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2008-08-18

大学辞めてきた

二年半の内、最後の一年はほとんどサボってた。

あんなに入り浸っていたテニサーもほぼ同時期に出なくなった。

つまり、飲み会にも行かなくなったわけだ。

別に勉強についていけなかったわけじゃない。

レポートがめんどかったわけじゃない。

日本未来絶望したわけじゃない。

本当は別にやりたかったことがあったわけでもない。

恋人にふられたわけでもない。

ごめん、これは嘘。十ヶ月くらい前に呆れられてすてられた。

ただ、それも半ヒキ生活開始後に起こった出来事だ。原因じゃない。

サークルいじめにあったわけでもない。

バイト先で何かトラブルおこしたわけでもない。

ゼミ教授や先輩も親切で……本当に親身になってくれて、、、

じゃあ、いったいなんだったのだろうか。

こうして、上でひとつひとつ可能性をあげていったのは実のところ、

自分でもハッキリしない不登校のワケをつきとめようとしてのことだったんだけど、

やはり一年弱ずっと思い当たらなかったのを文字にしたところで、どうにかなるわけない。

よくわからない。よく覚えてない。

あの七月の朝に寝床から這い出して、目覚まし見て、それで電車に間に合わないことを知って……それで何もかもがどうでもよくなった。ような気がする。

理由? 頭の中身をどうかき回したところで、「めんどくさかったから」以外思い浮かばない。しかし、それは事由じゃない。なっていいはずがない。じゃあ、なんだ、俺は。

一体なんなんだ。なぁ、おい。あれか? 増田のせいか? 

2008-08-15

大学生活のギャップ

今日っつーか、昨日は高校の友達らと大学の話をしていた。

俺も曲がりなりに四年制大学卒業(一昨年)したので、話にはついていけた…はずだった!

ところが、彼らがする話は、

どこどこの女子大合コンした。

空き教室でのセックス最高。

卒論ださなかったのに単位でた(もしくは超ラク)。

試験前にカンペが販売されていた。

研究室のドアにスプレーで落書き

酒のいきおいで窓ガラスを割るなどした。

ほか公では言えないことがたくさん><

残念ながら俺には「空き教室でのセックス最高」しか理解できなかった。図書館の書庫とか涼しくていいよな。

いや、そんなことはどうでもいい。

俺の大学生活には合コンなんてなかったぞ!彼女がいたからとかでなく、「合コン」なんて口にするやつがいなかった。体育会系クラブの一部でささやかに催されていたらしいが。

あとカンペが必要な試験って何?ペーパーテストばっかなの?俺はペーパー受けた記憶ってほとんどないんだが…。多くは演習発表と演習のまとめレポ。1回生の頃から、そのスタイルは貫かれた。筆記試験もあったが、その場でレポを書くようなのだった。

ガラスも幼稚だが、研究室(およびゼミ活動)は神聖さと厳格さがつきまとうものだった。あそこを落書きする発想と根性が理解できん。

卒論だってそうだ。「程度の低い卒論では我が大学学生として卒業させられない」と脅されて、4月から1月まで徹底的にシゴかれる。それが卒論だと思っていた。

俺がまじめだったんじゃねーよ?大学全体がそんな感じだったぜ?中堅国立文系。Cランクよ?

おまえらだって似たようなレベル大学だろ?なんでこうも違うの?

とまあ、いろいろ愚痴りたくなるような飲み会で、ストレスたまりまくり

大学出た奴らだから、どんな研究してたのかとか、専門の話をしてほしかったんだけど、とてもそんな感じじゃなかった。

なんでだー!

2008-07-28

http://anond.hatelabo.jp/20080728004645

大学時代、気にくわない講義は出席もせずノートも買わずに単位を取って卒業していた俺が来ましたよ!

自分を高める為に通う勉学の場である大学においてまでごまかしとはあまりに情けない。○○大学卒という肩書きはインチキ卒業した程度の人物でも真面目に講義に出て勉強していた者との区別はつかない。

肩書きはインチキできるけど、学んだ内容自体はインチキできない、それだけの話ですね。きちんと講義に出ていても、丸写しノート一夜漬けした程度の理解もない人って結構多いですけどね。むしろ、実践においては講義で教えられた知識だけで事足りるということはあり得ないので、一夜漬け能力重要ですよ。

私に言わせれば、一夜漬け野郎程度の理解もできていないできの悪い学生が、真面目に講義に出席していたというだけで単位に温情を与えられる方がよっぽどインチキだと思いますがね。

あと、どうでもいいことですが。

小学生読書感想文ネットからコピーしてくるのも当然だと言えるだろう。

読書感想文なんてのは、教師が「生徒の自主性」の名の下に、予定調和的に自分のお気に召す作文を書かせる儀式なわけですね。要するに「正解がある問題」なわけです。だったら、正解をどこから探してきてそれをコピペするのは当然過ぎるほど当然。その程度のくだらない課題なんだから。俺は小学生の時は「この課題図書はつまらん」とかいちいち書いて提出してましたが、労力の無駄でしたね。


ただ、元記事やそのブクマにも腹が立つのは確か。要は単なるサボりの自己正当化ルサンチマンでしょうと。

これについては、私もcoconutsfineさんに賛成だ。「時間節約させる」ソリューションをお金で売るのは正当なことであって、ビジネスの基本ですらある。世の中には、お金を出して時間を買いたい人がたくさんいる。

大学の中はビジネス世界と同じ原理で動いていない、それだけのことですね。

マジメに勉強すれば成果が出るとは限らない。それは、マジメに働いても成果が出るとは限らないのと同じだ。現実社会では、マジメさももちろん重要資質だが、能力の違いやプロセスの違いも結果に大きな差を生む。

こういう人の言う「現実社会」とは「ビジネス世界」の単なる言い換えなんですよね。「アカデミック世界」は現実じゃなくて虚構の世界存在しているわけですか。へーえ。そういうお為ごかし言葉を使って自分を正当化するのはよろしくないですねえ。


ちなみに、じゃあお前はどうやって単位を取っていたかといわれそうですが、自分で本を探して独学したり自主ゼミ組んだりしていました。

私の大学には、一部の教官の間でも、「講義は一手段であって拘束ではない、ただし結果は一切自己責任」という風土もありました。そのかわり、そういう教官試験は一発勝負の温情なしだから、単位に甘いというわけでもなかったのです。

そうやって、どの講義に出てどの講義を捨てるかということを試行錯誤していく中で、「学問との付き合い方」という、ある意味では学問の中身それ自体よりも重要なことを学んで行けたように思いますね。卒業して以降、在学中に学んだ知識の全てが役に立ったとは言い難いですが、在学中に「学んだ」こと自体は大いに役に立っていると言えるでしょう。真面目に受けた講義が実はカスだったり、捨てた講義が名講義だったことに後で気づいて後悔したことも、今となってはいい糧となっていますね。

どこの大学かって?ご想像にお任せしますよ。たぶんあなたの基準では大学名は何のあてにもならないことでしょうし。

2008-07-27

非モテであるために

あれはいつごろのことだったかな。たしか、大学二年の……夏、そう、ちょうどこんな季節じゃなかったか。

あのころ

僕は純正非モテで、学校も苦労して入ったけどすごく面白くなくて、サークルもなんかうすっぺらいやつらだな、ぐらいしか感じなくて、ひどくやさぐれていた。

丁度、ゼミ選択が来年にあったから、いろいろ調べてみたりとかしてるうちに、文系ポスドク現実なんかもちょっとずつ理解して、研究の夢が凄まじい音を立てながら雪崩落ちたのもひとつの原因だったのかもしれない。

とにかく、僕はそんな状態で、ひとり部屋にひきこもって、ずっと安売りのアクエリアスなんかを飲んでた。

カーテンはずっと閉じたまま。部屋にともる明かりはPCディスプレイだけ。そんな生活だった。

そんな僕が、あのときはてブホッテントリに上がっていたこのエントリを見たのは単なる偶然だったのかもしれない。

いつものようにOperaスピードダイアルに登録してあったニコニコ動画を見る前に、ちょっとチェックして、僕は、衝撃を受けたんだ。

そこにはまさに僕がいた。

このリスト

  1. 「だって俺だけベリーハード設定なんだもん。残機も回復アイテムもないし敵は鬼のように強いし、やってられないよ」
  2. 「女と付き合う(結婚する)ことでかかるコストはこんだけ、対して見返りはこんだけ。割に合わなすぎる!」
  3. 恋愛至上主義社会に組み込まれたが最後、俺たちは搾取され捨てられるだけなんだ。そんな社会に参加したくない」
  4. 「でもイケメンじゃないし」「でも結局イケメンじゃないから相手にされないし」
  5. 「俺のことなんかほっといてくれ」
  6. 「結局○○ですね、わかります
  7. 「○○や△△の良さが判らないような人種なんて・・・」
  8. 「女は信用できねえ!」
  9. 「女は怖い生き物だ、嘘つきだし○○だし△△だし□□だし・・・」
  10. スイーツ(笑)

http://anond.hatelabo.jp/20080726155322

は、完全に僕の口癖だった。

ひとつ付け加えるとするならば(このために僕は特定されてしまうかもしれないけれど)僕は「恋愛は性欲と友情の合力で、馬鹿どもはそれを勝手勘違いして、崇拝しているにすぎない」って思ってたところだろう。

