はてなキーワード: バカ日本地図とは
福島県全体がパッとしないのは震災前からあって(バカ日本地図には「謎」とか書かれたし)、日本海側の「会津」、太平洋側の「浜通り」、その中間で新幹線が通る「中通り」の3地方を有するこの県の面積は、最近TOKIOさんもCMで言ってるとおり南関東1都3県の面積に匹敵する。各々がいい特長を持っているが、県の日本一はコレです、ってのは少ないかもしれない。
とはいえひとつになって百数十年以上たてば「福島県民」というアイデンティティがあるわけで、分県だの廃県だの改名だののたまう輩はおんつぁげす、って感じだ。
だいたいはまぁブコメで言及されてるとは思うが、ややマイナーどころとして駅伝と合唱が強いことは強調しておきたい。誇りとするところである。「山の神の柏原君っていわき出身なんですよね?」「合唱めちゃ強いって聞きましたよ!」と県民に言えば喜んでこたえてくれるぞ。
「知らなかった」でもいい。これから知って、食べて、来てみてくれればなおいい。まずはお近くのニューデイズか販売店で酪王カフェオレからだ!
https://www.google.com/maps/d/embed?mid=1k3vKtP7WN7UZPKxESCxnxhKswpI&hl=ja_JP
それはクリームボックス。県中の郡山市を中心に地元のパン屋さんで売られている。セブンイレブンでは県内限定販売だったが、最近はファミマで全国に置いてあるな。
他には関東でも新宿の「ポンパドウル」でも売ってるらしいし、物産館イベントとかで出る「酪王カフェオレクリームボックス」もオススメだぞ!
生まれてから福島県で生きてきて、これほど郷土愛というか、県民ナショナリズムを実感させられることはなかった。独立が脅かされる中小国もこんな感じなのだろうか。
元々震災前は影の薄い県(バカ日本地図では「謎」)だったし、福島を離れることになっても特に郷愁以外には感じないだろうと思っていた。
けれども、震災と原発事故が起きて、福島が「フクシマ」と呼ばれる事態に至って、私は、私と私の家族と、私の愛する人を守るために、いろいろなものに悩まされ、そして戦わなければならなくなった。
私はあのお手紙事件があろうとなかろうと、山本太郎議員を支持していない。原発は代替手段があればこだわらないし秘密保護法は現行では反対だが、彼の言う「脱被曝」とそれにまつわる政策、あと数々の陰謀論とその支持者には賛同しかねる。
未だに彼を支持する福島県民と話したことはないが、きっとそれは私の交友範囲の狭さに起因するということなのだろう。震災後に福島を離れ東京で暮らし、街頭演説を直に見た知り合いですら嫌っているのだから、私の見方は偏っていると思っていただいても構わない。けどまあ、反原発デモが東京ほど盛り上がらないこと、福島市で「自主避難者が安心して帰還できる」ことを政策に掲げた候補(非自民)が市長になったことは知ってほしい。
勿論、山本議員には情報開示やネット活用など評価すべき点もあるとは思うが、それが政党に属さない彼らの取り得るべき戦略なのだろうし、それを通してみた上でも、彼が東北や国民ではなく杉並の支持者の方を向いているのだなとしか感じられない。
しかしながら、Togetterや2chで素っ頓狂な発言をする急進的反原発派を嗤い、議員の言動をスクラップしているうちに、嫌いな奴のために一日の数時間を費やすのも阿呆らしくなってきた。
言動や政策をまとめサイトに粛々と更新したところで一銭にもならないのだし、それに斎藤環氏の「外傷性の絆」の話を持ち出すまでもなく、事実を述べたところで簡単に考えを変える人がいないことを痛感した。ただの燃料にすらならないのだ。
私は「反原発」という怪物を目の当たりにして、初めは理性的に振る舞おうとしながらも、結局は自分も怪物になりつつあった。
震災以後わかったことは酪王カフェオレの美味しさで、お手紙事件で再確認させられたのは海外から見た福島の評価だった。
これからどうするべきかと考えていて、「応援してます」と福島県産の食品を送ったらナイフや銃弾のように扱われるのかと夢想するが、こんなに美味しい物をわざわざ金まで出して食わせてやるものかと思いとどまっている。