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はてなキーワード: 突然変異とは

2010-07-04

なんで世の中こんなに性別でモメるんだろうなぁ…

カタツムリみたいに雄雌同体、両性具有だったらよかったなぁ…

そうしたら男だから、女だからとかいう糞面倒なこともなくなっただろうに。

こんな世の中、せめて俺は繁殖しない生き物に生まれたかったよ。

一世代で途絶えてしまう性欲すらない突然変異体だったらよかったなぁ。

2010-06-27

アマチュアなら分際を弁えろ。プロならアマチュアを見下すな。

http://anond.hatelabo.jp/20100626154643

結論は題名に尽きると思う。

あなたのいる環境がどうなのかは知らない。周囲がプロ予備軍なら、厳しい言葉がかけられるのは当然なので何も言わない。以下は関係ないので読み飛ばしてもらいたい。

しかしあなたのサークル仲間が基本的にアマチュア集団なら、あなたはその人たちを見下すべきじゃないと思う。レベルが低いプロプロ失格なのは当然だが、それは裏を返せばアマチュアレベルが低いからと言って非難される筋合いはないということでもある。

私も学生時代に似たような風潮があった。ちなみに状況は別の増田が書いてた

美術大学美術デザインとは関係ない所でも有名大学の漫研なら昔から多数プロ漫画家を輩出している。

に近い。もう少し絞ると、それなりに名の知れた総合大学クラシック音楽サークルで、要するにアマチュア集団の中に、ごく稀に突然変異的にプロになる人が出現するという環境

このサークルにはだいたい

・有名音大でも狙えそうな感じだけど、(少なくとも当面は)断念して普通大学に入ってきた人

アマチュアとしては腕が高いが、音大生と比べれば並以下のレベル

・ど素人

の3層があって、人数比をちょっと誇張気味に言うと1:10:100ぐらいの感じだった。一番下のカテゴリの人は幽霊会員になってしまう人から、それなりに熱意はあっても壁を破れない(理由はだいたい、生育環境とかレイトスターターだったりとかその辺)「アマチュアの鑑」みたいな人まで多様だった(ちなみに私自身はメンタリティや生育歴的には「ど素人」なのだが二番目のカテゴリに分類されていた)。

それで、私が嫌だったのは二番目のカテゴリの人の中に一番下のカテゴリの人を見下すことがちらほらいたこと。特に、上に書いた「アマチュアの鑑」的な人は、ときどき熱意が空回りして「痛いクラヲタ」的になることが多かったが、そういう人が最大の標的になっていた。しかし私に言わせれば二番目のカテゴリの人は環境に恵まれた割に熱意が足りない人が多かった(だからそのレベルにとどまった)のだから何をか言わんやにしか見えなかった。

で、面白いことに一番上のカテゴリの人は誰も見下さなかった。で、その理由を挙げれば題名のようなことに尽きると思う。彼らはアマチュアプロの違いというのをサークル内では一番わかっていた人たちだ。プロ言い訳無用で人生賭けてやっているわけで、そうでない人を同じ基準でしばき上げるのは単なる価値観の押しつけに過ぎない。逆に、二番目のカテゴリの人の中には「自分そんじょそこらアマチュアとは違う」と下らないプライドを募らせた人が多かった。「本物と比べれば自分なんて大したことはない、でも自分はお前らとは違うんだ」と。

みっともないと思うだろう。私もそう思う。しかしあなたのやっていることはどうなのだろうか。もしあなたのいるサークルが基本的にアマチュア同好会であり、それをあなたが見下しているのであれば、「草野球チームを本気で負かせて喜んでいるプロの二軍選手」と同じぐらいみっともないのではないか。

2010-06-05

日本人スポーツで勝つのは大変だろう

サッカー岡田ジャパンが迷走で大叩きにあってるけど、そもそも日本人スポーツ、それも個人ではなくて団体競技で世界に勝つ、っていうのは相当難しい事なんじゃないのか。

個人競技なら室伏氏のような突然変異が期待できるけど、団体ではそういうわけにも行かない。

 

じゃあ組織で戦えばいいかというと、Jリーグがあるので、代表選手だけでコンビネーションを研ぎ澄ます、というわけにもいかない。

一時期のドイツのように、1チームに代表選手をまとめてしまうという力技くらいしか対処方法は無いのかもでしれないが、そうも言ってられないんだろう。

 

なぜ日本の多くの人は、サッカー代表が世界に勝てると思ってるのか、

なぜ日本の多くの人は、サッカー代表が負けるとそんなにも怒るのか、

ちょっと理解ができない。

 

そりゃ勝つと嬉しいが、負けて当然、とは思ってないんだろうか?

正直な所、怒ったり嘆いたりする自分が好き、としか思えない。

とても陰湿で気持ち悪いものを感じる。

2010-05-10

女性がスケベでない」ことの進化論意味

「全身是性欲」であった中高生時代には、

女性男性同様に「誰とでもセックスしたい」と

 性欲が強かったら、簡単にセックスできるのに」と

妄想していた。

「なぜ、女性は野放図にセックスしてくれないんだろう」と

恨んだこともある。

で、中年になり子供もできて「冷静に考えられる」今、

進化論的に分析をしてみると、

「野放図にセックスする女性」の方が、

一見「より多くの子孫を残しそうに見える」が、

実際にはそうではなく

「好きなオスとしかセックスしない女性」が淘汰の結果生き残っている点を解釈すると、

「嫌いなオスとはセックスしない、という遺伝子を有した方が、

 より優れた子孫を残す」から、ということなんだろうなあ。

で、中高生的には、

突然変異で、どんなオスとでもセックスしたがる女性」の

出現を妄想するのだが、遺伝学的にはそれはレアなんだろうか?

2010-04-27

同性愛の「原因」や「目的」をさぐろうとする研究について、個人的見

同性愛の「原因」や「目的」をさぐろうとする研究について、個人的見解

http://d.hatena.ne.jp/miyakichi/20100427/p1

査読者1のコメント

筆者は原因と目的という全く異なる概念を混同させて議論している。同性愛が生じる原因は何かを考える事は自然科学的思考であって、目的論であるかどうかは、筆者が原因と目的恣意的に同一視しているかどうかで変わってくる。それ以下のキリンの議論も目的論的世界観に対する反論にはなっているが、当の同性愛の問題に同様のロジックを必ずしも当てはめることはできないことを見落としている。呪術的とも言い換えられているが、なぜこのように言い換えることが妥当であるかという説明が欠落している。筆者は最後に、「個人的には、「同性愛は『ランダムに繰り返される突然変異』のひとつで、たまたま環境適応したもの」なのではないかと考えている。」と帰無仮説が妥当である可能性を主張しているが、なぜその主張が同性愛が生じる原因を調べること自体を否定することになるのかがきちんと説明されていない。このように筆者は、言葉の言い換えにおいて複数の軽率な誤りをおかしているため、全体として論理整合性と説得力に欠けている。よってリジェクト