それにしても、これは、ひどく衝撃だった。

自分の気持ちが暴かれた気がしたんだ。そして、僕は、この試験期間と残りの夏休みを有意義に使う算段を建て始めた。

僕がとった戦略を、ちょっと説明してみたいと思う。

基本は単純だった。

  • 常に笑顔を維持する(誰に対しても)。
  • コミュニケーション意図的に図る。
    • できれば笑わせる。
  • 相手が女子の場合は徹底的にほめる。
    • ぶさいくとかそんなことは問題にしない:風評が大事なんだ。
  • 否定の語句を口に出さない。
  • なるたけ自己を主張しない。
    • 相手に話させれば勝ち。それだけでひとはきもちいい。

これだけ。

ああ、あと、適当に服には気をつかった。

成人式のために買っていたスーツを着て、僕は適当に買った雑誌を参考に、高い服を買いまくった。

ポロシャツで\15,000ぐらいしたのはほんとうに辛かった。

それで、Built to spillやSpoonCDが何枚買えるんだ。

そして、具体的な戦略に話を進めていこうと思う。

基本の戦略を守ったところで、コミュニケーションを行う相手が見つからなければ話にならないから、僕は、当時の環境を悪用する手段をとった。

試験期間を有意義に使う

試験期間は、基本的にひとりぼっちである非モテにとって苦痛の期間だった。

エレベータで一緒になったときに(僕の大学は山の中腹にあって、エレベータなどの移動手段なしには移動が辛い)、リア充とおぼしき男たちが、「試験期間なんて友人の量の差だよなー」なんてことを言ってたけれど、実際そうだと思う。

なぜひとりぼっちだと辛いのか、というと、ノートコピーがもらえないからだ。

試験過去問なんかも、友人のネットワークを介して回る。

きちんと出席なんてしてない上友人もいない非モテには、そういう意味で辛いのだ。

だけど、僕はこれを悪用しようと思った。

ようは、試験前に、30分ぐらい早く行ってすわり、ぼくは勉強ができそうな人(できれば女子)におもむろに話しかけるんだ。

そして、基本の戦略を守りながら、「前回のノートないんだ」「貸してくれない?」って依頼する。

ノートも借りれて、女子とのコネクションも作れる。割と良い案だったと思う。

何回かは失敗したけれど、六割以上では快く貸してくれることが判明した。

僕はそんなにかっこいい外見をしていたわけじゃなかったからこのぐらいだったのかもしれない。

が、何人かの女子も「試験情報共有しない?」みたいな提案にも乗ってくれて、そのあと友人として連絡をとってる人も少なからずいる。

あと、けっこう男のほうが拒否る。

とりあえず。

ここで、コミュニケーションというものは、そんなに難しいものではなかったことが判明した。

というのも、僕はもともと関西人で、無理やりハイテンション状態を維持すれば、土曜の昼に小学校から直帰して毎日食い入るように見つめていた吉本新喜劇リズムコミュニケーションをとることができたから。

女の子を笑わせることすら、修練を積んだら出来るようになったし、自分がこの娘の笑顔を作ったんだ、と考えて、少し誇らしい気分にもなったりした。

ほんとうに楽しかった。今でもそう思う。

メール電話はちゃんと返す

これは結構重要なことだった。

初めの試験の話で、何人か連絡を取る友人ができた。

何人かの女子は、これを自分が怠ったために連絡が遠くなった。後悔した。

作業に熱中している際に邪魔されるのは非常にうっとおしいことだ。だが、それで、相手が「つながっている感」を感じてくれるなら、そんなに悪いものではないかな、と思った。

当時は女子にだけ、この戦略を僕は適応した。だが、あとで気づいたが、男子にもこの考えは蔓延していたのだった。

メールは十分以内」どこかでそんなものを読んだように思うが、一度男の先輩に普通はそうだろ、なんでお前は・・・なんて、切れられたことがあった。

ふざけるなこの馬鹿、と思ったが、笑顔を守った。

サークルに顔を出す

これも、後々考えればわりと重要なことだったように思う。

回生、ということもあったので、サークルによく出席しているのは、三回や四回の先輩が多かった。

そこで、僕はできるかぎりコミュニケーションをとることを意識した。

そうすると、もともと捨てるものも無かった僕は、何かに愛着を抱き、それを守るためにキモチワルい行動をすることもなかったので(たとえば、特定の女子にたいする愛着とか)、わりと気に入られることができるようになった。

二ヶ月程度はかかったように思うが、それだけの見入りはあった。

合コンとか飲み会とかにも呼ばれるようになり、先輩の顔を立てて適当にちょこちょこ動いていると、また声がかかるようになった。

また、その合コンから、初めての彼女が僕にも出来ることとなる。

当時考えた戦略というのは、こんなところだったと思う。

今羅列してみれば、まったく練られていない、そして何がしたいのかも見当たらない、と、ダメな点は多々出てくるが、それは当時の若さに罪をかぶせ、不問に付そう。それに、それでも十分に効果はあったから。

友人、というコネクションが出来れば、非コミュの鎧はすぐに剥ぐことができた――そんなことすら、考えないでよくなるんだから。

そして、人生初の彼女というものも、それを起点にできることになる。

それからは早かった。

大学在学中に、いくつもの女性と閨を共にした。そのうちの何割かには振られたが、そのうちの何割かは振った。

就活は穴場だった。可愛い子がいっぱいいて、内定が決まっても受け続け、友人みんなで可愛い子がいるところの情報を回しあった。

こいつだけは大事にしたい、俺が幸せにしてやりたい、と思った女性に振られたときは悲しかったし、

逆に自分がそう思われていてうっとおしくなって振ったこともあった。

だけれども。

今、自分に何が残ったのか、と考えると、どうにも胸が痛い。

僕は何も残してはこなかった。彼女達にも、何も残してはやれなかった。

また、彼女達が、僕に作ってくれたものも無かった。

マフラーは6本。指輪は無数。ジッポーは3つ。セーターを編んでくれた裁縫が大好きな子もいた(そしてマフラーの半分は彼女の手によるものだ)。

だけど、僕の心の奥底に何かを作ってくれた娘は、結局誰もいなかった。

その理由は、彼女たちとのコミュニケーションが、とても上辺だけに終始したためだ。

僕は、やはり愛というものが、性欲と友情の合力であり、その生物学的に正当な劣情を、美化するために名付けられたものだという直感を拭い去ることはできなかった。

ポップ・ソングは今でも恋愛を歌っている。

それを僕達が聞く時、僕達はいったい何を思い浮かべる?

――歌手か? 俳優か? アニメーションか?

私は、自分自身の思い出じゃないかと思う。そして、その思い出は、否応なく美辞麗句デコレーションされている。

その時感じた感情は「レンアイ」に昇華され、まるで崇高だったもののように扱われる。

僕が出会った女の子達は、皆心のどこかでそういう慰めを得ていた。

だからこそ、終ぞ彼女達の中では、僕という像は、僕ではなかったように思う。

彼女達は、僕というレンズを通して、違う像を心の中に結んでいたのだ。

レミオメロン劣化コピーであり、くるりボーカル劣化コピーであり、ジャニーズ劣化コピーであり、TMレボリューション劣化コピーであり、そういう僕を通して、彼女達の理想像である幻想を。

非モテを語るあなたたちは気づくべきだ。

自分自身が作り出した、その鎧があなたの動きを緩慢たらしめていることの無意味さに。

非モテを批判するあなたたちは気づくべきだ。

自分自身の、その見えない鎧――レンアイという言葉で、または、空気を(読む|読まない)という言葉で、あいまいさを作り出し、そのあいまいさの中で自分自身を安住させていることの空虚さに。

そろそろ夜明けが近づいてきた。

願わくば、あの、昔のホッテントリエントリから長々とはてな匿名ダイアリーで続き、otsuneid:fromdusktildawnによってかき回され、ダンコーガイとココロンの参入を許し、はしごたんやハーブマイスター2008年増田論客としてデビュー)の人生をひっかきまわし、id:jkondoid:naoyaの不和までを生み出し決別させ、2012年現在に至るまで終りなく争われたあの……不利益な議論が終りを告げ、

非モテ軍とスイーツ軍の和議が、この美しい夜明けのようにもたらされんことを願って、私はここに筆を置こうと思う。

2008-07-16

http://anond.hatelabo.jp/20080716210905

課題が多いとかそういう研究室なのでは?

