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はてなキーワード: 私立学校とは

2009-05-27

とりあえず愚痴っとくか。

30前半

家持、家族持ち、車持ち

仕事は某私立学校教員

年収手取りで450万から500万くらい。

贅沢してないけどとりあえずなんとかやってる。

これからキツイだろうけどね。

言わないけど、愚痴りたいこと沢山あるわ。

仕事とか、家庭とか。

正直愚痴ろうと思って仕事中に登録した。

でもな。

いざ書こうと思ったら書けねぇの。

なんかね。書けない。

だって書いたら認めたことになるわけだし。

認めてないわけじゃないけど、そう考えてるって出すのが無理ぽ。

人に聞いてもらって気分が軽くなるのは解る。

愚痴ったことが無いわけじゃないし。

やっぱりそう思ってるって認めたく無いじゃん。

もともと陰口とかも好きじゃないってのもあるんだろうな。

人に聞こえないところでいろいろ言うのは何かヤダ。

なんで職場でこんなアフォなこと書いてるんだろ。って気になってきた。

多分奇麗事ばっか言いやがってとか言われるんだろうな。

2009-04-17

在日貴族が通ってる私立高校から

http://anond.hatelabo.jp/20090414170900

上の日記を読んでいたらちょっと吐き出したいことができたのでチラ裏で。

ちょっとした成り行きでこの数年間、都市部にある上流階級向け私立学校で事務員やってた。

入試倍率・学費ともに高いし寄附金の集まりもよい。しっかりとした教育と親の財力がないと入れない高校

毎年(通名)欄が必要な本名韓国っぽい生徒さんも2~3人一般受験で入学してくる。

さすが生徒も素晴らしく、勉強はしっかりとやるし、礼儀作法が完璧。最初の数ヶ月は生徒に上品お嬢様言葉で話しかけられてドギマギしたこと。漫画世界に迷い込んだのかと思ったよ。賢い生徒が多くて下手な大人としゃべるよりもはるかに楽に仕事できます。

でもそれは、あくまで賢い生徒たちの「大人向けの対応」であって言わば表の顔なわけです。生徒間でお嬢様言葉しゃべるわけがない。大人の目がなければ自分高校時代と大して違わないレベル言葉を聞ける。なまじ大人に対して裏を隠蔽できる小賢しさを持っているからやりたい放題してたよ。学校の裏掲示板先生の悪口、ヤリマン情報カップル死ね程度で比較的健全だったが、ブログmixiをツールとしたいじめは陰険そのものだった。先生にばれて停学くらってもやってたし。

さて、本題。今の高校生はしっかりとネット見てるし影響もされてるので在日ネガティブな方向で見る傾向が強い。

数年前、書類に(通名)欄があったために周りに在日とばれていじめを受けた生徒がでた。いじめの内容は軽いものだったので加害生徒の処分は校長訓戒。学校としての対応は被害生徒保護者希望もあり「在日だからって差別しちゃいけません」なんて声高に叫んで問題を顕在化させるよりも教職員側で通名欄のある生徒の本名を知られないような配慮と事務手続きを変更させることで解決を図った。

それから在日を理由にいじめがあったという報告は今までないので一件落着・・・なわけない。

10月金曜日部活動をした生徒の下校時間と私の帰宅する時間が重なり、最寄りの駅通路で女子生徒達の横並びゆっくり歩き&バカ騒ぎに捕まり、その集団の後ろでイライラしてたら陰口話の流れで1人が

「あの○○さぁ、在日のくせに努力なんてしやがってウゼェんだよなぁ」

耳を疑ったし、周りの大人たちも怪訝そうな目で女子生徒を見てた。それでも気にせずに盛り上がり続ける集団。

小人な私は「やめなさい」なんて言うこともできず、「明日クレーム電話が来るだろうからどう対応しようか、この件を誰に報告しておこうか」とか考えてました。クレーム対応するのどうせ私だし。

しかし予想ははずれ、学校制服着てあれだけ公共施設在日の悪口を大声で言って怪訝な顔した大人がいっぱいいたにも関わらず苦情の電話はこなかった。正直ほっとした。わざわざ自分から上に報告して残業増やす真似もしたくなかったので今日まで誰にも言わず。

