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単体で1000人くらいの箱”は”埋められるくらいの規模でやってるアイドルがいっちゃんキツい
この先と言えばZEPPとかの2000~って感じになっていくんだけど1000→2000はかなり距離がある
売れていくアイドルは旧BLITZ→ZEPPを一気に駆け抜ける
BLITZで足止めを食らうとなかなかZEPPに上がれずに汲々としだす
旧BLITZクラスを単体で埋められるアイドルはそこそこ金をかけてちゃんとやってるアイドルがほとんどだ
その辺の手作りでやってます!ってレベルの地下アイドルじゃそうそうたどり着けない
そうなるとスタッフもそれなりの数抱えることになるわけだが、BLITZクラスだとそれのペイが実はキツい
維持もキツけりゃ上にも行けない、かといって今更クラスは下げられない
BLITZ埋まるクラスだと地下アイドルほどファン一人一人とディープにも絡めずに集金効率も落ちる
BLITZクラスを抜けられないアイドルはだいたい休止か解散になる
BLITZってのがきっとちょっとだけ無理して立つステージって感じなんだろうな。
逆にもっと下のクラスの箱レベルのアイドルはそもそも規模自体が小規模でやっているので
なのでそのクラスの箱で活動することで満足しているというか、そこがゴールでいいやというアイドルは少なくない
その一歩上に上がるのには、活動規模や方針の大幅な変更が必要になることが多い
なんとか捻り出してそれをやってもうまくいくとは限らない
なので、給料は上がらないけど損は出てないくらいの規模で落ち着いてしまうアイドルは多いが
でも、そういうアイドルは意外と長続きする
思い出について語る。始めに、筆者は2014年前後からいわゆる地下アイドル界隈で仕事をしてきた。すぐに身バレするので一切詳しく書く事は出来ないが今は実家に戻り、別の仕事をしている。大体カラフルスターライトの発売前後からcheaky paradeのライブを見る機会に恵まれていた。
思えば、C.P.U!?が当時圧倒的なキラーソングとして東京近郊のオタクの間で語られていて、いわゆるチキパMIXを打つオタクをみて楽しそうだなぁと感じていた。
各社の思うところがあるにせよ、やはりいわゆる地上のアイドルとしてのプロデュースを優先するあまりにイベントを選び、出演費をとって活動するというのは厳しい部分もあるように思える。例えば、今月先月のライブイベントが合わせて4本というのは回収するとかそういう話ではない。解散の発表があったにも関わらず5月のスケジュールが白紙のまま、というのは大変つらい。
予算配分についても近年大変つらいと見てて感じていた。露骨に予算が狭まったなというのがhands up以降だ。スタジオ撮影を中心にシフトし、美術の予算も薄くなりかつてのクオリティを担保できていないように感じる。(もちろん新しいことにチャレンジしていて素晴らしいが)
この辺りからcheaky paradeのイベント出演は減りアーティストとして一度上がった形になる。かといって地上波の番組出演やグラビアといった活動が伸びている訳でもなく、別の姉妹グループで精一杯という感じだ。
とは言え、終わった話を書くのは置いておいて、今の頑張りを見てほしい。ここ最近はMVを作らずにストックされていた曲を数週間おきにアップロードしている。リリースイベントやレコーディングスタジオ、おそらくゲリラ撮影と思えるロケを行いMVを出しているが、これらのものは制作陣はほぼ無給に近いものだと考えられる。考えれば考えるほど涙が出そうになる。marigoldのPVなんて、本当にゲリラを中心にディレクターのセンスだけで最低限以上のものを作ることに成功している。
かつてイベントのラストを飾りみんなが盛り上がる曲を歌っていた彼女たちが、夢をまっすぐに歌い、仲間と離れてそれでもcheaky paradeを守ってきた彼女たちが、その活動を終える。 閉めるタイミングミスったのかなーとは思っていたがもうちょっとなかったか...
Answerなんて歌わせないでほしい。あんなに元気溌剌に跳ねていた少女たちが、狭いダンススタジオでこれからのことを歌っているなんてつらすぎる。予算規模も社内のカメラに照明レンタルで5万もかからないだろう。組織の力学でも、周囲の大人がそれでも、と頑張っているのがありありとわかってしまう。社外の人間として見れば、一連のMVの予算規模は5本で100万グロスでみたいなレベルにしか思えない。
実際にどうなのかは知ることができないのだけど、頑張ってるように見えるのでよかった。
最後の時はまだ先だけど、これから少しでも彼女たちとその関係者に幸運があることを願っている。
そしてa社のグループを応援している人たちは忘れてはならない。
それでは、赤坂blitzで会いましょう。