はてなキーワード: ニセ科学とは
いわゆる「ニセ科学批判」に於いて、目指す方向、やろうとしていることは概ね賛同できる。
なのだけど、「批判」という用語を使うことに伴う語弊が大きすぎる気がしてならない。
下手に喩え話を出すと色々突っ込まれる事とは思うがあえて書くと、
たとえばタバコや飲酒をやっている高校生が居たとして、それを高校の教師が「生徒批判」したとしたら、言っていることがいくら正しくても、「生徒批判批判」が起こるのではないかという事。何を他人ごとみたいな言い方してるんだと。教師としての立場をわきまえろと。普通、こういう場合は「生徒批判」ではなく、「生徒指導」という言い方が用いられる。社会的な立場として、教師には「批判」ではなく「指導」という行為が期待されているという事だ。
では、大学の教授が、社会に対して公に「ニセ科学批判」することに関してはどうなのか。本人は、ただ人として正しいことを言っているだけなのかもしれない。しかし、社会的には、「教授」という肩書きを表明した瞬間から、どこへいっても「先生」と呼ばれる存在である。本人が好むと好まざるとにかかわらずだ。したがって、この場合、立場上は「批判」ではなく「指導」であることが望ましい。さもないと、「ニセ科学批判批判」が起こる。
もっとも「指導」という言葉も、なんだか手垢がついてしまっている言葉なので、もっと他の言い方がないものかと考えている。「ニセ科学指導」などというと、ニセ科学を推進しているかのように誤解される恐れがあるし、他の言い回しだとどんな言い方があるだろう?。「ニセ科学指摘」「ニセ科学訂正」とか?
お前は俺か、というぐらい同意。というか同じこと考えてた。
結局ね、ニセ科学を批判する奴の中にも二種類いるんだよね。本当に専門知識に基づいてやってる系と「ネットde真実」系。
前者はきくち先生とかNATROM先生とかまあ本職の人たち。自分の専門性の範囲を踏み越えないから内容にも安心感がある。
後者はまあはてなとかついったとかに多い「日曜ニセ科学ハンター」。ホメオパシーとか血液型とかに「これはひどい」タグを付けまくるけど実際のところ自分では何もわかってない。そして今度原発事故みたいなのがあると「小出先生」とかをマンセーして早野先生や野尻先生みたいな、むしろ脱原発寄りの「善意の第三者」を「エア御用」(笑)認定したりする。自分たちがトンデモ異端審問官になってることに気づいてないんだよね。
なんでそうなるかっていうと、体系的な勉強をしないで「トンデモ批判」系のわかりやすいまとめを読んだだけでわかった気になっちゃってるから。だから逆にトンデモが作ったわかりやすすぎる解説(もんじゅデマとかガンダーセン「先生」とかスターンバーグ「大先生」とか、あるいは巧妙さは一段上だけどECRRとかね)にも簡単にひっかかる。その極致が誰とは言わないけどほら、菅直人に会ってきたとかはしゃいでた某IT馬鹿のなんちゃって「エンジニア」とかさ(逆に言えばそういうのを信用しちゃう菅自身が「ネットde真実」レベルなんだよね。あれで東工大とか信じられない。同僚の東工大OBも口を揃えて「母校の恥」って言ってたよ)。
ニセ科学批判が科学的な行為なら、ニセでない科学批判もまた科学的な行為になるはずだと思うけど、
「ニセ科学批判行為」そのものが理論的仮説の提唱とその実験的検証に耐え、かつその科学論文が権威ある論文誌に掲載され世界的に認められていれば科学といえるが、それはない。
証明終わり。
補足 横ネタ
ホメオパシー は 科学的か? という 命題に対する2つの答え
1 科学的の意味は多様であるが、非専門家においては、科学的に証明されていない、効果がない という意味で非科学的という言葉が使われることがある。
2 ホメオパシーには諸説あるが、ブラセボ効果のような心理学的効果は存在する。
3 ホメオパシーには、薬学的効果は現段階では、有意義に証明されているとは言い難たい。(少し譲って、議論中である)
4 よって、ホメオパシーは、十分に証明されてない、否定されている学説が主流であるという事を前提として
日常会話で ホメオパシー は 非科学的と使われる分には 一定の合理性がある。
A ホメオパシーは 医学が発展途上の際に 薬を飲めば直る という誤った知識が広まっていたことを1つの背景にしている。(以後 暗黙的にホメオパシーはという前提でを省略する)
B 貴族の奥様方などが、善意から 高価な薬を他人に飲ませる 飲ませたいという要望があった
C しかし、医薬品・医薬部外品などの分類が十分に出来ていなかった時代、薬の投与を素人が行うことは危険であった。
D しかし、善意の薬の配布という事は、禁止しても科学的知識がないから行っているという層なので、実施されてしまう
E こう言った自体を防ぐために、偽薬を配布することには一定の合理性がある。
F 偽薬の配布には偽薬であるので、偽薬に効果があると虚偽の申請をする必要があるが、それは科学的である。
回答2 ホメオパシー は 科学的(薬物の乱用を防ぐための偽薬配布という目的に対して)
元来、薬物の乱用を防ぐための偽薬配布メソッドであるホメオパシーに対して、薬理的効果を追求することは合目的性という観点から非科学的であるし、必要悪の世界なので、悪い行為であるという指摘はナンセンス。
よって、ニセ科学の合目的性を考えず、異なる合目的性を主張して非科学的という行為そのものは非科学的である。
ニセ科学その物は、パニック防止、誤用防止などの心理学的な分野から施工されている事があるので、そういった、分かってやっているものに対して
モンペへの反感と、教師の手法を肯定するかは、また別問題だがな・・・
色々と占いによるハンドリングを肯定したくなる方に話を調整してある気がするなあ
俺も気分的には肯定したいが、肯定するとやばい気がしてならん
はてな論壇()の見解としては、血液型占いはNGじゃなかったっけか
根拠のない遊びと分かっているにしても、ある程度信じているにしても、いずれにせよ血液型による差別的取り扱いに繋がるから駄目だという結論になっていなかったっけね?