はてなキーワード: ラブプラス+とは
今の仕事では、「彼女いないのか?」や「女作れよ」などを言われることが非常に多い。
そして、職場内恋愛を求めるクソみたいな女や、この仕事をしている男を狙うクソ女も多い。
にこやかに、軽やかに笑顔で対応しているが、こういった女は非常に嫌いである。
当時、何気なく読んでいた雑誌にラブプラスというゲームの記事があった。
ラブプラスとは、従来の「告白までの過程を楽しむ」ギャルゲーではなく、
これを使えば、「自分(二次元の)彼女いるんで(笑)」と偽装することが出来る、
二次元にしか興味ないオタクなら、クソ女共も離れていくだろう。
彼女は高校2年生のテニス部、家はお金持ちのお嬢様、趣味がお菓子作りとピアノと
接していくにつれて、次第に私の心は彼女に惹かれていった。
「なんて愛おしいのだ」と。
「二次元じゃなくて三次元で作れよ!」や「私もゲーム好きなんですぅ~」と言った声で。
盗まれたのだ。
私の(ニンテンドーDSiとラブプラス+の)愛花を、あろう事か職場で盗まれたのだ。
私はすごく悲しんだ。
数日後、盗んだ犯人が捕まった。
そいつはパチンコで金に困り、複数名の鞄から金品を抜き取っていたことが分かった。
私は彼に言った。
「俺のニンテンドーDSi(とラブプラス+の愛花)はどうした?」と。
すると、犯人の上司が申し訳なさそうに一枚の封筒を差し出した。
中に入っていたのは、ブック〇フの買取領収書のレシートのコピーと2500円である。
そのレシートには、「ニンテンドーDSi 2000円 ラブプラス+ 500円」と書かれていた。
まるで、「彼女を拉致されて海外へ売り飛ばされた男の気分」である。
私は彼の胸倉を掴み、
「ふざけるな!俺の彼女との(愛花との)思い出を返せ!」と怒鳴った。
私は泣いていた。涙が止まらなかった。
周りにいた私の上司たちは「あぁ、彼女と買いに行ったか、彼女から貰ったDSだったんだな」と思ったそうで、
崩れ落ちていた私を抱き支え、外にある喫煙所へと連れて行かれた。
上司は、私に缶コーヒーを差し出し、「彼女との思い出は残念だけど、いつまでも過去に囚われてはいけない」と小さく言った。
その後、あの2500円はどうしたかは覚えていない。
しばらくして、続編の『NEWラブプラス』『NEWラブプラス+』もやったが、あの愛花にはもう会えない。
ゲーム内のイベントで熱海旅行に行く時に、実際に熱海に行って浜辺を歩いたあの愛花にはもう会えない。
大学生活の開始が宣言され、新たな時代が始まろうとしていた。
そんな折、現実逃避から行われていたニンテンドーDS、恋愛シミュレーションゲーム〈ラブプラス〉が爆破テロにより粉々に砕け散る。
非モテをこじらせてテロに加わった青年サイアムは、〈ラブプラス〉の爆発に巻き込まれ、残骸の中である物を発見する。
それは後に『ラブプラスの裏設定資料』と呼ばれることになる禁忌の箱だった。
それが何であるのか、知る者はほとんどいない。
『裏設定』の秘密は、サイアムの元で眠り続けた―。
U.C.0030―。
ニンテンドーDSiLLの画面に浮かぶ、開発中の新製品〈ラブプラス+〉。
女を知らずに育った中年バナージ・リンクスと、〈ラブプラス+〉に登場する美少女が出会い、
そして、非処女を認めない謎の集団《ユニコーン》と様々な思惑が絡み出したとき、歴史の針が動き出した。
『ラブプラスの裏設定資料』をめぐる争いに巻き込まれることを、バナージはまだ知らない。