はてなキーワード: ゆりかごから墓場までとは
イギリスの第二次世界大戦では金融政策上のスローガンとして「ゆりかごから墓場まで」という
英国の映画監督である、ダニー・ボイルは27時間や、スラムドッグ$ミリオネアを描き
映画、トレインスポッティングの中では、薬まみれの若者に、
と自分たちを対比させ、
「退屈なテレビ、家庭、住宅ローン、最初に買う家、保険、税金控除、
これらをクソだと冒頭で述べる。
その若々しい青さはそのうちに、disappearするのだ。保身、なんとなく生きる人生。
ゴールデンウィークもパーナン。お腹に外人の子を抱えた、風俗嬢(ナンパ)から、
BCGに転職した同級生まで、いろんな人にあった。そんななかで
岩瀬大輔の「ハーバードMBA留学記 資本主義の士官学校にて」
を読んだ。
ここに出てくる連中はいわゆる過去のケース、成功した人を後からたどったMBAの
ケースであるというよりは、かなりとんがっておかしくなった連中に見えた。
ベンチャースピリットとは路上でナンパすることから、HBA(ハーバードビジネススクール)
を出て、ベンチャーをExitさせることまで、どれもそれは0→1をする、スピリットなのかも
しれない。
心底下劣な根性であると思う。
本来うちに秘めておくべき感情の吐露であるが、
文章にして落ち着きたいと思う。
しかも、「無い内定」であるだけでなく、
留年の危機も抱えている。
だらしないところもあるが、
かわいい彼女もいる男だ。
その彼が少々というかかなり最近「うっとーしく」なってきた。
元々だらしないく、ピンチに弱い男ではあったのだが、
その都度仲間が手を貸したりしてなんとかなっていた。
昨年の留年の危機などもいい思い出だ。
そんな彼が就活で愚痴を垂れ始めたのは5月半ばくらいであっただろうか。
ある日こんなことを言い始めたのだ。
「お前さんが内定もらっててなんで俺がもらえないんだろうなぁ。」
それなりの準備と心構えをもって就活に臨んだ。
その結果の内定だったわけだ。
それをどうやら彼は私が適当に就活をやって内定を得たと心底信じ込んでいるらしいのだ。
ルーズで有言不実行でどうしようもない愛すべき馬鹿野郎だとは常々思っていたが、
アドバイスを求められて、私が彼の気をつけたところがいいことをいくつか述べても
(欠点を指摘するのは気が引けるものだが)
彼はいかに自分が努力をしているか、いかに自分が悲劇のヒーローなのかを語るだけで
聞く耳を持とうとしない。
彼の求めるサポートは「ゆりかごから墓場まで」の護送システムに他ならない。
この間、面接のアドバイスを求められ、数点のポイントを述べたが、
結局は「でも面接官と学生の視点って違うんじゃね?」と話を折られてしまった。
周りの友人達はだんだん彼から疎遠になっていく。
就活というストレスフルな環境がその人間の本質をさらけ出していく。
こいつはダメだから俺がサポートしないとと勝手な正義を押し付けているのだろう。
本当にダメなのは自分とも気付かずにだ。
世間的にいい大学、いい会社と、俺のステータスは社会的に見てかなり上だ。
結局この先も人を見下してしか生きていけないのかと思うとどうしようもないやるせなさを感じる。
人からは優しい優しいと言われるが、
その優しさは十中八九「見返り」や「見下し」の優しさだ。