「名詞句」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 名詞句とは

2023-12-27

anond:20231227172206

そこの名詞句の間をぶったぎって副文を閉じることができないか翻訳しろと言われているんだけどね

anond:20231227165440

『同等以下の割合』は密結合の名詞句なので、その分解はできない

『同等以下の割合』-『しか

 

OK: 女性と、同等以下の割合しか、読んでない

NG: 女性と同等以下の、割合しか読んでない

anond:20231227162955

その男は、少年漫画を読む割合女性と同等以下だ」

名詞句に変形すると

少年漫画を読む割合女性と同等以下の男」

になる

 

重複表現になるが

その男は、少年漫画を読む割合女性と同等以下の割合だ」

から

少年漫画を読む割合女性と同等以下の割合の男」

を作るのもぎりぎり許容範囲

 

その男は、少年漫画を読む割合女性と同等以下の割合しか読んでない」

元増田の文を副文から主文に直すとこうなるが、こうすると「少年漫画を読む割合が」の述語は「読んでない」になってしま

2023-01-09

anond:20230108232412

×彼女日本語喧嘩した

↑これ×とまで言い切れないよね △でもよくない?

彼女日本語のことで喧嘩した

が適格な文ということは、助詞「で」を用いて動詞喧嘩する」の<原因となる事象>を表す名詞句を指示することができるってことだよね

でも「日本語喧嘩する」のとき日本語で」を<原因となる事象>として取りづらいのは、助詞「で」に<手段>を指す用法があり、助詞用法助詞のとる名詞句意味性によって決まるため、「日本語」を動詞喧嘩する」の<手段>と解釈する計算が先に来るから

仮に<原因となる事象>としての意味しか持ち得ないもの名詞句にとればそれは適格な文としてつくれる

彼女レストランの支払いで喧嘩した

とか

名詞日本語」を<原因となる事象>として取る余地が全くないかと言われると、殆どないと予想できるけども微妙で、その証拠受け手も背景情報を組み合わせて文意をとることができているよね(「のこと」を追加して<事象>性を明示して適格な文に修正することもできる)

すごく解釈しづらい方を選択してはいるので非文に近いけども、ただの間違い扱いするのは憚られる事例のように思われる

2021-11-24

萌え絵表現女性にたいする「意味づけ」になるって何故なんですか?

自分の頭を整理したくて書くんだが、

炎上繰り返すポスターCM…「性的女性表象」の何が問題なのか @gendai_biz

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/68864 #現代ビジネス

ここで言われているような「意味づけ」って一体何が問題なんだろう。

小宮さんの主張はだいたい以下のように展開すると理解している。

(1) 「性的女性表象」はしばしば「女性性的客体である」という差別的女性観を前提として作られる。

(2) ある特定女性観を前提として表現を作ることは、その前提を用いた女性一般に対する意味付けとなる。

(3) (1),(2)より「性的女性表象」は、しばしば「女性性的客体である」という女性一般に対する意味付けとなる。

(4) 同様の差別的女性観を前提としてなされる行為は、表象の外にもあふれている。

(5) 女性のうち、表象の外でその手の差別的言動に苦しめられている人は、(3) のような意味付けを行う「性的女性表象」に累積的抑圧を感じる。

で、私がまだ飲み込めてないのは、(1) と(2) なんですね。

とりわけ「意味づけ」がまだしっかりと飲み込めていない。

というのも、小宮さん自身指摘する通り、ここでいわれている「意味づけ」って表現作成者意図無関係なんですよね。

差別する意図がなく、単にお約束的なパターン技法を使うだけで意味けが成立することになる。

というか、むしろ女性表象するお約束的なパターンなのが問題にされてるように見える。

以下で引用する「第一に〜なっています」という部分が、まさにそう書いているように見える根拠になる。

第一に、これらは圧倒的に、女性性的表象するための技法です。男性が同じような技法表象されることはあっても稀で、実際こうした表象の数における男女間の非対称性あきらかでしょう。「女性」を性的表象するときに繰り返し用いられるパターン化された手法であるという点において、これらは単に個別女性を描くためのものではなく、「女性」というカテゴリー性的客体として意味づけるものとなっています。」

