おまえみたいなのからすれば惜しくもない命だろうけど
「意図があったかは関係ない」というのは、「差別発言」という事象が成立するに当たって「関係ない」という主張であって、「差別発言である以上、意図があってもなくても重大さは同じ」という主張ではない。
差別発言をしたと指摘を受けた場合、自分の意図ではなく、まずその発言が差別発言であったかどうかを客観的に確認しなければならない。
その上で、客観的に見てそれが差別発言であったと認めるならば、「差別発言でした」と認め、謝罪し、その後、弁明の段になってやっと「ただし意図はなかった」と言う機会が与えられる。
差別発言でなかったと主張するならば、自分の意図がどうこうではなく、客観的に見てそれが差別発言でないことを主張しなければならない。ここで「意図はなかった」などといってしまうと、「意図がなかったことは、差別発言でないと考える理由にならない」という反論を受けることになる。