その後、辞めるまで生徒の口から「在日だから・・・」って言葉は2~3回聞いた。

なんかこの件はもやもやと胸に残り続けていたので、これを機に吐き出してみた。

上流・下流、頭の良い・悪い、誇り高き日本人だろうと宇宙船地球号乗組員だろうと、他人を卑下して満足を得る心根がお腐り遊ばしてるクソったれは必ずいるし、ネットでは検索するまでもなく見つけられる。で、私はそれを「想像力の欠如」なんて言葉と絡めて自分のなかでクソったれの言葉に揺さぶれらないよう処世していってますが、上の自分の対応をみて自己嫌悪に陥る。

私の在日に対する感情について。

親の兄妹で在日結婚した人がいる。火病(死ぬ死ぬ殺してやる系)を電話越しに聞けたり、ひどく身勝手な要求に悩まされたり、傷害事件おこして逮捕歴つくって身内の警察官志望を台無しにしてくれやがったり(試験順位は申し分なかったが身辺調査で不合格にされて発覚)と実害でまくりで絶縁したいです。てか通名でウチの名字を使うな。というわけで身近な在日さんには正直ネガティブな感情しかない。だからってそれを在日全ての人に同様な感情を持つことはないし「努力してんのうぜぇ」なんて発想をもてない。

あ、あと(通名)欄を持っているからといって在日確定ってことはないです。たとえば在学中に両親が離婚した場合にも通名使用することがあります。それにネットで流れてる在日認定名字木村は金とかいうあれ)、嘘だから。どう見ても由緒ある日本人名字でもそれは通名木村さんて名字でも先祖代々日本人なんていくらでもいたよ。名前で判断するのは大変危険です。

2009-03-20

公立学校なんて行くものじゃない。

中学時代はストレスまみれの生活で大変だった。

日通うのが苦痛だった。

私の生まれた田舎私立中学なんてなく、皆が何の疑問も持たずに近所の公立中学校に通うようなところだった。

公立学校の崩壊が叫ばれているが、私の母校も例外ではなくやっぱり荒れていた。

ガラスは割れ、生徒間でのいじめ先生いじめ暴力万引き妊娠煙草

荒れに荒れていた。

先生たちはこの処理に追われて疲れてイラつき、余裕が無くなっていた。

当然学校中の雰囲気は悪く、おとなしい子、真面目な子は怯えて縮こまり、小さくなっていた。

私は幸いにもいじめには遭わなかったが不良が怖くていつもびくびくしていた。

先輩からの抑圧もきつく、特に運動系部活いじめの巣窟になっていた。

こんな学校だったから卒業式なんて泣けたものではなく、卒業したときはせいせいしていた。

(なぜか今まで散々暴れまわっていた生徒はこういう時だけ号泣していたりする。)

中学時代は今考えても酷い環境だった。

地元を出て大学に入り、周りの子たちの中学時代の話を聞いていてはっきりと思った。

公立なんて行くものじゃない。

子供に安全な生活をおくらせたいなら、せめて中学は私立に行かせた方がいい。

私立にもピンキリはあるが誰でも通える公立よりマシだ。

中学から私立に通っている友人の話を聞いていると、平和で羨ましくなってくる。

「あの中学で鍛えられたでしょ!」なんて言う人もいるが、とんでもない。

逆にストレスで上から横から押さえ込まれ、歪んだだけだった。

青春などこれっぽっちも感じなかった。

私の中学時代は今更どうすることもできないが、もし子供を持ったら私立学校に行かせたい。

わざわざ環境の悪いところに放り込んで疲れさせて歪ませたくない。

2009-03-05

陰山英男氏講演_090228 -1

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陰山英男氏講演_092028

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 ▼ 概要

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 ・「100ます計算」で有名な陰山氏の講演。

 ・P.M.1:30~2:30講演。質疑30分

 ・内容:自分経験、実践に基づき、日本教育についていろいろ。

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  ◆ 会場

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  ・大阪府狭山市さやかホール

  ・大型イベントの公演が可能な大ホール

   http://www.sayaka-hall.jp/

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  ◆ 講演者

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  ・陰山英男氏。51歳。

  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%B0%E5%B1%B1%E8%8B%B1%E7%94%B7

  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BE%E3%81%BE%E3%81%99%E8%A8%88%E7%AE%97

  Amazon

  http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-url/250-4349303-4987419?%5Fencoding=UTF8&search-type=ss&index=blended&field-keywords=%E9%99%B0%E5%B1%B1%E8%8B%B1%E7%94%B7

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  陰山 英男(かげやま ひでお、1958年 - )は、兵庫県朝来市(和田山町)出身の教育者立命館小学校校長立命館大学教育開発支援センター教授安倍首相諮問機関教育再生会議」元委員。小学館の通信添削学習『ドラゼミ』総監修者。大阪府教育委員。