2009-11-22

奴隷遺伝子スプレーの話

科学者「ついに、ついに完成しましたぞ。大統領!」

大統領「おお、ついにか!長く待ったぞ、科学者

秘書 「うっふん、ついに作ったのね、例のアレを!」

科学者「むふふ、そうです。例のアレをついに作ってしまっちゃいました」

大統領「ぐふふ、早く見せてみんかい、科学者よ」

科学者「ちょっち待ってくだせい大統領

科学者がウラに行く。

それから手に何か霧吹きみたいなのを持って再登場。

科学者「これですじゃ!これが例の『奴隷遺伝子スプレー』ですじゃ!」

大統領「うほー!キタコレ!『奴隷遺伝子スプレー』!一見ファ●リーズに見えるがな、ぐはは」

秘書 「すごいわね。この霧吹きみたいなのでヒトに吹きかけるだけでいいの?!」

科学者「そうですじゃ!このスプレーを、こうやって、ほれ、こうやって」(秘書にスプレーを向ける)

秘書 「ファック!あたしにスプレー向けないでよオイボレ!あぶないじゃない!」

科学者「おーーっと、失礼つかまつりました。確かにあぶないですな。これをかけたら、どんな人でも一瞬で」

大統領「ぐふふふふ。一瞬で?」

科学者「一瞬で、遺伝子突然変異をおこし、その人は何でも言うことを聞く『奴隷』となってしまうですじゃ!」

大統領「ぐふーふっふっふ!キタコレ!」

秘書 「うっふん、素敵なスプレーね!早く試したいわ」

科学者「いやはや、苦労しましたぞ。奴隷のような振る舞いをする遺伝子発見から、このスプレーを作るまで、はや30年」

大統領「おう。お前は本当にすばらしい天才科学者だ。一生困らない金と、世界で最高の研究施設を用意してやるぞ」

秘書 「科学者、ちょっとそのスプレー借りていいかしら」

科学者「はい。あ、この安全レバーは取らないでくださいね。もし万が一スプレーが出たら、とんでもないので」

秘書 「この安全レバーを取らなきゃいいのね、あ、取っちゃった」

科学者「ぎゃあ、早くつけなおして!もしもスプレーが出たら」

大統領「うお、地震だ!」

秘書 「キャーーーー」

科学者「で、でかい!震度5はある!」

ラグラグラグラ・・・・・

秘書 「はぁはぁ、びっくりしたわ」

大統領「あせったな」

科学者「あーーーー!」

大統領「ん?」

科学者「スプレーが減ってるーー!今の衝撃でこの部屋に撒かれたですじゃーー!」

大統領「ぬあにぃ!?」

秘書 「うっふん、本当?!」

科学者「やばいですじゃ、もしスプレーを浴びていたら、誰の言うことも拒否ができない奴隷体質になってしまってる!」

大統領「ぬうう、それは大変だ。よし、確かめるためにみなで命令し合おう」

秘書 「わかったわ。科学者、あたしの足をなめなさい」

科学者「ひぃぃ、こ・断れないですじゃ・・・」

科学者秘書の足を舐めはじめる

秘書 「どうやら、科学者奴隷スプレーを浴びてしまったようね」

大統領「よし、秘書。じゃあ俺に命令してくれ」

秘書 「うーんと。じゃあ、あたしのことを女王様ってお呼びなさい!」

大統領女王様女王様ぁ!」

秘書 「なんてことッ!大統領もスプレーを浴びてしまっている!このままでは、我がアメリカは・・・」

科学者女王様女王様ぁぁ!もっと命令を!」

大統領女王様科学者なんかじゃなく俺にももっと命令を!足を舐めろと命令を!」

秘書 「最悪の状況だわ。もしかしたらあたしもスプレーを浴びてるのかしら・・・。大統領、あたしに命令をして!」

大統領「できませぬ!女王様に命令など・・・」

科学者奴隷スプレーを浴びたら、命令は聞くが命令を出すことはできないのですじゃ!なので、女王様は浴びてませんですじゃ!」

秘書 「そうなの?!命令している私は浴びなかったのね!良かった!」

すると外から大統領の側近たちが入ってくる。

側近 「大統領地震がありましたが大丈夫でしょうか!」

大統領「ん!無事だ!それよりしばらく席をはずせ!」

側近 「はっ」

側近が出ていく

秘書 「あれ、大統領が側近に命令をした??」

科学者「そのようです」

大統領「ぬ。となると俺はスプレーを浴びていない」

科学者「するとさっきのは・・・?」

秘書 「お前、そういう趣味かい!」

大統領「はい、女王様!!」

FIN.

2009-11-09

[]進化論

進化論的には、「優位」とか「劣等」という概念はない。

何が「優位」で何が「劣等」かどうかは

そのときの情勢が決め、またその情勢は逐次変わりうる。

で、ある局面で、ある属性が「優位(環境的に)」なった場合、生物群は「優位」な機能を競って備えようとする。

いっせいに転換したように見える。

100に1つだけ、「優位」な突然変異を備えたものがいる分には別にこちらまでその機能を備える必要もないが

100に20、30となると、その機能の有無に関わらず、その機能を備える、もしくは対抗した機能がない種は没落する。

2009-11-02

一般的に言って、聖人はみな馬鹿

ここでいう聖人宗教的な意味でなく、「聖人君子のような」の聖人

前提:

  • 人は意識無意識的にかかわらず、自身及び自身の遺伝子のために動く。極稀に突然変異によりそうでない者も生じるかも知れないが、確率的に淘汰される。
  • 人は論理と感情によって行動する。このうち、感情については上の条件を満たすように構築される。また、論理は可能性とその確率期待値を示すが、行動選択を行うのは感情である。

考:

  • 賢明な人は、自身のため他者を利用するだろう。利用出来ないということは、利用するだけの脳がないということである。とりわけ、他者に利用され自身の不利を招く者は、馬鹿と言わざるを得ない。
  • 賢明な人は、馬鹿を利用するため意識的に馬鹿をおだて、親切を尽くすだろう。彼らはそれにより自身が投資した以上の見返りを得る。返礼に見合わぬほどの投資を行い身を削る者は、即ち馬鹿である。
  • 賢明な人は、自身の不利とそれによる重大な損失を避けるため最低限度の投資を周囲に行うだろう。馬鹿は過剰な投資を周囲に行い身を磨り減らすだろう。
  • 賢明な人は、その腹黒さとは裏腹に上記に示した投資により聖人と思われるだろう。賢明な人は、彼を讃える人々の愚かしい単純さに感謝し、嘲笑うだろう。そして賢明な人は繁栄する。
  • 馬鹿は、上記に示した投資により聖人と思われるだろうが、その投資に見合う利益は得られないだろう。最悪の馬鹿はその賞賛を無意識利益とみなし、自身がそれ以上の損失を被っている事実にも気づかず喜ぶだろう。幾分ましな馬鹿は自身の損失に気づき、苦悩するだろう。
  • 賢明な人は自身の腹黒さを受け入れ自身に都合がよいようにコントロールするだろう。馬鹿はそれに気がつかず、あるいは気がついて苦悩するだろう。

