どが同族経営に分類される。
日本では同族経営が中小企業では約97%、中堅会社では75%だそうだよ。
で、何がいいたいかというと
自分の不確かなキオクで書くと、
新卒はほとんど入れないはず。
例えば大卒の人が市役所とかに勤めたいあまりに、
高卒と経歴詐称して高卒枠で試験受けて、勤務しちゃうっていう事件が起こってるくらい
狭き門。
とはいっても私は警察本部採用なんで府庁の中の人たちとは立場は違うけれど。
痛いニュース(ノ∀`):橋下知事「15分朝礼の時間も取れぬなら、勤務中のタバコなども×に」→女性職員「どれだけサービス残業してると…」反論
昨日のニュースや痛いニュースとかを見て思ったんだけど、橋下知事のベクトルが府庁の中の改革ばかりに向いている気がして仕方がないんだ。まあ、今までも裏金だのなんだの言われてよい意味でも悪い意味でも「伝統」に縛られている行政組織を変える意味ではいいのかもしれない。でも、橋下知事は大阪府政についてきちんとわかった上で動いてくれるかなという不安が私は募ってくるんだ。大阪は治安が悪い、財政も逼迫している、生活保護需給率だって高い、おまけに緊急医療の問題まで最近は出てきている。財政も削減できるところまで削減できたとしてもそれは大阪府庁の中だけで納まること。このまま橋下知事と府庁職員という構図ばかりクローズアップされると、結局大阪府政は議会頼みになるんじゃないのかな。そうなると今までと変わらないよね、府民サービスは…
ということを心配しているのです。府民の中には福祉や府民サービスの充実を期待して橋下知事を支持している人もいるだろうし、パフォーマンスを組織改革だけでなく府民サービス・府政にも反映してほしいのになというのが私の思っていることです。
でも、みんな、やっぱりサビ残や朝礼手当てのほうの話ばかりにむいているよな…公務員だからある程度待遇について民間勤務から非難を受けるのは仕方のないことだけれど。(私を含め今年の4月入庁の大卒枠の大半が民間からの転職かフリーター・無職からのステップアップ組だもんな)
http://anond.hatelabo.jp/20080301043320
なんだか悲しい話。東大だと学科によっては研究職になるために大学いくひとが大半。アメリカだと大学のうちからライフプランしっかり立てて目を輝かせてワイワイ勉強やってる人が多い。
http://anond.hatelabo.jp/20080301082149
本当にそのとおりだ。
勉強は正直好きだ。学校の成績がどうこうでなく、”学ぶこと”がね。
そういう風に育ててもらって親には感謝している。
おれ(元増田)も大学受験の頃は(漠然とだけど)そういうことでご飯食べれたら良いかな、くらいに思ってた。
結局一浪して志望校は落ちたけど、まあ有名一流大学に通ってる。
授業ってよりも知識欲、好奇心を刺激される感じ、という意味で。
だけど、まわりはそうでもないのな。
授業はこなしてる感じで。何がやりたいとか、そういうことは全然ない。
3年になったらシュウカツして、みたいな感じ。
んで。
バイトなんかでいろんな人にあったり、影響されたりとかさ。
ある頃からそれまでの勉強に興味がなくなった。
隠された答えの可能性を追求するよりも、答えを自分で作る方が楽しくなったっつーかね
http://anond.hatelabo.jp/20080301181945
大卒→起業のほうが、起業してから使えるコネは多いし(努力しだいではあるが)、
http://anond.hatelabo.jp/20080301085901
んで、こういうことは本当によく言われる。
けど、結局ケースバイケースじゃんか。
うまく行くかも知んないし行かねえかも知んない。
結局、危ない橋を渡んないためにあるんだ、大学という機関は。
やりたいことやりたいやつはリスクをしょって、
ナーンも考えずにいるような流されて暮らしてるやつは安定か?
