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2009-10-23

http://anond.hatelabo.jp/20091022141906

結婚式が近くなってからのキャンセルだとゲストに迷惑がかかるから早めに離婚したほうがいいよ。

http://anond.hatelabo.jp/20091022141906

障害のある子を持つ親として、奥さんの意見は悲しく、寂しく、心が痛い。

たとえ家族であっても、叫び癖や多動の障害を持った人に対しては(それが成人としても)奥さんは出席を拒むのだろう。

追記

「拒む」は言い過ぎだったかもしれない。でも(失礼を承知で言えば)、妹さんのお子さんが赤ちゃんじゃなくて(健常の子ならおとなしく待てるぐらいの歳まで育った)叫び癖のある障害者だったとしたら、

ずっと、厳粛で静謐な式を挙げたいという夢があった。

妹の娘(息子)は突如わめき始めたりするので、それで式の厳粛で静謐な雰囲気が損なわれるのが耐えられない。

なので式の間だけは、そういった子を面倒見る人(実在する)を雇って式場に待機してもらうので、その人に預けてもらいたい。

もしくは、入り口付近とか、わめいたらすぐに出られる所に座ってもらいたい。

以上を、僕から(僕の)妹に伝えてもらえないだろうか。

もちろん披露宴は、お客様結婚を披露し我々がおもてなしする場なので、障害者を含めゲスト全員に出席していただいて構わない。

ただ、神の前に誓いをたてる、一生に一度の式は、二人のためのものだと思っている。

だから私のこの希望を反映させてほしい。

と言ってたのだろう。

実際そういった考え方が多いのは知ってるし、レスにしてもブクマにしても奥さんに共感する人が多い。そういう人も同様の要求をするのだろう。

また、「奥さんの言うとおりにしてやれよ」とのレスブクマも多い。そういう人は奥さんから上のような要求があったとき、"障害のある子を持つ妹"にそれが言えるのだろう。

http://anond.hatelabo.jp/20091022141906

式場が子供NGだということにして、

そのために託児所付の式場を探すとかしたらいいんじゃなかろうか。

そんなものがあるのかどうかもしらんけど。

それか結婚式は2人のためのものだというなら2人だけでやって、

披露宴からだけゲストを入れるとか。

2009-10-22

折衷案

http://anond.hatelabo.jp/20091022141906

「なぜ、私の夢を無視するの? 私は厳粛な結婚式をやりたいのよ」なんですね? じゃあ「何をもって『厳粛』とするか?」ってところから、始めないといかんのでは? 赤ん坊が泣くかどうかと厳粛かどうかは、実は関係ないんじゃないですか? 必要なのは元増田と奥さんが「厳かな雰囲気の中、常に注目される状態にあること」ですよね?

赤ん坊が泣きだしても、俺は絶対に、そちらに気を取られたりしないと、誓ってあげてはいかがでしょう。

奥さんにとっては、披露宴はお披露目だけど、結婚式は二人が永遠の誓いをする神聖なものであり、二人が誓い合うことがメインなのであって、ゲストは二の次なわけです。なぜ、ゲストに遠慮しなくてはならないのかわからない。主役である自分たちが一番輝けばいい瞬間なのにと思ってるわけです。

奥さんが、なぜ、「二人だけの式」を拒んだのかは、ちと、わかりかねますが。たぶん、観客としての親戚が必要なわけです。赤ん坊は観客になってくれないからいらない。

で、元増田としては「お祝いに来てください」と招待しておいて、「自分たちの観客にならない人は入場お断り」なんて言えないと言ってるわけです。

奥さんにわかってもらわなくてはならないことの一つ目は「結婚式の招待客は、ピアノの発表会の招待客ではない」ということです。そりゃあ、クラッシックコンサートに出演するときに、親戚といえども赤ん坊連れで来るなんて言ってきたら、お断りしたくなるでしょう。自分が主役なんですから、主役のことをそっちのけにする客はいらないでしょう。でも、結婚式の招待客が見届けたいものは、二人の晴れ舞台ではなく、二人が今後お互いの力を合わせて生きていく決心をするところ、です。

その厳かな場において、赤ん坊の泣き声くらい、どうということはない。泣きたければ泣かせておけばいいではないか。二人の厳粛な気持ちはいささかもゆるがない。そう約束する。ってセンではいかがでしょうか?