結:

  • ダーウィニズムは、その弱肉強食性ゆえ、腹黒い優秀作と愚かな失敗作しか生じない。
  • 愚かな失敗作が純白の優秀作となるためには、人類など滅びるべきである。
  • こんな腹黒い世界を守る価値は、実は存在しないんじゃないだろうか。

2009-10-08

http://anond.hatelabo.jp/20091008003142

隔世遺伝的な感じってことだよなあ。まぁ確かに爺ちゃんは頭の回転速かったらしいが…。

突然変異かもしれないし、複雑性が強すぎて「よくわからん」というのが実際のとこな気もする。

2009-10-04

http://anond.hatelabo.jp/20091004213246

長所なんて裏返せば短所という場合が多いけどね

結局マイナスでもプラスでも、飛び出た部分を延ばすのは悪いことじゃない。

突然変異みたいなもので、死ぬかもしれないし、哲学家になるかもしれない。

とりあえず平均化はよくない、と思う。

2009-09-22

[][]進化論循環論法

進化論に感じるきもちわるさの根はなにか

http://d.hatena.ne.jp/michiaki/20090918/1253283595

何らかの成果が出た時、その成果を得る為にとった行動が努力として規定される。つまり、「成果が出た」時点から遡って、「努力をした」という過去が形成されるのだ。故に努力は必ず報われる

何らかの生物種が現に生存している時(=絶滅していない時)、生存する為に有利と考えられる形質が適応として規定される。つまり「生存している」時点から遡って、「適応した」という過去が形成されるのだ。故に適応した種は必ず生存している

http://www.idea-moo.net/chi-taiken/ono08122801.html

自然選択説循環論法無意味だと批判する者がいる。「自然選択で生き残るのは誰だ?→適者だ」、「適者とは誰か?→自然選択で生き残る者のことだ」自然選択説はこういう循環論法だと批判者は主張する。だがこれは全くの誤解に過ぎない。自然選択説は、変異体と原型との間で環境への適応度に差があるということを指摘する。大多数の事例で突然変異有害で変異体は適応度が低く生き残ることはない。しかし、ごく僅かではあるが有利な突然変異が生じそれが生き残り新種となることがある。また(「種の起源」では明記されていないが)中立な変異体が確率的浮動で生き残り新種となることもある。適応度の差は環境により異なり、任意の突然変異を一意的に有利か不利か中立か決めることはできない。耐性菌は薬剤が存在しない環境では通常は不利な変異体であり増えることはない。しかし薬剤が存在する環境では圧倒的に有利な立場を得て増殖し新種となる。こうして環境の多様性と連動して種の多様性が拡大する。このようにダーウィン進化論を正しく理解すれば、それが無意味循環論法だという批判は全くの的外れであることは明白だ。またダーウィン説が種の多様性を説明する上で極めて有効、いや、唯一の科学的な理論的枠組みであることも明らかになる。

最近見た素晴らしい「努力」の定義 - インターネットください

http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/RPM/20090917/doryoku

dora_m 人生仕事勉強の術 なるほどねー

ite work, life これは良い定義

T_da 話のネタ努力定義についての良いまとめ

stellaluna 「努力します」「善処します」という政治家言い訳がこれで使えなくなるのならいい定義か。

Zephyrs コミュニケーション, ネタ, 社会, 考察, 言葉, これはすごい 目から鱗とはこの事か……

caraldo_k コミュニケーション, 読み物 俺は納得

kei_ex 正しい。けど、これを知っても自分プラスになるかというと微妙だ…w

ryu-ten くやしいけど正論w 自分では精一杯努力してるつもりなんだけど成果が出ないからもっと努力しろと言われるw

noumi_j2 正論。少なくとも「結果しか評価されない社会になりつつある」事は間違いない。

2009-09-11

新型インフルエンザへの情報ワクチン

今日電話白衣関係の友達と話していたらつい盛り上がってネットでいろいろ調べてみた。

どこまで正しいかわからないが、情報による新型インフルエンザ対策に興味があるひとがいたら読んでみて欲しい。

予備知識として、

といったあたりがあります。与太話と思うならそれも結構です。

以下、会話した個別の項目に出来るだけ裏取りをしたものになります。

日本が輸入すると途上国の調達が・・・

インフルエンザワクチンが足りない分は海外から輸入するから大丈夫!とか言ってるが

やっぱり日本が輸入すると途上国の分を横取りすることになるみたい。。

糖尿病患者など重篤化による死亡の危険性がある患者はともかく、

栄養もいっぱいある日本人は自力で直すべきなのかもね。

同じような話だと、心臓移植海外で受けられなくなったが

あれも結局お金で列に割り込むやり方と批判されていたみたいだね。

こちらは自助努力できるものじゃないけど。

▼若い人も含め自宅療養を支援する、薬以外の方法

じゃあ出来るだけ若い人、とくに自力で直す力の強い

若者にどうやって症状に対抗してもらえるか?

これに関してはインフルエンザへの感染が認定された

自宅待機の会社員者に賃金を支給することにすれば、

医療費保険料に負担をかけずに、会社が支援するカタチで

インフルエンザ対策ができるかも、というアイディアです。

名付けるなら「雇用ワクチン」ってところかな。

こういうのに国が補助をつけたほうがいいのかは微妙だけど、

ワクチン作るだけが能じゃないんじゃないかって話。

▼リレンザを静脈注射したら劇的回復した話

これは海外の話。

臨床もされていない治療方法だけど、製薬会社医療現場

タッグを組んで最後の結果に出た賭けだったらしい。

はてブにはこんなコメントがついている。

  • リレンザの静脈注射は認可が下りてない(まだ十分な臨床試験を積んでいない)だけで、既に臨床報告である程度有効性が確認されている方法。最新の知見をちゃんとカバーしてた勉強家な担当医のファインセーブだね
  • 日本では無理っぽいな。>賭け

最初は度胸か根性かとおもったが、これも立派な「知識のワクチン」だったみたい。

インフルエンザ検査費用は適正か?って話

いくら緊急だからといってもインフルエンザワクチン保険治療の対象になるため、ずさんな処理による

不正請求や言い値での治療費請求が行われている可能性も疑わなければ不健全

もしそこに搾取があるなら、来院による感染や来院パンデミック回避をする意味でも、

検査保険の対象外にするとか、検査方法が簡単なんだから院内での「検査」で

保険点数つけさせないで妊娠検査薬みたいに一般販売したら?ってかなり大胆な

ディスカッションにもなった。

これに関しては現役の医療従事者のブログしか見つからなかったので

肝心なところはわからないのだけど・・・

これによるとなんだか結構検査に不確実性があり、例えば市販の

妊娠検査薬のようにくっきり判断するのは難しいもよう。

インフルエンザがどんどん進化することで、判定キットで偽判定が

出たり、出るべき所で取りこぼしが出たりするとなると、

市販はなかなか難しい・・・のかも。

ワクチンのバイアルを1mL瓶から10mL瓶にしたら3倍の量のワクチンがつくれる?