まあ、かなり極論だけどね。逆ギレに近いし。
こんなに情報があふれてんのに
幸せになる
ってことを考えなさすぎる。
こういうことをもっと早く考えていたらもっと早くから行動できるもの。
http://anond.hatelabo.jp/20080301181945
大学が無意味だと思ってしまうのは、急に「何をしても自由」という場所にほうり込まれてしまって
何をしていいから分からないから、無意味になっちゃうってことじゃないのかな。
もったいないな。
無意味と思ってる訳じゃないよ。
ただ、その利用法について。
かつ、
就職の道具なんだってこと。
これは大学のレベルなんてあんまり関係ないんだ、ってことを痛感した。
ただ、東大、兄弟はやはり特別だと思うけどね。
安定した収入を得るための方法が
とするには、文化が幼稚すぎる。
まあ、ほかに良い”物差し”なんてないがね。
http://anond.hatelabo.jp/20080301051028
真に頭の良い人は
自分のやりたいことを適切に分析し、
その最善の方法を選べる人
だって思うよ。
じぶんはこの二つはなかった
ってこと。
んで、
いまからやったるぞ、
ってことよ。
大学は「学生」という社会的に通用する身分を持ったままふらふらしていい場所じゃないかな。
「高卒・無職」という状況下だと、世間の目も厳しいし、何より体験できるバイトの数が限られる。
その点、「大学生」だと、大企業にもぐりこめたり、普通は遭えない著名人に取材とか称して話ができたり、
可能性が広い。
別にサラリーマンにならなくてもいいんだし。
当然、自分の行動力しだいだけどね。
大卒→起業のほうが、起業してから使えるコネは多いし(努力しだいではあるが)、
起業を意識して生活してるなら、大学卒業後、電通なりリクルートなりに入って
同じ意識を持ってる人の間でパイプ作りながらの方が将来的には役立つ。
大学が無意味だと思ってしまうのは、急に「何をしても自由」という場所にほうり込まれてしまって
何をしていいから分からないから、無意味になっちゃうってことじゃないのかな。
もったいないな。
ただ、社会人になって大学中退っていう壁は絶対どこかで感じることがある。
まず、4大卒条件の会社には何がどうあっても入れない(これが意外と多い)。
就職で、自分が行けるところを大幅に減らす選択をするんだってこと忘れずにね。
もちろん、飲み会やら親戚の集まりやらで「大学ドコ?」って聞かれて答えられない気まずさとか、
恋人できて「大学どこだっけ?」って聞かれて答えられない恥ずかしさは別カウントね。
だいたい、親のために大学いってんの? 親は自分より先に死ぬんだよ。
親は言いたいこと言ってるだけ、ホントにアナタのことを考えてる訳じゃない。
自分の人生、最後までケツ拭くの自分なんだからまじめに考えな。
>学びたい内容によるけど、いきなり社会人向けの大学院って手もあるよ。
>大卒でなくても実務経験とか評価してくれて入れるところもある。
>受講生やゼミ生の集まらない先生は契約打ち切りになったりする世界。
そういった所は合理的だし、無用なストレスを溜める事も無いと思うけど、俺は仕事の為に大学行きたい訳では無いんだよ。
株式会社立大学はやっぱりどこか就職率アップに必死だったり、資格の合格者数を大きくPRしてたり、確かにそれも重要だけど大学が大学として存在する理由って職業訓練じゃなくて、専攻分野を極めていく事だと思うんだ。
俺の考え方が古いかもだけど学ぶ事と仕事にする事は違ってもいいと思うし、仕事の為に大学が存在する世の中は何か味気無いんだよな。
俺はまだ24歳だし若い。普通に昼間部で1年から入学しても自立しているかどうかはさほど気にしなくていい、そんな立場だ。
だけど俺は机に向かう勉強は嫌いだったし、大学を卒業したからどうかなるとは当時思えなくて、高卒で就職して2年働いた。
そこで色んな人と話をして、前提として身に付いている基礎教養や、利益追求が目標となる会社にいては身に付ける事が難しい自然科学の専門知識を身に付けたくなり、仕事をやめて上京して勉強と仕事の両立に理解してくれる会社に転職し、夜間の工学部に社会人入学として社会人学生になった。
メーカーの営業をしていた文系人間が、情報系の職場に見習いとして入って最初は何もかもリセットした気持ちで上京生活が始まった。
大学が3年目になって、毎日毎日普通に仕事してる人であれば受けないであろうストレスと戦ってる。
パンフレットには絶対載っていない夜間部学生の現実を書いていく。
夜間部はモチベーションの高い社会人と、家庭の事情で学費の支払いが困難な現役生が集まると思ったら大間違いだ。
現実は勉強しなかった大卒がそのままくるか、昼間に見合わない学力の普通の現役生ばかりだ。
本当に仕事もって毎日一生懸命来ているのは数名で、彼らが学年のイメージを作るわけではない。
優秀な教員は我々の学力を知るやいなや諦めたのか、卒業させるためか解らないが、演習覚えれば満点取れるつまらないテスト。
それを喜んで授業中音楽聞いて後ろで寝てる若い奴達。
ずっと大学へ行く意味を考え続けて、大事な4年間にしたい俺にとってはそれらが、自分のモチベーションを下げる理由にならないとは言えず、
仕事辞めて昼間へ転部するか、行っても教科書の内容しか話さない講義は行かずに独学するかそんな毎日。
それで仕事は時間に制約出来るか、どうしても課題とテストで間に合わない場合有給を使って休んだりもする。
それは自分で決めた事だし、最初から想定して上司にも伝えてあるから毎度申し訳なく思ってるが、
仕事と勉強の両立が解らない人にとっては今更学生やって楽してるようにどうやらみえるらしい。
そんなことをいたる所で言われる毎日。
お前らと同じ仕事して少ない時間で人一倍タスクこなしてるのに、ただ学校に通っているという事実だけでどこか見下している。
そういう人間は決まって自身が学部生時代遊んでいて3年あたりから急に真面目になりだして、社会人になって学生とのギャップに驚いて社会人>学生の図式が出来上がってる連中なんだよ。
ほんの一部の人は俺のやり方を新しい社会人のロールモデルになりうると評価してくれる。彼らがいるからなんとかやっていけるんだよ。
仕事と勉強の両立を”純粋”に理解してくれる人はなかなかいない。
皆が皆忙しくて自分の事で精一杯だから、定時より早くあがって俺が勉強している姿を、同じ時間に残業している人は自分の学部時代と照らし合わせて「学生はいいねぇ」と言ってるんじゃないかと勘ぐりたくなってくる。
仕事しながら理系の大学で勉強するって事は、週に2、3回徹夜できる覚悟がある人にしか勧めない。