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  来歴

  岡山大学法学部法学卒業学生時代は放送文化部に所属し、アナウンサーを目指すが挫折。佛教大学通信教育部にて教員免許取得。兵庫県内の小学校教員を勤める。教員時代は典型的な「でもしか先生」であったが、同僚教師の死を切っ掛けに、「命を大切にするなら、まず教師から。自分犠牲にする教育実践など意味はない」と、授業改革に目覚める。

  朝来町立(現在合併により朝来市立)山口小学校在職当時、同僚、父母なども巻き込んで基礎学力向上のためのメソッドの開発を進め、岸本裕史が提唱した百ます計算インターネット活用科学実験、そして日常の生活を見直すチェックシートの活用など、さまざまな工夫を重ねて、成果を上げる。

  また、現場教員たちの自主的な研究会学力の基礎を鍛えどの子も伸ばす研究会」に小河勝らと共に所属。広島県尾道市教育委員会による校長公募に応じて、2003年4月より、尾道市立土堂小学校文部科学省指定研究開発学校)の校長に就任。

  2006年4月より、京都市北区に開校の立命館小学校校長立命館大学教授に就任。

  2006年10月政府教育再生会議委員に就任。(2008年1月まで)

  2008年10月1日大阪府教育委員に就任。

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  ・今回のイベント主宰の初芝学園が立命館提携したので、今回の講演はそのツテらしい。

  ・この間、陰山氏の娘は東大合格した。

  「娘が東大合格した本当の理由~高3の春、E判定から始める東大受験

  http://www.amazon.co.jp/%E5%A8%98%E3%81%8C%E6%9D%B1%E5%A4%A7%E3%81%AB%E5%90%88%E6%A0%BC%E3%81%97%E3%81%9F%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AE%E7%90%86%E7%94%B1~%E9%AB%983%E3%81%AE%E6%98%A5%E3%80%81E%E5%88%A4%E5%AE%9A%E3%81%8B%E3%82%89%E5%A7%8B%E3%82%81%E3%82%8B%E6%9D%B1%E5%A4%A7%E5%8F%97%E9%A8%93~-%E5%B0%8F%E5%AD%A6%E9%A4%A8101%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E9%99%B0%E5%B1%B1-%E8%8B%B1%E7%94%B7/dp/4098250101/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1236167946&sr=8-1

  ・ポッドキャストFM ラジオ陰山英男ヒューマンラボ」 放送中。

  http://www.tfm.co.jp/podcasts/human/

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  ◆ 聴衆

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  ・最終的に300人程度は来ていたかと思う。

  ・90%以上が「初芝学園」の保護者

  ・「初芝学園」とは、あまり聞いたことがない学校だが、南大阪私立学校で、小学校高校まである一貫校らしい。

  ・入り口には「小学校」「中学校」「高校」「一般」の受付があり、住所・氏名を登録するようになっていた。

  ・同じ講演を見た人のブログがあった。

   http://gachapin101.at.webry.info/200903/article_1.html

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  ◆ 講演全体の印象

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  ・教壇に長く立ってきて、今は副校長だったり、公的機関の教育顧問だったりすることもあり、

   講演には慣れている感じだった。

  ・ざっくばらんな印象で和ませつつ、言うべきことはきちんと言う印象。

  ・プレゼン資料はパワーポイントだが、パワーポイント自体が進化していて驚いた。 

   印刷物かと思うほど解像度が高く、またビデオを貼れるので非常にわかりやすい。

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 ▼ 内容

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  ◆ 子供学習意欲について

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  ・この間の調査 http://www.jiji.com/jc/zc?k=200903/2009030100067

   で、高校生の77%が、勉強がキツイと答えている。

  ・何より子供の学習意欲が減退している。

  ・子供自己評価が低い。5~6割が「自分ダメだ」と思う。

  ・陰山氏は、1958年岡山教育学部卒業、の○○立 山口小学校に赴任、

    -> その後○○立 土堂小学校で、「陰山メソッド」を完成させる。

    -> 現在立命館小学校 副校長

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  ◆ 今後の日本について

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  ・今後、日本はもっともっと景気が悪くなる。暗い世相になる。