うちは、月曜以外はゼミないので、人によって来たり来なかったり。

家でできないから、俺は週5は行くけど、人によっては週1とか人もいるね。

2008-07-13

非モテ」は経験?

http://anond.hatelabo.jp/20080710213444

を書いた者です。ブクマコメトラックバックありがとうございます。

もらったコメントに対していくつか私の意見を述べます。

非モテ一般論にするな!というコメントに対して

私は、「なぜ自分がぼんやりとした結婚願望を持ち始めたのか?」という答えを自分なりに考えてみる試みとして、元記事を書きました。

そういうわけですから、確かに非モテ一般論にするのはおかしいかもしれません。タイトルの付け方に気をつけるべきでした。

身長とか、童顔とか関係ない!というコメントに対して

確かにこれは耳の痛い話で、私と同じような特徴を持っていて、かつ彼女がいる人も存在するんですよね。

では、なぜ私はモテない理由をこのような属性のせいにしたのでしょうか。自問自答してみました。

おそらく、「属性関係ない」という前提を作ってしまうと、「私そのもののせいでモテない」という結論に達してしまうからでしょう。

つまり、私がモテないのは、身長や体格のせいではなく、「私自身」のせいである、と。

これは私の存在自体を揺るがす結論だと思うんですが、どうでしょうか。

大学の授業でこんな話を聞いたことがあります。

ある教授ゼミ生である女子大生と、雑談をしていたそうです。

そして女子大生彼氏の話になりました。その教授は聞いたそうです。

「彼のどういうところが好きなの?」

「えーと、身長が180cmだし、すごくやさしいしー、お金持ちだし」

「じゃあ、身長が低くて、やさしくなくて貧乏なら、好きじゃないんだ?」

「・・・」

身長が高くて、やさしくて、お金持ちなら、その彼じゃなくてもいいんだ?」

「・・・」

「きみは本当に彼自身が好き?」

「・・・これだから中年は嫌!」

教授はこの話をして、「好き」の基準を外側から持ち込むな!というような話をしてました。

実際に彼氏彼女がいる人は、別に「属性関係なく、好きだ」でも別にいいんですが、

私のような「モテない」人間が、「属性関係なく、好かれない」というのは、ちょっと絶望的な気分になってしまいます。

それを回避するために、私は身長、童顔云々と言ったのでしょう。

また、上の話は「身長が高いから、好き」というのと「男性性が認識できるから、結婚する」というのは、どちらも外的な理由である点で等しい、ということも表していると思います。

非モテ意識は解消されうるか?

http://diary.lylyco.com/2008/07/post_116.htmlに対して

私は「非モテ意識を解消するために、結婚する」という文脈で言ったのではなく、

非モテ結婚意識するとしたら、どうしてだろう」という疑問から出発しました。

(そしてそれが私の個別的なケースで、非モテ一般にするべきではなかったのは、その通りです。)

では、非モテ意識はどうすれば解消できるのでしょうか。私は、そもそも非モテ意識などは解消することが不可能だと思います。

なぜなら、非モテは「意識」などではなく、「経験」だからです。

彼氏彼女が出来ても、非モテであった経験は消えることが出来ません。

それゆえ、彼女がいる非モテ、妻子持ちの非モテも当然のように存在すると思います。

私が元記事で挙げた『ライフストーリージェンダー』という本の中に、「子供が生まれても不妊」という論文があります。

不妊というつらい経験は、子供が生まれることで癒されるものではない」という内容でした。

これは非モテにも言えるんじゃないでしょうか。(また安易な類推ですがw)

実際に私の「非モテ意識は、「どうして彼女作らないの?」とか

大学生にもなって童貞(ry」などの心ない発言に傷つくことによって形成された節があります。

もし私が明日モテ男になって女をとっかえひっかえしたとしても、この経験が癒されるとはあまり思えません。

つべこべ言わずソープへ行くべきですね・・・

2008-07-09

大学生における準ひきこもり行動に関する考察

2年前の文だけど今の方がなんとなく需要ありそうだから「全文引用」しよう。少なくともこれを読んで救われた(自分を客観視でき、行動に移せた)人間が少なくともここに一人いるからな・・・

引用

樋口 康彦

大学生における準ひきこもり行動に関する考察キャンパスの孤立者について―(富山国際大学紀要2006年3月号)

http://www.tuins.ac.jp/jm/library/kiyou/2006kokusai-PDF/higuchi2.pdf

http://www13.atwiki.jp/syukatsu_sugoiyatsu/pages/29.html



目的

健康で、大学の成績も優秀であるし、車の免許も持っている。学校と家を往復するだけで夜遊びもしない真面目な子に育った。このままきっと社会人になって安定した人生を歩んでくれると、親は彼(彼女)の将来に希望を抱いてさえいる。しかし卒業を控えた時期になって初めて、親は自分の子のことをわかっていたようで、わかっていなかったことに気がつく。最終的に彼(彼女)は社会適応することができないのである。一見適応しているかのように見え、期待を抱かせるだけに始末が悪いと言える。

筆者がこの症候群に気づいたのは数年前、ある男子学生との関係からであった。彼は安定した仕事を持つ両親と、同じく正社員として働く兄がいる比較的恵まれた家庭でやや過保護に育てられていた。大学の成績も生活態度も良く、非社交的で孤立ぎみなことを除けば何の問題もない学生であると思っていた。しかし就職活動の時期になり、他の学生リクルートスーツに着替え、就職活動に汗を流す時期になっても、彼だけは全く活動を行わないのである。

就職活動の進行状況について問うと、決まって「今はインターネットとかで企業情報を集めています」と答える。

「他の学生はもう続々と内定を取り始めているがそのことについてはどう思う」

「はあ、危機感は感じますね…」

そんな会話を何度となく繰り返した。秋になり就職活動が終盤に入る。「もう、大手の会社は大体内定を出していて、もう小さな会社しか募集活動をしていないけど…」「はあ、危機感は感じますね…」いつもそのような会話の繰り返しであった。しかしこの時点ではさほど心配はしていなかった。「就職活動を何も行わず無職の身として卒業することはないだろう。いつか重い腰をあげるに違いない」と考えていたのである。

それから非常にショックな出来事があった。就職課からセミナー合同会社説明会等の連絡が教員にあり、それらは全てコピーした上で彼に手渡し、参加を促していた。多分その数は10 以上であったと思う。彼は受け取る時に「この会場は家の近くです。だから参加しやすいですね」とか「こんな大規模な説明会がT県でもあるんですね」などと言っていたので、筆者はてっきり参加しているものと思い込んでいた。しかし、後で問いただすと、ただ案内書を受け取っただけでひとつも参加していなかったということがわかったのである。

とにかく、どんなに励まそうと、焚きつけようと絶対に就職活動を行おうとはしなかった。それは極めて強い拒絶であった。筆者がそれ以上強く言わなかったのは、基本的に就職は本人の問題であることと、彼はとても繊細で傷つきやすく、また無業者としての卒業を前にして神経質になっていたからである。

また心配した両親が一度、筆者と大学就職課を訪ねて来たこともあった。確かに、性格的に就職活動やその後に続く職場生活は苦手だろうとは思っていたが、このように全く就職活動をしないという方法で対処するとは思ってもみないことであった。就職活動から、就職・自立というのは誰もが避けて通れない道だと考えていたからである。当然彼も、苦しみつつ自分なりに取り組むものと考えていた。

しかしある時、突然次のことを閃いたのである。「就職活動などできるわけがない。実は彼はひきこもりなのだ」大学にはきちんと来ており、単位もしっかり取れているので適応していると思い込んでいたのであるが、大学という誰とも関わらずに過ごして行ける環境の中で、偽りの適応を示していただけのことで、ライフスタイル本質ひきこもりと何ら変わりはない。中学高校のようにクラスが固定されている場では、仲間の輪に加われないことがプレッシャーになったり、いじめにあったりするが、大学ではそれがない。彼にとって大学への登校とは、毎回講演会映画に行くようなものであり、気軽にできていたのである。

ひきこもりの人でもコンビニには行けるという話をよく聞くが、そのように密で複雑な人間関係に巻き込まれる恐れのない場所になら出かけられるという点で、大学には来ることができているに過ぎない。夜遊び等せず真面目に大学に出てくるのも、遊びを知らず、また一緒に出歩く友人もいないことからそうせざるを得ないのである。つまり夜遊びさえできない。結局、強い非社会性・非社交性を持っているにもかかわらず大学という、学級もなく複雑な人間関係に煩わされることがない環境であるがゆえに、見せかけの適応をしていたに過ぎないのである。社会に出ていくことへのレディネスの不足は特殊な環境の中で隠されているだけなのだ。つまり社会と本格的に関わるには、あまりにも未熟だったのである。

ただ、真面目に大学に通い、単位もきちんと取れていることから、両親や、担当教員、そして本人も問題点に気づいていなかったのである。問題点とはすなわち、圧倒的な社会経験の不足の中で、人と関わることが苦手であるという欠点矯正されたわけではないことである。就職活動職場生活を送るに必要な社会的スキル等のレディネスが全く形成されておらず、その後の生活に適応できないということである。大学時代の彼は社会に参加しているようで参加していなかった。一応、家の外には出て行くものの、誰とも深い関わりを持つことはなくただ自分の世界の中で生きていただけである。病気かというとそうとまでは言えず、また表面上は今の環境適応しているかのように見え、大学生活の後半頃になってから問題が暴露されるという点で実に厄介である。こういった現象は純粋ひきこもりではないが実質はひきこもりに近いという点で準ひきこもり行動と言えると思う。

