2019-05-07

なろうの乙女ゲーム設定の悪役令嬢に思うこと

乙女ゲームの悪役令嬢設定ものアニメが近いみたいだけど、放送されたらやっぱり乙女ゲームへの偏見が強くなるんだろうなあ。

https://togetter.com/li/1309696

https://togetter.com/li/1345695

http://gakyusoku.blog.jp/archives/30575498.html

ここら辺読んでもアニメとして放送されることでやっぱり乙女ゲームにはテンプレとして断罪される悪役令嬢がいるってレッテルが貼られるんだろうなあ。乙女ゲームを高尚なものであると主張したいわけじゃないけど、その頃私産まれてないけどオタク=犯罪者イメージにされそうで嫌だなと思う。

そもそも私は全ての乙女ゲームクリアしてないし、アニメしたことで数作プレイしたタイプの超絶ライト層なんだけど、「悪役の令嬢」ポジのいるゲームに当たったことがないんだよね。例えば何度もアニメ化されて世間知名度も高そうなうたプリも途中(リピート〜先輩方を攻略できるオールスター)までしかやってないけど、親友の女キャラはいても純粋な悪役はいなかったと記憶している。学園の規則としての恋愛禁止や家の事情といったものに対し、攻略対象キャラ主人公がどう対処するかがそのルートを盛り上げる鍵になると当時思ったな。

キャラかつ悪役で個人的に忘れられないのが、某吸血鬼乙女ゲーム三つ子母親かな。うたプリでも家庭事情によるものとして親が壁となることはあれど、彼女は本当にヒロインにとっての悪役だった。それでも親であり同世代じゃない。

他にプレイ経験のある乙女ゲームだとときメモGSの1、2とかに攻略対象者によっては恋のライバルとなる女キャラ(プレイヤーが勝つと女キャラとの友情が壊れる)もいた。彼女達は特定の男キャラが好きであるとそれぞれ設定してあって、その特定の男キャラ攻略しようとしない限り親友として卒業するエンドもある。ストーリースパイスたるライバルとしてのキャラはいても、最終的には仲良くなったりとなろうテンプレ破滅状態(国外追放処刑とか)って知らない。某作画やばいクソアニメ原作ルートに出てくる攻略対象キャラ元カノとか上記の棘の中で悪役令嬢かもしれないと挙げられてるけど、あのルートクリアして過去のしがらみから解放として結果的キャラから離れていったと思った。あと別に令嬢じゃないし、離れたことで破滅から解放されたし。

なろうテンプレ乙女ゲームの悪役令嬢だと基本的にメインヒーロー婚約者であり、ルートによっては様々な結末を迎えるとされている。またそのキャラクターが悪役となるストーリーは必ずしもメインヒーロールートという訳ではない。複数人いる攻略対象者のどのルートでも悪役令嬢である位置づけられているキャラクターも多い。

正直これまでプレイしたゲームの中で元から恋人婚約者がいるにも関わらず攻略対象者に登場時から位置づけられたキャラというのを個人的には知らない。登場時に彼女がいるけど、追加攻略対象となったキャラクターは数少ない所持している乙女ゲームの中には存在はする。けれど主人公結果的に掠奪するというのに対しどうしても嫌悪感を覚え、ずっとプレイできていない。ネット感想を漁っても、いいカップル(長年交際の上関係良好かつ男キャラ退職した際も支えたなど作中で言われている)を主体的に壊すことへの忌避感は感じた。

個人的には掠奪は道徳的に許されないことであると考える。だからこそ掠奪は批難されるし、作中では瑕疵のない限り悪役が行う行為であるDVを受けている人妻を夫から掠奪するというのは批難に値しないと考える人でも、何の瑕疵もない夫から妻を掠奪することは批判するのではないだろうか。だからこそ乙女ゲームというジャンルにおいては、現在進行形恋人・妻がいるキャラ攻略対象になり得ないと考えるユーザーが多いのではないだろうか。なろう悪役令嬢は婚約者だが、「双方合意の上で円満婚約を破棄したい」と考える婚約者設定のキャラ乙女ゲームにも存在する。うたプリファンディスクではとあるキャラ婚約者がいるけれど、そうした婚約破棄に好意的だった。故に掠奪にはならなかった。