  ・正規雇用自体が吹き飛び、半年後には派遣どうこうの話さえ出なくなるだろう。

  ・中学生はその実態はわかっている。きれいごとしか言わない大人が多すぎるのが問題だ。

  ・この間、中学生向けの講演があったので、本音で「あなたたちの未来は暗い」と話した。

   すると、講演が終わっても、拍手が鳴りやまなかった。

   その後、中学生たちは職員室に押しかけ「百ます計算」を明日からするように求めたということだ。

  ・日本未来は暗い。教育産業も、きちんとやっていかなければならない。

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  ◆ 教育の効果について

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  ・教育の効果というものは、多くの「識者」が言うように、何年も経ってやっとわかるというものではなく、3日で変わりはじめ、数週間で必ず効果が出る。1年もあれば、ずっとはるか上にいる。

  ・高校生より中学生中学生より小学生が、教育の効果が出やすい。

  ・なぜ小学生に、あっという間に教育の効果が出るのかというと、小学生では「知識」だけでなく、「勉強のしかた」を同時に学ぶからだ。

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  ◆ 著作を読んでほしい

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  ・講演をしても、数週間で忘れてしまうので、

   本を買って、ときどき読み返してほしい。また、ポッドキャストFMラジオ)もやっているから聞いてほしい。

  -「学力は1年で伸びる」

  http://www.amazon.co.jp/%E5%AD%A6%E5%8A%9B%E3%81%AF1%E5%B9%B4%E3%81%A7%E4%BC%B8%E3%81%B3%E3%82%8B-%E6%B1%9F%E6%BE%A4-%E6%AD%A3%E6%80%9D/dp/4022504005/ref=sr_1_31?ie=UTF8&s=books&qid=1236167756&sr=8-31

  -「家庭力―子ども学力向上と幸せのために親ができること 」

  http://www.amazon.co.jp/%E5%AE%B6%E5%BA%AD%E5%8A%9B%E2%80%95%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82%E3%81%AE%E5%AD%A6%E5%8A%9B%E5%90%91%E4%B8%8A%E3%81%A8%E5%B9%B8%E3%81%9B%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB%E8%A6%AA%E3%81%8C%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8-%E9%99%B0%E5%B1%B1-%E8%8B%B1%E7%94%B7/dp/4391136031

  -ポッドキャストFM ラジオ陰山英男ヒューマンラボ

  http://www.tfm.co.jp/podcasts/human/

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  ◆ 土堂小学校

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  ・6年前に公立・土堂小学校校長として様々な試行を行った。

  ・1学年150人という、かなり大きな学校で、これだけの人数の成績を上げるのは、通常非常に困難なのだが・・・。

  ・結果、偏差値65以上が全校の20%、全校平均平均知能指数117という、驚異的な結果となり、

   卒業後、多くが進学校に進学、子供たちの可能性は大きく広がった。

  ・知能が高くなる、ということは、子供たちの可能性・選択肢が広がることだ。

   「陰山メソッドは「生きる力」にならない」などと言う「識者」がいるが、馬鹿馬鹿しい話だ。

  ・「100ます計算馬鹿になる」などという本を読んでみたが、くだらない話ばかりでまるで話にもならない。

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  ◆ 知能指数とは

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  ・知能指数とは、エンジンの回転数のようなものだ。

   適切な環境さえ与えてやれば、どんどん回転数は上がる。

  ・「生活習慣が全て!」と言っても良いほど生活習慣は大切だ。

   生活習慣だけで、知能はどんどん上がっていく。

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  ◆ 今私(陰山)がしている、脳によい生活習慣

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  ・脳が発達する生活習慣がある。

  ・今、私がしている、脳によい生活習慣とは

  ・ごはん(米)の代わりに、キャベツを食べる。

  ・1日40分歩く。

   -> ちょっと早く歩き、心拍数100程度にする。走るほどでなく、ぶらぶら歩くのでもなく、ちょっと負荷をかける程度が望ましい。

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  ◆ 日本人ライフスタイルについて

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  ・実は、子供学力だけでなく、大人の学力も低下している。

