先に言っておくと、男女の対立を煽っている訳でもないし、ポリ是スティックをぶんぶんするつもりもないです。
そんな訳で、幼少時に性的被害者になった僕の個人的な話をしたいと思う。
小学校の時、近所の幼なじみのお姉ちゃん(当時高校生)によく面倒を見てもらっていた。
留守にしがちな両親の代わりに、彼女の家で飯を食べさせて貰ったりしていた。
ある日の土曜、学校を半ドンであがった後、彼女の家でお昼ごはんを食べていた。
高校生なので若干、僕より遅く帰ってきた彼女は「ご飯食べたら宿題を見てあげる」と言った。
雑談をしながら宿題をしている内、彼女は「ちょっとチンチン見せて」と言ってきた。
僕は「やだよ!」と言ったが、「いいから!」と声を荒げる彼女が怖く、ベッドでズボンを脱がされた。
恥ずかしいやら怖いやらで、何をされたか覚えていない。
家に帰っても恥ずかしいやら怖いやらで、両親にも何も言えない。
その日から、ちょこちょこ彼女に呼び出され、おもちゃにされた。
しばらくしてから、彼女と彼女の友人で僕をおもちゃにし始めた。
この頃にはもう「恐怖」しかなかったし、彼女の顔を見ると情けないけど足が震えた。
限界を迎えた僕は、両親にこの事を打ち明けた。
帰ってきた言葉は
「興味が湧く年頃なのはわかるが、そういう事はしてはいけない。」
だった。
そして最後に言われたのが「まさか〇〇ちゃんを襲ったりしてないだろうな?」だった。
両親の中に、「男が性被害者になる」と言う考えは一切なかった。
最終的に、彼女の家で下半身丸出しにされている所を彼女の親に見つかり、
「幼なじみが大人しい事をいい事に、チンチンをさわらせようとした」
というレッテルを貼られた。
僕の言い分は何一つ信じてもらえなかった。
両家とも「恥ずかしいので隠したい」という思いがあったのか、うやむやになり関係が途絶えて終わった。
それなりに酷い事をされた。
そんな感じでこれを体験した身として感じた事は
まず、被害にあった事を非常に言いにくい。そりゃもう言いにくい。
「自身の男としてのプライド」も邪魔するし、「馬鹿にされるんじゃないか」的な恐怖もある。
「イタズラされて、若干とは言えオティンロンが反応してしまった自分に対する敗北感」みたいのもある。
後は当時の年齢的なものもあるけど、言葉に出来ない思いが物凄くぐるぐるした。
「男が被害者」という発想が誰からも出てこない挙句、「女性は被害者」という妄信的な発想。
そりゃ僕の言い分なんか信じないわ…。
そんでまぁある程度、時間が経過して大人になり、仲良くなった人とかにこの経験を話すと
これはほんと男女関係ない。浴びせる言葉に「彼は被害者である」と言う意識は微塵も感じない。
もちろん悪意もない。
ちなみに、被害にあった女性に対し、「自分にも隙があったのでは?」みたいなトンチンカンな事言う馬鹿はいるが、
「ご褒美じゃん」
とか言うやつは聞いた事ない(ごく一部のチンパンジーが言ってるかもしれないけど)。
(※「だから男の方が辛い」とか言う意味じゃないぞ!「男性側はこういう事を言われるぞ!」と言う意味だぞ!)
そして自分が「性被害者である」事を必要以上アピールすると、もう「面倒な男」扱い。
笑い話にする以外には許してもらえないあの雰囲気。
過去に痴漢にあった女の子の話に対し、「痴漢死ね!」とみんなが怒りを覚える中、
自分の過去の経験に対しては、「俺もイタズラされたい!」「リアルおねショタで薄い本!」とかいう反応。
後、「男なんだからいいじゃん」とか「減るもんじゃないし」とか。
男だってイヤだし、心がすり減る。
いまだって思い出すだけでイヤだし、すり減った心はそのままだよ。
そして少数かもしれないが、
そうやって傷ついて救われない男性もいるのだと言う事だけでも、
心の隅に置いておいて頂けると、いつか誰かが救われるんじゃないかなと思う。
ざまあみろ
カースト高い女子からカースト低い男子にパンツ脱げとかは結構ある 性被害というより「いじめ」の範疇で捉えられがちなのかも
「いじめ」と「万引き」と言う言葉は罪の意識を軽くしてるよなぁ。 「暴行致傷」「性犯罪」「レイプ」「窃盗」「強盗」としてちゃんと扱えやと思うわ
20年前くらいにやってた同窓会ってドラマで山口達也が演じてた男子高生が増田のように年上女性から性的虐待をうけた経験を恋人に告白するシーンがあったんだが、それを観てから男性...