はてなキーワード: 赤羽岩淵とは
○通勤
会社としては通勤時間90分程度までは受け入れるべきと、住宅手当などより考えていると思われる。
また時間に非常に厳しい会社であると感じた。たとえ1分でも遅刻してしまうと、職務乗車証が使えなくなるペナルティがある。
そのため会社に始業時間の30分前に着いていることが普通となっている。
病気で突然休むときも、起きたらすぐに、遅くとも通常家を出る時点までに会社に連絡しなければならない。
駅員などで欠員が出ることはサービスに大きな影響があるため致し方ないが、技術系としては不必要に厳しいと感じた。
乗り換え駅と案内していない駅で乗り換えさせられることがある。
例えば、赤羽と赤羽岩淵は遠くて連絡定期券は発行していないが、ここが乗り換え駅になる。
定期券のチェックも厳しく、継続の印がないと問題になる。新規の場合、払い戻してJRを利用していないか疑われる。
継続のマークにこのような使い方があるとは思いにもよらなかった。
(つづく)
やっと少し動けるようになってきたので、吐き出させてほしい。
ちょっと前、東京カレンダーとかいうサイトに連載されていた綾とかいう女性の話がいかにも埼玉のおっさんの作り話っぽいとか、散々叩かれてたけど、28の自分はかなりあれを地でいっていたのでさっぱり笑えなかった。とにかく勝負の時。いろいろな意味で。
イブの夜は、合コンで知り合った人と恵比寿でデートだった。ほんとにもう、どっかのドラマかと思うくらいの設定で、広告代理店に勤めている彼は、恵比寿にあるお城のレストランへ食事に誘ってくれた。それまでに何回か会っていて、それなりにいい感じかもと自分ではおもっていたので、今回みたいな設定だと、勝負に出てきてる? なんて期待して、自分もそれなりの準備をして行った。
レストランの中はほんとうに華やかというか、陳腐ないいかただけど、ひたすらゴージャスだった。鏡張り? のような薄暗い部屋で、黒い服を着たギャルソンがさっそうと動き回っていて。そもそも、こんなにぴちっとテーブルクロスがひかれたレストランに入るのは何年ぶりだったかわからないから、そんなふうにうっとりとしてしまったのかもしれないけど。
彼は相変わらず、いろいろとこなれた感じで、年末年始の話題なんか振ってきて、お互いの予定を話したりしているうちに、シャンパンが注がれて。ほんとうに、華やかな香りの粒子が立ち上るっていうか、あんなに鮮やかに香りが液体から感じられることってあるんだ、って思うくらい、いい香りがひろがった。乾杯のあとにはキャビアと蟹のオードブルが運ばれてきて、もうほんとうになんといっていいかわからないくらい美味しくて。
それでまあ、いろいろな話をして盛り上がって、お互い、いま付き合ってる人いるの? という話題になった。そのときに、バスケットに入ったパンが運ばれてきて。いろいろな意味で、来た、と思って、私はパンをつまみながら、まず彼のことを聞いてみた。もちろん、いま誰もいないという返事が返ってきて、○○ちゃんみたいな人が彼女になってくれたらなあ、なんて話をしてきた。私はいよいよ緊張して、「あ、このバケット、ほんと、おいしいね」といった。その瞬間、彼は、ハァ? という表情を一瞬して、眉間にしわがよって、すぐに戻ったけど、私はそれを見逃さなかった。彼もパンを手にとってちぎって一口食べて、「ああ、ほんとうに、このバゲット、うまいね」といった。その後すぐに彼はポケットから電話を取り出して、ちょっとごめんと言って席を立った。しばらくして戻ってきて、ごめん、いま抱えてるクライアントとの間でトラブルがあって、すぐに会いに行かなくちゃいけない、それじゃ、といって帰って行った。それをいまいうことなのだろうか、やることなのだろうか、と思って、いろいろ言おうと思って言わなかったけど、とにかく、かれは途中で帰って行った。残りのコースがどんどん運ばれてきそうな勢いだったけれど、一人でそんなのを黙々と食べ続けるわけにもいかなくなって、私も途中で席を立って帰った。赤羽岩淵の駅を出て、まだ開いている店に入って、いつもの鯖入りカレーを食べてから家に帰って、そのまま布団に入った。
私はといえば、翌日から寝込んで、年末年始は引きこもって過ごした。
いったい何が悪かったんだろう。私が何をしたというんだろう。もし何か思い当たることがあったとしたら、あのときパンをバケットと呼んだことくらいだ(彼は「バゲット」と言い直していた、と思う)。でも、成城石井のパン売り場に行って、フランスパンが入ってる袋を見たら、普通にバケットってラベルに書いてあるんだよ? いったいなんなのだろう。どうして私がこんな仕打ちを受けなくてはならないのだろう。バケットとバゲットの違いくらいで人生が根本的に狂うということがあるんだろうか。だれか教えて欲しい。