  ・日本人ライフスタイルを、脳力が高くなるようにしなくてはならない。

  ・2000年では1人あたりのGDPが3位 -> 2006年には18位に低下。生産性が落ちている。

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  ◆ フィンランドメソッドについて

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  ・今流行フィンランドメソッドについて。

  ・フィンランド見学に行き、直接見て、いろいろと話を聞いた。

  ・これなら、世界で知能が一番高いのは当たり前だと感じた。

  ・とにかく教科書が難しい!フィンランド小学校1年生の教科書は、日本でいえば小学校4~5年レベルだ。

  ・当然、落ちこぼれる子も出てくる。だが、多くの教員や原則無料教育によりそれをクリアしている。

  ・1クラス23人に教員が3人、その他、テキストを用意したり、学校事務を行う補助要員がクラスに1人いる。

   これだけいれば、さすがに簡単には落ちこぼれは出ない。

  ・小学校から大学まで、全て教育費は無料教科書ノート鉛筆等文具も無料

   要するに教育に一切、費用は必要ない。

  ・当然、社会的には膨大なコストがかかっている。

  ・日本でそれを行うには、かなりの意識の改革が必要だろう。

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  ◆ 日本教育の強みとは

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  ・日本教育予算は、先進国中最低。

  ・しかし、それでさえ、なぜか2000年以前は、かなりの成績を収めていた。

  ・なぜか? 私は「系統だった学習指導要領」にあると思っている。

  ・各国を見て回ったが、「系統だった学習指導要領」があるのは日本だけだった。

   これが日本の貧弱な教育環境において、日本子供にかなりの知能を与えていた原因かと思う。

  ・だが、その優れた学習指導要領も、2000年以降ゆらぎ、その結果、学力の低下が起きたのではないか。

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  ◆ グローバリズム教育

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  ・教育グローバル化が始まった。

  ・国境を越えて、優秀な人間世界を巡る時代が始まった。

  ・グローバル時代に、知能の力がないのは、子供達の未来を閉ざしてしまうことになる。

  ・10年前、アジアから米国への留学生日本人がいちばん多かった。

  ・現在は、インド中国韓国日本台湾 の順になってしまった。

  ・しかも、日本人は10年前より留学生は減っているのだ!

  ・なぜか?日本人留学しようとしても、基礎学力が足りず、入学できないのである。

  -ここで中国小学校での英語教育風景ビデオが入る。

  ・あまりに驚いたので、「我々見学者のために、特区の小学校を回っているのか?」と聞いたら、これは中国ではすべての小学校で行われている、と言われた。

  ・中国小学校では、小6では英語の授業は英語で受ける。

  ・小学校卒業時の英語目標は、「日常生活に、実用的に活用できるレベル」である。

  ・低学年で週に5時間、高学年では4時間英語の授業を受ける。

  ・日本の現状は、小学校では、今はそもそも英語の授業は行われていない。(ローマ字ならある)

  ・次の指導要領で英語の授業が入ることが決まったが、週にたったの1時間、しかも目的は「異文化理解」である。

   中国レベルとは比較にならない。

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  ◆ 子供の伸びる家

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  ・今、住宅メーカーと共同で、「子供が伸びる家」の研究を行っている。

  ・学習は「生活習慣がすべて」と言えるほど、生活習慣は大事なので、「子供の伸びる家」はそれを考えて作っている。

  ・とりあえず今の家で考えるというと・・・

   1/ダイニングに長机(田舎公民館に置いてあるような安物)を置く。

   -> ごはんを食べて、親が見ている横ですぐに勉強ができるように。食卓でやると、食事中に片付けなくてはならず、片付けるのが面倒。

   -> 長机は横に長く、奥行きが短いので、奥のほうがとりづらいということがない。横に長く置いておくほうが手が届きやすい。

   2/畳の間があったほうがいい。子供ごろごろできるのと、寝るときに、ベッドは落っこちるので、畳にフトンのほうが安眠できるので。

   -> ぐっすり眠れるのが、とにかく一番!「睡眠力」と名付けたいくらい。

   3/リビング本棚を置き、辞書図鑑などを置く。また、どの部屋にも辞書図鑑があるようにする。

   -> なぜか?それは、「わからない」 -> 「わかる」の時間が短いほど脳への定着が強く、結果として知能が上がるからだ。

     「後で調べとく」ではダメで、「今わからない事は今調べられる」ような体制を作っておくのがよい。

   4/親の手伝いや部屋の掃除子供の知能を高める。イモの皮むきができる子のほうが、できない子よりも知能が高くなる。

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  ◆ 東大と親の収入について

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  ・結果的に言うと、東大普通の家庭から行っている子も多い。

  ・なぜ「親の収入が低いと合格しない」などという神話が出来たかというと、

   昔の東大は、とんでもない高収入の親がたまにいたので、彼らが平均値をぐっと上げていた。

  ・また、10年ほど前に、中高一貫校では中学高校の内容を前倒しで教えてよいことになったので、中高一貫の私立高校が有利となった。

  ・しかし、実は東大は、あまりそういう子を取りたくない。

  ・そこで、東大は、年収400万円以下の家庭は、授業料無料になっている。

  ・実は東大東京出身の子が多く、東京ローカル学校とも言える。

  ・現在東大は地方の公立高校を回り、優秀な生徒を狙っている。

  ・教育再生会議で言っていたが、小さい頃から外の風に当たらず、知識だけを植え付けられた子は、

   好奇心が育っていないので、大学で新しい研究などできるわけがない。

   東大はそう考えている。

  ・子供たちの脳をすり減らさない教育が求められている。

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  ◆ 虫食い学力について

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  ・近年、目立ってきたのは「虫食い学力」である。

  ・「虫食い学力」とは、計算漢字などの基礎を徹底していないため、知識や技能が虫食い状態となり、結果、それが上級の学年に進んだときに致命的な弱点となり、理解を妨げることである。