準ひきこもりは現代病の一種と言えるが、社会進出を控えた大事な4年間を、極めて自閉的かつ無為に過ごすのだから、社会性がほとんど身につかず、卒業しても会社での激務など到底できない。立ち直るのは難しくそのまま人生自体を無駄にしかねない。現代の大学生における、フリーター問題、ニート問題、離職率の高さの問題はマスコミ等で連日指摘されているが、その背景にある一つの大きな要因に、準ひきこもり症候群が隠されていることに気づいている人は少ないと思われる。一般に、非社会的行動は反社会的行動とは異なり、目立たないため見過ごされがちである。

大学教員なら誰もがその存在を知っているし、彼らがどのようなコースを辿るのかについても大体知っている。彼らは孤独大学生活を真面目に過ごし、結局は社会で活躍することができない。しかし大学時代、表面上は適応しているかのように見えることからその問題点について理論的に考察した研究は見当たらない。そこで、本論では大学生準ひきこもり行動について基本的な考察を進めて行くことにする。




準ひきこもり定義

一部の大学生が取る非社会的行動の一種である。大学には真面目に登校し、学業成績にも問題はない。また目立った問題行動はない。しかし、家族を除く他者との交流がほとんどなく、従って対人的な社会経験が不足している状態のこと。しかし本人や周囲の者は問題の存在にさほど気づいていない。就職活動社会人生活へのレディネスが形成されていないため、就職活動期もしくは卒業後に社会適応を起こす状態のこと。




通常のひきこもりとの違い

通常のひきこもりとの違いを、以下にまとめる。


ひきこもり
  • 20 代までに問題化する。
  • 6ヵ月以上自宅に引きこもって社会参加をしない。
  • 他の精神障害がその第一の原因とは考えにくい。
  • 周囲の人は問題に気づいている。
  • 本人は問題に気づいている。



準ひきこもり
  • 大学入学以前に問題化している。社会的に問題が顕在化するのは就職活動期もしくは大学卒業後である。
  • 大学には登校するものの、ほとんど社会参加をしない。他者との交流が極めて少ない。
  • 他の精神障害がその第一の原因とは考えにくい。
  • 周囲の人は問題に気づいている場合と、気づいていない場合がある。
  • 自分が準ひきこもりであることに気づき、悩んでいる場合もあるし、気づいていない場合もある。








準ひきこもり学生典型的なコース

準ひきこもりルーツはかなり昔にまで遡ることができる。小学・中学高校時代から人付き合いが苦手であり、不登校を経験していることが多い。その時期における社会経験の不足が準ひきこもりを作る基盤になっている。

大学に入学し、真面目に登校して単位もしっかり修得している。しかし、友人はほとんどおらず、ただ自宅と学校を往復しているだけである。従って対人関係の技術は未熟なままに置かれる。孤立していることを除けば、自分の妄想現実との間を行き来しつつ、割合に快適な大学生活を送る。自分の弱点である非社交性がつまびらかになることもなく、人格はないが相手をしてくれるもの(テレビパソコンコンピュータゲーム漫画アニメなど)を延々と楽しみ自閉傾向を強めつつも幸せな4年間を過ごす。ただし大学には登校していることから、やるべきことはやっているという気になり、純粋ひきこもりのように追い詰められ絶望的な気持ちになることは少ないし、危険な状態にいるということもない。キャンパスの孤立者として静かに暮らしていることが多い。特に4年生になり、卒業に必要な授業がゼミ程度になるとひきこもり傾向は一層強くなる。一般の水準からすると、かなり問題のある無為な大学生活を送っているが、本人はそのことに気づいていないことが多い。

就職活動をうまく行えない。知らない会社電話でアプローチしたり、OBOG訪問をしたり、初対面の人に自分を売りこんだりといったことは一番苦手である。

就職活動を途中でやめ大学卒業と同時にひきこもりに近い生活に陥る。もしくは就職できたとしても、回りの人とうまくやっていけないため早期退職に至り、ひきこもり生活に陥る。結局、大学生活とそれに続く長い歳月を社会にとっても自分にとっても無為に過ごし、健全社会人になることはほとんどできない。ただし、準ひきこもり大学生の全てが社会適応できなず、このコースを辿ると断言はできない。社会に出た後で、自分の世界と、社会一般との認識のずれに気づき、徐々に自分を変えて社会適応を果たす者も存在する。




準ひきこもり大学生の特徴準

ひきこもり学生は性格や行動パターンに共通性が多い。そこで(1)性格・行動的側面(2)知的(学習の)側面(3)社会的側面の3つに焦点を当ててそれぞれ見ていきたい。




(1)性格

■自分の力で自分の人生を切り拓いていくというたくましさに欠ける。準ひきこもり男子学生の方が多いように感じるが、社会で期待されている男性役割を身につけておらず、性役割の取得において葛藤が見られる。

社会経験の不足から、極めて自己中心的で視野の狭い考え方をする。

精神病ではない。現実との接点はある程度残っているし、善悪の区別はつくので犯罪を犯すようなこともない。むしろ他の学生よりも大人しくて真面目な部類に入る。

孤独に静かに大学生活を送っているケースが多いが、少し親しくなると甘えた非常識な言動、わがまま押し付けなど自己中心的言動を取ることがある。学生の間ではストーキングセクハラの常習者としてマークされていることもある。これは、本人にはそんなつもりはなくても、社会の標準がわかっていないことから、つい不適切な言動を取ってしまうことによる。

■謙虚で常識をわきまえており、周囲を悩ませないこともある。一口に準ひきこもりと言っても、異常性には違いがある。




(2)知的側面(学習)

■真面目で大学での成績も良い。どの授業にも真面目に出席している。

レポート卒論を書くというのは基本的に自分一人の世界での作業であるため、比較的得意である。




(3)社会的側面

無気力で、実際には人恋しいものの他者との関わりを避けようとする傾向が強い。クラブ活動アルバイトの類はしていないし、体育大会大学祭など学校行事にも参加しない。また、お祭りなどの地域行事にも参加しない。それから下宿をしている場合には、家族とのコミュニケーションさえ少ないため、準ひきこもり傾向を加速度的に強めて行くことがある。

アルバイトに関しては、過去にやったことはあったとしても現在はしていないことが多い。結局自分にとって居心地の良い世界(社会と関わらない自分だけの世界)に落ち着くことになる。つまりアルバイトでさえもできないというのが実情である。アルバイトに精を出す大学生というと否定的に見られがちだが、準ひきこもり大学生よりはましである。

人間関係をうまく行うことが苦手である。例えば、質問をしたり会話を続ける努力が少ない。ある意味で、孤立するのは必然と言える。

■友人が極めて少なく、いつも一人でいることが多い。他の学生から受け入れられず孤立しているという共通の境涯を絆にして同じ準ひきこもり学生(キャンパスの孤立者)と一緒にいることがある。また、恋人はいない。

■優しくしてくれる誰かに、甘え、強く寄りかかろうとし、その結果厳しく拒絶されて傷つくことがある。これは長年にわたる実質的ひきこもり生活のため、人との距離を適切に取るということができないために起きる。また学生からは相手にされないため、教師に対し辟易させるほどしつこく付きまとうことがある。

孤独感から他者(特に教師)の関心を引こうとする行動を取ることがある。教師にしつこくつきまとい悩ませていることも多い。一方、教師の側からすれば指導上の難しさがあってもなかなか周囲の理解を得られないということになる。ゼミなどを通じて深い付き合いをすると、明らかに他の学生とは違うとわかるのだが、付き合いのない教師には少々非社交的な感じではあるものの普通大学生に見えるためである。

若者らしい溌剌さ、元気の良さがなく、暗くよどんだ雰囲気を持つ。外見には自信のなさが滲み出ている。気軽に声をかけづらい独特の雰囲気を持っている。長年孤立していると、こうまでいびつになってしまうのかと驚嘆するほどである。

■全体的に見て、知的側面に比べて社会的側面が未熟である。




準ひきこもりの主な問題点

■自らの非社会性に対し、他者と触れ合うことで矯正を目指すのではなく、問題から逃げ出して、隠してしまっていることである。

青年期の発達課題を達成しておらず、場合によっては青年期以前の発達課題も達成していない。社会性の健全な発達のためには同世代の者との親密な交わりが不可欠である。しかし、準ひきこもりは、人付き合いをつらいこと苦しいこと、と捉えてしまっており、なるべく避けようとする。準ひきこもり学生は、親以外ではお店の店員などとの非人格的な接触をするのみであり、対人関係能力の発達には役に立たない。青年期の発達課題である(a)職業生活、結婚生活の準備、(b)親からの自立の準備、という観点から見ると極めて問題の多い環境に住んでいると言わざるを得ない。