これは何日か前の報道ステーションで見た話。ただあまりにも古舘キャスター

自信満々にこの策を推薦するんで、懐疑的に思ってしらべていたら、

やっぱり同じように怪しいと思った人がいたらしい。

これについてはこんな分析があって、

「国がこれまで1800万人分としてきたのは、1ミリリットル

バイアルで製造した場合で、これを10ミリリットルバイアルで製造すれば、

検査にかかる時間が10分の1で済むため、その分、多く作れると。」

これが正しければ年度内に用意できるワクチンが、

1800万人分から3000万人分になるそうです。

「ただ、バイアルは一度開けると使い切る必要があるため、

10ミリリットルバイアルは集団で接種する場合に有効」

これはどういうことかというとつまり、マルチバイアルの

管理状態が悪いと、別の集団感染に繋がることもあり、なかなか難しいみたい。

1ml バイアル・・・個別に摂取出来るが効率が悪い

10ml バイアル・・・集団で摂取するため集団感染につながる

でも国も国で10mlのマルチバイアルも混在させながら

生産するとしているらしく、それでやっと1800万人分

なのだとしたら、これは飛ばしかもしれない。。

それだったらあの自信満々はなんだったんだろう。

アメリカでの施策ユニークな対策

日本よりもかなり人口の多いアメリカでは医療制度の問題も

いろいろあるけど、利権も絡んだ「ワクチン行政」なんて言葉

無い分日本より計画的に進めている部分もあるらしい。

面白いのが下記の部分。マクドナルド駐車場

ワクチン接種。子供が受けるとご褒美にアイスクリーム

もらえるらしい。

米国では、州ごとにワクチンの計画がされており、すべての州でワクチン供給する計画を立てています。ワクチン病院学校以外にも薬局職場など私的な場所でも受けられる準備をしています。米国テキサス州)でユニークシステムとして、マクドナルドとの提携があります。ワクチン接種用の車が特別に用意されて、マクドナルド駐車場ワクチン接種が行なわれます。 子どもマクドナルドワクチン接種を受けると、ワクチン接種後のご褒美としてアイスクリームがもらえます。」

▼知識のワクチン

岡田晴恵さんて作家さんが「知識のワクチン」で対抗しようと

呼びかけてたりもする。地震防災訓練のように知識を

満たしておくことで、薬や体力以外の部分、対策のこころ

がまえのところにワクチンを打とうというものらしい。

ガイドブック書籍として出しており、24ページで

210円というのはおそらく原価に近いはず。

中身としては、いざというときの備蓄リスト感染防止策、

自宅での看病の仕方など個人ができる対策を具体的に掲載しているらしい。

岡田晴恵さんについては煽りすぎと叩かれているし、

実際にメディアに利用されている部分もあるだろうけど

こういった通年の危機をずっと前から訴えてきたのは

すごいことだと思う。

未知の脅威に対抗するには

冷戦時代、アメリカソ連が協力するには宇宙人が攻めてくるしかない、

なんて与太話があったが、インフルエンザウイルスに対する災禍は

まさに世界同時に継続的で、しかもそのどんどん突然変異する、

敵としては最悪の存在。

それにはやっぱりワクチンという物理的兵器(しかも特効薬ではない)や

その運用だけに頼るだけではなく、待機中の給与支払いや

しっかりした個人備蓄の方法をおさえておくなどの環境面や

個人での対策が必要なんだと思う。

エコも大事なのかもしれないけど、命がなければエコもなにも

ないわけで、より身近に守れるものがあるのならその手段を

社会の中で支援し合い、個人単位で対策を打ったって損はないと思う。

マスクだけあればいいやなんて考えは転売屋を儲けさせるだけだから、

そのへんは惑わされないようにしたいとこですね。

2009-05-27

http://anond.hatelabo.jp/20090527104334

未知のものだし鳥インフルがあれだけの猛威を振るったからね

それでも突然変異の可能性はあるから引き続き警戒ってところか

京都市が安全宣言要請してたが梅雨になったら宣言出すのかな

2009-04-19

playstation storeに「FF7」が出たので十二年ぶりにやってみた感想ネタばれ有り有りで書く。

http://www.jp.playstation.com/software/title/jp0082npjj00260_000000000000000001.html

今31歳。端くれながらゲーム業界にいます。オリジナルが出たときは19歳。歳取ったなーと実感。


・まず序盤からキワキワなイベントが多くてビックリ

 バー(お酒を出すお店)が普通にあるはともかく、売春性風俗連想させるイベントが連発。

 うちの会社だとCEROのレーティング気にして制作者側からこういう演出やりたいっていう希望自体が出てこないなーと。


・「有限エネルギー活用技術をバックに肥大化した私企業」vs「環境テロリスト」っていう物語の柱が、

 もうなんか2週ぐらいしちゃってる感じがしてムズムズした気持ちになる。これは時代のせいか?俺の12年分か?


ボス戦の手前にセーブポイントが無い。且つ突然ボス戦が始まっても全然困らない難易度。流石。


・「武器スキルをセットする」「そのスキルが成長する」っていうマテリアシステム

 もの凄く面白かったっていう記憶があったのだけれども、今もう一度やってみると結構タルイ。

 「マテリアの成長」→「戦闘へのフィードバック」が思った以上に薄味な印象なんだなぁと。

 もっとがんがん成長してスキルが増えてたま突然変異するぐらいが今の味付けなんだろうな。


・戦闘の難易度、獲得出来る経験値とお金バランス的に、サクサクストーリーを追う事ができる

 バランスにしてあるのは羨ましい(それだけストーリー的な演出に予算が投入出来ているという事)。



・( ゚∀゚)o彡゚ おっぱいおっぱい

2009-04-15

間違いだらけの遺伝的アルゴリズム


うん、ごめん。タイトル釣り。っていうか今から書くことも間違ってるかもしれない。

識者のフォローを待ちたい。

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://wiredvision.jp/news/200904/2009041523.html

これの話なんだけど

遺伝的アルゴリズム」って出たときに、もうこれは人工知能ではないと一応考えていい。それはソートプログラム人工知能ではないのと同じみたいな。

「f(x,y)を最大にする整数x,yを求めよ」

これを遺伝アルゴリズムでやるとこうなる。

  • ランダムで(x,y)の組をいくつか作る。これが個体。xyは遺伝子になる
  • すべての個体に対してf(x,y)を計算する。このときf(x,y)は評価関数という。
  • 評価の低い個体の何割かは子孫を残さず死ぬ。
  • のこりの個体は以下の方法で子孫を作れる。
    • コピーを残す。
    • 自分のもってるx,yを交換した子孫を残す
    • 他の個体とx,yのどちらかを交換する
    • ランダムで生成したx,yと置き換えた子孫を残す
  • 次世代に対してf(x,y)を計算する

これを上昇しなくなるまで繰り返したら終り。これだけ。

単純化の為にxyとしたけど、x,yを「素数の和」と考えて素数の列abcdefghを遺伝子なんてするとよりそれっぽくなる。要は遺伝的アルゴリズムとはランダムサーチをちょっと改良した奴ってことだ。

記事中のプログラムは現象をモデル化しては考えてない。文字列のなかから現象に近い値を示す数式とおなじ文字列を選び出すだけだ。

あと、どれくらいの率で子孫を残すか、交換が起こるか、突然変異が起こるか等は計算の収束に影響を与える遺伝子とは独立したパラメータで、それをプログラムがいじるのであれば、まあ一応人工知能と呼んでも怒られないかもしれない。

以上、あっちの記事タイトル(邦訳のみ)も釣りっぽいよねって話でした

2009-03-27

http://anond.hatelabo.jp/20090327205332

そもそもそういう人は突然変異意味自体誤解してそう。

DNAコピーミスは全部突然変異という風に理解すればいいのに。

2009-03-26

http://anond.hatelabo.jp/20090326220456

その進化論本質って何なのさ?