  ・中学生に小学1年レベル計算をさせると、○-7、○-8を間違える子がけっこういる。

  ・漢字について、6年生では3割の児童しか、指導要領漢字全部を覚えていない。

  ・割合、分数の計算を理解していない子がかなりいる。

  ・上級の学年は、それらの知識が前提となるので、そこがネックとなり、ついていけなくなる。

  ・この場合、親や先生が叱責しても激励しても、何の意味もない。どこを理解していないのか、まずプロの目できちんと見ないと駄目である。 一人一人、テストの1つ1つの問題を細かく見ていき、何を理解していないかを見つけていく。

  ・中高一貫校でもこの虫食い学力問題はある。

  ・中学生に100ます計算をさせると、方程式などの難しい問題も解けるようになる。

   やはり基礎的な計算力が足りていなかったと考えられる。

  ・塾経営者と話した時、この虫食い学力問題が話題になった。受験専門の塾では基礎、基本の徹底をやらないので、こういった基礎のついてない子は伸びず、大きな問題となっている。

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  ◆ 100ます計算について

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  ・100ます計算は、私が思いついたものではない。

  ・「計算の反復練習」という、本来しんどい、つまらないものを、面白く取り組めるための1つの手段だ。

  ・毎日、同じ問題をやる。あっという間に記録は上がっていく。

   実は、違う問題でも、同じ問題でも、計算力向上の効果は全く変わらない。

    -> 褒めてもらえる -> 自信がつく -> やる気が出る。

  ・9ヶ月で知能指数が9ポイント上がる。

  ・学力偏差値は、4ポイント上がる。

  ・不思議なことに、100ますを続けると、もっと深いところで学力が上がっていく。

   授業もやりやすくなる。

  ・特に日本の子の、学習の最も妨げとなるのは「学力コンプレックス」である。

  ・日本の子は、褒められて育てられていない。たいがいの場合は「おまえは駄目だ」と言われて育つ。

   それにより、何においても自信のない子が非常に多い。

  ・100ます計算は、大人でもだいたい2分はかかる。

  ・それを、小一でも、1ヶ月ほどで1分45秒を切るようになる。

  ・大人を負かすほどの計算力がつき、褒められる。結果、自信のかたまりのようになり、

   「学力コンプレックス」とは無縁の「成長モード」に入り、学習スムーズに行える。

  ・方程式も、100ます計算でできるようになる。

  ・「同じ事を3日連続でやる」のが大事である。

   -何日間同じことをすると、記憶が定着するか?のグラフ

  ・3日間同じ事をすると、記憶はよく定着する。

   それ以下ではすぐ忘れてしまう。それ以上やってもあまりスコアは伸びない。

  ・よって、計算漢字英単語も、記憶を定着させたい場合は、「3日連続で同じ事をする」が有効である。

  ・1日10分でもよい。それで頭の回転を上げることができる。

  ・「自信」 -> 「成長モード」が大事である。

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  ◆ 「睡眠力」と「朝ご飯」について

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  ・「睡眠力」を育てるのは、非常に重要である。

  ・知能開発の7割は「早寝」「早起き」「朝ご飯」の生活習慣により決定してしまう。

   -睡眠時間記憶定着のグラフ

  ・睡眠時間はやはり7~9時間がいちばん良い。

  ・9時間以上の寝過ぎは、睡眠の質が悪い。

  ・「ぐっすり眠る」のは能力スキルと言ってもよい。

  ・朝ご飯をとにかく「しっかりとる」こと。

   -グラフ睡眠導入時間・朝食の食材数。

  ・子供は、P.M.8:00~9:00までに寝ると、一番知能指数が高くなる。

  ・朝食の食材の数が少ないと、知能指数が低い。

  ・朝ご飯を食べていないと、非常に知能指数が低い。

  ・朝ご飯を食べずに登校するグループに、朝食を取らせるようにしたところ、知能指数は6ポイント上がった。

  ・手っ取り早く言えば、「朝は湯気の出るおかずを食べさせてください」ということ。

  ●パン+ジャム+牛乳だけではダメ。脳に必要なアミノ酸がとれないから。

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  *なお、文中「グラフ」の統計は、大きな学校に協力してもらい、厳密にとったもので、