■他の問題を併発しやすい。潔癖症など神経症的傾向を持っていることがある。




準ひきこもり学生の家庭の特徴

過保護で、親が甘い。子ども不登校歴がある場合、親は厳しく接するのではなく腫れ物に触るように接する。一方準ひきこもりは、親が自分を見捨てないことを見抜いている。不登校歴がある場合、そのことは証明済みである。親が厳しいことを言わないので、居心地の良い方に流されてしまうのである。

■比較的裕福な家庭が多い。お金のことで苦労した経験はないし、今後も切実な心配はない。

■親は大学に真面目に登校していることで安心している。不登校歴がある場合、毎日登校する姿を見てやっと立ち直ってくれたと一安心していることもある。あるいは、親は自分の子が非社交的であることに薄々気がつき、心のどこかでは卒業後に不安を抱いているものの何の対策も取っていないことが多い。




今後の課題

今後、準ひきこもりに関する様々なことを調べて対策を講じていかなければならない。まず最初に出現率について調べなければならないだろう。筆者の印象では、10 人に1人というほど高率ではないが20 人に1人というほど低率でもないといったところである。また女子学生より男子学生に多い。それから最近特に多く出現しているのはなぜなのかについても考察して行かなければならない。準ひきこもり不登校経験者が多いことは既に述べたが、不登校者は一般に学力の低いことが多い。しかし、大学全入時代を迎えたことにより低学力者でも大学生になれることが原因のひとつになっているのかもしれない。現在の多くの大学が、高校卒業時点で社会に通用せず、従って就職さえできない者の受け皿になっているという現実がある。

それから準ひきこもりになってしまう原因を探ることも重要である。おそらく家庭における問題と、大学生活以前にそうなりやすい性格的傾向を形成していたと考えられる。いずれにせよ社会経験の不足、社会的スキルの不足、孤立、それにともなう悪循環に原因を明らかにする鍵があるように思われる。

最後にもし準ひきこもりになってしまった場合、どう対策を取るのかについても今後考えて行かなければならないだろう。アルバイトボランティア活動、クラブ活動(サークル活動)、大学内の各種委員会などを通じて、仲間付き合い、参加意識、チームワークなどを体験することが防止策・対応策として有効であろう。もちろんこれらの活動は、強制するのではなく本人が自発的に取り組み、周囲の者がサポートするといった枠組で行われることが望ましい。しかし本人や周囲が問題に気づくのは大抵、卒業間近か卒業後であり、こういったことをして社会性を育てている時間的余裕がないことが多い。

筆者は調査を始めたばかりであり、彼らが今後どうなるのかについてはデータ不足のため正確には知らないが、いずれにせよ早期発見、早期対応が何より重要であろう。ちなみに、社会性を育てている時間的余裕がない時の就職先として、例えば、工場生産現場農業、造園業関係仕事が考えられるのではないだろうか。彼らに関わる人たちからは少々変人と見なされるかもしれないが、なんとかやっていけるかもしれない。それらの職場では弁舌の巧みさよりもまじめに取り組む粘り強さが評価されるからである。本来の能力からすると、ホワイトカラー関係仕事が十分可能であるが、社会性の方に大きな問題を抱えており、何らかの理由で急激に社会性・社交性が上昇しない限り、到底勤まらないであろう。本論の冒頭で紹介した学生に関しても、仮にもし就職活動または親のコネにより、何らかの企業就職できていたとしても結局は早期退職に至っていたと思われる。かなりレベルの進んだ準ひきこもりであり、民間企業での複雑な人間関係、営業活動などの激務には到底耐えられないからである。いずれにせよ新卒での就職を逃してしまった上、新たな就職活動職場での適応など、今後大変な苦労が予想される。

将来、社会適応するために、また人間としての尊厳を守り現実感を維持するためには大学生のうちに人と交わっておくことが大切である。社会適応するための力を身に付けることが不可欠であり、それをしない限り、根本的な解決には到らない。人生自体を台無しにしてしまうことも有り得るだろう。




参考文献

2008-07-07

anond:20080707133600

「走れグロメン」

「フヒィ…フヒィ…!」

グロメンは走っていた

普段運動といったら自慰ぐらいの彼にとって、こんな必死で走るのは久しぶりだった

全身からあふれ出る汗、呼吸も荒い。時折何か高い声を出しながらもグロメンは必死に走っていた。

この一人のグロメンを何がそこまで突き動かすのだろうか?

それを語るには少し時間をさかのぼる必要がある。

前日、講義を終え帰ろうとするグロメンは同じ研究室の知り合いに呼び止められた。

「な、何?」

「あのさ、お前明日の1眼とってる?ほんっと悪いんだけど代返頼んでいいかな?

な!お願い!どうしても明日いけないんだけど、俺出席やばくて…」

「いいよ。」

「マジかよ!サンキュ!ありがとな!えっと俺の番号は??」

この男は研究室でもちょくちょくグロメンに話しかけてくれることもあり、

グロメンは彼のことを嫌いではなかった。

というよりこの男の人当たりの良さそうな笑顔、そして活発な話し方…断れるはずがなかった

また、この講義…実はグロメンも度々休んでいたのであった

朝が弱いグロメンはついつい寝坊してしまうことが多々あった。

そのおかげで明日寝坊するわけにはいかない責任がいっそう強く沸いた。

そういうわけだが…なんとこのグロメン、そんな日にかぎって寝坊してしまったのだ

まったくしょうがないグロメンである。

「フヒィ!フヒィ!」

やっとグロメンは大学に着き、時計を見るともう1限は始まっている時間であった。

教室まで走った。階段を上がった。軽蔑眼差しで見られた。指を指されて笑われた。

しかしグロメンは走り続けた。ゼミ仲間の信用のため、自分の単位のため…!!

教室についた…!

扉を開けると、まだ出席カードは配っていないようだった。

安心するグロメン。安心して気が抜けるとまわりの学生からの好奇の視線を感じた

「きもっw」

「何あれw」

「必死すぎw」

「くさそうw」

グロメンはそんな声が聞こえた気がした。

自分のことではないと言い聞かせた。

そそくさと席に着くと、教授が出席カードを持ち驚くべきことを口にした

代返している学生がいるときいたから、今日から一人づつカードを配ることにした」

そう言うと教授は一人づつカードを配った。配られたカードには印がついているという二段構えだった。

今までははただ出席カードを前から回していくだけだったのに…

グロメンの表情が硬くなった。

どうする?

グロメンは思った。今日出席をとらなければ自分は単位を落としてしまうかもしれない

これは必修、そうなると再履修となる…

彼の出席はやらなくても自分とばれることはきっとない…

グロメンは自分の名前を書こうと思った。

「ごめん昨日から出席のとりかた変わってさ…やろうと思ったけどできなかったよ」

こう言えばいいだけである。

しょうがないことだ。

しかし、このグロメン、何を思ったのか彼の名前を書いたのだった。

頼まれたことはやらなければいけないという、何か特別な使命感が働いたのだった…

グロメンは不思議と満足していた。

自分は身を削ってまで、人のためにいいことをした。そんな気分を味わっていた。

次の日、あの活発なゼミの男が声をかけてきた。

「おう、昨日の出席だけど…なんか一人づつだったんだって?」

まってましたとばかりにグロメンは言った。

「ああ、そうだけど…キミの名前書いといたから大丈夫だよ」

「え…?マジかよ!うわー本当ありがとう!!」

「そんな、いいよ、俺あの授業まだ休んだことないし」

照れくさくなりグロメンはうそをついた。

「あ、そうなの!いやーでもありがとうね」

グロメンは人にこんな感謝されたのは久しぶりであった。

いい気分であった。

「でさ、昨日の今日で悪いんだけど、今日の4限もお願いしてもいいかな?」

グロメンは耳を疑った。

「あ、ああ…いいけど…」

そして断れずまた頼みをきいた。

代返を終え、家に帰るとグロメンは思った。

昨日の自分の努力や、自分の出席を削ってでも出した代返

そして周りからどう思われたか。

そんな気持ちや出来事は彼にとっては取るに足らないことだったのだろうか?

彼にとって自分は代返してくれる便利な人間でしかないのではないか?

グロメンは激怒した。

マクラを思い切り殴った。

なんだかグロメンはむなしくなった。

その次の日、また彼から代返を頼まれるグロメンの姿がそこにあった。

そんな日々が続いた…

翌年、あの一限を再履修をするグロメンの姿があった。

グロメンは今日寝坊して走っていた。

もう休めない。次休んだら終わりだ。

「フヒィ!フヒィ!」

走れグロメン

走れグロメン

anond:20080707133600

「恋せよグロメン」

「す、好きです」

この世に生れ落ちて21年。

グロメンは生まれて初めてその率直で純情な想いを伝えた

今まで女性関係ゼロ

どちらかというと好かれるどころか避けられてきたようなタイプであった。

告白相手は同じゼミの面倒見のいい女の子

体型は小柄、小動物のような彼女は決して目立つタイプではなかったが、

気配りができることや、その気さくな性格からそれなりに人気があった。

正直自信があるわけではなかった。

しかし伝えたかった。否、伝えなければいけなかったのだ。

少しの間を置いて答えが返ってきた。

「…凄いうれしい」

この間はグロメンにとっては、長いものだった。それが一言で弾けとんだ。

やった…!!