実際になってみないとそれを伝える事は難しい事だが、仕事と勉強の両方を適当にやるとどっちも中途半端になっていくことに早く気づいて、能動的に動き回らないと職場でも学校内でも自分の苦労が報われないストレスの溜まる日が続くと、社会人入学か学士編入を考えている人に内部の人間として言っておきたい。
今日、集団のOB訪問ってやつに行ってきたんだ。こっちが2人で相手が5人。
相手は4人全員東大の理系院生で、俺と一緒に行った先輩も東大院卒。
俺は私大卒だけど、まあこういうところで話すのが得意な人間なんでかりだされたわけだ。
最初こそ「御社の強みは……」「御社目指して……」とか言ってくるわけだけど、
ちょっとお高めの居酒屋でいい酒うまく飲ましてやればポロポロ本音も出てくるわけだ。
5人のうち3人の第一志望が外資系の投資銀行で、残る2人はこれまた外資系のコンサルだってさ。
そうですか、そうですか。笑って聞いてたけどな。俺はその滑り止め大学じゃボケが。
中にはもう内定を持ってる子もいた。早いね!1月だよ!今日何しに来たのかな? ゴラアアアアア
って書くほど実は怒ってもない。
俺の友達も、彼らのように何かに憧れて外資系の投資銀行やコンサルに就職した奴らがいた。
Aは一番有名な投資銀行に入ったあと、もう3回も転職を繰り返して、今は司法試験浪人中。Bはこれまた有名なコンサルの会社に入ったが、まわりについていけず、第二新卒で日系のコンサルに入りなおした。Cは欧州系の投資銀行に入ってすんごい羽振り良かったんだけど、今年になって体を壊して今も入院中だ。Dはド○ツ銀行とやらで、今も毎日合コンにいそしんでる。
彼らにこの話を伝えたかったが、残念ながら他企業の不利になるようなことを言うのは止められているのでDの話しかできなかったよ。ごめんな。5人ともDの合コン話を聞いて目を輝かせてたなー。
もちろん俺の友達は所詮滑り止め大学なので、優秀な彼ら東大院生だったらもっと「成功」する確率は高いんだろうけどね。
リターン(=給料、名誉、プライド)が大きければ、リスク(=不確実性)も大きいってことくらい彼らは当然わかっているんだろうが、自信過剰な彼らは「自分なら当然やっていける」と思っているんだろう。
そんなリスクとってハイリターン求めなくても、彼らほど優秀なら大体どこでも楽しくやっていけるよ。
一番を求めるのは大学だけでいいじゃないか。ずっと一番なんて、ないんだからさ。そう思わないかい?
テレビでは、若くて野心に満ちている感じのインドの人が、英語でインタビューに答えていた。
何となく感慨深かったのは、僕が5年前に初めて買ったクルマが28万円の中古車だったからだ。
僕だってそれなりに必死で働いてきたけど、東京に引っ越すときにタダ同然で後輩に譲ってしまった。
インドの人の月給は大卒理系の僕の1/10くらいだと思う。でも、僕とインドの人の能力は多分そんなに変わらない。
僕はこれからどんな努力をすれば、この1/10のコストの差を越えて今の仕事を続けることができるんだろうか?
それともどちらかが干上がってしまうまで、彼らと食料やエネルギーの奪い合いをすることになるのかな、、、。
http://satoshi.blogs.com/life/2008/01/post-6.html
なるほどなるほど。でも、外資系社員ってストックオプションも含めて結局どのくらいガッポリなのかそれともガッカリなのかって、実際に金額見ないとよくわかんないですよね。というわけで勝手に試算。ただし各種各種ソースの真偽についてはご自分で判断なさるように>読者様。
なお、資料として以下の外資系IT企業の「新卒採用待遇条件」のページを参考にしています。
http://www.google.co.jp/support/jobs/bin/static.py?page=why-jp.html&sid=benefits
Microsoft
http://www.microsoft.com/japan/careers/work/benefit.mspx
Oracle
http://www.oracle.co.jp/HR/students09/info/allowance.html
SAP
http://www.sap-recruit.jp/newgrad/new01.html
まずはお給料。
前述の資料から、大卒新卒の初任給は年俸制で329万(SAP)から464万(Oracle)、ま、平均して400万くらい?別段目玉が飛び出るほどでもないですな。高給取りと噂のゴールドマンサックスも見てみたけど、書いてないね(http://www2.goldmansachs.com/japan/recruiting/hr/deal.html)
で、一番詳しいMicrosoftのをよく読むと、どうやらこの給与を12で割った額を毎月もらえるわけではないらしい。17で割って、残りの5ヶ月分を2.5ヶ月ずつ夏と冬のボーナスとして貰えるとの事。となると400万を17で割ると、額面で月々23万。で、夏と冬に2.5倍、つまり57万円のボーナスが出ると(http://www.microsoft.com/japan/careers/work/assessment.mspx)。
さらによーく読むと、これはもう固定の額で、業績悪かったから今年のボーナスは寸志と書いてチョビットと読む感じでヨロシクとかないらしい。業績ボーナスはさらに年に1回あるそうな。これは業績に大きく左右されるだろうし、貰えるもんとも限らないのかもしれないが、あくまで妄想なので100万くらいもらっとくか。景気良く。
さらに噂では外資系の能力給というのは給与上昇のスピードも日本企業と違って速いので、部門等で常に業績が上位に位置しつづけ、毎年毎年の評価が成績でいうところの「優良可」の「優」をゲットしつづければ、まぁ少なくとも勤続10年くらいまでには年俸が倍くらいにはなんじゃねーの?、との事(複利計算すると、年に7%年収が上がると10年で倍くらいになりますわな)。となると22歳で入社したら32歳までには年俸が800万円超えるわけですか へー。優なら業績ボーナスも高いんでしょうなぁ。というわけでとりあえず業績ボーナス100万貰ったとして合算すると900万ですねぇ。
というわけで新卒入社1年目は400万くらい。
2年目からは人によっては500万くらいもらえちゃったりするかもよ、と。
さらに10年目まで大活躍できればとりあえず額面で900万くらいにはいくかもね、と。
うーん、ゴールドマンサックスの新卒が初年度1200万のボーナス貰ったって話を聞いてると、10年目の年収が新卒のボーナスに負けるんだからそんなに鼻血出るほどの額でもないですね。とりあえず気を取り直して次行きましょう次。
冒頭のLife is Beautifulさんによると、インセンティブ、社員を会社に繋ぎ止めつつがんばらせるためにストックがあるとの事。つまりストックはニンジン?じゃあなんだサラリーはカイバか?