要は、簡単なモデルなわけよ、進化論ってのは。

  1. 突然変異だか何だかによって、普通の個体とは違う性質の物が生まれる可能性がある
  2. ときに、その変わった性質は生きるために有利である
  3. 有利であると、その性質をもった個体は生き残り、そうでない個体は数が少なくなるor絶滅する

ここで使われた仮定が間違っている、あるいは論理の飛躍があり、必ずしもその通りにならないなら、進化論は間違っている、あるいは普遍的なものではないと言えよう。

予測と違っていても修正できる、という話がでるだろうけれど、それを言い出すと、進化論は先に書いたフロイト理論(anond:20090326205141)とどの点で違うと言えるんだろう?

予測と違っていても修正できるってのもダメなら、一体何が科学的だって言うのか?

ニュートン力学だって、アインシュタインによって修正されたんだけど。

2009-03-24

「最初の乾杯ビール」を強制されるのはもう嫌だ

あとがき

これほど反応があって驚いています。皆様、ありがとうございました。色々ありますが、この記事で伝えたかったのは、私のような、「コップ一杯のビールも飲めないタイプ3の下戸存在する」という事実です。私がR25の記事を読んで最初に疑問に思ったのは、件の記事の著者が、タイプ3の下戸存在を知らないのではないかと思ったからです。「いくら下戸といっても、コップ一杯のビールぐらい飲めるだろう」、と、そのように思っているのではないかと感じましたし、私の経験上、そう考えている上戸の方は大変多いと思います。

結局、タイプ3の下戸存在を知らないと、どうしても「コップ一杯のビールぐらい飲めるだろうに、それすらしたくないのだろうか」、「仲間に加わりたくないのだろうか」というように感じてしまい、「自分勝手」とか「わがまま」とか「協調性がない」といった誤解を招きやすいのです。確かにタイプ3の下戸は5%しかいないので、たまたま、知り合いに一人もタイプ3の下戸存在しないこともありえますので、普通の人が我々の存在について無知であることは致し方ない部分もあります。(本当は、中学高校で1コマ時間を取って、我々の存在を教えてもらえるだけでよいのですが・・・)ただ、アルコール専門家を自認する人には、我々の存在は知っていてしかるべきであると思います。件の記事の著者を私は存じ上げませんが、私には、「どうも、この人はタイプ3の下戸存在を知らないのではないか」と感じられたので、この記事を書いたのがきっかけです。

イッキ飲みのような、大量にアルコールを飲ませるような行為は危険性が重視されて社会人の間では避けられるようになってきましたが、それの根底には、「誰でもイッキ飲みが出来るわけではない」ことが明らかであるという事実があります。ある事柄が、社会的に「皆がやるべきこと」として認められるためには、前提条件として、まず「誰でも可能な事柄」である必要があり、「イッキ飲み」は明らかにそれに該当しません。一方、同じアルコールでも、「最初の乾杯ビール」は、「誰でも(下戸でも)ビール一杯ぐらいは飲むことが可能」と思われてしまう節があります。

「最初の乾杯ビール」もだんだん行われなってきてはいますが、「下戸だって本当はビール一杯ぐらいのめるはずなのに、協調性がないからビール一杯すら飲まない」などと思われては仕方ありません。そうではなくて、「ビール一杯でも飲めない下戸存在するのだよ」ということを、ちゃんと知ってもらう必要があると思い、この記事を書いた次第です。

追記1:「愚痴っている暇があれば工夫せよ」という意見を見かけたので、僕自身がどのような工夫をしているかを書きました。「迅速に乾杯したい」というニーズがあることはもちろん百も承知で、臨機応変に色々考えて「最初はビール」を断っています。

http://anond.hatelabo.jp/20090324213407

追記3:「愚痴っている暇があれば幹事をやれ」という意見を見かけたので、下戸幹事をやるべきかどうかについて書きました。率直に言えば、下戸幹事をやるべきかどうかは場合によると思います。

http://anond.hatelabo.jp/20090325095112

追記4:追記2の「鍛えると強くなる」の原理について、自分も「正常な遺伝子が働き始める」っていうのは厳密にはおかしいと思っていたのですが、ちゃんと解説してくれた人がいたので、リンクを張っておきます。

http://anond.hatelabo.jp/20090325114537

追記5:「まずは東大に入れ。話はそれからだ。」というトラックバックを見つけましたが、僕は東大卒ですww英語Iで「優」取るために、The Universe of Englishを丸暗記するのは大変でしたよね。丸暗記しなくてもよく読んでいれば「良」は取れますが。東大努力すれば入れますが、下戸努力しても飲めるようにはなりません。

http://anond.hatelabo.jp/20090325212150

追記6: はてブより、「同性愛の例示がクソむかつく。私らのほうが日常的に異性愛押し付けられて、逆なんてほぼありえないのに!本当に苦手だとしても、こうやって繰り返しホモフォビックな反応を分かり易い一例として使われるのは不快。」というご意見がありました。お気持ちお察しいたします。申し訳ありません。ただ、僕も、最初は、「クソむかついた」からこの記事を書いたので、記事の訂正はしません。結局、本質的な問題は、マジョリティマイノリティの対立なんですよね。喫煙ではマジョリティ喫煙者から非喫煙者に変わったために、状況が変わっただけで、マイノリティが不遇な目に会うという点では同じだと思います。

本文

下戸なんだよ。下戸って言うのはね、要するに、普通の人でいう二日酔いの症状が、酒を飲んだ瞬間に出るんだ。二日酔いになると、頭ガンガンして辛いだろう?あれが、ビール、コップ一杯飲んだだけで、出るんだよ。ジョッキじゃないぞ。200mlぐらいのコップだ。二杯飲むと、トイレ直行で吐くんだよ。俺、吐くのはやだし、周りの人間も、飲み会で俺のゲロみてもしょうがないだろう?だから、飲まないの。

http://r25.jp/b/honshi/a/ranking_review_details/id/1112009030214

藤原ヒロユキ:「ですから、お酒が苦手な人が、乾杯だけ飲酒に付き合う場合にも、ビールはとても適しています。」

ふざっけんな!こっちは、乾杯ビール一杯で、頭ガンガンして20分間何もできなくなるんだよ!

