2017-05-19

ジャニーズFC規約改正について冷静に語る

以前、「目を覚ませ、ジャニーズ事務所 ( http://anond.hatelabo.jp/20170517121507 )」というタイトル投稿したが、自分で見返してみてドン引きした。感情的になりすぎ。

というわけで、少し頭を冷やして、今回の規約改正に、なぜ私が頭を悩ませているのかを書いていこうと思う。

まず、今までジャニーズ事務所が定めたチケット販売規約では、「営利目的第三者譲渡する行為」、つまり高額転売禁止事項として明文化されていた。そして、購入者にも同様に、「販売代金以上の金額での購入」の禁止を明示していた。つまり、定価でのチケット取引は、暗に認められていたということである

チケットを申し込む時に、友達と協力して友達の名義と自分の名義で別々に申し込むことがあるかと思う。もし、同一日程の公演が重複してしまった場合、今までの規約であれば、重複した分を定価で第三者譲渡することが暗に認められていた。

また、身内に不幸があった場合病気仕事など、様々なやむを得ない理由コンサートに参加することが出来なくなったとしても、チケットを定価で譲渡することができた。


さて、今までのジャニーズタレントコンサート本人確認が行われることはほとんどなかった。つまり、どのチケットが定価で取引され、どのチケット営利目的の高額で取引されているかを知る手立ては、もちろん存在しない。

この「抜け穴」に目をつけた転売ヤーダフ屋が、こぞってチケットを入手するようになった。ネットの普及とともに次第にその母数は膨れ上がり、チケットの入手が困難を極めたグループも増えてきた。アリーナスタンドの前列、いわゆる「おいしい席」は言わずもがな法外な値段で販売された。その他の席も、需要が増えるにつれてどんどん相場釣り上がっていった。

「おいしい席」をどうしても欲しいファンが、法外な値段で購入する。落選してしまいどうしても行きたいファンが、やむを得ず高額転売者より購入する。もちろん本人確認などほとんどないので、値段を出せば必ず入れる。そして、転売ヤーダフ屋需要が増える。この繰り返しで、高額転売行為はみるみるうちに加熱していった。

ネットの普及により、特別知識情報を握っていなくても、簡単に高額転売行為をすることができるようになった。つまり転売ヤーダフ屋だけでなく、お小遣い稼ぎの感覚で高額転売行為に加担するファンが増えた。チケットを入手し、高額転売を繰り返し、さらにおいしい席を手に入れるために。または、遠くの会場まで行く交通費を稼ぐために。

こうして、今まで持ちつ持たれつでやってきた我々ファン事務所との信頼関係が壊れてしまった。



2017年6月1日より、ジャニーズファンクラブ規約改正されることが発表された。新しいチケット販売規約の「禁止事項」には、このように追加された。

チケットを、(中略)正式販売場所以外の第三者から購入する行為

目的手段の如何を問わず、(中略)有償無償わず譲渡し、転売または譲渡を試み、転売または譲渡のために第三者提供する行為

ジャニーズ事務所基本的チケットの払い戻しや返金には一切応じていないので、これにより、「友人と重複してしまった場合」「やむを得ない事情がある場合」のチケットの行き場所が完全に無くなった。完全に空席にするほかなくなってしまった。

ダフ屋転売ヤー転売に手を染めた者のおかげで、正直者が迷惑を被る結果となった。

「そんなの書面だけの規約でしょ」と思う方もいらっしゃるかもしれない。しかし、コンサートスタッフは近年のコンサートで、入場時または開演中にランダム本人確認を行っている。もし本人確認に引っかかり、定価高額問わず第三者より譲渡されたチケットだとわかった場合新規約に則れば1発レッドカードで退場、ということになる。

そして、ここからが私の考える今回の規約改正において、最も改善すべき点である

コンサート事務局は、チケットの申し込みの際に必ずこのような注意書きを入れる。

抽選の結果ご当選でも、お支払い期限までに正しいご入金がない場合は、当選無効となります。また、次回から会員としての優先受付ができなくなることがあります。」

当選しても入金がなければ、チケット無効になるのは、イープラスやぴあなど、どのチケットサービスでも同じであると思う。しかし、「会員としての優先受付ができなくなる」というのが非常に我々にとって不利益なのである

整理すると

チケット有償無償わず譲渡禁止

・どんな理由があろうとチケットキャンセルや返金は不可

・重複などで入金しなかった場合自動キャンセルの他、次回よりその名義でチケットが取れなくなる可能性がある

チケット代は必ず支払わなければならないし、行けなくなってしまったのならチケットの行き場所を諦め、空席にする以外の方法がない

いくら信頼関係破綻したとはいえ、まともにやっている会員から見てみれば、少しばかり負担が大きすぎるように感じないだろうか。あまりにも救済措置が足りなさすぎる。というより、無い。だからこそ、私はジャニーズ事務所公式チケットマッチングシステム設立を切望しているのである

マッチングシステムがあれば、重複させてしまったファンややむを得ない事情が発生してしまったファンの元にチケット代が戻ってくる。また、落選してしまったファンにもう1度チケットを手に入れるチャンスが巡ってくる。空席がなくなる。事務所にはしっかりチケット代が入る。まさにwin-winなのではないだろうか。

現状のままでは、年会費を払っているはずのまともな会員が全く得をしない。不利益だらけだ。今回の規約改正で新しい禁止事項を追加するだけではなく、メスを入れなければならない部分もある、ということに、どうか気づいていただきたい。

と、チラシの裏に書いているだけでは何も変わらないので、ジャニーズ事務所公式サイトのお問い合わせフォームより意見を送ってみようと思う。もし、この記事共感して頂ける方がいらっしゃるのであれば、面倒がらずに是非声を上げてほしい。私たちの声で何かが変わることを信じて。

記事への反応 -
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    • 以前、「目を覚ませ、ジャニーズ事務所 ( http://anond.hatelabo.jp/20170517121507 )」というタイトルで投稿したが、自分で見返してみてドン引きした。感情的になりすぎ。 というわけで、少し頭...

    • 君は0か100でしか判断できないフレンズなんだね。 もちろんジャニーズ事務所の前時代的なのは知っているけど、大体の企業と同じなら、規則を絞って代替になる手段を提供するよ。 電...

    • トラブルの温床になりそうな行為を免責のために禁止事項にするのは普通の対応だと思うよ それでも売買することにメリットがあるならユーザーが非公認で売買を続ければいいだけだと...

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