さておき。
これは少し複雑なので慎重に計算してみるとしよう。
Googleに入ったとします。よっぽど期待されてる幹部候補な中途採用でもないと初年度からストックオプションなんて貰えないだろうとは思うが、そこは妄想なのでとりあえず入ってすぐ2005年の1月にその時点の株価で行使できる2000株分のストックオプション行使権をゲットしたとしちゃったとする。Life is Beautifulさんにも書いてあるようにGolden Handcuffsとして、いきなり2000株を行使はできないのが普通みたいなので、例えば5分の1ずつ1年経つごとに行使できるようになると勝手に決定しよう。となると2008年1月、つまりジャストナウ。400株x3年で1200株の行使が出来る。出来るならやってみようよホトトギス。
Quotes for GOOG - Yahoo! Finance
http://finance.yahoo.com/q/bc?s=GOOG&t=5y&l=off&z=l&q=l&c=
2005年1月のGoogle の株価はざっとで$200。今の株価は$631。行使できる権利は1200株。為替レートは1ドルが110円。この状態で行使すると
($630-$200)x1200株x110円=5676万円
がフトコロに転がり込む。結構な額ですよコレ。
さらーにー。ストックオプションは業績に応じたボーナスとして年に1度付与されるが、それが最初の年だけ、という事はまぁ、ない、だろうなぁと。2005年に入って3年経っているのであれば、2006年にも、2007年にも貰ってる可能性が高い。本来は業績連動だから上下するんだと思うが、それを無視して、まったく同じストックオプションを毎年貰ってたとする。
2006年に貰った分は2年経ってるので400株x2が行使できるようになっており、2007年の分は1年経って最初の5分の1、つまり400株が行使できるだろう。2006年1月のGoogleの株価は$430、2007年1月は$470。というわけで今行使できる分を全部行使しちゃうと、
5676万円+(($630-$430)x800株x110円)+(($630-$470)x400株x110円)
=5676万円+1760万円+704万円
=8140万円
やっほー(やっほーやっほーやっほー...)。
これがポンとフトコロに転がりこむわけ。いやはや。なお、Life is Beautifulさんにも書いてあるように、これは給与所得扱いになる(行使できる株価が過去の株価なので)。何かの方法で脱法してキャピタルゲインとして10%の税金しか払わないと7千万円残るけども、きちんと正しい国民として納税すると所得税と住民税を合わせておおよそ50%持っていかれて残りは4千万円。もちろん皆様はきちんと納税してるはずですよね。
さらに、貰ってはいるけど、まだ行使できない額を皮算用すると、
((($630-$200)x800株)+(($630-$430)x1200株)+(($630-$470)x1600株))x110円=9240万円
通常会社辞めちゃうと行使権利が失効すると思うので、こりゃあ辞められませんな。まさにGolden Handcuffs。しかもこの計算は株価が今の水準をキープした場合、なのでGoogleだったらもっと上がる可能性はたっぷりあるわけですな。
ただ、Googleは株価が高すぎるので、ペーペーがこんなにたくさん行使株数を貰えるか、っていうかそもそもストックオプション制度があるのかも知らん。もしあったとしても、一般社員が貰える株数はこの10分の1から2分の1くらいかもなぁとも思う。その辺は謎。まぁ想像する分にはタダだから。
しかし、Google株では実はストックオプションの醍醐味を味わう事はできないんじゃないかと。それはSplit、株式分割していないから。現金一括で家を買うと噂されたMicrosoft初期の社員がゲットした(と思われる)醍醐味入りのストックオプションを妄想しつつ勝手に計算してみよう。
Quotes for MSFT - Yahoo! Finance
http://finance.yahoo.com/q/bc?s=MSFT&t=my&l=off&z=l&q=l&c=
このチャートで、黒三角がいくつかついていると思うが、このタイミングでSplitしている。株式分割をするとストックオプションの権利はどうなるかと言うと、(2対1の株式分割だと)サクッと行使価格が半額に、行使株数が倍になる。例えば、Microsoftは1995年には$5だった株価が、2000年には$50になってる。1995年に2000株のストックオプションを貰ったとしても、Splitがないとたったの