女性表象するお約束的なパターンとして女性しかじかの形で描いていることは、単に個別女性を描くために使われているんじゃなくて、女性というカテゴリー性的客体として意味づけるものとなる、と言っている。

これが成立するってめちゃくちゃ不思議じゃないですか? 個々の作者が特定女性観を持っているか / 前提しているかとは一切無関係に、表現の表面的な特徴を切り取って、それが特定意味を持つから作品全体もそうだって言いたいってことなんでしょうか。でも、これって、表現の読み方としてめちゃめちゃ不自然じゃないですか? 作者が思ってもないことが明白なヤバい命題を、作品メッセージにするんですか? ふつう典型的な対面コミュニケーションなら、相手がそう意図していないのは明らかなメッセージを、相手メッセージと受け取るなんてことしないですよね? と、少なくとも今の自分は思ってる。

フィクション女性お約束パターンで描くというのは、現実女性がどうであるかと無関係に、単に「フィクション女性」を一定のやり方で書いているにすぎないってことですよね。お約束パターンというのは、「俺/私がフィクション女性を書くというのはそういうこと」という前提に基づいてそう書いているということです。したがって、個々の作者は「現実も含めた女性一般性的対象である」(露骨に言い換えれば「現実も含めた女性一般は、男を性的に喜ばせるための道具だ」ということ)というヤバい前提のもとに描いてると考える必要はない。 男も女も主体性をもった人間じゃないですか。当たり前ですよね。現実世界セクハラは駄目、無理やり強要は駄目、「嫌よ嫌よも好きのうち」じゃない。性的同意性的同意フィクションに対してお約束パターンを使ってるってことは、女性意味付けにつながるんじゃなくて、むしろ逆に、現実女性にたいするある種の命題へのコミットメントを逃れていることになる。

まり、そんなヤバい前提を持っているかどうかと、作品内でフィクション女性一定の仕方で描くことは全く独立ですよね。フィクション女性特定の仕方で描かれていても、女性全般に対する作者の見解が現れているとは限らない。ファンタジーを楽しんでるだけなのに、現実世界に対するある種の命題コミットメントしていることにはならない。

そして、ふつう私達は、コミュニケーションにおいて、相手意図を読み取ろうとする。表現場合なら、作者の意図を読み取ろうとする(ここは必ずしも現実の作者じゃなくてもよくて、「理想的な作者」「作品から合理的復元された作者」のメッセージとかでいいです。)。ところが作者は特定女性観なんか持っていない(少なくとも、持っているとまでは確証を持って推論できない)。したがって、特定の仕方で描かれている個々の作品に対して、現実女性性的対象であるというメッセージ帰属させるのもおかしい。

にもかかわらず、小宮さんの論によれば、個々の作品はある種の意味付けを行っていることになる。それがよくわからない。意味付けって、女性はこういうもんだって人々に思わせるってことなんだろうけど、じゃあそれを誰が何を言っているというメッセージとして受け取るのか。

つまるところ、「意味づけ」がわからないというのは、「ある特定女性観を前提して作品を作る」という言い回しが、実際のどういう営みと対応しているのかわたしにはさっぱりわからないことだ。誰が、どのような仕方で前提しているのか。本当にそれは作品を作っている人(つまり作者)と同じ主語にしてよいのか。

ふつうの会話にでてくる「前提」を比較として出しても良いかもしれない。たとえば、言語学的な「前提 presupposition 」ならば、前提に基づいて何かを発話することが発話者コミットメントつながるし、発話者メッセージとしたってよいでしょう。

たとえば、" The King of France is not bald" と発話しているならば、定名詞句"The King of France"が焦点位置にあらわれていて、発話者フランス国王存在を前提している。だから、非明示的なメッセージとして、「フランス国王がいるのだ」とその発話者は暗に主張するといっても全くおかしくない。聞き手は「いやいや、そもそもフランスには国王はいいから」と有効反論できるし、それに対して話し手は「あーそうなんか、すまんかった」と謝るほかない。

