はてなキーワード: 猪苗代とは
事件報道を見ると、被害者に共感し悲しみを覚える自分が居ると同時に、加害者に感情移入し、自分だったらどうしていただろうと考える自分が居る。
これを加害性と呼ぶかどうかはわからないけれど、自身に対する嫌悪感と同時に自分もこの加害者同様になりうるのではないかという想像に恐ろしくなる。
猪苗代のボート事故の犯人が逮捕され、自分も被告同様のステータスを抱えていた場合、どのような対応をしたかと言われると自信が無い。
自分が事態を引き起こした時、適切な対処ができるか、適切な行動が取れるか、分からないのだ。それが怖い。
今日も車を運転して会社に来た。ただ事故が起こらなかっただけで加害者のロシアンルーレットに当たらなかった。ラッキーなだけだ。
グリーンコープは、サマーギフトの商品で「東北5県」と表記したことについて、弁解した。
「もともと東北6県と表記していたが、福島の品物がギフトに含まれていないので、東北5県と表記しただけだ」
という趣旨。
http://www.greencoop.or.jp/news/gnn/201606/20160614-2/
しかし、実は、「もともとサマーギフトに福島県の品物が含まれていないこと」が問題なのだ。なのに、それについては、何も説明していない。
とはいえ、頭隠して尻隠さず。その隠された真の理由は、上記文書の後半の【補足】を読めばわかる。
「福島の商品は放射線だらけで危険なので、取り扱いは出来ません」
ということだ。直接そう書いてあるわけではないが、間接的にはそう書いてある。
グリーンコープは東京電力福島第一原発事故によって、今でも大変な状況にあると思っています。今も多くの方が被災の影響で5万7千人以上の方が避難されています。
県外避難5万7000人という数字を強調するということは、「県内にいる人々は危険な地域に留まっている」という認識だ。これはつまり、「福島は放射線だらけで危険な土地だ」(だからそこで作った農産物は危険で食べられない)という意味だ。
福島で栽培された食用ひまわりの種をグリーンコープの組合員宅や各施設に届け、種をまいて栽培し、ひまわりの種を収穫して、また福島に送り、食用ひまわり油を製造できるようにしています。
福島で栽培された食用ひまわりの種を、そのまま福島で育てずに、他の地域で栽培して収穫するわけ。
→ これはつまり、「福島で栽培した農産物は危険です」という意味だ。
グリーンコープはこの食用ひまわり油を販売して、その収益を福島の子どもたちが放射能の心配のないところで遊びまわれる活動費の一部に活用しています。
子どもたちが放射能汚染の心配のないところで元気に遊んでもらいたいと思い、2014年から年に10回ほど猪苗代のシェアハウスに子どもたちを連れていくことで子どもたちがのびやかに成長できるようにしています。(ぽかぽかプロジェクト)
・ 福島の子どもたちが放射能の心配のないところで遊びまわれる
・ 子どもたちが放射能汚染の心配のないところで元気に遊んでもらいたい
→ これはつまり、「福島の子どもたちが遊び回っている土地は放射能の心配のあるところだ」という意味だ。
※ 「放射線」でなく「放射能」という言葉を使っている点に注意。
放射脳の典型的な見本。
結局、グリーンコープは、「福島は放射線だらけで危険な土地です。だからそこで作った商品は取り扱いできません」と言っているわけだ。
だったら、最初から、その本音をはっきり言えばいいのに。こんなふうに変に隠すのは、舛添そっくりだ。
グリーンコープが本当に反省しているのなら、今すぐ、福島県の農産物を取り扱うべきだ。
しかし、それは決してできないだろう。「放射線が少しでも含まれているものは、取り扱いません」というのが、グリーンコープの方針だからだ。放射脳というのは、そういうものなのである。隠せば隠すほど、露見する。
→ http://ramap.jmc.or.jp/map/map.html
人の住んでいない一部地域では、いまだに高い線量が観測されるが、人の住んでいる地域では、何ら問題のないレベルに下がっている、とわかる。
というか、初めから、何ら問題のないレベルと言えた。問題がある地域(飯舘村や原発近辺)からは、さっさと退避していたからだ。
初めの線量については、過剰反応する人もいたが、今ではそのときの数値をも大幅に下回っている。今では放射線について騒ぐ必要はまったくない。なのに、「福島県の子供はまともに遊べない」なんていうふうに述べて、福島県を危険視することは、風評被害をもたらす。