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2023-08-12

「本当の金持ちは〜」とか言う時の『本当の』ってただの理想じゃない?

ネットで定期的にそんな書き込みを見かけるけど、自分なりに疑問に思ってることを書く。

『本当の金持ちは敢えて上下ユニクロとかシンプル、でも靴と時計だけはこだわってる』

『本当に頭のいい人は難しい言葉を使わずこちらにも分かりやすく話してくれる』

言われると確かに~ってなるんだけど、同時に引っかかる点もあったので、

自分の考えの整理のためと、ほかの人の意見も聞きたいので内容をまとめる。

疑問①『本当の』金持ちって表現があるということは『偽物の』金持ちがいるの?

この手の話の中には共通イメージがあるようで、例えばお金持ちの話になると以下のような順序になる。

一般人 < ブランド品を身に着けて高級車を乗り回して自慢してくるタイプ金持ち < ひけらかさないいわゆる『本当の』金持ち

イメージとしては分かる。

少年漫画でも武器めっちゃ持ってるアーマー着たマッチョと、古びた刀一本持ってる寂れたジジイが戦ったらまず本当に強いのは寂れジジイの方だし。

でもブランド品を購入して高級車乗り回してるんだから、その人の金持ち度は偽物ではなくない?それを俺ら庶民が「ああいうのは本物の金持ちはしない」って否定するのおかしくない?

性格容姿みたいな数値化しづらいものならまだしも、資産という明確に数値化できる指数があるのに、それをひけらかすと本物扱いされないのはおかしいのでは?という疑問。

疑問②それ『本当に頭のいい人』っていうより『我々のような馬鹿に対して置き換えや比喩表現での説明が上手い人』じゃない?

馬鹿から周りの友達もずば抜けて頭のいい人っていなくて、サンプル数が少なくて申し分けないけどよォ、

人生の中で関われた頭のいい人って、理系大学教授数名と、元大企業役員だった増田の働く会社社長くらいなのよ。

客観的な数値を出したわけではないけど、まぁどちらも間違いなく日本人トップ数%の頭のいい人だから、『本当に頭のいい人』って言っても差し支えないと思う。

そういう人の話に出てくるワードって、俺たちが理解出来るレベル言葉に噛み砕いちゃうと、逆に齟齬が出ると言うか、事実と違う言い回しなっちゃう。

から正しい言葉のまま発信する必要があるし、むしろ受け取り手勉強していないとそもそも会話が成り立たない。

逆に表面上の浅い部分のみを、俺らに分かりやす比喩表現を交えて理解出来るところだけ話してくる人って、せいぜい俺らよりちょっと頭がいい人とかくらいで、それこそ本当に頭のいい人って立場上俺らに噛み砕いて説明する必要が無い立場の人なんじゃねえかっていう推測。

疑問③『本当の~』で話題に上がるイメージの人、全員人格者過ぎない?

お金持ちにも頭いい人にも一定性格が悪い人いるけど、『本当の』を付けると、何故か自然人格者である事が求められる。でも実際は性格悪い人って一定数いるけど、そういう側面を見ると「本当のOOはそういう事しない」って否定される。


以下、推測

①意外性によるバズりやす

お金持ち『なのに』あえて上下ユニクロ

難しい事が分かる人『なのに』難しい単語を使わない

こういう「普通こう思うけど実はOO」みたいなのってバズりやすいから目に付く。

意外性がフックになって、読んだ人が納得すると豆知識のように拡散したくなり、結果目に入る回数が増える。

人格者ではない成功者否定したい

個人的にはこれがインターネットの民の深層的にあると思っている。

きちんと事業成功させて、でもひけらかさずに謙虚な人とか最高じゃん。

俺らより何段階も頭良いのに、小難しい言い回しせずに真摯に分かりやすく話してくれる頭良いやつとか好きじゃん。

世の中自分より上の人ってそういう人がネットだと持て囃されるけど現実はそうじゃない。

お金あって性格最悪な人とか、頭が良く仕事が出来るけど、カタカナ語多用して伝わらないと馬鹿を見る目で見る人とか普通にいる。

から俺らの防衛本能として、そういう奴らは『本物』じゃないって自分に言い聞かせてるんじゃないかという推測。THEインターネッツ

これ書いてる増田は弱い人間から、心のどこかで『俺の尊敬出来る良い人間金持ちとか天才であってくれ』って僻み半分羨ましい半分で考えてしまう。比べてもしょうがないのにね。

他にも意見とか理由あったら教えて欲しい。

 
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