そして、奥さんにわかってもらわなくてはならないことの二つ目は「こういったことはたびたび起こる」ということです。まったく別の生活環境で大きくなってきているのですから、何か大事なことを決めようとするたびに、こういった揉め事が起こります。お互いに自分の気持ちに気づき、譲歩できることは譲歩し、出来ないことは形を変えられないか考え、ギリギリまで我慢することになります。それが、他人と暮らすということです。

元増田自分の妹を信じてやれますね? では、「万一、妹の子供が泣いても、室内から退場しなかったら、式場の人に外に連れ出してもらうよう頼んでおくから、妹を信じて、普通に出席させてやってくれ」ということで、奥さんの了承は得られるのではないでしょうか?

妹さんには「出来るだけ静かに進行させたい」という奥さんの希望だけを伝えておけばいいと思います。それでわかるでしょう。

200910222344追記

ymScottさん。

彼女の言い分

(中略)

泣いたらすぐに出られる所に座ってもらいたい。

僕の言い分

(中略)

もし本当に泣いてしまって、(現実的には考えにくいが)妹がそれを放置する様なことがあれば、

当然式場の担当者に外に誘導してもらう。

妥協部分は、最初からお互いの言い分の中に含まれていますよ。「妹さんの子供が泣いたら、すぐ外に出てもらう」でファイナルアンサーです。最初から。

なのに、なぜ、元増田が、ここで一致しているということに気づけないかというと、元増田はあくまでも「妹の自由意志に基づいて」ということにこだわっているからです。

私は奥さんのことを、ことさらひどく書いたつもりがないんで、いったい、なんで「これはひどいタグが付いてるんだかわからないので、もし、お時間がおありなら、ぜひ、説明していただきたいところです。

ただ、私は「元増田を説得する」というコンセプトで書きましたから、元増田の視点からモノを見るようにはしています。そこが気に入らなかったのでしたら、これはもう、立場の違いということで、ご了承いただきたいですね。

http://anond.hatelabo.jp/20091022141906

これから先のあなたの時間を奥さんのために使うのか、

あるいはゲストのために使うのか、

どちらかを考えて決めればよいのでは。

結婚生活は、式が終わっても続きます。

その中であなたの人生に大きく関わってくるのはゲストなんでしょうか。

奥さんなんでしょうか。

http://anond.hatelabo.jp/20091022163043

嫁が譲歩しているのはどの点だ。

1) なので式の間だけは、ベビーシッターを雇って式場に待機してもらうので、シッターに預けてもらいたい。

2) もしくは、入り口付近とか、泣いたらすぐに出られる所に座ってもらいたい。

3) もちろん披露宴は、お客様結婚を披露し我々がおもてなしする場なので、赤ちゃん含めゲスト全員に出席していただいて構わない。

http://anond.hatelabo.jp/20091022141906

僕としては、お招きしたゲスト(妹)が、夫と子供を連れてくると(好意で)言っている以上、それを歓迎すべきだと考えました。

なんだか非常識な兄妹だね。

夫がいるなら普通妹の方から「子供が泣き出して迷惑かけちゃうといけないから、申し訳ないけど今回は私だけ出席させてもらって夫と子供はまた別の機会にお祝いさせてもらうね」と言ってくると思う。普通常識があれば。

「夫と子供を連れて出席する」という妹の申し出自体が非常識で他のゲスト新婦新婦側の親族に失礼なのに、その妹の申し出を「好意で言ってくれている」としか思わないなんて・・・。悲惨だね。

http://anond.hatelabo.jp/20091022141906

元増田は妹夫婦のことばかりゲストゲストと言っているが、他のゲストのことは何にも考えないの?