($50-$5)x2000株x110円=990万
となる(金銭感覚おかしくなってるな。。。)。が、実際にはその期間に2対1の株式分割を3回しているので、
($50-($5x0.5x0.5x0.5)x(2000株x2x2x2)x110円=8624万
になる。もちろんこれは1995年に貰った分なので、他の年に貰った分も合算しちゃったりすると。うーん素敵な感じですね。
といっても金額でGoogleと比べると少ないかもしれないが、こちらは最初の行使価格が非常に低いので、行使株数がもっと多い可能性があるだろう。倍とか10倍とか。また逆にGoogleが同じ株価のカーブを描きつつ、途中でSplitしてたら株数が倍になってそうなると。。。と夢も膨らむ感じ。が、実際にはMicrosoftはストックオプションも止めたし、Splitさせるんじゃなくて配当を出して株価を安定させるようになったので(2001年以降株価は$30くらいで安定してる)、今じゃそんなアメリカンドリームはないのかもねぇとも思う。
というわけでストックオプションは数年後に当時の年収の何倍にもなって返ってくる(可能性のある)素敵な鮭ということになるかと。株価次第だけどね。
さらに店頭公開前のベンチャー企業だと、行使価格が$0、つまりタダのストックオプションだったりするので、IPOで株価が跳ね上がったなんて日には、よくあるお話のように一晩で億万長者も夢じゃないわけですね。さらにさらに経営者だとペーペーと違ってストックの行使株数が桁違いなので(ストックオプションバックデート問題が噂された時、Appleの幹部には780万株のストックオプションが付与されてる)その辺はベンチャーでガッポリな人がコッソリ公開してくれたりするとより詳しいのではないかと思います。
ふと思った。
「○○なんてまだ信じてるの?」という表現がフックになっているのなら、「南京大虐殺がなかったなんてまだ信じてるの?」というキャッチで返すのが案外この手の真のメディアリテラシーのない層(でも本人達はあると思っている層)には効くんじゃないだろうか?
http://anond.hatelabo.jp/20080108182807
知り合いに「南京事件があったなんてまだ信じてるの?中共のプロパガンダに踊らされるのはバカだよ。ちゃんとしたメディアリテラシーを持たなきゃだめだよ」と豪語する30代男性(一流理系大卒の公務員)がいるのだけれど、「南京事件がなかったと考える根拠は?」とたずねてみたら、東中野修道氏の本すら読んだわけでもなく、もっと言えば小林よしのり本すら読んだわけでもなく(彼には本を読む習慣がないため)、「ネットで、南京事件があったなんてまだ信じてるの?っていうコメントをいろんなところで見かけたから」というのがその理由だった。
どうやら「○○なんてまだ信じてるの?」という表現がフックになってるようで、一般に流布している説に疑いを持つ=メディアリテラシーだと思ってるみたいだ。
どんな言説に対しても等しく「まず疑ってかかれ」という姿勢自体は正しいと思うんだけど、そこから先を判断するやり方ってのは、考えてみればあまり語られることはないような気がする。
トンデモな言説も数にあたれば、なんとなく傾向のようなものが見えてきて「これ怪しい」っていう嗅覚のようなものが働くようになると思うんだけど(そしてある意味彼はサヨク的なものに対する嗅覚はあってサヨク的な文脈で南京大虐殺の存在が肯定されてるからそれはプロパガンダだと認識しているのではないかと思う)、よく考えたら普通の人はトンデモな言説の数にあたるっていう体験があまりないんじゃないかという気がしてきた。
トンデモな言説ってことオカルト系にあふれているけど、好事家じゃないとそういう文献をわざわざ読まないだろう。
だから、そういうのに晒されてこなかった人たちがネットで初めて目にすることによってうっかり引っかかっちゃうんじゃないかなーとか。
言説の妥当性について判断するポイントとかうまくまとめたものってないのかな。
http://anond.hatelabo.jp/20080110015318
都道府県公務員をしているものです。研究職(農業試験場)です。
まずは合格おめでとうございます。いやな話になりますが、きいてください。
もしも理系の専門職・研究職(農学、化学、土木、建築、電気等)で公務員になったとしたら、院卒との待遇の違いはご存知ですか?
