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はてなキーワード: 基礎研究医とは

2021-03-27

anond:20210327044543

基礎研究医場合はまあ一応は医師免許別に必須ではないとは思うが、その場合多分他学部卒のがスピード的に有利だろうなあと

臨床系だと法的には兎も角事実上医師免許必須のようなものだと思う。

とりあえずどっちいくにしても大学は出ないといけないわけで、医学部単位自体が危うい場合はどちらも厳しいんじゃないか

2018-08-03

そもそもなんで医師免許イコール医者として最大限尽くさねば、になってしまったんだろう。命にかかわる職業からどうこうってのはもちろん分かるんだけど。

医師免許が与えられた人間の内何割かが医者になればそれでいいとか、そういう形式だったら入学の時点でどうこうは起きにくいものだと思える。

現実として、基礎研究医などの医師免許が厳密には不要だけど実際的には医学科卒であることが求められる職業もあるけれど、

医師免許すなわち医者として最大限、はそういう職種への人材不足もつながるわけで。

レベル意味もぜんぜん違うけど、教員免許なんて大量の免許だけ持ってて教員でははない人間生産されている。

その中では、教育学研究に携わったり、教育系の企業就職して免許取得のための勉強を生かしている人もいる。

女性教員は寿退職するかもしれんから教員養成課程に女は少なめにするとか、そういうことがおきないのはどうかんがえてもやはり、

免許が与えられたからといって全員がその職に就くわけではないという構造であるからだと思うんだが。

いまさら社会構造をかえれないからどうしようもないけど、やっぱり免許があればすなわち臨床医師、って構造のものに無理が来ているのではないかなあと・・。

2018-04-22

anond:20180422022941

ある種の統計上の「いわゆる医師」にカテゴライズされない医学部医学出身者の中にはパートタイム医師とかの他にも基礎研究医というのもあるし

特に問題になりそうなところでは、「MD持ち研究者」の中には医学教員系統とは全く関係ないところでやってる人もいるという事情がある。生命科学系統とか。

統計的分類による誤差とかが問題となるのならそのへんもあったりしないんだろうか

2015-05-15

政治メリットと基礎研究メリットとの類似

衆愚向けの政治だが、負ければ元も子もない

http://anond.hatelabo.jp/20150515014847

で言っている内容はよく分かる。

正直、大阪都構想は賛成反対両方が「民衆(悪く言えば衆愚)」チューンナップされすぎててイマイチだ。

選挙カー名前連呼した方が、当選やすくなる、という例のアレと同じだ。

絶対反対」と街宣車連呼したほうが、具体的にデメリットを伝えるよりも、

(おそらく疫学的に根拠のある)「勝因」に繋がるのだろう。

医者さんなら判ると思うが、風邪栄養とって寝ときゃ治る。

でも、お薬出しときます、するだろう?