正直、赤ちゃんの泣き声を笑って許容するのなんて血の繋がった親族くらいだよ。

親族だけで結婚式披露宴やるなら別にいいけど、赤ちゃんになんか全く興味がなく全然かわいいと思っていない(もちろん表面上は元増田妹の赤ちゃんがその場にいれば「かわいいね」と言うだろうが)ゲストも呼んでると思うけど。

赤ちゃん元増田側の親族なんだから、元増田は嫁に言われるまでもなく他のゲストへの配慮として赤ちゃんの騒音対策をすべきだよ。

元増田結婚式でも披露宴でも赤ちゃんが泣き出しても会場にいればいいと思ってるみたいだけど、それでいいの?

披露宴でスピーチとか余興とか頼んでるんじゃないの?

ピーチとか余興のときに赤ちゃんが泣き叫んでも、それはスピーチや余興をしてくれているゲストに対して失礼じゃないの?

元増田自分親族のことばかり気にしてるけど、まず優先すべきは自分親族ではなく他のゲストだよ。

まず、そこに礼儀を尽くせよ。

http://anond.hatelabo.jp/20091022141906

俺は奥さん(候補か)の肩を持つなぁ。

そういえば「行列の出来る法律相談」で、泥酔した友人がスピーチ過去の悪さをぶちまけて

式がだいなしになっても、

「その友達を呼んだ、そしてスピーチを頼んだ新郎新婦責任

ってのがほとんどだったような。

赤ちゃんが泣き出したら妹がなんとかしてくれるだろうとか、「ゲストを信頼する」という姿勢は立派だけど

俺は責任を負わないというふうに見られるんじゃないかなぁ。

http://anond.hatelabo.jp/20091022141906

嫁の言い分が正しい、以下理由

結婚式の主役は花嫁である。

・赤子を式に連れてくるのは重大な失礼である。

・式はクラシックコンサートや高級レストランよりもマナー重要である。

・妹はゲストだが赤子はゲストではない。

・本当に泣いてしまったら妹が連れ出そうが出すまいが式はぶち壊しになる。

念のために、そこまで言うなら自分で妹に伝えてくれって増田が嫁に要求するのは最悪手

常識として赤子を連れて参列すること自体がそもそもありえないことだと思ってくれ。

それは新婦の強い意向があった場合にのみ許される。

結婚式

僕には少し前に入籍を済ませた妻がいて、結婚式を計画している。

僕には妹がいて、彼女には1歳前後赤ちゃんがいる。

妹は僕の結婚をとても喜んでくれていて、旦那さんと赤ちゃんと3人で行くからね、式を楽しみにしているよ、と言ってくれた。

これに妻が難色を示している。

彼女の言い分:

ずっと、厳粛で静謐な式を挙げたいという夢があった。

赤ちゃんは突如泣き始めたりするので、それで式の厳粛で静謐な雰囲気が損なわれるのが耐えられない。

なので式の間だけは、ベビーシッターを雇って式場に待機してもらうので、シッターに預けてもらいたい。

もしくは、入り口付近とか、泣いたらすぐに出られる所に座ってもらいたい。

以上を、僕から(僕の)妹に伝えてもらえないだろうか。

もちろん披露宴は、お客様結婚を披露し我々がおもてなしする場なので、赤ちゃん含めゲスト全員に出席していただいて構わない。

ただ、神の前に誓いをたてる、一生に一度の式は、二人のためのものだと思っている。

だから私のこの希望を反映させてほしい。

(ちなみに妻は、赤ちゃん自体は好きだし、妹の赤ちゃんも可愛がってくれている。)

僕の言い分:

