2023-04-15

レイプ犯罪報道事件

どんなにすばらしい作品を残そうとも、作者がレイプ犯だった場合は全てが無に帰す。

何度人を救おうとも、他人尊厳を踏みにじる行為というのは数え切れない善行が全て無かったことになる程の罪である

メディアは一度でも権力に屈してはいけなかった。彼らは容易に忖度をすると広く周知される事になれば、今まで伝えてきたもの全ての価値を疑われかねない。

もうこの件はジャニーズ事務所だけの問題ではない。

所属タレント達は実質その権力の甘い汁を甘んじて享受してきた事になる。

ジャニーズ事務所は各テレビ局と不健全利害関係を作り上げ、脅しによるゴリ押し公共電波を不当に占有しておいてタレントらを数々の素晴らしい作品に出演させ続けてきた。

今回の事件の無報道によりテレビ局ジャニー喜多川氏の「脅し」もしくは「提案」に服従共犯である構造が露呈し、その権力が腐敗している事が明るみとなった。

現在でも我国の公共電波はまだ彼が残した事務所に掌握され続けているままなのである

テレビ局へ、キャスティング権という利権健全化を目指す取り組みを行うことを私は強く求める。

でなければ、前時代から連綿と語り継がれる業界神話の「まくら営業文化絶対に無くならない。

ジャニー喜多川氏の行為テレビ局側の権利及び立場の不健全運用無くしてはありえない犯罪であったはずだ。

にも関わらず、現在報道を避けていること自体視聴者に対する明確な背信行為である

過去裁判の際の報道を、利益の追求から離れ、圧力に屈せず行えていたら、何人の少年の心身が守られたか、99年の週刊文春での報道後も、ジャニーズ事務所テレビ局メディアを掌握しファンを増やし続け、そのファンに明確にジャニー喜多川社長性犯罪片棒を担がせている。

経営者性犯罪について知る機会を奪われた彼女(彼)らファン達は、以後もジャニーズ事務所タレント応援し続け、テレビ局はその箝口令によって安定的に獲得出来た視聴者数を元に大手企業スポンサーから番組制作資金調達し、その金はキャスティング枠を確保するという形で再びジャニーズ事務所へと還元される。

思うにジャニー喜多川氏というのは他人大衆を意のままにコントロールする事に非常に長けた人物だったと感じざるを得ない。

タレント、そのファン、そしてメディアさえ抱き込み全て一円の環のうちに雁字搦めの関係を構築し、自分利益を生み出せる。稀代の政治力を持った負の傑物だった。

後世、彼の様な世情コントロールに長けた人物が一介のタレント事務所社長ではなく、もしも政治家を志した場合メディアは再び意図簡単に籠絡され、有権者は何も知らず、彼の党の政治家は彼に一切逆らえない。

この事件は現状、被害者は直接手を下された少年達ばかりでは無い。一タレント事務所に、現状も民放キー局5局のメディア報道不能にされ乗っ取られている事について私たち尋常ならざる危機感を持たなければならない。

国内の一企業ロシア政府並の報道統制を行える現状。

ジャニー喜多川という性犯罪被害者を献上し続けたのは、テレビ局である

からでも遅くはない。現事件について今日まで一切の報道を行わなかった理由、また99年の文春報道、後の裁判の結果について報道をしなかった経緯も視聴者へ向けて説明をする必要があるように思う。

もしもこのままこの性犯罪者によるメディアコントロール事件ついてテレビというものが語らず黙ったままでいる場合は、現在大手メディアは一切の信用を失う事になる。その自覚さえないという事だ。

沈黙は彼らを二度と救わない。

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