   サンプル数等も有効な範囲であり、いいかげんなものではない。

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  ◆ TV・ゲームケータイについて

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   -記憶とTV視聴時間グラフ

  ・TVは1日2時間まではOK。できれば1時間程度に。

  ・TVを1日5時間以上見ている子は、必ずイライラしている。

   睡眠時間減、神経が高ぶって睡眠が浅くなるので。

  ・ゲームは1日30分程度ならOK。

  ・ケータイも、子供にとってメリットはほとんどない。

   なるべく子供からディスプレイは遠ざけること。

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  ◆ 読書は知能を高める

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  ・読書は知能を

2009-02-13

2009-01-19

http://anond.hatelabo.jp/20090119111504

⇒これで親が安心してわざわざ私立学校に高い金払わなくなる⇒教育コストの低下

⇒財源は税金

とかにしたら多少マシになるかなあ。無理だけど。

2008-11-24

http://anond.hatelabo.jp/20081123132348

所得格差階層の断絶を広げるのは確かだと思うけど、

学費の高い私立学校学習塾が力を持つ以前からも、東大学生は高い階層の生まれだったんだよね。

だから、これは教育にかかる金銭的なコストの問題だけじゃないと思う。

2008-10-25

要は、勇気がないんでしょ?

ときどき、

今の小学生とguri_2が小学生の頃と比べると「本質的に違うと言わざるを得ない」とか「子ども達に最初からセットされている『やる気メーター』が、

信じられないくらい低い数値からスタートしている印象。

その状況で授業をするのは、かなり厳しい」とか、

つまるところ「自分たちは苦労してるのに、小学生がちゃんと反応してくれなくてむかつく!」みたいなエントリーを読むと、

だったら自分で私立学校作って、学園長になったらいいんちゃう?と素で思うんですが、そういうもんじゃないのかなぁ。


気持ちよく過ごせないのは周りじゃなくて自分が原因です。

2008-10-19

イデオロギーを伝えるのが新聞の役目か?

事実を伝えるのではなく、イデオロギーを伝える事に熱心な新聞はいらない。

朝日産経も。

http://sankei.jp.msn.com/life/education/081008/edc0810080731000-n1.htm

日教組学力の関連を書いた記事だが、酷い。

問題は3点(本当はもっと。)

1.議論の土台となる統計が不適切なものを使っている。

2.例外事項を無理にいれて統計台無しにしている。

3.因果関係の検討がない。

1.議論の土台となる統計が不適切なものを使っている。

組織率だけでは活動の過激さは分からない。

そこで日教組の「強さ」を測る指標として、平成19年と16年の参院選(比例)で、日教組組織内候補(民主党の計2議員)の総得票数を調査。今春実施された全国学力テスト(小6、中3)の国語、算数・数学の平均正答率の合計を都道府県別に比較した。

http://sankei.jp.msn.com/photos/life/education/081008/edc0810080731000-p2.htm


日教組組織内候補(民主党の計2議員)の総得票数」でわかるのは、民主党の2名の得票数以外の何物でもない。

理由は当たり前だが、

・得票数は有権者数に比例するので、得票数で比較しても意味がない。

民主党議員選挙結果日教組組織の強さに関連しているという検証がない。

つまり、この総得票数では日教組組織の強さは判断できない。明瞭な間違い。

こんなベーシックな間違い以外にも、不明瞭なところが多すぎる。

民主党議員が2名以上(2名未満)いた場合はどういう基準で選定しているのか?

平成19年と16年の参院選民主党の得票は大きく違ったが、どういう基準で選定しているのか?

候補者数が多い場合、一人当たりの得票数は少なくなるがどう判断すればいいのか?

