2020-05-22

香港風俗に連夜行ったらスタンド使いが現れた話し

22歳の時、大学卒業旅行香港へ行った。正確に言うと、僕以外の5人が別の大学卒業、僕だけ留年のため次が4年、という意味の分からない卒業旅行だった。どれくらい意味が分からいかと言うと、出発の前日、H技研のSPIテストのために謎の雑居ビルに行っていたくらい意味が分からない状態であった。ちなみにSPI義務教育レベルだったので楽勝で通過、ノープランで行った面接は楽しく雑談した結果不合格だった(ファック○onda!)。

事の真相は、僕の高校大学付属校だったが、血迷って外部の大学に行って、あげくに留年したというだけである

さて、香港旅行は4泊5日の日程だった。元々「飲んだら一発行きますか!」みたいな集まりでは無かったため、初めて香港風俗に行ったのはちょっと慣れてきた3日目だった。

ここで香港風俗説明すると、雑居ビル各部屋にお姉さんが居て、ノックして出てきたお姉さんが気に入ったらプレイ開始。気にいなければ別の部屋を訪ねるといった流れであるプレイ自体は、部屋にあるシャワーを浴びて、一通りヘルスサービスを受けた後、ゴム有りの本番があり、一発で終了。時間特に決まってないような気がする。

3日目の夜、僕はたぶん20人くらい訪ねたと思う。結果、途中で見た巨乳の部屋を再訪することにした。お姉さんはシンガポール人だった。ちなみに巨乳ではあったが、明らかに作り物だった。これが、僕がおっぱいソムリエ第一歩を歩むきっかけになったといっても過言ではない。とにかく、プレイ普通に良かったが、バックで突いている時に「come?come?」って聞かれまくったのはやや萎えだった。ただしイく時はイくのが日本男児であり大和男児(やまとおのこ)。きっちりイきました。シンガポール人ということで英語ができたので、プレイ後は少し会話をした。あんまり記憶がないものの、強く記憶に残っているのは次の会話である

お姉さん「日本って綺麗なんでしょ。行ってみたいわ。」

僕「綺麗だよ。それに僕は侍の魂を持ってるしね。ほら僕のちんこ日本刀のようだったろ?。」

...自分でも後から考えると意味不明である。少なくともそのお姉さんの日本人に対する評価が下がったことは言うまでもないだろう。日本人の皆さんすいませんでした。

かくして3日目の対戦が終わり、各自部屋に集まり報告会が開かれ、笑い合ってその日は終了した。

4日目はマカオに行っていたこともあり、香港に戻った時には夜遅く雑居ビルをいくつか訪ねるも、営業していないところが多かった。そんなこんなで雑居ビルを探して歩いていると、男女二人組に呼び止められた。聞くと二人は警官らしい。香港警察テーマを頭の中で流しながら「何してんだ?」、「どこのホテルだ?」等の質問を受けていると、男の警官が僕の胸ポケットを指し「それは何だ?」と聞いた。「あー、これはシガレレットだよ」と言いながら、胸のラッキーストライクを出そうとすると、「触るな!」と言って僕の胸のポケットからラッキーストライクをやや強引に取り出した。数本の臭いを嗅ぐと、僕の胸ポケット煙草を戻し、解放してくれた。

香港警察に職質された!」という謎のテンションのまま、雑居ビルの1階奥の扉を開けると、ピンク壁紙の部屋から、明らかに整形の美人が出てきた。さんざん営業終了を食らい、あげく香港警察の職質を食らった僕には、そのお姉さんはとても刺激的だった。ということでお姉さんと異文化交流することに決めた。

お姉さんは「ジョジョ」と名乗った。もしかしたら名前音読みすると「ジョウジョ」で略して「ジョジョ」なのかもしれないが、それは聞かなかった。お姉さんは中国人英語は話せなかった。僕はフォースを信じることにし、フォースが導くままにシャワーを浴びた。この時の僕は完全に暗黒面に墜ちていた。

シャワーを浴びるとジョジョちゃん冷蔵庫からボトルを取り出した。一方の僕は「ジョジョ相手なら俺はディオかなあ、それとも吉良かなあ。」と考えていた。

プレイが始まるとキス上半身リップときたので、「ハイハイヘルスサービスね」と思ったら、唐突に乳でビンタされた。ジョジョちゃんは整形なだけあり豊胸もしていたので、乳というシリコンバッグでビンタされていた。ちょっと痛かった。

そしていよいよ僕の息子に口が近づきサービスが始まった。普通に始まったが、途中で口が離れたかと思うと、おもむろにジョジョちゃんボトル内の液体を口に含んだ。なんとその中にはお湯が入っていたのである。口内の暖かさを感じていると、また口を離しボトル内の液体を口に含んでいた。今回は冷水を口に含んでいたのである。そしてそのまま僕の息子をくわえた。それを2セットくらい繰り返されたが、筆舌つくしがたほどの快感だった。後から調べると「コールド&ホット(ファイヤ?)」というらしかったが、経験していない人は経験した方が良いと思う。

そんなこんなでジョジョちゃんによる冷水と温水のスタンド攻撃を受け、精神が加速したところでゴム有りの本番を終え、ホテルに戻った。

ホテルでの報告会では、僕が受けたスタンド攻撃の話しで盛り上がっていた。その後、遅れて連れが帰ってきたので、皆でその報告を聞くことにした。話しを聞いていると、連れも同じスタンド攻撃を受けていた。

僕「ちょっと待って。お姉さん名前なんだった?」

連れ「たしかジョジョだった」

僕「あー、それは俺も頂いてますねえ」

連れ「.....お兄ちゃん!!」

から聞くとタッチの差で弟がジョジョちゃんと対戦していたことがわかった。かくして、僕は香港スタンド攻撃を受けた挙げ句、弟を持つ羽目となったのであった。

翌日、香港旅行最後の朝。朝が弱い僕を起こした連れの一人はこう言った。

おはよう、お兄ちゃん」。

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