2021-03-25

スカートを履けるようになるまで15年かかった。


まず初めに、私は20歳になる年の春までスカートが履けなかった。(制服を除いて)

最後に履いた記憶は、幼稚園の年少よりも前だから、やはり15年以上前ということになる。

私がスカートを履けるようになるまでの歴史は、私の中での「価値観の変化」の歴史でもあるから、書き残しておきたい。

1. 「〇〇(私)はお母さんのお腹の中にち〇ちんを置いてきちゃったんだね」

幼稚園の頃、私はいわゆるレンジャーものが好きだった。

理由簡単で、話に出てくるのが"人"だったからだ。

プリキュアおジャ魔女どれみ(世代がバレる)は、敵キャラビジュアルが当時の私からしたらとても怖くて苦手だった。

そして、同時期、私は幼稚園の園服の半ズボンから覗く自分の太い足がコンプレックスで、スカートを履きたくなかった。

当時の私は、プリキュアに出てくるような「足の出る短いスカートしか知らなかった。

レンジャーものが好き

スカートが嫌い

以上の2点を踏まえた上での祖母言葉が、タイトルセリフだ。

幼稚園からしたら、大人言葉というのは絶対で、私はぼんやりと「私は男に生まれたかったんだ」などと思ったりもした。

一度も思ったことないのに。






2.「〇〇ちゃんって、スカート履かないよね。」

小学生の頃、何気なく友達に言われた言葉だった。

他にも、「〇〇ちゃんってスカート似合わないよw」とも言われた。子供言葉というのは残酷だ。

友達からしたら、何気ない日常会話の一つだったのかもしれないけれど、私にとってはこれが高校生になるまで呪い言葉となった。

から言われた言葉によって、私は常に左右され続け、思春期の間は「私は男に生まれたかったんだ、周りもそれを望んでいる」と悩み続けた。

んなわけあるか、と今なら言える。





3.推しメンみたいな服が着たい

高校生卒業間近、アイドルにハマった。

そのアイドルグループは、モデル業などをこなすメンバーも多かったため、

ブログには沢山の私服写真があった。

2.に記述したように、高校生になるまで「私は男になりたいのかもしれない」と悩み続けた私は、女性ファッションに触れる機会がまるで無く、

この「アイドルブログ」こそが女性ファッションとの出会いだった。


そんな中で、推しメンがロングスカートを履いていた。

可愛い!同じような服を着たい!と感じた自分認識した時に、私は気づいた。

私がスカートを履きたくなかったのは、"コンプレックの足が出る"からだ。

それでは、ロングスカートなら関係ないのでは?と。

おまけに、その推しメンが履いていたのは黒のカジュアル大人っぽいロングスカートだった。

私のイメージしていたスカート=「短くてフリフリ」とは真逆で、

初めて「こういうスカートが履きたい!」と思った瞬間だった。



4.「スカート履くな!」

「wwwwwええやんwwww」

高校卒業する頃、3.のように「履きたいスカート」が見つかった私だったが、

19年間の考え方を変えるというのは、まだ少し難しく、「私なんかが着ても似合わない、笑われるだけだ」という気持ち支配していた。

時間は進んで、19歳も後半になる頃、私には芸人推しがいた。

その推し芸人投稿していたコント動画の中で、私は魔法言葉出会う。

まず、推し芸人について軽く補足しておくと、

彼女ショートカットで、言葉遣いも少し荒い関西弁でありながら、

ジェンダー蔑視などには頼らず実力で笑わせるといった芸風で、所謂「カッコいい女性」といった感じだった。

そして、私が見た動画というのが、そんな彼女が後輩から理不尽な追求(ボケ)をされるというネタだ。

彼女に対して、そんなカッコいい彼女を慕う後輩芸人ボケとして

スカート履くな!」

理不尽要求をする。

その言葉彼女は、爆笑しながら、ツッコミを入れた。

「ええやんwwwwwww」

呪いが解けた瞬間だった。



女の子なのにレンジャーものが好き」

「ええやんwwwwwww」

「〇〇ちゃんってスカート履かないよね。」

「ええやんwwwwwww」

私に必要なのは、好きなものを好きとはっきりと認める事と、

それを否定する周囲に対して返す「ええやんwwwwwww」だったのだ。

20歳を目前にした春、私は15年ぶりに"自分の履きたい"スカートを履いた。


5.