厳粛な式というコンセプト自体はわかるけど、

ゲストに釘を刺したり注文をつけたりするということはゲストを信用していないということだし、失礼だ。

来てくださったゲストを「あなたは出席OK、あなたは外にいて」と、主催者側が選別するのは傲慢だ。

傲慢な選別をした上で見かけ上「厳粛」な式を挙げて、何になるのか。

挙式中どこに座るか、赤ちゃんが泣いたらどうするかは、あくまでゲストを信頼してゲストに委ねるべきだ。

もし本当に泣いてしまって、(現実的には考えにくいが)妹がそれを放置する様なことがあれば、

当然式場の担当者に外に誘導してもらう。

それでさえも「厳粛な式が損なわれる」と考える様であれば、ついていけない。

式はクラシックコンサートでも高級レストランでもない。

二人の式にお祝いに駆けつけてくれているゲストを選別したり注文をつけるような事はできない。

歩み寄りの余地は無い。

(ちなみに僕は 1.二人だけで挙式、2.結婚式をやらない という代替案を出したけど、どちらも却下された。)

現状

ということで話は平行線です。

彼女は、「あなたは自分価値観を守ることばかり重要視して、私の気持ちを理解しようともしない、希望を叶えるにはどうすれば良いか考えてくれさえしない。」と言って失望している様子。

僕は僕で、彼女の考え方は傲慢で失礼だという思いから逃れられない。

で、対立が対立を呼び、ついには離婚視野に入ってきてしまっている状況。

お願い

小町あたりで書いたら僕が吊るし上げられるネタだと思うんだけど、ここの皆さんはこの対立をどう思われますか。

解決案、お叱り、励まし、なんでも結構です。

追記1

ちなみに、妻と僕の実家は、僕たち夫婦にまったく口出しをしてこないでいてくれる。

なので、家どうしの対立という要素は皆無で、あくまで妻と僕の間の対立です。

追記2

妹に、妻の希望を伝えるぐらいはしてもいいのではというご意見いただきましたが、

僕としては、お招きしたゲスト(妹)が、夫と子供を連れてくると(好意で)言っている以上、それを歓迎すべきだと考えました。

それに対して妻の希望を伝えるということは、赤ちゃんは連れてこないでねという暗黙のプレッシャーを掛けることになると思っています。

お招きするゲストにそういった「連れてくるなよオーラ」みたいなものを示唆することは、ホスト側として失礼で傲慢だと、どうしても思ってしまいます。

追記3

たくさんのTBありがとうございます。

嫁も「自分価値観を守ることばかり重要視して、夫の気持ちを理解しようともしない」ように見えるのだが。嫁が譲歩しているのはどの点だ。

妻は元々、式・披露宴共に赤ちゃんNGという意見でした。

しかし議論の末、披露宴は譲る、という事になりました。

また、式中は本当は外にいてほしいがそこは譲歩して、泣いたら出て行きやすい席に座ってもらうだけでもいい、

とにかく厳粛な式がやりたくて赤ちゃんが泣いたらぶち壊しになると思っている事を、妹に伝えてほしい、

あとは伝えられた側に任せる、というスタンスです。

で、結局僕が引っかかっているのは、妻が赤ちゃんを少しでもNGと思っていることそのものな気がしてきました。

  • 来てくれるひと、特に家族は、赤ちゃんだろうが急に叫び出しちゃうような人(いないですが)だろうが、誰でも歓迎したらいいじゃんか。
  • 赤ちゃんは泣いたら外に出てくれればいいじゃんか。そのくらいの常識は妹にもある。
  • めでたい席なんだから細かく目くじら立てて「あなたは入ってよし、あなたはNG。」とかやらずに、泣いても「キーッ」とかならずに、寛大に家族みんなに参加して祝ってもらったらいいじゃんか。

