書き手のもっている情報と読み手の持っている情報を段階を踏んですり合わせていくことが大事だと思う。
勘違いしないで欲しいが、俺は元増田を揶揄するつもりは全くない。
見えなかった世界を見せてくれた元増田にはとても感謝してるし、文章も意味がわからないというほどではない。
これは単なる俺の趣味。
人によっては元の文章のほうが分かりやすい人もいるだろうし。俺の解釈が間違っている可能性もある。手クセもあるし。
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まれによくいる。
お前らの視界には一人も入っていないだろうが、地方都市にも何人かいる。全くの体感だが、日本中に数千人いても驚かない。
わからない、というのは敬語とか、読解力とか、そのレベルの話ではない。
「おはよう」や「こんにちは」みたいな、日常会話の時点でボキャブラリーの限界に達する。
「名前」「氏名」と書かれている欄に、何を書けばいいかわからない。
文字が書けないどころか、そもそも「名前」という漢字が読めない。語彙は100に届かない。
移民を両親に持つ子供たちの中に、そういう子がごくたまにいる。
生まれた時から日本にいるのだから日本語くらい覚えそうなもんだが、全く覚えていない。
さらに深刻なことに、彼らは日本語だけではなく親の母国語でさえろくに喋ることができない。
増田たちの感覚では日本人とは感じないだろうが、日本国籍があり、日本に住む意思がある。日本を祖国だと思っている。
間違いなく日本人だ。
そういう家族の子には母語がない。つまり、他者とコミュニケーションをとれる言葉を持っていない。
話せないから、友達はできない。そんな彼らにとって同年代の子は危険な存在でしかない。
まともな子はそもそも彼らを避けているので見えない。
まともじゃない子はまともじゃないので危険。
そういう経験をしてきた母語のない子たちは悲しいほどに察しが良い。
察しの悪い子はどこへ消えていったのか俺もわからない。
寡黙で人懐っこく、文書が読めないから法外に安く使えるので、職場でも最初は歓迎される。しかしすぐに問題が起きる。
突然のドロップアウトや、誰も原因の把握できない暴力沙汰は多い。意味不明なタイミングで泣き出す子もいる。
そして時間を守れない子が圧倒的多数。マジで時間が理解できない子もいるだろうが、恐らく「うつ」かそれに近い状態なんじゃないかと俺は思っている。
彼らにメンタルヘルスの概念はなく、下手するとココロという言葉自体を知らない。
本人が訴える方法がないだけでメンタルはボロボロなんじゃないだろうか。
優しい子のはずなのに凄まじく残酷なことをしたりする。
残酷だということが分かっていないのかもしれない。他人に優しくなるには教養がいるんだろうな。
人権も平等も彼らを救ってはくれない。ピンチに飛び出してかばってくれることもない。
元増田も読んだけどその上で一言 「人権最高じゃん?」 「移民の子」という確かな弱者属性さえあれば、例え加害者に回ったって優しく庇ってくれるのが"人権派"の皆様だろうに