長文すまん。
人口自然減、出生率1.42というニュースを見てて思ったのだが、金銭的障壁以外にもSNS上の情報による意識の偏向ってのも十分あるんじゃないのか、と思ってる最近。
というのも つい先日、自分にも子供が生まれたのだが、嫁側の周りの反応を見てると、それをトリガーとして夫側の会社の不遇やら、ダメ夫の愚痴を突然リツイートし始めて、「大事に育ててください」みたいな雰囲気を遠回しにアピールし始めるわけよ。
これさ、子供が生まれた側から見ると「いや、当たり前でしょ、お前らに言われんでもそうするわ」という感情しか生まないのはどうでもいいとして、未婚がこんなツイートばかり目にしてたら、「結婚って大変だね、出産なんてとてもじゃないけど」みたいな感覚に陥らない?
自分自身、パソ通の頃から「ネット」という概念と向き合ってたが(年齢は察しろ)、結婚するにあたって、いや嫁と付き合い始めるにあたってネットの意見なんて微塵も参考にしなかった。基本的にネット上の意見ってのは、愚痴を主体としたネガティブ意見がマジョリティであって、幸せハッピーを演出するマイノリティは嫉妬される対象でしかない。人は愚痴という概念に共感を覚えやすいうえに、幸せを勝ち取った者たちの不幸は蜜として吸い取るから、当然といえば当然なのだけど。
そういう本質的な部分をなんとなく感じていたので、結婚、出産に至るまでの過程を思い返してみると「ネットで言われてる愚痴なんて、実生活上における愚痴の数パーセントも無いんじゃね?」というのが実際のところだった。
ところが、未婚の立場からネットの情報を鵜呑みにしてると考えると、これらのネタがあたかも夫婦生活の8割を超えているかのような雰囲気で描き出されているわけで、そりゃ落胆やら失望しか感じないわな。
いや、当然、実際に8割を超えている愚痴だらけの結婚生活になっている人間もいるかもしれんが、それはパートナー選びに失敗したお前らの責任だろう?と突っ込みを入れたいわけで、そんなのは無視をしても良いレベルの情報だとは思う。
そういう中で、うちら夫婦の間では「ネット上には愚痴を書かない」という鉄則を作った。確かに愚痴を書けば馴れ合いによる癒しが得られるのかもしれないが、ネットという特殊媒体では情報が不特定に拡散していくわけで、それらが負の感情しか生み出さないというのを過去の経験上から判っている。それらが未婚者に対して「結婚なんてメリットを感じない」という感情を植え付けていくのを過去の例から痛いほど感じているからだ。
特に女性側ってのは、これを無条件に信じ切ってしまう節があるらしく、かといって幸せハッピーを演じると嫉妬の対象になり、陰でたたかれる存在になる、という状況らしい。(嫁側意見)
これらの実態を踏まえると、SNSが台頭することによって馴れ合いが増長され、友達「と思われる」関係から拒絶されないために不幸情報を振りまくことで、周囲が先のステージへ進めなくなる、というジレンマを引き起こしているのではないか?と思い始めた。実際のところ、「うまくやっているファミリー先輩方」を見ていると、ネット上での情報公開を止めてしまっている事が数多い。何かを書くことで周りの曲解が始まる、というのを薄々感じているのだろう。
結局のところ、「家族」というコミュニティが生まれた時点で、本来は「新しいコミュニティ」へ移行するのがベストなのだろうが、それを出来ない世代というのがいわゆる現状なのではないか。そしてその世代が関係を保ち続けるためのツールがSNSであり、そのツールの方向性が「馴れ合い」になってしまっている、という実態が今の出生率を弾き出している要因の一つなのではないか、と感じたりするわけで。
中出しが気持ち良いかどうかしか興味がない
風俗いけば?