という僕の考え方が根底にあり、赤ちゃんNGというのが、凄く偏狭な考え方に思えてしまいます。

当然赤ちゃんが嫌いな他のゲストもいるとは思いますが、妹・その子供・夫については、友達とかではなく、僕の家族なんですよね。

だから、すみません家族は寛大に受けれてほしい、拒否しないでほしい、という思いがあります。

また、妹夫婦は非常に遠方に住んでおり年に一、ニ度会えるか会えないかで、相当な手間をかけて来てくれるので、こちらからの注文は極力つけたくない、という気持ちもあります。

なんつうか、この増田結婚式に出た事があるのだろうか。

それが疑問だ。

結婚式には何回も出席しました。

子供赤ちゃんがいる式も何度もあったし、泣き始めたら必ず母親がすぐ外に連れ出していたし、それで場の空気が悪くなるという場面も見たことがありません。

むしろ、神父さんが誓いの言葉を読んでいる時に赤ちゃんがフギャーとなって、皆がクスクス笑ってほほえましいムードにつつまれる、という様なシチュエーションしか経験したことが無いんですよね。

だから妻から参加NGと言われるまでは、式で赤ちゃんが泣いて眉をひそめるとか、そういう人がホントにいるの?という感じでした。

追記4

さらに多くのTBありがとうございます。

シッターに預けるよう妹に伝えても妹は失礼と思わないのでは?というご指摘をいくつかいただいてますが、その通りです。

妹は無理に赤ちゃんを連れてこようとしているわけではなく、僕が断ったり、式の時は外にいてと頼んだ場合は、その通りにしてくれます。

単純に、遠方で泊まりの旅になるので、置いていきにくいという理由と、兄である僕に赤ちゃんを見せたいという理由で、一緒に行くと言ってきた様です。

なお、僕自身にもし赤ちゃんがいたら、止むを得ない理由が無い限り、人の式には連れて行かないと思います。自分も大変ですしね。

この件は、妻が式への赤ちゃん参加をNGと考えている事自体を僕が認めることができない、という話だという気がします。

増田が譲歩したことはなんなの? 離婚視野に入ってるのは双方?

僕はこの件だけに限定すれば、譲歩はしていません。

彼女の譲歩案は根底が「赤ちゃんNG。厳粛じゃなくなる。」というこだわりに貫かれており、いっぽう僕は、妻のその考え自体に引っかかっているので、譲歩の余地がないんです。

かなりどうしたらいいのかわかりません。

また、離婚視野に入っているのは双方です。

この先、子供が生まれて、赤ん坊が泣くたびに「なんで、こんなにギャーギャー泣くのよ」ってヒステリー起こすの目に見えてるもの。暗い家庭になりそうだ。

僕も同じことを妻に指摘したんですが、赤ちゃんそのものが嫌なわけではないとのこと。

あくまでも、厳粛な式という夢があり、その理想を叶えたいがために大人だけで式を行いたいとのことです。

僕は、夢見た一生に一度の式だからといって、自分家族を、例え赤ちゃんでも、入場お断り扱いにする/もしくは泣いたらいなくなってとあらかじめ釘を刺す、ということができません。(泣いたら/泣きそうになったら出て行くのは当然だとは思います)

厳粛な式が夢だったことはわかるし、だからそれなりの会場を見つけた。

だからといって、家族(の一部)の出席を断るのはやりすぎなんじゃないかと思うんです。

家族を一部締め出してまで行う「厳粛な式」がナンボのもんじゃい!と思ってしまいます。

ちなみに今回、僕の妹の赤ちゃんの話なので僕の家族びいきに見えるかもしれませんが、彼女側の家族赤ちゃんが相手でも、僕は全く同じように感じ反応します。

本当に増田自分は何も間違ってないと信じてて譲る気もないなら追記3を奥さんに面と向かって言えばいい。

これまでに書いてきた話は、ほぼ全て妻には伝えました。

でも結局「なぜ私の夢を無視するの、ゲストのことばっかり言うの。」という話になってしまいます。

夢を無視してるんではなく、夢を実現するには、家族を式から締め出すという(僕にとっては)傲慢な事をやらないといけなくて、それがどうしてもできないんですが、話はまったくまとまりません。

追記5

予想以上に多くのTBをいただき、感謝です。

「神の前」「厳粛」ってんなら普段の信仰心はどうなの? 日曜に教会行ってるとか、そういうところまで含めてつっこんでみたら?