あまりにも意味がない統計資料だ。


2.例外事項を無理にいれて統計台無しにしている。

日教組得票数が少ないものの、組合活動が強いとみられる地域では、学力テストの成績不振が目立った。

日教組得票率=日教組組合活動の強さ」という定義で行っている議論だから、「日教組得票数が少ないものの、組合活動が強いとみられる地域」は定義矛盾している。

一方、石川静岡の両県は日教組議員の票が1万5000票以上出ている地域だった。ただ、両県は「特に問題視されるような目立った闘争運動はない」(文科省関係者)という。

こんな文章をみると、日教組得票数と組合活動の強さそのものに相関があるか疑問だ。


3.因果関係の検討がない。

このような議論で忘れていけないのは、「AだからB」という結論に対して、「BだからA」または「C(隠れた原因)だからA+B」という可能性が存在すること。

原因だと考えていたAが、結果だと考えていたBから引き起こされている可能性もある。

例:「学力が低いから、組合組織が強い」(可能性は低いが、)

まったく想定していない原因Cが存在して、その結果として目に見える現象であるAやBが引き起こされている可能性がある。

例:「私立学校の比率が高いことが原因で、組合が弱くなり、学力は向上する」(可能性高い?)

  「一生徒あたりの教育予算が低いことが原因で、組合が強くなり、学力も低下する」

  

学力に関連する因子は山ほどあるのだから、因果関係を検証しなければ何も言えない。

クラスの生徒数/一教師あたりの生徒数/一生徒あたりの教育予算教員平均年齢/公立・私立率(教育行政比較)

県の平均所得/平均失業率(地方経済比較)

通塾率/親の年収/親の最終学歴/親の離婚率/核家族率/共働き率/出生率(家庭の比較)


本当に、この記事は信頼に値しないものだ。


きちんと数値で検討しようと思ったら、既に検証した人間がいた!

素晴らしい!!!

http://d.hatena.ne.jp/kei999/20081008

http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/blog/node/2282

公明党の強いところはもっと学力が低い

悲しい結果も。

朝日の姿勢に関しても下のリンクで批判してある。

http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/blog/node/2274

統計は適切に使わないとね。

2008-08-05

http://anond.hatelabo.jp/20080805210241

金がないというより欲望が肥大化しすぎてるだけ。日本より貧乏出生率の高い国なんかうじゃうじゃある。文化が違うとかいうかも知れないけど、今よりはるかに貧しい昔の日本のほうが出生率高い。

有名私立学校に入れて、塾や習い事も生かせて、ブランド物の服着せて、パソコン携帯もたせて、テレビエアコンベッドつきの個室もつくって、週末は必ず外食旅行に連れて行って、小遣いも毎月何万あげれる金を用意できるなきゃ生みませんとか言う人まで面倒見切れんでしょ。いややりたいなら勝手に支援してあげれば良いと思うが、個人的な感情としては自分の子供にすらそこまでカネすら使ってないのに赤の他人にやる気にはならない。

2007-08-29

格差を捉え違っている気がする

http://anond.hatelabo.jp/20070829100649

本人が自分の不努力を棚に上げて「格差・格差」と声高に自分への処遇改善を要求するのは、たとえワーキング・プア(現在努力しても稼げない立場だがそもそもそのような立場になるような経歴自体が不努力な場合もある)でも間違っているが、親や家庭環境が、そもそも勉強に専念出来る状況になく、高校時代から奨学金を借り、大学卒業時には300万円以上の借金を背負っていて、大学の授業料は当然免除してもらって、尚かつ生活費は自分で稼ぐ為にバイトをしなければいけない状況にある場合がある。その場合、例え真剣に勉強する気があったとしても物理的に不可能であったり、肉体的・精神ストレスを解消する為に休養が必要であったりして専念出来ずに成績が惨憺たる状態になる場合もある。

「格差」で問題視すべき点は、「格差の遺伝」であって、親が貧乏な場合に子供にチャンスが無くなるような状況だと思う。

親のせいにするのも何だが、どう考えても家賃とは別に毎月15万円の仕送りを貰って、携帯代は親が払ってくれて、教科書などの必要品はおろか車・パソコンなどの半贅沢品まで自由に買ってくれる友人の環境と、それら全てを自分で賄わなければならなかった俺の環境では、成績に差が出ても仕方ないと思わざるを得ない。これが良くない。バイトしなくても生活出来るくらいの福祉がなくては、「格差の遺伝」は阻止し得ない。まして、公立学校教育が崩壊し、私立学校・塾に行かなければ一流大学には進めない現在では尚のことだ。

追記。

増田の場合は稀な環境によって恵まれたかもしれないが、そうならない家庭も少なくはないし、仮に国立大までは行けたとして、中での争いに勝てない場合も少なくない。半年毎に10万円以上教科書代がかかったりするうちの学部はその教科書代の捻出だけでも悲鳴を上げていた。しかもアルバイトも当時103万円/年まで。それ以上になると児童扶養が外れて免除が減額され、授業料免除も半額もしくは無効になる。

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