2023-06-06

子供を産み育てることを、後悔しそうで怖い

これから人生の中で、

子供を産み育てる選択肢を取るか取らないか

をまだ悩んでいる。

現時点で22歳の私は、既婚者である

結婚は21歳の時だった。

結婚してすぐに、夫婦で家を買った。

周りは、「さあ あとは子供を産むだけだね!」と言う。

同い年の友人たちは、「子供が欲しい、結婚したい、だからあなたが羨ましい」と言う。

からない。

結婚をする前から結婚した今も、

今後の人生自分子供を産み育てるかもしれない未来不安を感じる。

命を預かるということが、どれほど責任の重いことかわからない。

自分のような未熟な人間が、人を育てられるというのか。

そういうと、周りの人は「まだ若いからだよ」という。

じゃあ自分成熟を待ってみようかと考えたが、

それがいつになるかわからない。

大体、「よし、自分子供を育てられるくらい大人になったぞ!」

と思う瞬間など訪れるものだろうか。

仮に私がまだ若いからだとして、

これから25歳、27歳…と年齢を重ねる。

28歳ごろになってくると、

今度は周りから「早く産まないと!」と言われる。

子供を産むなら身体若いほうが良いのは事実だろう。

男女ともに、体力があって身体健康若い状態のほうが、

まれてくる子供にとってメリットが多いと思う。

じゃあやっぱり早く産まないと!と考えだすと、

今度は自分の未熟さに加えて、単純な経済力問題も顔を出す。

とてもじゃないが、夫婦共働きで働いても、今の日本社会

子育て必要お金安心して稼ぐ自信はない。

子育て経済力に関しては、

子供を育てる財力がないのに子供を産もうとするな」とした意見と、

子供も産めば何とかなるから、あまりお金の心配で踏みとどまらないほうが良い」とした意見を聞く。

前者は、主にネットでよく見る。

後者は、主に私の身の回りの人が実際に言ってきたこである田舎なので)。

前者については、子供を産み育てるのに十分な財力を確保するのに

結局時間がかかり、高齢出産が前提の話になりかねない。

後者については、今は昔ほど行政金銭的な子育て支援もしてくれないし、

何より賃金税金関係で、昔と比べて「どうにかなる」時代ではない。

こう考えていくと、やはり子供を産むという行為をまったく希望的に感じられなくなる。

では仮に、私のキャリア形成奇跡的に若いうちにうまくいき、

共働き状態で「子供を産み育てるのに十分な財力を確保」できたとする。

しかし、結局女性側はどう頑張っても出産のためにキャリアを途絶えさせることになる。

私は今の自分キャリア大事にしたいと思っているが、

出産で一時 仕事をしていなかった人」という紛れもない事実が付いて回る。

この事実プラスに捉えてくれる会社が、今の日本果たしてどれほどあるだろう。

ほとんどの場合マイナス。よくてノーマル

出産女性が担うことになるのは仕方ないので、

子育て夫婦で協力しよう、と言ったって、

お互いにフルで稼ぎながら面倒を見るのは限界がある。

大体「出産女性が担うことになる」のは仕方なくなんかない。

体をぼろぼろにする必要もない、キャリアを途絶えさせる必要のない男性が羨ましい。

でもなぜか、友人たちはそんなことはあっさり受け入れたような様子で、「子供が欲しい!」と言っている。

子供を産んだあと、五体満足で生きていられるかも怪しい。

日本では、10万人の子供が生まれたら、3,200人の母親が亡くなっていることになる。

世界的に見れば低いほうとはいえ、それでもなかなかの数字だ。

子供が元気に生まれてきてくれる確率もさることながら、

子供を産んだ後自分が元気に生きていられるかも、確かではない。

なのに友人たちは、まるで出産後も自分が元気で生きていられることを信じて疑わないみたいなのだ

経済力問題に話を戻す。

出産の後は夫婦が揃ってバリバリ働くんだ!としたって、

子供は誰が育て、面倒を見るのかという問題になる。

ベビーシッターを雇うのにだってお金がいる。

自分の親を頼るのだって、結局若いうちじゃないと難しい。

高齢になってくる親に、赤子の子育てを押しつけるのは忍びない。

かといって、今の時代専業主婦希望する、などというと、それはそれで叩かれる。

今の時代専業主婦はいってもパート非正規雇用で働いている人が殆どだが、それでも世間は冷ややかだ。

子持ちの母親、というだけで厄介そうな顔をされる。

夫婦共働き子育てを両立するのは、あまりにも難易度が高い。

かといって専業主婦も選べない。

果たしてこんな調子で、安心して子供を産もう!と思える未来なんてやってくるのだろうか、

それも私と夫の身体若いうちに?と疑問符を浮かべている。

そんなことを考える最中

政府が次々と「扶養控除廃止」とか言い出している。

これ以外にも、うんざりするような政策が次々に飛び出していて、

これからまれてくる未来の子供が不憫とすら思う。

選挙ちゃんと参加して投票している私も、政治のこの有様に辟易としている。

若者投票が足りない!と言われるし、

自分投票するべきだという信念を持っているので

ちゃん投票にも行くし政治の動向も気を配るが、

投票に行っても年々悪くなっていくような国の情勢に、

そもそも自分が生きる希望を持てない。

かと言って周りの同い年の友人たちは、「子供ほしい!」というくせに

投票にもいかないし政治にも関心がない。

自分たちが何も考えていなくても、子育てをやっていけると信じているみたいである。

国の法律だって司法だってむちゃくちゃだ。

最近でも納得できない判決ニュースでいくつも見た。

仮に私が女の子を産んだとしても、

痴漢など性犯罪日常茶飯事の国で、

安心して通学させることもできない。

今まで自分が受けてきた性犯罪被害を考えると、

娘に同じ思いをさせたくない、と強く思う。

仮に男の子を生んだとしても、

同じように何かの犯罪に巻き込まれるかもしれないし、

逆に加害者にならぬように教育ができると思えない。

通学路にはプリウスミサイル電車には「誰でもよかった」と嘯いて女子供を殺す人。

まりにも物騒で、こんな世の中に子供を産んで育てる?

自分の産んだ子供がいつ被害者になるかも、

加害者になるかもわからないのに?




そんな心配を抱かずに済む人だけが子供を産めるのかもしれない。

周りの人は、「私が子供を産むんじゃないか」と

期待したり要求したり羨んだりする。

ただ私は、少なくともこれだけの不安を抱えたまま

子供を産み育てることはしない。

でなければ、子供を産み育てることを、後悔しそうで怖いからだ。

そうなってしまったら、自分の子供にも、申し訳がつかない。




周りの人は、「産まなければ後悔する」

「老後が困る」「孫を見られない親が悲しむ」

と脅すようなこともある。

かに後悔するかもしれない、と思う。

私自身、家族仲は良いほうで、兄弟や母ともすごく仲がいい。

家庭を持つの楽しいかもしれない、と思うこともある。

でも私は、無責任子供産むことだけは、絶対にしたくない。

子供を産むということだけは、「やらない後悔よりやって後悔」をしてはいけないことだと思う。

夫は私のこの気持ち理解し、

最後まで二人で生きていくのも楽しいよ」と言ってくれた。

それでも、私はまだ迷っている。

この国で、この社会で、子供を産む覚悟ができる時が来るのか。

はたまた、子供を産むことが”良い”とされる社会に怯えている気持ちから、逃げられる時が来るのか。

何が正しいのか、全くわからない。

  • はてなに若者はいない アラサー(25歳)になったらまたお越しください

    • なぜか偶然この長文を1分以内に読むことができた増田がいたらしいね

      • アホ発見wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

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