私は幸い院卒ですが、以前後輩が院卒と非院卒の違いに嘆いて(給与は良かったけど、メインで研究できない現実に絶望した模様)
退職した悲しい思い出があります。
実際には元増田さんの市町村の方針にもよるだろうから、務めている方に非院卒の現状を色々聞いて(親戚や先輩にいるでしょ?)みてください。
あくまで私が知る限りの話なので。
知り合いに「南京事件があったなんてまだ信じてるの?中共のプロパガンダに踊らされるのはバカだよ。ちゃんとしたメディアリテラシーを持たなきゃだめだよ」と豪語する30代男性(一流理系大卒の公務員)がいるのだけれど、「南京事件がなかったと考える根拠は?」とたずねてみたら、東中野修道氏の本すら読んだわけでもなく、もっと言えば小林よしのり本すら読んだわけでもなく(彼には本を読む習慣がないため)、「ネットで、南京事件があったなんてまだ信じてるの?っていうコメントをいろんなところで見かけたから」というのがその理由だった。
どうやら「○○なんてまだ信じてるの?」という表現がフックになってるようで、一般に流布している説に疑いを持つ=メディアリテラシーだと思ってるみたいだ。
どんな言説に対しても等しく「まず疑ってかかれ」という姿勢自体は正しいと思うんだけど、そこから先を判断するやり方ってのは、考えてみればあまり語られることはないような気がする。
トンデモな言説も数にあたれば、なんとなく傾向のようなものが見えてきて「これ怪しい」っていう嗅覚のようなものが働くようになると思うんだけど(そしてある意味彼はサヨク的なものに対する嗅覚はあってサヨク的な文脈で南京大虐殺の存在が肯定されてるからそれはプロパガンダだと認識しているのではないかと思う)、よく考えたら普通の人はトンデモな言説の数にあたるっていう体験があまりないんじゃないかという気がしてきた。
トンデモな言説ってことオカルト系にあふれているけど、好事家じゃないとそういう文献をわざわざ読まないだろう。
だから、そういうのに晒されてこなかった人たちがネットで初めて目にすることによってうっかり引っかかっちゃうんじゃないかなーとか。
言説の妥当性について判断するポイントとかうまくまとめたものってないのかな。
ホントにタイムリーな中国社会の事情が伝わる内容で興味深いもの
でした
「子供たちは良い仕事について安定した生活を送るために全員が一流
の大学を目指して勉強する。大学に入れたからといって安心ではな
い。就職できている人は大卒で7割・・・残りの3割は仕事に就けない。
親も競争社会の中に生きており、肌で焦りを感じており、まだ小学生
の小さな子供に当たり前のように現実見せつけていく。子供たちはか
なりのプレッシャーを感じ、救いを求めているが全く聞く耳を持たな
い。」
んっどっかで聞いた事ありませんか
みなさんはこの中国の状況を聞いてどう思いますか?
僕は羨ましいと同時にかわいそう、または恐ろしいと感じます。
理由を一つずつ書いてみます。
羨ましい・・・これは中国全体に一体感を感じるからです。みんなで同じ
ないと思っていた事が出来るようになり、現実になってい
き、中国人として誇りと自信を築いていっているように感
じるからです。これは今の日本には全くといっていいほど
感じる事が出来ません。
かわいそう・・・子供たちの現状です。がんばってもがんばっても親に褒
めてもらえず、さらには人格まで点数で見られているよう
ってのはわかるのですがこれでは大人になった時には人の
気持ちなんて考えないような社会になってしまうような気
がする。今の日本がそうであるように。
恐ろしい・・・日本は2030年あたりには中国に追い越されるという
予測が出ています。今のペースでいけばほぼ確実です。
している人もいました。ちなみにその人は今年中国が、
て取り組んでいるのです。かといって日本も同じようにか
つての学歴社会に戻ろうといっているのではありません。
かなければならないのです。例えば、マニュアル的な発想
を生み出せるような教育です。本当にほんの20年後には
終わったな』と言われかねません。沖縄なんていつの間に
てつもなく恐い。
ただ、中国だけでなく今私たちが住んでいる地球規模の力の構造図
が大きく変化していく時期に差しかかっているように思います。特
にこの2008年は目まぐるしく時代が動くターニングポイントに
なると確信しています。
(※次回時間がある時にこの件に関しては書きたいと思います。)
私たちはグローバリゼーションの真っ只中にいるのでこれからは
日本人との競争ではなく、世界中の労働力と戦って仕事を勝ち取り
生き抜いていかなければなりません。もう勝負は始まっています。
ただポカンと過ごしていてはこれからの時代は差がついていきます
『負けるな日本人』
週刊新潮6月7日号p.54-p.56(記事中の太字の人名、登場順)
久本雅美 滝沢秀明 上戸彩 石原さとみ 長井秀和 はなわ 氷川きよし
クリスタル・ケイ パパイヤ鈴木 オーランド・ブルーム チョウ・ユンファ
モンキッキー 相田翔子 柴田理恵 山田花子 若槻千夏 鈴木杏 青木さやか
研ナオコ 高橋ジョージ 三船美佳 岸本加世子 AI DefTechのMicro
AquaTimezのメンバー 井沢八郎 木根尚登 山本リンダ
FLASH 6/26号
青木さやか 田中美奈子 市川右近 山田花子 柴田理恵 草彅剛 研ナオコ 岸本加世子
石原さとみ 氷川きよし 長井秀和 パパイヤ鈴木 細川たかし 木根尚登 久本雅美 滝沢秀明
上戸彩 段田安則 三船美佳 中村俊輔 山本リンダ 千堂あきほ 中嶋朋子 島田歌穂 彦摩呂
ティナ・ターナー スティービー・ワンダー 雪村いづみ 朝比奈マリア 桜金造
エレキコミック 松あきら 相田翔子 鈴木早智子 大森隆志 橋本章司 八島順一 加藤ローサ
Micro AI 高橋ジョージ ハービー・ハンコック チョウ・ユンファ 旭道山 ライオネス飛鳥
長与千種 ロベルト・バッジョ クリスタル・ケイ 中川家 オーランド・ブルーム 水戸泉