でも、ここで言われている「女性観を前提」はもっともっとゆるい意味で、なんなら個別の作者の意図にさえ帰属させるのは合理的ではない。にもかかわらず、表現が持つメッセージになってしまうと小宮さんは言っている。その広告を見て聞き手が「いやいや、女性はお前を喜ばせる道具じゃねえから」なんて言い返そうものなら、話し手は「いや、そんなこと思ってないしどこにも描いてないでしょ」と合理的に言い返せるにもかかわらず。単にファンタジーとして楽しんでいるだけであるにもかかわらず。

という感じで、さきに述べたようなことから意味づけ」がなんで成立するのかがさっぱり理解できない。

但し書きとして描いておくけど、フィクションフィクションとして理解できない方がいらっしゃるとか(お子様とかね)、こっちがフィクションとして楽しんでいるだけであることが読み取れない方がいらっしゃるとか(オタクの生態に詳しくない人とか)、そういう人々が現れること自体全然おかしくない。そういう一般人たちが多くいるところに作品を置くと、誤って読解した人が傷ついちゃうからやめましょうと主張するんなら、(受け入れるかはともかく)理解できなくもない。でも、それって作品を誤解する人が出てしまうからやめようという話でしかなくて、作品自体が何らかの意味付けをしたことにはならないでしょ。作品ないし作者を主語にして、「意味づけ」という行為をしたと帰属させる必要はないでしょ。それ自体の悪とやらを語る必要はないでしょ、と思う。

以上が現時点での疑問点です。頭の整理を終わります

2020-03-19

バズフィード和訳誤訳ではないのでは?

【誤訳によるミスリード?・またかよ案件】『BuzzFeed Japan「検査をもっとやれ」という日本へのメッセージではない。WHOの声明を伝える報道で不正確な情報が拡散』という不正確な記事 #新型コロナウイルス (2020.3.19作成)

を読んだ。しかし、ありーちぇ氏(@ALC_V)の英文法解釈には疑問を感じる。

ありーちぇ氏は次のように述べる。

WHO recommends testing contacts of confirmed cases only if they show symptoms of COVID-19を普通に翻訳すると「WHO感染確定例との接触者について、COVID-19の兆候を示している場合には、検査を推奨する」

only ifの副詞句はtesting contactsにかかっているでしょう。

和訳自体問題ないとは思うが、英文法解釈は誤っていると思われる。

まずonly ifは副詞節であり、副詞句ではない。

桜の英語教室

〈名詞句〉や〈副詞節〉とは?

異なるのは、〈句〉はその内部に〈S+V〉(主語+述語動詞)を持たないのに対し、〈節〉はその内部に〈S+V〉を持つという点です

そして一般的には副詞節は、主節の動詞または主節全体を修飾する働きを持つ。

【接続詞】副詞節とは?

このように動詞説明〔修飾〕したり,文全体を修飾したりするものを「副詞」といいますが,When…childは語がいくつか集まってできた「副詞のカタマリ」と言えます。このカタマリの中に<主語動詞>を含む「節」が含まれているので「副詞節」と言います。つまり,この従属節副詞の働きをする副詞節というわけです。

従って、

WHO recommends testing contacts of confirmed cases only if they show symptoms of COVID-19

only if 副詞節は主節のrecommendsを修飾していると解釈すべきであろう(主節全体を修飾しているとも考えられるが、この文章場合はどちらと解釈しても意味ほとんど変わらないだろう)。

以上を踏まえて、件のバズフィードの和訳は考える。

WHO感染確認された人の接触者で、COVID-19の症状を示している場合においてのみ、検査を推奨しています

only if 副詞節はrecommendsを修飾しているので、

"COVID-19の症状を示している場合においてのみ"ー>"...を推奨しています"

という修飾関係和訳でも正しく反映されており、バズフィード和訳問題ないと思われる。

 
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