いや、ビールが好きな奴の間で、あーだこーだ言ってもらう分には全然かまわん。なんっで、「お酒が苦手な人」が、乾杯だけ付き合わなくちゃいけないんだよ!下のように、酒以外のものに置き換えると、いかに異様な文章かわかるだろう?

・「タバコが苦手な人が、一服だけ喫煙に付き合う場合にも、この銘柄はとても適しています」

・「同性愛が苦手な人が、一回だけ同性愛に付き合う場合でも、キスはとても適しています」

アルコール中毒の人が医者に行くと、嫌酒薬っていう酒を飲むと気持ち悪くなる薬をもらうんだが、下戸人間は、常に嫌酒薬を投与されているのと同じ体になっているんだ。日本人の5%は、遺伝的にこの体質。「苦手な人」ってね、「苦手」どころの話じゃないよ。吐くの。コップ2杯で。ゲロゲーロ。俺のゲロ見たくないでしょ?

まぁ、でも、俺は無理して飲んでも吐くぐらいですむからいいけどさ。アルコール中毒の人にお酒すすめちゃったらどうするの?それで、飲酒運転事故起こしたり、家に酔って帰って家庭内暴力の引き金になったり、色々考えられるけど、あなた、責任取れるの?

不思議なことに、これがタバコだったら、「吸わない人に付き合いでタバコを勧めるなんて、相手が肺がんになったら責任取れない」という意見には、割と納得してもらえると思うんだよ。なんで、酒だとダメなのかなぁ。不思議だなぁ。付き合いでタバコ吸って肺がんになるのは、まだ自業自得の範疇と言えるかもだけど、付き合いで酒を飲んで酒癖で事故起こしたら、自業自得じゃすまないはずなのになぁ。

追記2:下戸について

http://anond.hatelabo.jp/20090324221109

http://anond.hatelabo.jp/20090324225008

http://anond.hatelabo.jp/20090324224532

「酒が飲めるように努力しろ」「遺伝だから仕方ない」の、お決まりの議論が出ましたが、正確な知識を持っている人が少ないので、ここにまとめます。結論から言うと、日本人には「下戸遺伝子」と呼べるものが存在して、次の三種類のタイプ存在します。「酒豪遺伝子」は存在しません。「下戸遺伝子」の有無で決まります。

  1. 日本人の6割)普通
  2. 日本人の4割)下戸遺伝子を片親からもらう
  3. 日本人の5% )下戸遺伝子を両親からもらう

このうち、2のタイプの人は飲むとすぐに赤くなりますが、正常な遺伝子も持っているので、鍛えると正常な遺伝子が機能し始め、強くなります。一方、3のタイプの人は、下戸遺伝子しかもっていないので、鍛えても強くはなりません。僕自身は3のタイプで、父親が3のタイプ母親が2のタイプです。

自分経験で言うと、同じ「酒に弱い」でも、2のタイプと3のタイプの間には、大きな差があります。2のタイプは酒に弱いとはいえ、乾杯ビール1杯ぐらいなら難なく飲めるので、今回のような問題は避けられます。3のタイプは、本当に、ビール1杯~2杯で頭がガンガンゲロゲーロ、普通の人で言う「ひどい二日酔い」の症状が出ます。そして、3のタイプの人は、5%しかいないので、存在そのものが知られていません。特に、2のタイプ下戸の人の中には、「最初は弱かったけど鍛えたらのめるようになった」という経験を持つ人がいて、3のタイプの人も自分と同じだろうと思い込み、「お前も鍛えれば飲める」という発想に至ってしまうのです。

このように、下戸遺伝子は、簡単に言うと、どれぐらいお酒を飲むと二日酔いの症状が出るのかを決定するものです。下戸が「飲めない」のは、コップ1杯のビール二日酔いになるからです。大変誤解が多いですが、下戸であるかどうかは急性アルコール中毒へのなりやすさとは関係ありません。急性アルコール中毒は、単純に、体重に対するアルコールが多すぎると起こります。下戸は、ちょっとのアルコールでも二日酔いの症状で気持ち悪くなるというだけで、下戸でも体重が重ければ急性アルコール中毒にはなりにくいです。

下戸遺伝子は、白人黒人にはありません。2万年前に起こった突然変異が、モンゴル人・中国人韓国人日本人など、東アジア人間を中心に広がったものです。実際、下戸遺伝子を持つ人がいるかどうかは、ある民族アジア人との混血があるかどうかを調べるのにも使われています。

この下戸遺伝子の正体は、DNA中の、ALDH2という、酒を分解する時にできる毒(アセトアルデヒド)を分解する酵素設計図が、一文字変わってしまい、酵素が壊れてしまったことによるものです。アルコールを分解する途中で、アセトアルデヒドという毒ができるのですが、このアセトアルデヒド頭痛吐き気といった中毒症状を引き起こします。これが、二日酔いです。下戸アセトアルデヒドの分解速度が遅いために、どんどんアセトアルデヒドたまって、すぐに中毒になります。

とにかく、下戸には3種類いて、本当にコップ1杯でも吐く3のタイプの人が5%存在する、と言うことだけでも覚えて頂けると幸いです。

参考文献

http://ja.wikipedia.org/wiki/アルデヒドデヒドロゲナーゼ

http://ja.wikipedia.org/wiki/モンゴロイド#.E4.B8.8B.E6.88.B8.E9.81.BA.E4.BC.9D.E5.AD.90

http://ja.wikipedia.org/wiki/急性アルコール中毒

専門家の方へ:酵素が壊れるんじゃなくて、正確には、「四量体になって活性が失われる」んだ、とかその辺の科学的な細かい間違いは、僕も分かってます。ただ、「活性が失われる」とか普通の人に言っても、通じないので、「壊れる」と表現しました。「新モンゴロイド」という言葉も、硬くなりすぎると考え、あえて使いませんでした。

2009-03-23

http://anond.hatelabo.jp/20090323000120

端折って言うとな。

ウイルスって生き物(と言えるかどうかも議論があるがさておく)は、遺伝子DNAないしRNA)がほとんどむき出しに近いような状態でさまよっているようなもので、それが宿主となる細胞遺伝子に組み込まれたり便乗したりすることでやっとこさ増殖できる、という特性を持つ。んで、ウイルス遺伝子そのものだからものすごく突然変異を起こしやすい。

んで、鳥インフルエンザとヒトインフルエンザ普通は鳥/ヒト体内で同時に感染したりしないものなんだが、さてここに両方に同時に感染しうる生き物がいる。豚なんだがな。

そうするとその体内で、鳥インフルエンザとヒトインフルエンザが仮に同時に出くわすと、豚細胞内に取り込まれて増える段階で鳥インフルエンザウイルスとヒトインフルエンザウイルス遺伝子が一旦ごっちゃになる可能性がある(遺伝子組み換え)。そうすると、鳥インフルエンザがヒトへの感染能力を得る(あるいはヒトインフルエンザが高毒性鳥インフルエンザの毒性を得る)可能性があるわけだ。