「でもね…」

!!

「やっぱり友達以上には見られないよ…ごめんね」

グロメンの宙に浮くような高揚した気持ちは

雪崩式垂直ブレーンバスターのように地面へとめり込んだ。

「だからこんなこというのもなんなんだけど、その…これからも…よろしくね」

「う、うん。僕も気持ちを伝えられて…よ、よかったよ…」

グロメンは帰って泣いた。

しかし生まれて初めて気持ちを伝えたということもあり後悔はなかった。

明日ゼミがある…彼女には笑顔で会おう。

それがグロメンの男としての意地であり彼女への配慮であった。

次の日グロメンは研究室の前まで行くと深く深呼吸をした。

さ、行くぞ。

「ねえ聞いたー?エミったらあいつに告られたんだって??!」

「ちょ、やめてよマイちゃん!」

『ええーマジかよ!』

ガヤガヤ

グロメンは一瞬頭の中が真っ白になった。

しかし笑顔で、今日は笑って会うと決めたんだ。

笑顔で「ハハハそうなんだよ!玉砕でした!」て入れ!

グロメンはドアノブに手を伸ばした

「てかさーあいつマジ身の程わきまえてなさすぎじゃね?」

グロメンのドアノブをまわす手が止まった。

「いえたいえた。あいつがエミちゃんと付き合えるわけねーじゃんかなー」

「ハハハハハ身の程わきまえろっつーの!」

「てか鏡見たことねえのかよ」

ドッ

「ちょ、ちょっとみんな…き、聞かれたりしたら…どうすんの」

「あのさーエミもムカつかないの?だって付き合えると思ったから告ったわけでしょ?あんた付き合えると思われてたんだよー?」

「も、もうやめようよ」

「エミは優しいからなー。あの手の童貞君が勘違いしちゃってもしょうがないよな!」

「ハハハハハ勘違いさせるエミが悪いってハハハハ」

「でもあいつエミをオナネタにしまくってたんだろうなーうげーゲロゲロ

「ちょ、想像させんなよ気持ち悪い」

「てかエミ大丈夫ストーカーされちゃったりするんじゃない?そうしたらエミも困るっしょ?」

「それは…まあ…」

グロメンは走った。途中転んだ。しかしすぐに起き上がり再び走った。

家に着いた。今頃ゼミ連中は振られたからばつが悪くて今日休んだと言ってるんだろう。

ベッドに包まった。涙も出なかった。

思い出は裏切らなかった。彼女とのことを思い出しながらその日は床に就いた。

恋せよグロメン

2008-07-05

日本人移民日本語日本人をつくる〜

私は移民政策に反対だ。日本のように今まで単一民族でやってきた国家労働者階級としての外国人を入れることは、治安問題において重大な懸念となるからだ。しかし今大学で学んでいるゼミ先生によると、日本人は古くから移民を招き入れていた雑種民族だというのだ。単一民族だと思われがちな日本人には実は渡来人や南方ポリネシア系の民族などの血が混ざっているという。けれどもそんな彼らは今は立派な『日本人』になってしまったというのだ。

それは時間がそうさせたのか?と質問した。

しかしその先生によるとそうではなく、彼らは日本語を話すようになって『日本人』になってしまったというのだ。

日本語論理だった言語ではなく、『空気』を察することを前提とする非論理的な言葉だと言う。その『空気』を読むことを要求する日本語を扱う力が日本人日本人足らしめているというのがその先生の論だ。だからたとえ労働者階級移民であってもしっかりと日本語教育をすれば、ドイツアメリカのようにゲットーが発生したりして社会問題化することはないという。

その先生ドイツへの6年ほどの留学経験のあるドイツ語先生で、東洋哲学研究者というよく分からない履歴を持った方だ。ドイツでは社会問題になっている移民問題を直接目にしてきただろう。その経験を経てなお前述のような主張をされるところに驚愕する。移民国家アメリカのことを私が子供の頃は『人種のるつぼ』といっていたが、人種は混ざりあわないという理由で近年は『人種サラダボウル』と言い換えている。そんなアメリカドイツの現状をふまえてもなお、日本語というツールは人種間の壁を溶かしてしまうというのだ。

この先生の論を積極的に支持する勇気は私にはない。もしこの論が間違いだったならそれは日本にとって取り返しのつかない打撃を与えるからだ。しかしその一方でこの論に魅力というか希望を感じたりもするのもまた事実である。日本人外国の風習を日本人になじむように取り入れるのが非常に上手い。その外国の文化を自国風に取り入れてきた実績が、移民をも日本風に取り込んでしまう可能性を示しているということは確かにあるのではないか?そしてそのための非常に大事なツールが空気を読むことを前提とした、なぁなぁな日本語だというのは確かにあり得るのではないか?

しかしながら前述のように、それでもやはり私は移民政策を積極的に支持する気にはなれない。これは勇気の問題だろうか。

2008-06-22

10年後のブス増田より。

http://anond.hatelabo.jp/20080622033714

 やっほー。元気?

 もうすぐ30歳の女増田だけど、学生時代の境遇が他人とは思えずトラバします。

 私も高校男子に告白されたとき(もちろんイタズラ)は、罰ゲームとは言え私なんぞに告白させられた男子のことが逆に不憫でたまらなくなったものです。

 大学卒業して、IT企業就職しました。

 あ。結局、大学ではお昼ご飯はずーっと一人で食べました。ゼミにも馴染めず、卒業式には出席しませんでした。集団での活動経験が無い(イジメられるか無視されるかなので集団怖い)ので、集団活動の成果をアピールしないといけない就職活動は若干難航しましたが、ま、なんとかなりました。

 就職してしばらくは研修で、新卒ばかり集まる場ではやっぱり容姿の劣る私は誰からも相手にされませんでしたが、研修でソコソコよい成績を修めたためマネージャーからの評価も悪くなく、希望現場へ配属されました。もしかるすと、生まれて初めて容姿以外での他人からの評価を勝ち取った瞬間だったかもしれません。現場は忙しかったけれど、色々吸収することは多くて、同期の半分以上が配属先でCOBOLだとかの保守で疲弊していく様を見て、生まれて初めて、「ブスだけど勝った」と思いました。何でかよくわからないけど、キモイキモイと言ってた男子に、冷笑していた女子に、無視した大人たちに。「勝った」と思ったのです。

 職場の人は、誰も私を顔で判断しませんでした。あまり女扱いされませんでしたが、それすら嬉しかった。IT業界いいよ、IT業界。ブスには超おおススメの業界です。(一般職総合職就職してたらと思うとぞっとする!)

 その後、紆余曲折があり、今は他のIT屋に転職しましたが、同年代の男の人の平均年収より少しだけ多いお給料で、都会でゆっくり働いてます。

 

 そうそう。色々試したけど、「ポロリ」はなかった。

 王子様はどこにもいませんでした。

 やっぱり「罰ゲームで告白」が尾をひいていて、いつ「ブースwwww」って言われるかと思うと怖くて男の人の人を信用する気にはなれないし、深い間柄になりたいとは思えない。予防線っていうと変だけど、いちいち冗談とか言ったり下ネタ言ったりして、深く関わることを避けるというか、万が一が起こらないように努めています。だけど、スキンシップ癒し効果は異常なので、ある程度距離を置いてくれる人=セフレは作ってしまう。テラビッチwwwwただ、そこそこヨリドリミドリできるようになった自分を褒めてあげたいwwww

 何かに「勝った」けど、ほしくてほしくてほしくてほしくて仕方なかったものは、手に入らなくて。

 一人きりの将来のことを思うと少し不安だけど。

 なんとか生きていくことはできるよ。

 あ。もし猫背だったら、猫背は直したほうがいいよ。

 実のところ、社会人始めてからもコンプレックスに塗れてはいたけど、前を見て歩くだけで、少し変わったと思います。

 んじゃね!

