2016-06-14

グリーンコープ犯行告白した

 

グリーンコープは、サマーギフト商品で「東北5県」と表記したことについて、弁解した。

「もともと東北6県と表記していたが、福島の品物がギフトに含まれていないので、東北5県と表記しただけだ」

という趣旨

 http://www.greencoop.or.jp/news/gnn/201606/20160614-2/

 

しかし、実は、「もともとサマーギフト福島県の品物が含まれていないこと」が問題なのだ。なのに、それについては、何も説明していない。

 

はいえ、頭隠して尻隠さず。その隠された真の理由は、上記文書の後半の【補足】を読めばわかる。

福島商品放射線だらけで危険なので、取り扱いは出来ません」

ということだ。直接そう書いてあるわけではないが、間接的にはそう書いてある。

以下では解説しよう。(引用は上記ページから。)

 

グリーンコープ東京電力福島第一原発事故によって、今でも大変な状況にあると思っています。今も多くの方が被災の影響で5万7千人以上の方が避難されています

これは、次の報道対応する。

  原発 福島に負の連鎖 県外避難5万7000人

 

県外避難5万7000人という数字を強調するということは、「県内にいる人々は危険地域に留まっている」という認識だ。これはつまり、「福島放射線だらけで危険土地だ」(だからそこで作った農産物危険で食べられない)という意味だ。

 

福島栽培された食用ひまわりの種をグリーンコープ組合員宅や各施設に届け、種をまいて栽培し、ひまわりの種を収穫して、また福島に送り、食用ひまわり油製造できるようにしています

福島栽培された食用ひまわりの種を、そのまま福島で育てずに、他の地域栽培して収穫するわけ。

→ これはつまり、「福島栽培した農産物危険です」という意味だ。

 

グリーンコープはこの食用ひまわり油販売して、その収益福島の子どもたちが放射能心配のないところで遊びまわれる活動費の一部に活用しています

子どもたちが放射能汚染心配のないところで元気に遊んでもらいたいと思い、2014年から年に10回ほど猪苗代シェアハウス子どもたちを連れていくことで子どもたちがのびやかに成長できるようにしています。(ぽかぽかプロジェクト

福島の子どもたちが放射能心配のないところで遊びまわれる

子どもたちが放射能汚染心配のないところで元気に遊んでもらいたい

→ これはつまり、「福島の子どもたちが遊び回っている土地放射能心配のあるところだ」という意味だ。

 ※ 「放射線」でなく「放射能」という言葉を使っている点に注意。

   放射典型的な見本。

 

結局、グリーンコープは、「福島放射線だらけで危険土地です。だからそこで作った商品は取り扱いできません」と言っているわけだ。

だったら、最初から、その本音をはっきり言えばいいのに。こんなふうに変に隠すのは、舛添そっくりだ。

 

グリーンコープが本当に反省しているのなら、今すぐ、福島県農産物を取り扱うべきだ。

しかし、それは決してできないだろう。「放射線が少しでも含まれているものは、取り扱いません」というのが、グリーンコープ方針からだ。放射脳というのは、そういうものなのである。隠せば隠すほど、露見する。

 

 


 

福島県における現状の放射線量は、下記ページでわかる。

   → http://ramap.jmc.or.jp/map/map.html

 

人の住んでいない一部地域では、いまだに高い線量が観測されるが、人の住んでいる地域では、何ら問題のないレベルに下がっている、とわかる。

というか、初めから、何ら問題のないレベルと言えた。問題がある地域飯舘村原発近辺)からは、さっさと退避していたからだ。

初めの線量については、過剰反応する人もいたが、今ではそのときの数値をも大幅に下回っている。今では放射線について騒ぐ必要はまったくない。なのに、「福島県の子供はまともに遊べない」なんていうふうに述べて、福島県危険視することは、風評被害をもたらす。

 

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