あと神は子供を閉め出すようなことを喜ばないと思うよ、地獄へ行くと思うよ、とかさ。

善/悪 で考えると 子供受け入れ/子供閉め出し だもんな。

これがまさに僕がとらわれている考え方だと思います。

子供閉め出し=悪。で、この悪を行いながら、神に誓いをたてるとか、はりぼての誓いじゃんか。そんなうそ臭い茶番絶対できるかー。。てな風に考えています。(ちなみに二人とも特定の信仰はありません)

自分の善悪基準を人に押し付けようとしている(正確に言えば、自分の善悪基準のために、人の要望を聞き入れられない)わけだから、僕の方が傲慢じゃないかというご意見は、確かにごもっともだと思います。

ただ僕がこの様な善悪基準を持っている事自体は、しかたないというか、自分ではどうしようもありません。

問題は、妻が、僕の善悪基準でみたら悪に属することを切望している。この時僕は妻の願いをかなえてあげらるのか、という事ですね。

それが今の僕にはできていません。

それを叶えてあげるのが、愛なんでしょうか。

なんだかよくわからなくなってきました

追記6

たくさんのTBコメントにびっくりしてます。ありがとうございます。

一点補足です。

上で、神が。。とか地獄が。。とかという話を書いたので、少し誤解を招いた部分があるかもなんですが、

僕自身は、神とか地獄とかいうことを考えているわけではないし、宗教的な素養や意識は、全くないです。

式はキリスト教式でも神前式でも人前式でもなんでもいい、とにかく真剣にこれから一生一緒にいるために宣誓するわけです。

その場を嘘くさいものにしたくないという気持ちが強いんだと思います。

(あくまで僕の価値感ですが、)「子供締め出し=悪いこと」であって、そういう悪いことを裏でやりながら、真面目な顔して「誓います」とか言うのがどうしても、嘘くせー、ウケるわその茶番、あほか、という風に感じられてしまう。

映画アンタッチャブル」に、デ・ニーロ演じるアル・カポネが、人を暗殺しながら、同時にオペラを感動して泣きながら観てる場面があるんだけど、それと同じような「なんだそれ感」というか。。

