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2013-07-05

お嬢様系だったという話

小さい頃からヴァイオリンを習っていたと話すと、それだけで「良家の子女」とみなされることが、ずっと不思議で仕方なかった。

そんな自分は両親とも公務員東京多摩東部(井の頭線沿線)の生まれで、小学校の時に北関東引っ越して今に至る。

修士号を取るまで在籍した学校経済事情優先で全て公立と、良家の子女になる要素は皆無。


東京にいた時はアパート暮らしで、近所にヴァイオリン先生がいたので、興味があって4歳から楽器を習い始めた。

自分の学区は児童の人数が多い、いわゆるマンモス校で、小学校入学したら同じ先生楽器を習ってる人が何人かはいるだろうと胸をときめかせたのだが・・・一人もいなかった。

一方、発表会では姉弟子に当たる中学生高校生の子たちが、ホールメンデルスゾーンバッハ無伴奏ホ長調を弾いているのを、順番の最初のほうで終わった自分はなんとなく聴いたり聴かなかったりで過ごし、最後は皆で合奏と、それはそれは大々的だったのだが、同時に「一体皆はどこから習いに来ているのだろう、近所じゃ見かけない人達だし・・・」と不思議でならなかった。

保育園から小学校に上がって、周りが皆幼稚園上がりで衝撃を受けたこともあり、子供ながらに結構しょんぼりしていたかも。


そして最近東京の頃の記憶をなぞっていたとき、長年の謎が解けた・・・気がした。


なんのことはない、どうやらその地区主婦のお母さんが圧倒的多数で、さらにその中でも家が裕福で、小学校幼稚園から私立に通っている子(特に女の子)だけがヴァイオリンを習っていたと、そういうことだったらしい。

少なくとも当時の東京多摩東部西武新宿線中央線東横線くらいのエリアでは、そういうケースが殆どだったらしい。

そして地方であっても、ヴァイオリンを習う子の、名士の娘さん率は高かったらしい。


確かにエスカレーター式の私立一貫校は受験に多大な時間を取られずに済むので、嗜みや教養の一環として何らかの習い事をさせるだろうし、それが女の子なら、楽器の一つくらいは・・・ということでピアノヴァイオリンを習うと。

それ以外だったら、親がプロ音楽家だったり、熱心なクラシック愛好者か楽器愛好者くらいか(地方の名士には愛好者多そう)。

ともかくそういう事情もあって、日本だとヴァイオリンは「お嬢様楽器」というイメージが強いと。


かくいう自分は父親がクラオタで独学でヴァイオリンを弾いていたし、ヴァイオリンレコードばっかりかけていたっけ。

もっとも、自分は非常に不器用で要領が悪いこともあり、しかも当時はクラシックが大好きというわけでもなかった。

結局受験楽器のレッスンを両立させることは出来ず、今ではアマオケのその他大勢で弾くのがやっとだったり。

4歳からやっていてメンデルスゾーンも弾けない、ノイズ生成器に近い。

幸い、大人になって薄給仕事ながら時間の余裕は出来たので最近レッスンを再開し、今度こそメンデルスゾーン・・・ということになった。

それもこれも、昔の発表会で生演奏を聴いてしまたからだ。単なる懐かしい思い出であっても、その音が耳から消えることはない。

弾いたあの子は今頃何してるのかな・・・

2013-06-06

http://anond.hatelabo.jp/20130605235051

よく分かったね。お察しの通りバイオリン

今はオケ室内楽やってる。オケブラームスベートーヴェン交響曲が好きかな。室内楽はアイネレベルのごく簡単なのを遊び程度に。


そんでソロで弾きたいのがメンコンバッハシャコンヌ

チゴイネルワイゼンモーツァルトヴィオッティもフランク無伴奏ホ長調もやったことないのに、身の程知らずもいいところだと我ながら思う。

ましてやパガニーニ協奏曲ネル・コル・ピウなんて、体の自由が効く年齢のうちに弾けるかどうか。

でも、どうしても弾きたい気持ちが抑えられなかった。特にシャコンヌは昔から好きで好きで、殆ど恋焦がれていたと言っていい。

パガニーニはとんでもなく難しいけど、それ以上に極上のカンタービレに惹かれてしまう。


大学の先輩方はエチュードでローデを弾いたり、パガニーニのカプリスやチャイコ協奏曲に憧れる人達だった(ただし冒頭しか弾いてるのを見たことない)。

甘くしなやかかつドラマチックな音を出す彼らは、つい適当に勢いだけの荒っぽい音で弾きがちな自分を全く評価しなかったけど。


先生は、レッスンのたびに色々否定されるのは確かに辛いけど、それも修行のノリで続けられるうちは、師事してみるつもり。

バイオリンジプシー発祥らしいけど、習う人までジプシー化するのはあんまり良くないと思うので。

2013-01-02

新年抱負じゃないけど

今年は3月まで仕事忙しいけど、春になって暇になったら、アラフォーの手習いとしてバイオリンを再開しようと思う。

高校の時、バッハコンチェルトを弾いて卒業したんだけど、その後学生オケアマオケをやるうちに、再び先生にきちんと付いて、もっとソロの腕を磨きたくなったので。

目標メンコン

でもいきなりは絶対無理なので、より演奏が容易な曲で鍛えてからになると思うけど、調べた感じだと


バッハ無伴奏ホ長調ヴィオッティのコンチェルトモーツァルトコンチェルト3番→モーツァルトコンチェルト4番→フランクorフォーレorブラームスソナタ(ローデ併用)→ヴィターリのシャコンヌブルッフコンチェルト1番→ベートーヴェンコンチェルト


と、ここまでやってやっとメンデルスゾーンらしい。

ちなみにラロとかスコットランドとか、チャイコブラームスコンチェルトもっともっと難しくて、究極的にはパガニーニエチュードにしつつバルトークコンチェルトになるのだそうな。

ウヘァって感じ。バイオリンどんだけ奥深いんだ。

そしてこれらを高校までにやってしまプロはどんだけさらってるんだ。


ともかく、頑張るしかいか

 
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