一方のなろう悪役令嬢もの主人公世間的にも瑕疵がなくとも突然婚約破棄を告げられるというもの、悪行を押し付けられて婚約破棄に至るものなど様々だ。これではただ単なる掠奪である乙女ゲームとして、ヒロインが愛されなくなってしまう。一番最初うたプリストーリーではヒロインが冒頭でただ痴漢をされるのに何もできないだったかプレイヤーにとって受け入れづらさがあった。その後復刻版として出たリピートではその要素は確かなくなっている。乙女ゲームにおいて攻略対象者が魅力的であるのは当然のこと、ヒロインにも魅力がなければストーリーとして面白さが出ない。乙女ゲームヒロイン=天然はわわ女子というイメージがある人は乙女ゲームプレイの中にはいると思う。それでもアニメ化するほど人気の出た作品ヒロインにも魅力があるのだ。なろうテンプレ乙女ゲーム有象無象アニメ化など程遠い乙女ゲーム位置づけているとしても、主人公(悪役令嬢)に知識がある以上少なからコンテンツとして面白ものだった筈だ。声優イラストで釣った糞ゲーという設定にしても、ストーリーを覚えられるのだ。少なからヒロイン感情は揺れ動いただろう。攻略対象者の暴走としても主人公に掠奪をさせるように制作側はストーリーを練っていないだろう。いくら攻略対象者の魅力で補おうとしても、ヒロイン(フィルター)が糞であれば攻略対象者の魅力などわかりようがない。

からこそ婚約→(場合によっては無実の罪で)婚約破棄→破滅というなろうテンプレ乙女ゲームはともかく、「よくあるテンプレ乙女ゲームです」「作者は乙女ゲームしたことがありません」という言葉免罪符に使うのは個人的には好きではない。原作アニメなどといった原点を知らずに二次創作することと同じように思ってしまう。本当に好きなもの勝手に雑なラベリングをされて、貶される経験のある方なら多少は理解してもらえるだろうか。

なろうテンプレ悪役令嬢は概要だけだと只の嫌われ夢という意見を見て、個人的には目から鱗だった。嫌われ夢を好まず、悪役令嬢ものを好む人がいたとすれば、そっちだって勝手ラベリングしていると言われるかもしれない。世にある全ての乙女ゲームを全クリするより、悪役令嬢もの小説を読む方が金銭負担も含めた労力は少ないだろう。だから強く主張はできない。悪役だからって救われてはならない道理はないとの理念に基づいたアナ雪が大ヒットした以上、現代社会では一般的感情なのだろう。

よく知らない分野では、本当のことよりも世間イメージに基づいたイメージになる経験はあるだろう。なろうテンプレ乙女ゲーム悪役令嬢を好む人にとっての実際の乙女ゲームへの関心度は高くなく、なろうテンプレとしても渦巻く謎の概念としての乙女ゲームへのイメージによるものしかないのかもしれない。なろう=俺TUEEE、強くてニューゲームといったなろう小説への偏見は実情と違わず偏在することからしてもたぶんどうにもならないことなのかもしれない。なろう系と称されるストーリーはあれど、概念であってそのなろう系テンプレしかないストーリーはないだろう。おそらく。

から長々と書いたけれどこれは乙女ゲームが単なるテンプレとされ食い荒らされていくことへの個人的な嘆きなのです。ボルテージさんとか一応スマホ用の無料乙女ゲームはあるので、そこら辺からでもほんのちょっとプレイを考えてもらいたいななんて思うのでした。個人的にはボルテージさんみたいな完全スマホ発のだとcmみたり、課金したりしてコーディネートをなんとかしないとか一気に読めないのは怠いとせっかちな人は思ってしまうかもしれないので、そういう人はコンシューマの方がおススメかもしれない。人気あってちゃんストーリー面白いのだとアニメ化もしてるので、そういうところから乙女ゲームというジャンルに目を向けてくれると嬉しいなあ。

悪役令嬢ものアニメ化して、たぶん地上波放映されるのなら乙女ゲームへのイメージが悪役令嬢ものテンプレで固まってしまって、これ以上どうしようもなくなってしまう。誰も傷つけない創作物不可能なように、乙女ゲームテンプレちょっともやっとするかなりマイノリティ戯言だけど、斜陽産業たる乙女ゲーム勝手に踏み荒らされたくないなあなんて思うのでした。マイネリーベかいう悪役令嬢が登場する乙女ゲーム存在は当時一桁だし知らなかったけど、その一例だけで悪役令嬢が乙女ゲーム概念になるのは悲しいな。

  • 少女漫画の文脈と逆ハーレムの文脈と異世界転生のゲームベースの世界観が合わさった最大公約数がそれだったってだけだろ 女がそういうのを好む事実は変わらんのとちゃう

  • まあ知らん奴にはその手の作品ばっかりに見えるというのはまあわかる でもあなただって男向けの作品をずれた色眼鏡で見て恥ずかしいとも思わないんだからお互い様でしょ だったら女...

  • 全く同じ気持ち。乙女ゲームのヒロインって設定使って脳内お花畑の略奪女を量産しないで欲しい。婚約者いるのに略奪されるヒーローとかむしろ攻略したくないし、乙女ゲームのこと...

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