2024-02-10

実家が太いのにイージーモードじゃないという増田を見て

私も年収600万だけど、やっぱりあの増田人生はどうしてもイージーモードに思えてしまう。

その根拠として、私のノーマルモード人生を話したい。同じ年収600万という事で比較になれば幸いだ。

  

私は生まれた時から父親がおらずシングルマザーの家庭で育つ。

幼少の頃の記憶曖昧だけど、母は実家との縁を切っており男をとっかえひっかえして生活していたような気がする。

もちろんまともな家庭環境じゃなく、虐待とまではいかなかったにしても軽いネグレクトは入っていたと思う。

母親手料理というもの存在しない。ご飯には弁当総菜パンをあてがわれるか何か買って食べといてとお金を置いてどこかに行く状態高校生辺りまで続く。

  

「酒やタバコは好きにしてもいいけどウチの目の届く範囲でやりな」

小学生の頃から私に言い聞かせていた母の教えだが、逆に酒やタバコは大っ嫌いになったのでそこは反面教師としてめっちゃ感謝している。

  

もう一つ、これはいい教え

「弱いものを虐めるような腑抜けになるなよ、虐められてたら守ってやりな」

  

この言葉に感化されたからという事は無いのだけれど元々正義感は強かったので、中学生の頃には気の弱そうな奴をいびっている不良集団に突っかかってヘイトこちらに向かせては一触即発状態によくなっていた。

「俺からは手を出さねえ、てめーから殴ってこいよ」と言っても本当に殴られることはなく、その不良共からの実害と言えば遠くからタバコを投げつけられようになったくらい。届いてねーよ。

  

中学の時の成績は上位30%くらいで、平均よりもちょっと勉強できるかな?くらいだったのだけど、当時の担任正義感の強さを評価してくれていて行きたかった高校の推薦状をしたためてくれた事は感謝の極みだ。

情報系の学校だったため、推薦試験の実技には基本的PC操作があるらしかった。

もちろん家にPCなんてあるわけないのだが、そんな時も担任学校PCルームを使わせてくれた。ありがとう先生

  

おかげで推薦試験も無事に合格できた。

その時の面接官の一人が後の高校担任で、あとあと聞いた話では

「実技と面接完璧なのに中学での遅刻欠席が多すぎてめっちゃ目立ってたぞ」ともっぱらの評判だったらしい。

(荒んだ家庭環境だったとはいえ、そんな状態にも関わらず推薦状を出してくれて本当にありがとう。。。)

  

  

高校ともなると自分で行先を選ぶことになるため周りもある程度思考学力が似通った人が集まるということなのか、

高校生活は全く問題のない、人生で一番充実していた期間だった。

強いて言えば母親うつ病になって家庭崩壊しかけたくらい。

  

高校卒業後は金銭的な面から大学はいけないため情報系の短期専門学校に通う事にした。

まあこの専門学校があまりいい感じじゃなかったので、結局後悔することになるのだけれど。。。

独学で勉強できるような事しかやらなかったから、金払って専門学校に行った意味をあまり感じなかったな。。。

  

その後はIT系仕事に就いて、業界あるあるな「やることあまり変わらないのに転職したら給料上がった」法則に従い着々と給料を上げていってようやく600万になったところだ。

(厳密にはその間にイラストレーターになったけどうつ病になってIT系に戻ったりとかい時代もあったけどそんな細かく書かなくてもいいよね)

  

もちろん年収を上げるためにスキルアップはそれなりにしてきたし、転職活動もやっぱり大変なんだよ。

頼れる実家があってコネ入社でポンと年収600万の職に就けるのは、すまないが私からしたらやっぱりイージーモードに思えちゃうんだ。

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