そういう「嘘くさい」事を「厳粛」と認識し積極的に望む妻に、がっかりしてしまっていました。期待と現実のギャップへの失望。

客観的には、潔癖すぎ、頑なすぎだし、自分価値観を妻に押し付けるな、というご意見も、ごもっともだと思います。

ただ、こういう式を「嘘くせー」と感る自分価値観自体は、これまでの人生で身についてしまっているもので、どうにもならない。

要は

・「嘘くせー茶番」とどこかで感じながらも、「でも妻が幸せならいいや」と思って妻の譲歩案を飲めるかどうか

・かつ、自分が「嘘くせー茶番」と感じるものを「厳粛で静謐」と感じる価値観の妻を、僕が受け入れられるかどうか

だと思います。

2009-09-13

なんかなんか、

水道橋博士×宮崎哲弥が出てる、博士の異常な鼎談ってゆう番組に、

ゲストで「生物と無生物のあいだ」の福岡伸一が出てて、

ビタミン欠乏症じゃないかぎりサプリなんか取らなくていい、って言っててさ。

で、いまどき欠乏症のやつなんかいないよって。

そいでそいで、偽薬のませる実験では4割にプラセボ効果出たって言ってて。

でさ、わたし(33歳)、にきびと毛穴の開きと疲労がすごいんだけど、

Q10とVBとってたら、1ヶ月で全部治ったのね。

他には何もやってなくてこれだけでだよ。

化粧水つけたりしても治らなかったのにね。

これさプラセボ効果だとしてもすごいよね。

むしろ、プラセボ効果得るために信じて飲み続けるわw

2009-09-06

http://anond.hatelabo.jp/20090905234647

・小○真○子さんはテレ東のお偉方のお気に入りらしいのですが、

 番組制作現場ではあまりウケは良くないらしいです。

小谷真生子さんはWBS番組中にゲストコメンテーターとやり取りしている最中に、

 クスクス含み笑いをすることがあって、

 見てるほうも不愉快だし、ゲストコメンテーターにも失礼だと思います。

小谷真生子さんがキャスターになった直後は、盛り髪(←当時は一般的な言葉ではなかった)がものすごくて、

 見てても「この人どうしちゃったんだろう?」という感じで本当に目が点でした。

ぶっちゃけ、もう視聴していないんで、どーでも良いです。

2009-08-31

コミケで儲かるとか儲からないとか

感想

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同人は儲からないか?

「儲け」の水準設定による。元を取れるかどうかの黒字レベル、喰っていけるかどうかの専業レベル、他の職業より収入が高い成功レベル、と三つに分けたとしよう。もし成功レベルハードルを設定すれば、おそらく「儲かるのは壁だけ」。

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http://d.hatena.ne.jp/sirouto2/20090830/

まぁ、その通りですよね。

  1. 完全に趣味(赤字覚悟)
  2. 趣味と両立(ちょっと黒字)
  3. 副業レベル(黒字)
  4. 専業レベル大黒字)

の段階があるってことです。

大半のサークルが1と2に分類されるんじゃないのかな、と思います。

そして2〜4のサークルは「売り上げを出そう」という努力をしていて

3、4のサークルは「儲けを出そう」といろいろ分析しながらやってることですよね。

表紙に力入れたり、ゲストイラストを頼んでみたり、

特に、エロなしより、エロありが多いのは、割と売り上げがあがるのだと推察されます。

あとオリジナルより二次創作が多いのもの売り上げのためでしょう。

一般参加してみれば分かりますが、

表紙が何が書いてあるのかよくわからないものよりは、

知っているアニメキャラが書かれているほうが取っ付きやすいですし、

エロがないなら、公式で発売されているメディアアンソロ本を買えばいい。

イベントでしか買えないのはエロありのほうでしょう。

でもでも、

エロなしオリジナルもあります。

サークルでもあります。

そういうのを探すのがコミケの、イベントでの楽しみ方ですよ。

何が言いたいかったかというと、

コミケエロ本だけじゃないから、

勘違いしないで欲しいな。ということです

いろいろなジャンルを見て回ってほしいな、ということです

2009-07-31

ワッハ上方の闇5

ワッハ上方の闇4

http://anond.hatelabo.jp/20090731034431

の続き。

大阪府議会会議録より

http://www.pref.osaka.jp/gikai/discuss/index.html

【 平成15年度会計決算特別委員会-11月18日-07号 】

◆(清水義人君) この文化課の約二十億円という限られた予算枠で事業推進されて、大変いろいろ努力されているというふうに思うわけでございますけども、この平成十五年度の事業費内訳を見ますと、金額の多い順で見ますと、文化振興財団、これはセンチュリー交響楽団への補助金が主でありますけども、約四億九千万円、それから大阪府立上方演芸資料館、これはワッハ上方の運営にかかわるものが約四億五千万円、それから大阪21世紀協会への分担金約四億一千万円、四億以上といったらこの三件でございます。それから大阪フィルハーモニーへの貸付金一億と補助金あわせて約一億六千九百万円、以上この四件でほぼ十五億二千万円になります。これは、二十億の全体のうち七六%を占めておりまして、非常にそういう意味では残りの分で何とかほかの事業を展開しているという状況になっております。