本当は言葉を尽くしてきちんと説明して、風邪のガキ連れ来た親だの、

毎度毎度やってくる爺婆だのにお引取り願うのが正しいハズだ。

でも、ちょろっと咳止めでも出しときゃ納得する。

今の選挙はそういう状況だ。

基礎研究メリット

医者さんには、2種類いる。

元増田には釈迦に説法だろうが、臨床医基礎研究医だ。

臨床は、いわば街のお医者さんだ。

人体実験ダメなので、基本的には「前例のある処置をする」エキスパートだ。

基礎研究は、医学進歩させる研究者だ。

病気の新しい診断法や、治療法を発明する。治験と呼ばれる人体実験もする。

もっと言えば、より基礎の研究として、神経細胞構造を調べたりネズミの皮膚を弄ったりする。

このうち、臨床は、当然患者に対して説明をする。

わかりやすメリットデメリットを伝え、決断を促し、場合によってはセカンドオピニオンも勧める。

手をつくして現場で頑張っておられるのだろう。尊敬する。

ただ、基礎研究メリットは、一般人には理解し難い。

マウスの皮膚組織にある線維芽細胞への遺伝子導入法」のメリットを語るのは難しい。

すると、「これは、肺をシャーレで複製して本人の臓器を移植できるような再生医療に繋がるんです!」と資金を勝ち取る必要がある。

結果、iPS細胞が生まれノーベル賞までとったが、肺の複製は盛り過ぎじゃね?と言われればきっとそうだろう。

政治メリットの伝え方

たぶん、元増田の言う、「政治庶民生活へのメリットを判りやすく」は筋が悪いと思う。

その筋を進めていくと「反対!反対!」と街宣カーで叫ぶ情報伝達に繋がる。

たぶん、「どんなに判り難くても良いから、きちんと情報開示して欲しい」じゃないだろうか。

しかも、たぶん一枚レイヤーが足りない。

「線維芽細胞への遺伝子導入法」の予算獲得のために「将来の再生医療」を謳うのは仕方が無い。

でも、具体的に何をするか、その結果がどうなるかは、医学者にはある程度目安がつく。

現在の直接投票は、基礎研究医予算獲得や、基礎研究方向性を、(医学の知識が無い)病院出資者が決めている状況じゃないだろうか。

こういう時、金を出す出資者医学者と同じ知識や、研究メリットを語っても、恐ろしく遠回りになるだろう。

大抵こういう時は、適切な経験を積んだ医学者のアドバイスがあるはずだ。

たぶん、以下の流れが、必要なことだと思う。

  1. 政策に詳しい人が理解できる、詳細な政策内容」を詳らかにすること
  2. 政治に詳しい人が、「詳細な政策内容を、砕いて比較して、伝える」アドバイスをすること
  3. 政治に疎い人が、「アドバイザーオススメや、可能性を聞いて」その中からチョイスすること

現状、2番がホトンド居ないのが問題なんじゃないんだろうか。

1番と3番(つまり政策立案者と、民衆)とを直接繋げるのは、双方にとって負荷が高すぎるか、飛躍させすぎないと届かないだろう。

まとめ

「線維芽細胞への遺伝子導入法(≒ある政策)」に賛成して欲しい時に、

それを「出資者(≒投票者)の直接のメリット」で伝えるというのは難しいのではないか。

それの方向性では、「肺が複製できて、再生医療出来ます!(≒無駄が減って財政破綻しなくなる!)」と言うしか無い。

そしてそれは、確認しようがないし確からしさも確認できない、エビデンス妥当性が判断できない飛躍になるだろう。

そして、飛躍無く詳細に判りやすくどんなに噛み砕いても、素人医療の基礎研究妥当性は判断できない。

そこに必要なのは医学(≒政治)の知識を持ったアドバイザーじゃないだろうか。

最先端医学者が出資者の前でプレゼンするのは、なんか違うような気がするんだよなー

どうやっても真摯研究者は「絶対」を口にしないし、それを約束する山師プレゼンでは負けちゃう

そして今の政治は、この「判りやすく伝えろよ」プレッシャーで、山師跋扈してる気がする。

蛇足現状維持バイアス

「良くわからないから反対」というヤツだが、コレかなり強力な「迷信」だと思う。

世の中の物事はたいてい予想通りには行かない。

まり、「やってみて予想通りに行かない」は、普通のことだ。

すると、「やってみても失敗しそうだから反対」は凄く言いやすい。

この意見のものは正しいことが多い。だってたいていは予想通りに行かないもの

でも実は、その賛成反対というのは、次の2択だ。

  1. ある手段を取るという選択
  2. 現状を維持するという選択

こう置き換えて考えるとわかりやすいだろう。

  1. 30歳から付き合って3年になる彼女と、結婚する。
  2. 現状を維持する。

ここまで明確だと先行きがある程度予想できるので想像やすいだろうが、

結婚メリットデメリット色々言うヤツがいて正直良くわからん」という質問者

「明確に自分生活に対するメリットが見いだせないなら、とりあえず止めたら?」とは言わないだろう。

時間は不可逆だし、「とりあえず現状維持」に根拠が無い。

「よく判らんから、線維芽細胞への遺伝子導入法に予算付けるの無しな」してたら永遠に再生医療進化しない。

でも、とりあえず何でも賛成してトンデモ研究予算をつけるのも違うところが難しいんだよねー

池上彰IBMのWatsonに取り込んで複製して欲しいよなー

 
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