坂上二郎 岩隈久志 天地真理 仲本工事 上田正樹 森本尚幸 小川菜摘 愛川欽也 平尾昌晃
秋川雅史(「千の風になって」) ヘリョン 滝沢沙織 林家まる子 磯山さやか・和希沙也・
雨宮朋絵・佐藤竹善・清水直行・島村幸男 アグネス・チャン 柳原可奈子(確定)
宮田和幸・平下晃司・岩隈久志 福田麻由子 マキシマムザホルモン(創価大卒)
IKKO 宮本輝 木根尚登 宇都宮隆 小川菜摘 ゆでたまご 藤崎マーケット Crystal Kay
先ほど、すごいことを発見しました。それは、「政権が長期政権かどうかは、首相の学歴にズバリ、比例する傾向にある」ということです。この学歴問題を引き合いに出すのは「タブー」になっているのですが、歴代首相を論じる以上は首相の出身大学について語らないわけには行かないのです。
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安倍晋三 成蹊大法卒 会社員(+成蹊学園(小学校・中学校・高等学校))
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これを見て分かることは非常に多い。まず気が付くのは、宮澤喜一首相を最後に東大出身の首相がいない、ということです。ここ数代は、慶応と早大のたすきがけ的な形で続いています。
そして、一般的な「偏差値」が高い大学を出た政治家は首相になると「長期政権」になるということです。これは、上の履歴書をみると明らかです。
調べるまでは、まさかそんなことは、と思っていましたが、「政治家における学歴差別」は歴然として存在するのです。これで、なぜ安倍首相が不人気なのか、信望がないのかがよく分かりました。偏差値の高い大学出身の首相は、まわりに似たような学歴の政治家がたくさんいるワケです。そうすると「同窓会ネットワーク」の層が厚い。
同じ大学の仲間意識で皆が支え合うという意識があるわけです。これは、アメリカにおいても同様で、ブッシュ大統領はあれだけバカだと言われていますが、しっかりエスタブリッシュメント大学のイエールを卒業し、しかも、エリートクラブ出身です。それを考えると、安倍首相は哀れなくらいに学歴が低い。いや、学歴が低いといよりは、彼の場合には「受験を経験していない」のです。
受験を経験していないということは、「忍耐力がない」「修羅場の経験がない」という風に一般的に判断されます。しかも、安倍首相は小学校からのエスカレーターです。普通に受験して成蹊大学に入っているわけではない。これは非常にマイナス点です。
日本では、東大受験に成功することが最高のステータスシンボルであり、東大は一時期までは総理大臣を供給する大学でした。アメリカのジャパン・ハンドラーズの研究には「東大」の研究書もいくつもあるんです。東大は官僚制度と政治家にネットワークを持つ。これが日本の最大のパワーだったわけです。
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最も有名なのはチャルマーズ・ジョンソンが共著で加わっている以下の本。ハードカバー版しかない。表紙の「東大」という文字が笑えます。
An Empire of Schools: Japan's Universities and the Molding of a National Power Elite (Hardcover)
by Robert L. Cutts (Author), Chalmers Johnson (Introduction)
Table of Contents
Foreword
Preface
Ch. 1 If There Is a God, He Went to Todai
Ch. 2 First Principles: The Society
Ch. 3 First Principles: The Individual
Ch. 4 The Ivory Basement
Ch. 5 A Tale of Two Citizens
Ch. 6 The Leisure Class
Ch. 7 Who's on Top: The Women Elites
Ch. 8 Family: She's Got the Whole World in Her Hands
Ch. 9 Weapons
Ch. 10 Making It
Ch. 11 Fifty Ways to Lever the Governed
Ch. 12 Reform: No Exit
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同様に、早稲田大学は在野の精神で早大雄弁会を結成し、これも政治家供給源になってきました。慶応大学もどうように政財界に太いパイプがある。小泉前首相と綿貫国民新党党首の共通項はともに慶応出身というところです。意外なところで接点があって、それが情報交換のきっかけになったりする。
慶大出身の綿貫氏
そこに行くと、大変失礼なのですが、成蹊大学出身の有力政治家というのはほとんどいません。政治家の仲間がいないということは、つながるネットワークが少ない、ということ。安倍首相のネットワークは「安晋会」のようないかがわしい人たちの集まった後援会組織だったり、父親の晋太郎の時代からのサポートスタッフです。
安倍晋太郎は、病気で早くに亡くなっており、これを継ぐ形で晋三が政治家になっています。安倍家には、東大出身の寛信という三菱商事・中国支社のエリートビジネスマンもいましたが、なぜか彼ではなく、晋三に白羽の矢が立っている。
そうなると、何にも自分だけの基盤がないエスカレーター学歴の彼には、父の周辺の後援会に頼るしかなかった。そうなれば、晋三はいいなりです。広域ナントカ団だったり、地元の土建業者だったりがまとわりついてくる。それをさばくのは側近たる秘書なのでしょう。
