私は大学4年だ。この一年、コロナが流行ってからというもの、大学にもいけず、バイトも休業続き。バカ高いお金だけをはらって私の大学生活は終わろうとしている。就活だって働き口は見つけてるけれど、一番行きたかった業界は採用中止や無期限延期ばかりだ。研修だってオンラインだし、リモート勤務の可能性もあって、同期と顔を合わせるのは何年後になるのやら。
卒業式だって縮小されて、お金はまるまる取られるけれど食事会もゼミの打ち上げも無くなった。
去年の春、感染拡大で前期すら始まらなかったころに「感染収まったらリセットされて自由な2020年になればいいのにね」だなんて叩いた軽口を繰り返せる自信も元気ももはやない。
テレビをつければ感染を広めている若者といわれ、はっきりと言って質の低いオンライン授業と、長い間閉まっていた図書館で不完全燃焼な卒論を書いて後期を終えた。
これが全部終わったら近場の温泉に友人と泊まって卒業旅行をしたいねなんて言ってたのも今や叶いそうにない。この一年、アルバイトの友人とも大学や高校の友人とも数えるほどしか会っていない。趣味の映画や舞台やライブも中止や延期やオンラインばかり。
コロナが流行っていてしょうがないのもわかりすぎるほどわかってはいるけれど、最後の楽しみすらスライドに書かれた突き放した言葉でなくなった。
この一年私たち「若者」の全員が考えなしに生きていたわけじゃない。
それなのに、政府や政治家たちは一年間まともな結果を一つも出さずに私たちを批判して、ただただ我慢しろ、自粛しろ、の一点張り。
テレビをつけても、意味のなさそうなフェイスシールドやマウスシールドで楽しそうにしているのは、私たちが我慢してやりたいのにやれないことをやってる芸能人ばっかりだ。彼ら彼女らはプライベートでは自粛していても、仕事では旅行をしたりおいしいものを食べたり、同業者と頻繁に会っていてズルいだなんて思ってしまい、そんな考え方も嫌すぎて最近はドラマさえも見れなくなっている。
ニュースのインタビューで批判してるのはおじさんおばさんばかり、必要に応じて電車に乗れば、感染対策が不十分なのは圧倒的に中年以上の人たちばっかり。ファミレスの前を通れば老人たちが集まってて、なんだか最近は自粛したって良いことなんて一つもないじゃないかだなんて思い始めている。オリンピックだって前は楽しみだったし、アスリートの気持ちを考えたら無観客とかで開催すればいいじゃん、とか思っていた。でも最近、某アスリートが「どうやったらできるかを考えて」だなんてほざいてるのを見て馬鹿馬鹿しいし、腹立たしい。もしかしたらそんなことを言った人はもっと上の立場を忖度したのかもしれない。本当にこれを言うのは良くないのはわかってるけれど、でもこんだけ私たちが我慢して楽しみを奪われてるのに、あなたたちだけ良い思いをするならば、是非とも中止にしてほしいと思っている。
というかなんなら今はオリンピックも政治も全部全部めちゃくちゃになってくれとさえ思ってる。
こんなことを書いたってなにも変わらないし、若者対若者以外の対立構造に陥ってるのはわかってる。医療従事者を考えるとこらえどきなのもわかってる。
片道分の燃料を乗せた飛行機で飛んだ未成年もいたってのにわがままなやつだなあ 今も砂埃の中銃を背負って歩かされてる10歳の少年兵がいるというのに 勝手に疲れてろ
子供なのね
夢を追って傷ついて
卒論が不出来なのをコロナのせいにするな。以上。
だめだね。
若者はマイノリティ