これは確率的にはいつでも起こりうることで、現に過去も何度も起こったことだ。そして起こったときがパンデミック発生の時だ(強毒性鳥インフルエンザとの組み替えばかりが畏れられているが、弱毒性のものとの組み替えですら「今までワクチン存在したことのない、全く新しいタイプのヒトインフルエンザウイルス誕生」となるため、それなりの脅威たりうる)。ただ現在たまたま起きていないだけ。

(勿論、たまたま鳥インフルエンザとヒトインフルエンザに同時に感染したヒトの体内でこういう変異が起きる可能性もなくはないが、豚よりは遙かに低い)

(対策としては「とにかく豚と鶏を一緒に飼うな」ということが言われているが、全世界にそれを徹底するのもなかなか困難な状況。特に中国東南アジア奥地では豚と鶏が一緒にいる環境が多く、このへんが新型インフルエンザの震源地になるんじゃないかと目する研究者もいる)

かつてインフルエンザとしては史上最大級の死者を出した「スペイン風邪」ってやつもこうやって誕生したと目されてるから調べてみるとよいよ。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B6%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9

要するに、「たまたま養鶏場に居たヒトが鳥インフルエンザに罹って死にました」それ自体は(お気の毒ではあるが)深刻な事態ではないが、むしろヒトが罹りうるほど「ヒトに飼われてる豚の」身近に強毒性鳥インフルエンザウイルスが迫っていることを畏れるべきだったりする、というお話

2009-02-25

若者について語ることの気持ち悪さ。

http://d.hatena.ne.jp/arakik10/20090224/p1

これを読んで改めて感じてしまった。

以前は自分が批判される若者の立場にいるから反射的に嫌悪を感じているんだろうと思っていたけど、

若者と言えない年齢になってからも相変わらず「気持ち悪さ」を感じるんで何故なのか整理してみようと思う。

(1)不遜さ。

こういった若者語り、「今の若者ダメだ」的な話がされる時に

「以前はマシだった」=「自分はマシだった」という不遜さが垣間見える。

そして「今の若者はこんなこともできんのか、俺はできたぞ」という主張は

たいていは曖昧模糊とした思い出語りの域を出ず、本当にできたという保障はどこにもない。

この態度に僕はこんな疑問を持つ。本当に「昔の自分」と「今の若者」を比べていますか?と。

学生の倍は人生経験のある「今の自分」と「今の若者」を比べていませんか?と。

(2)傲慢さ。

若者語りがされる時「では、どうするか」の視点が欠けている場合が多いような気がする。

「今の若者はこうだ。本当はこうでなければならない。そうするには…」の「そうするには」が欠けている。

ことが教育となるとこの部分を考えるのも言い切るのも難しいけれど、そこが欠けてしまうと単なる愚痴にしかならない。

自分は何にもしないけど、自分理想若者像を押し付け勝手トランスフォームしろという傲慢さが鼻に付く。

何故、あなたの理想像に合わせなければいけないのか? そうするにはどうすればいいのか? そのメリットは?

(3)切り離し。

何故か若者が語られるときは、話者と若者因果が無視される傾向にある。

まるで今の若者脈絡もなく、突然変異的に現れたかのように語る。

今の若者自分たちが作り出したんだ、という視点が欠けている。

勝手ダメになったんだから、自分たちには責任はない、ダメ若者が悪いんだと説教をする。

そして、同時に入り込んでくる「僕らは大丈夫」のニュアンス(上のブログで言うなら「僕の子供大丈夫」)。

因果を無視して「彼らはダメだ。僕らは大丈夫」と言ってるだけじゃ、世代間闘争にしかならない。

というか、上でリンクを貼ったブログ主の人は、今現在ダメ若者を作り出している立場にある人じゃあないですか!

(4)責任転嫁

上記(3)の亜種(セットになって出てくる場合も)。大学で言うならば「大学で教える以前の問題だ」という態度。

高校教育が悪い」「いや、中等教育が悪い」「いや、初等教育が悪い」

「いや、親の教育が悪い」「いや、社会が悪い」と責任は繰り上げられていく。

ドリフターズいかりや長介仲本工事が演じる「バカ兄弟」というコントがある。

ある日、兄弟の弟(仲本工事)が参考書を開いて一生懸命勉強している。それを見た兄は弟とこんな会話をする。

「何で勉強なんかしているんだ?」

「兄ちゃん、オイラ大学に入りたいんだ。そのために勉強しているんだ」

「ハハハ、やっぱりお前はバカだな。学校っていうのは、頭が悪い奴が頭を良くするために行くところだ。入る前に勉強して頭を良くしたんじゃ、学校に行く意味がないだろう」

僕はこれこそが教育だと思う。大学生頭が悪いんだったら、そこで優秀にしてあげなければいけないじゃないですか、と。

自分達には責任はないし、何もするつもりはない。優秀な若者よ、勝手に出てこい!」

若者語りから出てくるのはこんな言葉だから気持ち悪さを感じるのである。

2009-02-22

昨日は大変な目にあったわ、と思ってみて、そもそも昨日がどんな日だったのか忘れていることに気がつきました。どうもこの頃もの忘れが激しいようで、夕方になると今日の朝のことまで忘れている始末で、例えば洗濯機に入れていた洗濯物のことを忘れて生乾きの服を夜に家の中に吊り下げて乾かさなくてはならなくなったり、昼にカレーライス社員食堂で食べてくるから、とお父さんが言っていたのを忘れてハヤシライスを作ってしまったり、同じ週刊誌を発売日に買って、違う日に「あ、これ買ったかしら。面白そう」ともう一度買ってしまったり。そういうことがよくあるのです。お前はボケてきたんじゃないか、とお父さんは言い出すのですが、反論できないのが悲しいです。自分自身、やっぱりとぼけ人間なんだなあと、今日買ってしまった三冊目の月刊誌の最新号を見ながら、つらつらと思ってしまうのです。

ところで、初春を迎えたからかどうか、ともかく暦通りに世界ではなべてこともなく時間が過ぎているようで、二月になったこのあたりでは既に河川敷や土手にたんぽぽ菜の花が咲いているのが目立つようになってきました。時折雪が舞い散ることがあるのですが、雪に半ば埋もれて凍ってしまったたんぽぽというのもなかなか趣深いものがあります。そう言えば昔、推理小説で夏なのに島に雪が降るという出来事の起きる作品を読んだことがありました。あれは何だったかしら……向日葵畑に降る雪のことを想像すると、なんだかとても素敵な風景に思われてきて、わたしは思わず自分の膝の上に乗せた美代子に万歳をさせて、雪が降ったらお前はやっぱり炬燵の中で丸くなるのかにゃ? と話しかけてみました。美代子は軽く欠伸をして、わたしの体から離れようとするので首根っこをがっちり掴んでやりました。ネコの分際で人間に逆らうとはふてえ奴。

