住宅のリノベについて(別解）

2024-08-20

この記事を見て、似たような建物（場所はもっと山間の中）をリノベした時の別解をメモ

ゴミ出し。ボランティアが出して、プロのゴミ処分業者に積み込みをしていただき、残ったものはオーナー一家に判断してもらった。思い出のものとか大量に出てきたが全て捨ててくださいと覚悟決めていってもらえたため素早く済んだ。
屋根瓦は比較的健全だったため、高圧洗浄してちょっと直すだけでそのまま使用した
基礎はコンクリのベタ打ちになっていてここもほぼそのまま。奇跡的に躯体にサビなど致命的な障害はなし。塗装はし直した。
家は鉄骨の倉庫にベニヤ板をやってあるだけみたいな作りだったので、スケルトンにする気がなかったがほぼスケルトンになってしまった。
水回りはプロに依頼。
サッシなどはそのまま使いつつ、後付けの安い二重窓を追加。母屋を解体したときに出たシステムキッチンなどを流用するなどできる限りコストを下げる
安い建材を一方で、発泡ウレタンの吹きつけで、虫＆ネズミ対策をかねて高断熱に仕上げる。エアコン1台で家中をなんとかする想定。

伸び放題だった庭の剪定や、伐採などは行った。

それ以外は特に弄らないつもりだったが、外で食事がしたいと言う需要が現れて、水道の追加は後からやった。

12畳ぐらいダイニングキッチンに、8畳の部屋が3つ、6畳の倉庫、バリアフリートイレ×1,普通トイレ×1,シャワーブース×2（歩いて30分ぐらいの場所に温泉施設があるで風呂はなし）
バリアフリー。車椅子で隅々まで行ける。全部引き戸。
石膏ボードに壁紙、安フローリングというと言う普通の洋間。各部屋に作り付けの収納はなし。2×4材で作った木の棚を置いてあるだけ。
とにかく断熱と虫が入ってこないこと、水回りの清潔さは徹底的にやりました。（これが駄目だと本当に無理になっちゃう）

300万円ぐらい。そのうち水回りのプロへの依頼が80万、断熱に120万ぐらいかけている。

解体費は母屋の解体と合わせてやったので金額不明。

貸し出せるようになるまで半年ちょいかかった。ボランティアの協力者も入ってくださったが、ほぼ3人ぐらいで集まれるときに地道にやったため、人件費は入ってない。

周辺の似た建物とキャンプ場とグラウンドを一体運営して、民泊・貸しスペースとして運用中。一棟貸しで合宿利用をメインターゲットだけど、家族連れとか、企業利用とか、地道に営業しています。

オーナーさんが所有して、うちに管理を委託という形態。うちは黒字で補修費の積立も出来てるけど、オーナーさんが負担してくださった金額を入れると無理。

他にも空き家がまだ何件もあって地道にリノベしてます。

オーナーが「価値がないから捨ててしまえ」と判断するものと、周りの人がいいじゃん、使いたいと思うものは結構差がある。誰かにもらったまま眠っていた贈答品とかは誰も欲しがらないが、おばあさんが集めていた古いコーラのノベルティとかのガラスコップとかは引く手あまた