1.Welcomr to our party
(櫻井氏以外の)ラップが下手くそ。本職のラッパーではないが、自分が本職のラッパーだったらまず怒りを覚えるだろう。
Aメロからサビに至るまでのメロディーラインは聞いていて非常に心地いい。
あと、Twitter民は「ぷちょへんざ」とか「ここでまた会えたね」というのに喜んでいたらしい。
が、Put your hands up! Yeah!という一連のやりとりは、冷静になると聞いていて寒いことこの上ない。
しかしコンサートでは非常に盛り上がるので、一概に悪いとも言えない。
サビは正直言って微妙。
2番の最初で「隣の人とハイタッチ」という歌詞があるが、これはコンサートでやることを強いられているのだろうか?
2.駆け抜けろ!
全体としての完成度はそこそこ高いが、ちぐはぐな曲。
AメロやBメロはすっきりとまとまっているのに、サビで違和感を覚える。
恐らく、日産のCM用にサビを先に作り、そこにAメロとBメロを付け足したのだろうが、繋ぎ目が非常に不自然に聞こえてしまう。
メロディーの完成度は全体的にとても高い。
振り付けなしではとても聞いていられない。映像込みでこその曲である。
聞き慣れているのでアラ探しをしづらいが、歌詞がヘタな西部劇みたいで非常に寒々しい。
流石海外制作陣と言ったところか、曲が全体として良い物に仕上がっている。
曲単体で聞くより、当然のことながらダンス込みで見たほうがよく聞こえる。
5.We wanna funk,we need a funk
曲のタイトル通り、まさしく「www」と言いたくなる曲である。
全体的に日本語丸出しの発音で歌われた英語、中盤に入る謎の擬音、などなど、すべてが良くも悪くも「松本潤」。
ロック、ヤバい連呼、クラシック、時代遅れの邦楽、エロと続いた末に行き着いたのはファンクだったのか。
だが、もともと彼のソロ曲には、「曲」の側面からは誰も期待していないように思われる。「パフォーマンス」という面が完成してこその、「松本潤」ではないだろうか。
6.two
歌唱力は申し分なし。曲の完成度も非常によろしい。
ただ、いくらなんでも「叶わない悲しい恋をバラードorしっとり系ポップスで歌い上げる」路線にはもう飽きた。
そろそろやめてほしい。
大野智自体には、なんの問題も見当たらない。制作陣には、少し冷静になってマンネリ化を脱却する方策を考えていただきたい。
7.Waiting for you
びっくりするほど感想が湧いてこない。
なんの見所もない、凡庸な曲。
8.楽園
このアルバムの中で一番の出来。
イントロからリスナーをワクワクさせる意匠が詰まっている。メロディーラインも全体としてきっちりまとまっていて、またそれだけではなく意外性があって楽しませてくれる。
AメロからBメロに向かうと見せかけ、少しの間奏を挟んでサビに向かう構成には、最初は少し不自然さを感じたが聴きこむほどに良さがわかるようになってくる。
相葉雅紀特有の声も、あまり悪目立ちせず、むしろ曲と一体化して良い方向に向かっている。
欠点を挙げるとすれば、サビのコーラスがちょっと厚すぎるという点か。それも気にならないレベルなので、制作陣には花丸をあげたい。
9.旅は続くよ
イントロにまずツッコミを入れたくなる。あんたねぇ、1950年代のアメリカ映画じゃないんだから、と。
タイトルから想定していたことだが、歌詞が今時のJ-POP臭を濃く匂わせていて非常に気に入らない。
途中で入ってくるサクラップ、どう聴いても無理やり乱入してきたようにしか聞こえない。
10.それはやっぱり君でした
流石二宮和也というか、つかみは完璧というか、歌詞の最初の部分でリスナーの心をぐっと鷲掴みにし、最後まで聞こうという気にさせてくれる。
二宮和也の作る曲においてはいつものことだが、歌詞が少々口語的すぎるかなあという気がする。だが、それも彼の魅力。「、」と「。」を入れて、はじめて彼の詞は完成する。イマドキの女の子に受け入れられるにはこれくらいが丁度いいと彼も理解しているのだろう。
終盤の歌詞はこれ以上ないくらいに素晴らしいものに仕上がっている。是非、「虹」(アルバム「Time」収録)をじっくり聞いた後に聞くことをおすすめしたい。
最初にタイトルを見た時に、「ぷぷっ、迷宮ラブソング(笑)」と小馬鹿にしていたこの曲だが、なぜか紅白歌合戦でも歌われるほどの人気曲になってしまった。
これも、きっとサビだけを先に作ったのだろう、ということが手に取るようにわかる。
AメロBメロが不思議なくらい印象に残らず、バカみたいにCMで繰り返されたサビのせいでサビだけはきっちり歌えてしまう。
シングルで出したから仕方なくアルバムに収録されたのであって、アルバム曲として素晴らしいかというとそうでもない。
音源が出る前に一番注目していた曲。
編曲が、アニソン界隈では非常に有名なlivetuneのkz氏だったからである。
聴いてみて出た結論が、「インストで聴くのが最善」。
kz氏の有名な作品といえば、ClariSやRO-KYU-BU!への曲提供。なぜ曲が受けたのかといえば、キラキラピコピコなサウンドに乗せて『かわいい声の女の子が』(←すごく重要)歌うからであった。
かわいい声の女の子とは程遠い櫻井翔が歌ったところで、あまりいい曲だとは感じないのだ。ラップも入ってるし。
まあ、コンサートでは盛り上がるんじゃない?と思う。
14.Cosmos
15.証
サビを辛うじて覚えている程度で、他は印象に残らない。
16.Up to you
ここでも手をあげろと強制してくる。いい加減手を降ろさせてくれ。
Aメロ・Bメロは非常にワクワクするメロディ。聞いているとこれまでにないくらい高まってしまう。
最後の曲だし、ライブの終盤で歌うんだろうが、「Don't stop music いつまでも」と歌っているのが、なんだか聞いていて痛々しくなってくる。もう、終わりなのに。
「僕等はずっとここにいるから」「星に願いをかけて」歌詞の端々から、Welcome to our partyとの対称性を感じる。