あ、あらわたしったら。すみません。

ともあれ、美代子とわたしはそうして縁側に座って外の光景を眺めています。そうすると空から何かが降ってきたので、また雪が降ってきたのかなあ、お前はなんでそんなに寒いのが嫌なんだいねえ、と美代子に話しかけていると、それが雪ではないことに気がついたのです。それは家の裏山に生えているダイオウスギの花粉でした。ダイオウスギといってもわたしの家の裏山にしか生えていない突然変異種のスギですから皆さんは御存知ないかとは思います。ダイオウスギの花粉というのは普通花粉よりもずっと大きいのです。

なにしろダイオウスギ自体が普通のスギよりもずっと大きいのです。空に突き刺さるかと思うほど太くて鋭くて大きくて、わたしが五人いてやっと樹の幹を囲えるかどうかというくらいの樹です。近所の人からはダイオウスギが他のスギや木々栄養を奪い取っているんじゃないかと何度も伐採されそうになりましたが、わたしが必死に思いを敢えて何も言わないという形で伝えるべく無言電話町長の家に500回ほどかけたところ、やっとおとなしくなってくれました。そのことをそもそもダイオウスギを植えた死んだ祖先のことを考えると、誇らしくなります。美代子の体に生えている毛を毟り取りながらそんなことを思います。美代子はすっかりぐったりしてしまったようですが、毛を毟られるとびくん、と痙攣しギャン、と大きな声をあげます。可愛い子です。

スギから放たれる花粉が少しずつ積ってきます。そう言えば花粉症に悩まされる人がこの時期は多いとか。国民の一割の人が花粉症に悩まされていると聴くのですが、ダイオウスギの花粉はそれこそ手で摘めるほど大きい粒なのでそれが鼻の穴に入ることはあまりありません。あったとしてもマスクをして歩けばそれだけで十分防御できます。わたしは花粉症ニュースを見るにつけて、我が家先祖が植えた突然変異体のダイオウスギを世界中に植えれば花粉症は壊滅するのではないかと思います。もっとも花粉そのものを全身に被ってしまったことでアレルギー症状を起こして毎年死者が出ることもあるし、宙を舞う花粉が眼に入ってよく学校帰りの子供たちが自転車で転んで川に落ちたりしています。帯に短したすきに長し、というものなのでしょう。

こう思っていると何故か、とても裏山に行きたくなりました。子供の頃のようにダイオウスギの根元に行って、空から降ってくる花粉を浴びたいと思いました。わたしは別にダイオウスギの花粉アレルギーを起こすことはありません。もみ殻と同じで、ちょっと体が痒くなるくらいです。わたしは美代子の首根っこを掴んだまま、サンダルを履いて外に出ました。

外に出ると広場で何か火の手が上がっています。騒ぎになっています。火事? でも広場だから燃えるようなものなんかないと思うのですけど、一体なんなんでしょう。わたしは行ってみました。すると、広場で中学生たちが花粉が降りしきる中、暴れていました。中央に燃えるものがあって、それが子供たちに囲まれているという状態です。何かしら?

それはリムジンでした。中学生たちはリムジンを真ん中において、シートかどこかから火をつけて、そのリムジン燃える中を囲んで踊っているのです。ブランキー・ジェット・シティの歌そのままの光景です。あらあら、足元にいくつか瓶がありますわ。火炎瓶もあるのでしょうけれど、男の子たちが飲んだテキーラの瓶も幾つか見られます。テキーラの瓶の中にはトカゲが入っています。あの子たちったら、酒屋に強盗に入って上物の酒を奪い取った後、リムジンを盗んで広場で火をつけて遊んでいるのですね。若いというのは羨ましいものです。すっかりおばさんになってしまったわたしにはそのやんちゃさがとても好ましいもののように思います。

あの子たちったら若いわ。素敵。好き、大好き!

わたしはさっそくその広場に行って、おばさんも混ぜて頂戴、と彼らのひとりが持っているテキーラを手に取ろうとしました。すると男の子のひとりが、クソババアは縁側で玄米茶でも飲んでろ、と言ってテキーラをわたしから遠ざけました。なんて素敵な罵りの言葉なんでしょう。こうした言葉が吐けるのも若さならでは。だったらわたしは大人としてこの子たちを調教、いや矯正してあげなくてはなりません。

大人を舐めるんじゃねえぞこのションベンタレが! とわたしは絶叫して、広場の隅っこにあった金属バットを(その広場は子供たちがよく野球場として使っていたので、そうしたバットがたまたま置いてあったのです)降り回し彼らの脳天をジャストミートさせました。ひとりだけ逃げようとするヘタレ野郎がいたからそいつには特別に手足の四本の骨が折れる音がするまで痛めつけてやったぜ、けっ、大人を舐めるなこの糞ガキが。

あ、わたしったらやだ。すみません。

いったい何の話をしていたのでしょう。すっかり忘れてしまいました。私は手に持っていた美代子を火の中に放り投げると、悲鳴を背後に夕食のピザトーストを作るべくまた家に戻りました。振り向くと花粉は倒れた中学生たちの身を包み、そして覆い隠してしまいました。日に触れた花粉燃えて火の粉となって舞い散る光景が素敵です。お父さんのトースト睡眠薬を仕込んでくたばったあとにまた来てゆっくり眺めようと思って、私は家路につくのです。明日はどんな日になるのでしょうか。そうです忘れてしまった昨日ではなく明日のことを考えましょう。私のおじいちゃんの口癖でもありました。明日が楽しみである。

2009-02-01

http://anond.hatelabo.jp/20090201011152

まあそりゃそうだ。ウデの問題までは考えてなかった、

単に「空気を読まないまま空気と合致することは理論上可能か」という机上の空論として考えてくれ。

それについて言えば「可能だがそれをやるウデのある奴は読めるから必要ないし、読めない奴はウデがない」ってこったな。

ただ、世の中類型にばかり分類される人材ばかりでもないんで、空気読めない奴何百万人に一人くらいはなぜかこのやり方がうまくいく突然変異体もいるかもしれんという期待も込めてね。

2009-01-27

http://anond.hatelabo.jp/20090127210313

本質的かどうか、というのは理論あるいは現象のモデルに基づいて判断することなので、マイノリティの怒りとかそういった普遍的でないものは普通扱わないので、それをもって「本質的でない場合についての議論」とか言うことを普通理系はしないだろう。

性別に関して言えば統計的に有意(これは普通適当確率モデルを仮定した上で統計的検定などをして判断するだろう)なレベル染色体XXあるいはXYという違いによる分類が有効と判断されていて、XX/XY以外の染色体パターンを持った人間が少数いるとき、その現象を説明するモデルとして遺伝(DNAコピー?詳しいことはしらんが)プロセスでのランダム突然変異といったものを仮定して、それが統計的に有意なモデルであり、また他の遺伝(等)に関する理論と無矛盾であることをもって、それらが単純なランダム異常であると判断するわけだ。

単純なランダム異常は、統計的な現象を考察する際には普通理系は無視する。無視できないケースというのは、多少抽象的な話になるが、確率的な意味では確率分布のモーメントが発散したりする場合だ。

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