2008-06-13

http://anond.hatelabo.jp/20080613012003

いや、ネタっぽく書いたけど本当に心の底からそう思ってるよ。

本来こういう時間勉強に当てなきゃいけないんだ。

この僅かなサボリの積み重ねが、年単位時間が経ったときクリティカルに効いてくる。

今度のゼミ(社会人だけど有志で開催中)の講師役が俺なんだ。

本当はさっさと勉強しなきゃいかん。ほんとダメだな俺。死ねばいいのに

2008-05-22

http://anond.hatelabo.jp/20080522141646

だから特殊でもねえって。

たとえば2005年に出たこの本

http://www.aokishoten.co.jp/cgi-bin/menu.cgi?ISBN=4-250-20608-4

執筆者は山田朗ゼミ院生なんだろうけど、当時の時点で30前後ごろごろいるだろ。

※俺は彼らとは面識ないので、彼らに社会人経験があるかどうか知らないけど。

2008-04-27

http://anond.hatelabo.jp/20080424220724

すみません、レスされてたの気づいてませんでした。

19時に帰ると早いと言われるというのは、なかなかすさまじい職場でいらっしゃいますね。

うちの学校は帰れるときは早く帰ろうぜ、という空気なので、19時過ぎると教頭が「そろそろ鍵閉めるよ??」と言ってきます。

勤務時間に関しては先進的な試み(?)があって、会議出張などが勤務外時間にかかっている場合(休憩時間中に会議が入っている場合も含む)は事前に申請をすると、その分年休に振り替えられたりします。

なので、PTA総会も仮に20時スタートでもきちんと後日年休としてその時間数が使えます。

そのあたりは安心です。

しかり方という勉強は確かに大学では教えてくれませんでした。

どちらかというと、しかり方ではなく、いじめ精神的な病気(というか特別支援教育関係するLDなど)に対する対処法、理論的な分類などがメインになりつつありますが(極端なケース?)、

本当に必要なのは、いじめとか病気とか、学級崩壊を未然に防ぐためにどのように指導をしたらいいか、という勉強だと痛感しています。

その一つの勉強として、怒り方、注意の仕方、誉め方というのは、学生のうちに勉強しておくと良かったと思いました。

学生に対しては、教師の一日の流れ、ぶち当たる困難がどういったものであるのかを、羅列するだけでもいい、把握しておけるような本を一冊読んでおけ、と言っておきたいです。

その分野では、私の出身ゼミである教育臨床学の先生と今後も交流を深め、勉強をしていきたいと思っています。

いただいた教えは明日から実行してみます。

とは言え、最近は私のことを「怒ると怖い」と思い始めたのか、名前を呼ぶだけで席につくようになりつつあります。(3回くらい言わないと座りませんが)

いや、教室で思いっきり着替えるのは教育実習の時で経験していたのですが、やはり自分の受け持つ児童でもそうだったというのが、ある意味カルチャーショックだったので書いてみましたw

この前は音楽時間なのに「暑い」とか言ってなぜか上半身裸になる男子児童がいて、さすがに怒りましたorz

ただ、6年生のニーソには未だに慣れない…委員会活動の時に会う児童の前では目が泳ぐorz

ようやく近づいたGW楽しみで仕方ありません。

俺…休みに入ったら教材研究するんだ…。

2008-04-18

http://anond.hatelabo.jp/20080417224746

"こんな生活"と言われると、実際に増田博士課程(理系)の話です。

ドクターの時は1年のうち355日は研究室に居ました。比喩でもなく実際にこれぐらい居ました。

事実、年間の休みは盆と正月だけでしたし、学生からは主(ヌシ)と呼ばれていました。

平日は9時から11時まで、土日も午前半日や午後半日など、研究や雑用にいそしみました。

授業のTARA実験指導、ゼミ準備、学会発表論文関係プログラム開発、計算機の整備 など、

研究に費やせる時間と、純粋に机上で勉強(基礎学力向上)に費やせる時間を確保できるかがキーポイントだと思います。

雑用をこなしながら、これを並行してやるだけの気力が必要です。

研究室スタッフ(教授陣)も、下積み時代はこれだけの事をこなしてのし上がってきた人たちなので、

それぐらいの能力を求められている職場でした。これが出来て当たり前だそうです。

修士や学部生にも能力と根性を求められる研究室でした。

配属された学生阿鼻叫喚し、まずはバイトを辞めることから始まりますね。

これだけ精力的に活動すれば、名前もぼちぼち売れるものでして、当時はあれだけ苦しかった生活も今では逆に感謝しております。

こんな世界もあるってことで記憶の片隅にでも。

増田は今M2なんだよね?

学振DC1にはそこまでの実績は求められないから、フルペーパー無くても大丈夫。

将来性のあるテーマなら応募しときなよ。

もしかしたら当たるかもしれない。

2008-04-15

http://anond.hatelabo.jp/20080415005934

ああ、就活が終わらず卒論ゼミに全く顔を出さない奴っていまこんな感じなんだな。

とりあえず卒業できるメド立てんの忘れるんじゃねーぞー。

2008-04-14

http://anond.hatelabo.jp/20080414004816

古典ステータスシンボルになるなんて自明のことなんだから。

自明じゃないからツッコまれてんだろうがよ。

「自明ということにしたい」という強い願望があるのはよく分かったが、なんでそんなに古典にこだわるわけ? 政治的動機でそういうこと言う輩で一人すんげーキモいの知ってるんで、俺はそういう物言いにはどうも好感持てなくてね。客観的にも間違ってると思うし。

ほう、じゃあ例えば情報系の学科には待ち行列とかパターン認識とかそういうことを研究している人たちもいるわけだが、そういう人たちが「関数型言語コンパイラOSが必須科目なのはおかしい!俺はそんなものを使わないのだから学部で教えるな!必要な人だけが研究室ゼミでやったらいいだろう!」と言ったとしたらどうするのかね?

普通に反論するが? 具体的にどう必要なのかを挙げてね。本当に付き合いたければここでやってやるけど。

あなたが言っているのは結局そういうことなんだが。

全然違うんだよ。情報工学の中で閉じた話に、突然古典の知識がプレゼンで役立つとか関係ない話を差し込むなよと。

俺にとっては、エンタメ系のライターがなぜプログラミングをする必要があるのか想像できないが

兼業。

何度も言うように、高校では古典文学の大系を網羅してるわけじゃなくて、古典文法を教えているだけだ。

別に高校古典教育をすることを否定した覚えなど一度もないが。役に立つかどうかはともかく、あってもいい教科なんじゃないか? ていうか、高校レベルの「ありおりはべりいまそがり」なんて、懐かしい共通体験にこそなれ、ステータスシンボルにはならんだろ。

それから、微積がどう関係があるんだ?あんたはどうせ、位相とか測度まで理解しようという気じゃないんだろうから、式変形ができる程度のことだったら線型代数なんかよりよっぽど簡単だろうにさ。

微積線形代数よりムズくねえ? まあここまでくると主観だが。

俺は言語処理方面の人だから線形代数も得意なわけじゃないが。

あなた、外人プレゼンとか文章とか見たことないの?古典文学から気の利いたフレーズ抜き出したりして話の取っかかりにしたりしてるでしょうに。

お前のヌルい職場では古典エスプリきかせたらみんなが感心してくれてクソ企画でも通るのかも知れんけどな。少なくとも日本じゃ普通通用しねえよ。外国でも、中身があってこその洒落だと思うがね、普通は。

読み書き能力教育なんだってば。文法を教えるついでに一番有名な作品のさわりを教えておこうとしているだけだよ。

そんなもんがプレゼン魔法のように効果を表す「気の利いたフレーズ」を生むとでも思うのか?

むしろ俺は、大学勉強しないような奴は大学に来ていただかなくて結構だと思っている。

今は学生が減ってどこの大学も必死なんだが。

お前のような世間知らずの小僧の適当な願望をかなえるために税金が徴収されているわけではないし、教育に投入されるわけでもないんだよ。

ところで東大とか京大とかって国立なの知ってたか?東大とか京大とかの理学部文学部を覗いてごらん、君が想定していない公教育の意義がわかると思うよ。

はっ、ブンガクブ!(爆笑

実際俺は、仕事信号処理を扱うようになったとき、量子力学教科書を引っ張り出してきてもう一度読んだよ。

ワケ分からん。そもそも信号処理に使われるような各種数学理論を理解せずに量子力学を先に理解できんのか? 順番逆じゃね?

http://anond.hatelabo.jp/20080414002336

何をそんなにムキになってんのかさっぱりわからんが。そんなに古典が嫌いなのか?

具体的にどう役に立つんだよ。お前そういう説明全然出来てないだろ。喩え話ばっかで。

あなたが単に理解できてないだけのことでしょ。古典ステータスシンボルになるなんて自明のことなんだから。

何を言っても「そんなの役に立たん、俺の知ったことじゃない」と言われるんだから仕方ないよ。限られた範囲のことを限られた水準でしか書かない人は限られた素養だけで済むかも知れないが、それ以上のことをしようと思ったら幅広く学ぶしかないってのは自明のことなんだが。

俺はお前さんの上げたLispやら低レベル言語やらコンパイラやらの意義を、全部具体的に説明できるぞ。だから基礎教養だといってるんだ。

ほう、じゃあ例えば情報系の学科には待ち行列とかパターン認識とかそういうことを研究している人たちもいるわけだが、そういう人たちが「関数型言語コンパイラOSが必須科目なのはおかしい!俺はそんなものを使わないのだから学部で教えるな!必要な人だけが研究室ゼミでやったらいいだろう!」と言ったとしたらどうするのかね?あなたが言っているのは結局そういうことなんだが。あなた自身があなた自身の納得できる理由で理解しているかどうかなんてどうでもいい。俺にとっては、エンタメ系のライターがなぜプログラミングをする必要があるのか想像できないが、だからといってあなたに対して「プログラミングなんか無駄だから文章の練習をしろ」なんて強要すべきなんて思っちゃいないよ。

微積分学や古典文学という体系は、お前さんのあげた基礎教養科目より明らかに大きいだろ。

何度も言うように、高校では古典文学の大系を網羅してるわけじゃなくて、古典文法を教えているだけだ。それから、微積がどう関係があるんだ?あんたはどうせ、位相とか測度まで理解しようという気じゃないんだろうから、式変形ができる程度のことだったら線型代数なんかよりよっぽど簡単だろうにさ。

鼻歌交じりにバイク解体できる外人の整備工が、箸をうまく使えなかったら、箸を使うのはバイク解体するより難しいということになるのか?

