2019-03-18

破産者マップを見ると、債務者勇気をもらえるという話。

まず断っておくが、破産者マップはクソである

破産者マップ

破産者情報官報を元にマッピングした末恐ろしいマップ(いずれ、サービス停止になるだろう)

ヤフーニュースでもトップに上がっているし、ネットでもここ数日話題になっている。

職場の同僚(彼は自分破産した事を知らない)からマップ存在を知り、自宅を調べてみたらバッチリ載っている。

自分名前・住所・事件番号裁判所場所。。

俺は昨年自己破産した。

理由は20代前半の時に作ったショッピングローン起因である

返せると思っていたら、途中で収入がダウンし払えなくなり消費者金融に手を出す(住宅ローン地獄Lite版みたいなものだ)

10年間で借金と言われているものに700万くらいは払ったんじゃないだろうか。

このお金があれば、どれだけ自分投資できたことか。 そんな事考えてもキリがない。

世間一般的に言われている「借金」で失うものは何?と聞かれて「お金」と言うが奴がいたら、それは借金経験者の発言である

・・失うものは間違いなく「時間である

金なんてものは、確かに稼げばいつでも戻ってくるよ。0になる。

それより、借金を背負ってしまたこと。常に金策に走り回る日々。どうやって返そうか。今月・今週・今日を凌ごうか。

いつになれば返せるか。今年?来年?5年後?

それまでこの仕事か・・ Wワークも必要だな。。。  

通常の思考が出来ない。常にお金の事が最優先になってしまう。  こういう思考回路になってしまっていた時間が非常に無駄である

(今になって本当に思う)

まぁ、借金理由いくら言い訳した所で意味が無いだろう。

破産のおかげで、自分人生前に進めた。

破産せずに、あのまま1日16時間労働(かつ休み無し)を続けていれば、借金返済前に間違いなく自分廃人になっていただろう。

事実途中から頭がおかしくなっていた)

破産したおかげで時間が作れて、考える余裕が生まれこうやって必要も無い記事も書くことが出来る。

将来についても考える事ができる。

そんな訳で自分破産を何も後ろめたい事だと思っていないし、むしろ人生の右も左もわからない時に背負ってしまった借金人生から

抜け出すきっかけをつくってくれた神みたいなものだと考えている。

破産=落ちぶれた とか 破産他人迷惑をかけるクズ とか考える人は、はっきり言って考えが浅い。

人生何も危機に陥った事の無い奴が、ただの空想物事しゃべってんだな、と思っている。

さてそんな破産者マップだが、眺めていてひとつ?と言うか思ってもみない発見があった。

それは・・・

思っていた以上に破産者がたくさんいた。

という事である

わが居住地の某都市破産者が1000人以上いた。

中心部なぞは赤点でいっぱいだ。同じ地域にも、同じ駅周辺にも、同じ番地にも、破産者がいた。

それも身近な時期に破産していた。

(あのマップ過去3年分をリストアップしている)

借金をしている時の気持ちは、借金を背負った事がない人間には決してわからないと思うが

「なぜ自分だけこんなに辛い思いをしないといけないのか・・」という気持ちになることがある。

>もちろん原因は自分なんだが。

要は、世の中でお金に困っているのは自分だけで、他の人間はなぜあんなにもお金に余裕を持って生活出来ているのか?

という思考である

他人を見るとますますそう思う)

一度社会に出ると、自分家計状況(特に借金漬けであれば尚更)を自ら積極的他人に伝える事は殆ど無い。

いや、まず無い。

私も破産立直前に、ネットで調べた「年代破産者割合」なんて記事を目にして「ああ、自分だけじゃないんだ」と自らを勇気づけた上で弁護士事務所に駆け込んだ・・という経緯がある。

それほどまでに、借金苦に陥っている人の思考は狭くなってしま

人間こういう風にできているのだろう)

だが、破産者マップはどうだろう。

あそこにも、ここにも、そこにも。赤い点だらけ。

私の実家人口1万人)の街=破産者なんてとうていいる訳が無さそうな街でさえ、2桁の数がいた。

これは視点を変えればかなり勇気づけられるデータである

何が言いたいか


破産者マップはクソである

これから人生を再出発しよう(俺含め)という人間気持ちを踏みじっている。また、住所を隠さなければいけない人もいるだろう。

彼ら?運営側が行った事は、たとえ死で償ったとしても、まだまだ償い切れない程のものだろう。

それくらい許しがたい。

あのTwitterアイコンもクソだ。舐め腐っている。

ただ、見方を変えれば世の中こんなに破産者がいるという事である

特に都会については、あなたの近所にもたくさん破産者がいるのです。

から借金に困っている人は今すぐ弁護士事務所へ行きましょう。

悩んでるのはあなただけではない。

これが言いたかった。

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