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2021-07-20

藤本タツキルックバック』に対する批判について(追記あり

藤本タツキの『ルックバック』、通り魔殺人犯描写について、

統合失調症を想起させる」「統合失調症社会悪のように描くな」といった批判が寄せられている。

 

私自身は上記批判がピンと来なかったので改めて読み直してみたところ、

作中で“被害妄想により自分罵倒する声が聞こえていた”とは書かれているものの、

彼(作中の殺人犯)が被害妄想に陥った直接的な原因はやはり描写されていなかった。

にも関わらず、多くの批判者が「統合失調症を想起させる」と感じたのはなぜだろうか?

作中の描写から読み解ける範囲では、例えば彼が麻薬中毒者であったとか、

大学内に飾られている絵画に憑りついた幽霊に唆されて凶行に走ったとかであっても、全く矛盾がないはずだ。

しかしながら、批判者は一様に「彼は統合失調症であり、それが凶行の原因として描写されている」と認定している。

 

恐らくは、批判者の頭の中に「京アニ放火殺人事件」の犯人が想起されたのだと思う。

あの事件犯人逮捕された当初、犯人統合失調症であり、それによって犯行が引き起こされたかのような風評が発生した。

(断っておくが、当該の犯人は「刑事責任能力には問題がない」と判断されており、統合失調症犯罪を引き起こすという風評は全くの誤りである。)

本作も、京アニ事件モチーフの一つとなっていることは明らかだろう。

 

しかし、実際の事件犯人が本当に統合失調症に罹っていたからといって、

ルックバック」の通り魔殺人犯が「統合失調症患者である」と断定することはできないはずだ。

繰り返しになるが、彼が麻薬を打っている描写幽霊に取りつかれている描写がないのと同様に、

統合失調症であることを示す描写存在しないのだから

 

批判者は、本作が「統合失調症に対する誤った認識偏見助長しうる」ことを懸念しているが、

から見ると、そのような批判者の言動(その外見だけで統合失調症と断定し、凶行の原因と結びつけること)こそが、

統合失調症とりま偏見と同質の、謂れなき批判ではないかと思う。

 

改めて、なぜ彼が(麻薬中毒者ではなく)統合失調症である認定できるのかを考えてみてほしい。

 

 

(7/21追記

コメントくれた皆さん、ありがとうございます。いくつか返信してみます

はてな記法がよくわからんので読みにくかったら許して…。

 

 

バカ確率を知らないらしい。麻薬中毒統合失調症はどちらの確率が高いか。稀な例外事例を持ち出して、そう解釈もできるというのはアクロバティックな擁護だと気づいた方がいい。

確率」の意図するところがわからないけど、「麻薬中毒者の凶悪犯罪率<統合失調症患者犯罪率」という主張であれば、そんなことはないでしょう。

(雑にググってみたけど明確なデータが見つからなかったので、情報お持ちの方はコメントください。)

それに、確率の高さを論拠に犯人特性推定する行為は「この地区は●●人の犯罪率が高いから、この事件も●●人が起こしたに違いない」みたいな偏見と地続きの危険性がありませんか?

 

 

京アニ事件モチーフであることは明らかであり、京アニ犯人には統合失調症であるという風評があった。ご自分で答えを仰っているのでは。

実際の事件でそれが風評被害をもたらしたことを(批判者は)知っているにも関わらず、作中の彼をその言動から統合失調症である」と安易に断定することに異議がある、という趣旨です。

 

 

お前はあれを読んで「統合失調症みたいだな」って思わなかったの? これは純粋に疑問なのでイエスノーでオッケーです

当該の批判がピンとこなかったと書いたとおり、私はそう思いませんでした。

私自作品を正しく読み解けている自信はありませんが、『ルックバック』は“創作”のもたらすカルマと救済を描いた作品だと思っていて、

彼が凶行に至った原因も「"創作"に狂わされた」以上の意味付けは考えていませんでした。

 

 

こういう事言う人って、丸メガネ出っ歯モチーフに対しても「使う側じゃなく元々日本人偏見を持ってる側が悪いんですよ」って言うの?

「丸メガネ出っ歯の特徴をもつ日本人キャラクター」に対しては「ステレオタイプだなあ」と反感を持ちますが、

「丸メガネ出っ歯の特徴をもつキャラクター」そのもの文句をつけたりはしないです。

 

繰り返しになりますが、「通り魔殺人」と「統合失調症」を結びつける論拠が作中に提示されてないのに、

統合失調症を示す描写だ」と断定することに問題があると指摘しています

事例をお借りすれば、日本人と示されていない丸メガネ出っ歯キャラクターが出てきただけで、

「これは日本人差別だ!」というのはおかしいのではないかという指摘です。

 

 

追記しておくと、読者が作品を読んで「彼が凶行に至った原因は〇〇である」と解釈するのは自由ですし、

そのこと自体文句をつけるつもりはまったくありません。

ただ、個人解釈公然事実のように取り扱い、作品批判に結びつけるのであれば、

それなりの根拠を示してほしいなと思って書いてみました。また何かあれば追記します。

2019-01-04

anond:20190104012433

同じ行為ですらない。

男の大多数は犯罪者ではなく、しかも悪を憎むが、謂れなき批判を受けている。


ホモホモであり、ホモの悪行を止めるホモは実際いない。出てこない。

全く状況が違う。

何よりホモ弱者ではない。自称人権派によって守られて、堂々と健常者を攻撃している。

 
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