こうなると、なぜ東大出身の寛信氏が後継者にならなかったのかが気になります。順当に東大出の晋太郎が総理大臣になっていれば、晋三が後継者になることはなかったのではないか、と強く思います。しかも、晋三氏には「南カリフォルニア大学」在学時の学歴詐称疑惑で騒がれたこともあります。結局、卒業はしていないということだったようです。民主党の代議士の学歴詐称を追及している段階で噴出した問題でした。
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上のリストに戻りますが、小学校卒業の田中角栄内閣は、やはり短命政権でした。しかし、彼は安倍首相と違い、たたき上げで、一級建築士の資格も持っていた。だから、それなりにポイントは高かったのだろうと思います。鈴木善幸首相もやっぱり短命政権。宇野宗佑首相も、羽田孜首相も・・・・。みんな“ポイント”が低かった。
これを法則化して理解した上で他の首相をみていくと、細川護煕首相、上智大学出身。細川政権は約一年しか続いていません。早大出身の海部政権は約三年続いています。この事実から、キリスト教大学である上智大学は、首相になる場合の「持ち点」が少し低い、ということになるでしょう。ちなみに政治家では野田聖子さんが上智出身です。村山元首相の明治大というのも微妙なところなのでしょう。
そこに行くと、面白いのは、故・三塚博さんと小渕優子さんです。三塚さんは、派閥の領袖も務めた大政治家です。彼は、東京獣医畜産専門学校(現日本大学生物資源科学部)を経て早稲田大学第一法学部へ学士入学し、1951年に卒業。在学中は雄弁会に所属しています。わざわざ早稲田に学士入学しています。これは雄弁会に入るためでしょう。雄弁会というのは、今は威光もかげってきましたが、それでも現内閣では山本金融大臣を初め出身者が多い。森元首相、竹下元首相も雄弁会ネットワークです。三塚さんは学士入学で早稲田に入って持ち点を上げようとしたわけです。残念ながら、その努力は報われませんでしたが、閣僚にはなっています。
同様に、早稲田大学に社会人になった後に入学したケースとしては、元首相の娘さんである小渕優子さんの例があります。彼女の場合は大学院です。小渕さんは、羽田首相と同じ、成城大学出身です。この大学は意外に政治家が多い。しかし首相になったのは羽田さんだけです。しかも短命政権でした。
そこで小渕さんは、女性なので雄弁会には入れないのですが、早稲田大学に政治家をやりながら入学するという「奇策」に打って出ました。これは凄い。さすがは政治家の娘です。政治感覚が鋭いなあと思います。成城大学では幾ら政治家として頑張っても総理大臣はなれない、と冷酷に判断したのでしょう。早稲田に入学したということは、早稲田出身の政治家のネットワークの末席に置いてもらえる可能性がある、ということです。それでもなかなか首相への道は厳しいでしょうが・・・・。なんだか応援したくなりますね。
そう考えると、小学校からのエスカレーターの安倍晋三という人が首相になっていることは、国際的な一大スキャンダルである可能性が高いのです。安倍首相が国際的に影が薄いのも早稲田や慶応のネットワークに入っていないからかもしれない。そう考えると、一応、外国の政治家の経歴を調査する情報機関の間では、東大、早稲田、慶応の当たりの大学は評価されている、という見方も出来そうです。これが安倍さんが慶応幼稚舎出身だったらもう少し違ったのかもしれないですね。
そのようにしながら、日本の政治家を出身大学別に持ち点でプロファイリングしていくのも面白いと思います。同じ慶応や早稲田でも、政経学部か文学部か(例:石橋湛山)、第一部(昼間)か第二部(夜間)かで大きく違うのでしょう。私の出身は早稲田の一.五部と言われた社学出身なので、政治家的には微妙なポジションでしょう。
こういう当たり前のことは差別になるといってタブー視されていますが、やはり安倍政権は坊ちゃん政権だったのです。周りに大学のネットワークがないから、変なおかしい団体が支援者として食っ付いてくるわけです。そう考えると、やはり安倍政権、長くないでしょう。
ここでどう考えるべきか判断に苦しむのは、ポスト安倍の麻生太郎外相の扱いです。学習院大学政経学部政治学科卒業とあります。その他、スタンフォード、ロンドン大学に留学しているようですが学位があるかどうかは分かりません。学習院というのはどういう扱いになるか。彼は皇族の血が入っていると同時に、カトリック教徒です。クリスチャン政治家では、大平首相がいますが、これは短命政権に終わりました。(病気だったからかもしれないですが)学習院出身の首相はいないので、これが持ち点が高いのか、低いのかは分からない。ただ成蹊大学出の安倍首相よりは間違いなく麻生外相の方が持ち点は高いはずです。
そこへいくと、同じように微妙なのが東大出身の谷垣禎一元財務大臣です。彼が首相になれば久々の東大出身総理となります。しかし、彼は消費税を上げたりして、短命政権になるでしょう。その後に、つまり消費税上げをやった後に、民主党政権が出来るかもしれない。
つまり、大蔵官僚が、自民党に責任をおっかぶせて自分たちは民主党政権をコントロールするという考え方です。官僚を統制しているのは一部にはアメリカです。今の官僚制度をコントロールできる角栄のような政治家がいないので、官僚制度も政治家同様、アメリカに目を向けて指示を仰いでいるんでしょうね。
そう考えると、安倍首相がやたらと左翼思想を批判したり、「美しい国」というようないかがわしいタイプの保守思想を喧伝したがるのも、東大学歴に対するコンプレックスなのかもしれないですね。安倍家、佐藤家には東大出身が多いですからね。東大といえば、左翼思想、丸山真男、というわけです。「家庭の事情」で教育改革をやられては非常に困るわけですが・・・・。
まあ、政治家の価値は学歴だけで決まるというわけではないでしょうが、実際に統計的に結果が出てしまっているのは隠せませんね。