なにを言ってるのかね。それをこそ俺はあなたに問うているのだが。

古典漢文の知識ひけらかすことがどうプレゼンに影響すんだよ。

あなた、外人プレゼンとか文章とか見たことないの?古典文学から気の利いたフレーズ抜き出したりして話の取っかかりにしたりしてるでしょうに。

つーか、そうか、一貫した主張も出来ない奴がえらそうにプログラマを語ってるのか。死ねよもう。

「できない」ことと「しない」ことの区別ぐらいはできるようになってほしいね。

ロックポップスを聞くためにクラシックを聞かなければ楽しさが分からない、とかいう主張はアホだ、と言ってるだけだが。

誰もそんなことは言ってないだろ。さっきから思っていたのだが、君は何か俺の主張を勘違いして、明後日の方向に必死で反論しているようだな。

文学なら近現代のそれが、あるいは世界の名作文学が優先じゃないかと言ってるだけだが? 日本古典専門教育を優先する理由はどこにもないだろ。

だから、高校国語教育文学教育じゃないと言っているのに。読み書き能力教育なんだってば。文法を教えるついでに一番有名な作品のさわりを教えておこうとしているだけだよ。

しねーよ。公教育ってのは平均と底辺を引き上げるためにやるんだぜ? 勝手に貪欲に勉強するような本当に優秀な奴は、海外留学でもなんでもやってるよ。

引き上がってすらいない君は底辺よりもっと下なんだろうね。じゃあ君は何のために大学に行ったんだ?

むしろ俺は、大学勉強しないような奴は大学に来ていただかなくて結構だと思っている。専門学校とか、あるいは実務の中でOJTで鍛えた方がよっぽどスキルアップになるんでな。

ところで東大とか京大とかって国立なの知ってたか?東大とか京大とかの理学部文学部を覗いてごらん、君が想定していない公教育の意義がわかると思うよ。

それから量子力学知ってると信号処理がわかりやすくなるんだけどね。まあいいや。

いや、それはどうか。逆ならまだわかるが。

自分がまだ勉強中だというくせに、えらそうに人の忠告を否定するなよ。とりあえず「不確定性原理」について調べてみな。どっちにしても、基本的に工学の理論物理数学からパクってきて発展するものなんだから、発想としては物理を学んでいた方がよくわかるのは自明。実際俺は、仕事信号処理を扱うようになったとき、量子力学教科書を引っ張り出してきてもう一度読んだよ。

同様に、古典重要性を無理強いする権利はお前にはないわな。

だから誰も無理強いなんかしてないっての。必要なことだけ学びたい人は工業高校とか高専とか専門学校に行け、必要ないことまで学びたい奴が普通高校に行けと言っているだけなんだが。

2008-04-07

別の増田だが

学歴厨は増田に常駐してるから放置しとけばいいよ。

http://anond.hatelabo.jp/20080406235950

どうやら自分で動きまわれば飢え死にはしないで済みそうなので、少し安心しました。

だけど、あまり最短距離を行こうとするなよ。そうするとかえって迷うからね。

例えば、金融工学のゼミにもぐろうとしたってまず無理だよ。下手な工学部生より数学ができないと金融工学って無理だからね。そんな風に、学問現場のぞき込むための敷居の高さってのは分野ごとに結構違うからね。

むしろ今大事なのは、視野を拡げることだね。自分が何をしたいか、それを見定めることが大事。それがわかれば、道は自ずと見つかる。

そして、今後の道の広がり方はほぼ間違いなく、君の想像を桁違いに超えている。だからこそ、先生とか院生とかみたいに現場を知っている人から幅広く話を聞くのが大事なんだ。

それから、経済以外の学問とか、学問以外のことにも興味を持つことが大事だね。知識の量というよりも感性の幅を拡げないと、なかなか新しい発想はできないもんだよ。

2008-04-06

http://anond.hatelabo.jp/20080406221241

それ、おれが大学1年生のときも同じこと思ったよ。

増田の言う通りで、学生の7割以上は大学学問しに来た人ではないんだ。

将来は会社員か公務員として働きたいとなんとなく思っているし、

そのためには大学適当単位をとって、適度に遊んで卒業しようと思ってる。

そういう生活もなかなか楽しいけどね。みんなで酒呑んだり、旅行したりね。

でも、あなたがそうじゃなくて、大学学問したいなら、まず、授業に期待しちゃいけない。

探せば面白い授業もあるが、そういう授業は10のうち1つあれば良いほうだ。

たいていの教授は授業より研究に興味があるものだからね。

(だから、授業がつまらない先生も、会って話してみると印象が変わったりする)

それから、大学学問したいなら、大学生に期待しちゃいけない。

京大の様子は知らないけど、だいたい大学研究らしいことが始まるのは

大学卒業研究大学院に入ってからだから。

大学生を探しても、学問的に鍛えられた人にはあまりお目にかからないと思う。

少なくとも一年生はみんなどんぐりの背比べだから当てにならない。

授業や大学生を当てにするより、面白そうな研究してる先生を何人か探し出して、

ちょっと勇気を出してその人たちの研究室を訪ねてみるといいよ。

図書館教授目録みたいなものかネットで調べれば、サクッと教授研究内容は探せる。

訪ねる前には、その先生に丁寧な言葉で、先生研究に興味があると

メールで伝えて、お会いしたいとアポをとっておく。

で、会ってウマが合いそうなら、その先生ゼミ勉強会に参加させてもらえないか聞くんだ。

そうすると、だいたいは感心に思ってOKしてくれる。

教授ゼミ勉強会研究学生を受け入れるかどうかに、学生の年齢は関係なくて、

教授の興味があること(研究内容)に、相手も興味があるかどうかが一番大事なんだ。

ゼミ勉強会に参加すれば、研究室教授はもちろん、大学院生とも親しくなれる。

彼らは面白い話をいっぱいしてくれる。親しくなれば研究の手伝いもさせてくれる。

ただし、一度に参加するゼミは1つか2つにしておくこと。

力を分散させると何もできないからね。

前途有望な京大生よ、ガンバ

http://anond.hatelabo.jp/20080406221241

すげーやつはいるよ。

まだお前の視界に入ってないだけだ。

そもそも、別に同級生じゃなくてもいいだろう。

気になる研究室訪ねていったり、上の学年の授業もぐったりしたっていいわけだから。

ゼミとかだって頼めば入れてくれるところもあるぞ。

大学ジャングルだ。

探検しろ。

2008-03-23

そろそろバックレる準備を完成させようか

春の除目で営業も管財も経理も経験してないお方(やんごとなき女性)が管理職になるそうだ。

コネ、これがコネの力。

学生時代は、

ちゃんと勉強して能力を上げ(ゼミ幹にも選ばれたし卒論も褒められた)、

そこそこ遊んでコミュ力を身に着け(老若ニャンニョどんな人間が相手でも会話することが苦痛ではない)、

会社で上に行けるのはあとの要因は運と勢いだけだと思ってた。


コネは全てを凌駕する。

若い大学生外資に逃げるのもわかるよ。

2008-03-22

http://anond.hatelabo.jp/20080322191857

>知的複眼思考法

ってさ、確か東大文系学生ゼミでやる内容をまとめたものだったよね。

正直、こんな本がここまで(大人に)売れるとは筆者の先生も思ってなかったんじゃね?w

お前ら大学時代何してたんだよ、と。

2008-03-21

http://anond.hatelabo.jp/20080321193016

すまん、ブラウザの調子が悪くて、ボタン連打してたら、連投してしまったようだ。

引きつけられるだけの男になって、タイミングを見計らって再挑戦するのはオッケーだ。

大学入ったら、二人ともに高校時代とは全然ちがう世界が待ってる。

遠恋カップルだった人たちも、大学での環境や出会う人たちが新鮮すぎて、

それまで付き合おうと思ってた相手と別れて、別の人と…なんてのが、残念ながら大半だ。

増田が今好きな女の子が、その辺を見極めて「遠恋はうまくいかない」と発言してるなら、その子は賢いと思うぞ。

大学入って、サークルや将来につながるバイトしたり、研究室ゼミ押しかけたりなんかして充実してくると、

増田の前にも、今好きな子とは、また違った魅力を持った人がきっと現れるよ。

ついでながらのおせっかいだが、元増田理系か?文系か?学部を構成する男女比の問題だけど、傾向として、

理系学部に進むなら、サークルバイト、その他の活動で、女子多めの集団に参加しないと、出会いの機会が無くなるでよ。

文系学部ならその心配はやや軽減される。

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