令和になり、少しずつだけれど、古いジェンダー観的なものは廃れつつある。

それでも、完全な状態ではないし、

何よりも、思春期にある学生学校世界の全てとなってしまうため、

多様な価値観に触れるのが難しい環境にある。

私のように、「周囲の言葉によって自己人格形成」してしまう人もいるかもしれない。

だけど、そんなのは無駄しかなくて、

自分が着たい服を着れば良いし、

好きなものを見れば良いし、

好きな風に生きれば良い。

周囲の人間が、自分のことを否定してくるなら「ええやんwwwwwww」って爆笑しながら返せば良い。

自分の好きなものをたくさん集めて、生きて行こうね!!!!!

  • すごくえらい!好きなものを着ていこう!

  • おジャ魔女どれみって敵キャラとかいたっけ?

  • まだまだ日本では難しいよ 他アジアの方が自由性はある

  • 中高は履いていたんだね、卒業してロングスカートに憧れたんだね タイトル大げさ 終わり スカートが履けなかった。(制服を除いて)

  • 女友達でスカート履かない子いたな 小学校の卒業式もパンツスーツだった なんとなく可愛いって言っちゃいけない気がして「かっこいいね!」と褒めた気がする 高校の頃再会したら普...

  • ヒメゴトね

  • レッテルの威力は強大。 元増田とは逆に子供の頃「ええやん!これが私!」と言えていた人間が大人になって言えなくなることもある。

  • うぉー!!すごく共感!! 制服は「着ると決められてるもの」だから、似合うとか似合わないとか考えないでいられるけど、自分で選ぶ状況になると避けちゃうんだよね~ 私も大学生に...

  • 自分を否定していたのに自分なのに、敵対心を外に向けないでよ

  • 中高は、制服で居る時間よりジャージの時間が多かったし 中学の時はジャージ登校が可能だったので 本当にスカートを全然穿いてない。 大学生になってもジーパンとかズボン。 就活...

    • こういう人が尻や足が太くてドーン!ていうのが素敵!ていう文化圏に育ってたら違ったのかなあ 日本人は本当に細い人が多すぎて、全然太ってないむしろ全然細い部類なのに太いと思...

      • デブを見たら「デブだ!」って騒いだり オバサンが足出したら「ババアが足出すんじゃねぇ!」って騒いだり スカート穿いたら「醜い足見せんじゃねぇ!」って言うような お猿さんが...

  • ジェンダーに関しては個々の気質が優先されつつあってそれ自体はいいことだと思うけど 周りに白い目で見られるのってちゃんとした席に礼儀無視のラフな服着てくる人とかが多くて そ...

  • 僕もスーツ着れるようになるまで26年かかりました。(留年)(中退)(ニート)

  • 呪いがとけてよかった!

  • ジェンダーこじらせた人って、結局ジェンダーへのこだわりが強すぎるんだよな。普通の人はそんなの気にしてない

  • 推し芸人 和田アキ子か

  • 呪いかかるのめっちゃわかるわ 私も小学1年の時に母から着せられたフリフリ服を友達の前で着たら「似合わない、ぶりっこ」ってバカにされて、それから地味な服しか着なくなった で...

  • すね毛ボーボーのおっさんがキルトを履く、そんな未来はいつ来るんや?

  • そんなわけあるかー!な話だなって思った でも、昔は今ほどにはジェンダーについての理解がなかったからな。らしさで縛るのが普通だったね。

  • 確かに都会にいけば好きな服を着てるであろうとおぼしき奇抜な人が多いな

  • スカートはいたらマソコの蒸れが解消したみたいななるほど~的な話かと思ったら違うのか 清潔は清潔そうだよな

  • 完っっっ全に忘れてたけど、私も昔はスカート履けなかったのを思い出した。 性自認は女だけど、女の子らしくするのが嫌だった。本当は履いてみたいけど、周りにどう見られるか……...

  • 内容どうこうよりも、いつもの女子おきもち長文が章ごとに読みやすく分割整理されてて、やるやん!と思った。

  • スカート履くな!がボケになるんか?それで笑えるんか? しょーもな

  • でもキモくて金のないおっさんが自分の好きな服を着るとお前は少しは周りの目を気にしろと言ってしまうんですよねわかります

    • 良かったな相手にされたな お前は少しは周りの目を気にしろと言ってしまう

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