ソシャゲの片隅で。ホントかウソかの判断は貴方におまかせ(笑)
目立とうとおもうと、ソシャゲ大作の開発費と同レベルのお金が飛んでいく。ゲームの出来が良ければ宣伝に金かけるだけの価値があるが、良くなければ只の悪夢。でも、宣伝しなかったらどんなに良いゲームでも人の目に触れず、開発費用回収すら困難になる。
そもそも金払ってくれる人はそのゲームをDLしてくれたユーザの数%。ただ、この人たちの異常な金の払いっぷりで、全運用費用、運用スタッフ、宣伝費、インフラ代金、開発費用の借金全部を余裕で返済できるだけのお金が集まる。このあたりがほんとに異常。こみ隊長がいうようなガチャ規制入ったら、ほぼ全員(トップセールス10位常連ですら)思うように金稼げなくなって一気にソシャゲ業界終わる。
宣伝のタイミングが事前実施、リリース後実施でとにかく金ぶち込みまくって理想的にやれたとして、初動1週間の1日あたりのプレイユーザ数を上回ることが出来るゲームはきわめてまれ(正直居ないかもと思わざるを得ないレベル。)スマホの上位5位ぐらいのトップレベルのセールスに常連らの1日あたりのユーザ数は、まあ業界的に今後二度と起きないと思った方がいいレベルの奇跡。
とても多くのデベロッパが十分な資金と時間を渡しても、正直詐欺といわれても仕方がないレベルの成果物しか出せない。なので、大作のソシャゲ開発はとてもリスクが高い。リスク要因考えるだけでも、サーバ技術がダメ、クライアントアプリ技術がダメ、音楽・サウンド・挿入アニメがダメ、グラフィックがダメ、PM/ディレクションがダメ、会社がダメ(笑)等など、ダメになる要因洗うだけでも、沢山ある。まあ当たり前の話、自分で全部ちゃんと出来るなら、その会社自力でソシャゲ出して只のデベロッパからはすでに脱却してるはずだから当然といえば当然。胴元というのは、いつの時代でも、有利で儲かる立場なんで、誰でも胴元になりたいよね?
今の所、RPGは、ユーザらがゲーム中でソコソコわかりやすく継続的に何か作業がやれる上に、ゲーム運用側も作業量が収入とバランスしやすいから。なので、結局ソシャゲ業界はRPGばかりになる。なお、ユーザのやれることいっきに増やそうとして、いわゆるMOなオープンワールド系のゲームにしちゃうのは、相当にゲーム設計と運用ノウハウがないと無理。オープンワールド系は運用ノウハウが無いと、ユーザがすぐに何していいかわからなくなるので、結局ビジネス面で詰む。
ソシャゲ運用側から見ると、マルチユーザの対戦の機能なんて、正直、肉料理についてくる前菜かサラダぐらいの価値しかない。無いとソシャゲの見栄えが寂しい一方で、開発は技術的に難易度が無駄に高い上に、1日に遊ぶ全ユーザの2〜3割ぐらいしか遊んでくれない。しかもゲームのメインにしようものなら速攻ユーザが逃げる。この場合は悲惨で、残ったユーザはガチ勢ばかりになって益々初心者入ってこなくなるわ、結局ガチ勢もいつも同じ面子ばかりと対戦になり正直飽きて継続しないわで、たちまちゲームビジネスが詰む。実際ユーザの遊び方を計測しても、正直実はみんなシングルプレイで十分なんだろ?と思う行動ばかりのご様子。正直頭痛い。ただ、ある程度のマルチユーザの対戦機能があると、新規ユーザ獲得に役立つ(プレイヤーが友達誘う正当な口実になる)気がするのと、高課金者らが継続的に金を突っ込む為の理由の1つにできるかもしれず。また、対戦を口実に運営施策が入れやすい場合があり、結果、ゲームの盛り上げ感を出しやすいかもね。ゲーム運用側からは、費用対効果の面では、無いと寂しいが、頑張ってみてもいいとこ無しという機能。
ちゃんと宣伝しているのにいまいち売れないまま1年もたっちゃうと、どう宣伝しようが、何しようが、ユーザはほとんど反応しなくなる。同時に、ソシャゲの流行りも変わるので、結局詰む。こうなったら借金精算して、次行こ、次!