 そこで、文化振興にかかわる予算の四分の三を超えるこれらの事業の実態というのは、一つ一つ丁寧に検証していかなければならないと思うわけでございますけども、時間も限られておりますので、また常任委員会の機会もあるかと思いますので、今回はまずワッハ上方の運営についてお伺いしたいと思います。

 ワッハ上方につきましては、以前より議会委員会等でさまざまに御議論されていることと思いますけども、改めて平成十五年度の事業についてお伺いしていきたいと思います。

 先ほど出しましたように、この平成十五年度のワッハ上方にかかわる運営経費約四億五千万円、そのうちの約六六%に当たるものが--約三億円になるわけですけども--施設の賃貸借料が占めているということでございます。先ほどお話ありましたように、この賃借料については、年々何とか貸し主との相談をして減らしてきていると、こういうことでございます。

 これは平成二十二年度までの賃貸借契約期間があるということでございますが、これは半分過ぎまして、このままの賃借料を続けてこの事業を続けていくかどうか、これについては今後また検討されるということであろうかと思いますけども、当面の経営のあり方につきましては、この賃借料三億円はちょっと置いておきまして、それ以外の部分でこのワッハ上方平成十五年度の決算額、それに伴いますさまざまな施設の稼働状況、そういうことを前年度に比べてどうなったのか、御説明をいただきたいと思います。

◎文化課長(近森正志君) 大阪府立上方演芸資料館、いわゆるワッハ上方平成十五年度の決算額は、歳入が五千四百九万四千円で、前年度に比べ一・九%の増加、賃借料を除きます歳出は一億八千九百七十四万九千円で、前年度に比べ〇・一%増加し、収支差額は一億三千五百六十五万五千円で、前年度に比べ〇・六%減少いたしました。

 次に、十五年度におけるワッハ上方の施設の稼働状況でございますが、ワッハ上方上方演芸の保存と振興を図り、府民上方演芸に親しむ場を提供するという設置目的達成のために、展示室、ホール、レッスンルームなどの施設の利用促進に努めてきたところでありますが、まず展示室の入場者につきましては五万八千百五十三人で、前年度に比べ七・四%増加しております。ホール稼働率は五六・六%で、前年度に比べ一二・二ポイント、レッスンルーム稼働率は五八・五%で、前年度に比べ四・七ポイントそれぞれ増加しております。

 なお、十五年度から新たに夜間のみ府民の利用に供することといたしました四階展示室の上方亭の稼働率は四三・八%でございました。

◆(清水義人君) 今お聞きしますと、建物賃借料を除きまして、管理運営費、これが一億八千九百七十四万九千円と、収入の方が五千四百九万ということで、この使用料収入に比べまして管理の運営費がかなり上回っていると。これは一般財源から多額の持ち出しをしていると、こういう現状でございまして、ここを何とかしなければならない、この収支状況を改善しなければならないということで、今特に展示室に来ていただいているお客さん五万八千百五十三人、前年度に比べて七・四%増加していると、こういうことでございますけども、資料を見せていただきますと、これ平成八年、平成九年、開設当時が入場者数が十万人超えてるわけです。三年目、平成十年からがくんと半分ぐらい、五万人ぐらいに落ち込みまして、そのままだあっと五万から、昨年、平成十五年度で五万八千と、六万までの間を推移していると。

 ところが、これが、平成十二年度にお客さんふやさなあかんということで、入場料を半額に改定されたと。もとどおりになるかというと、余り今のところ変わってないと、微増という現状にあるわけでございます。この収支改善ということにつきましては、これは大変難しい問題があるかと思います。人件費等の歳出を抑制するということと、このホールを使ってもらうお客さんふやさなあかんと、展示室の入場者をふやさなあかんという問題がある。

 今後、その努力をずっと続けていってもらわなあかんわけですけども、この前の監査委員の意見書を拝見いたしますと、賃借料を除いた管理運営費については、施設の収入、お客さん、それからホール使用料、それで賄えるようにすべきだと、こういう御意見が書いてございました。この監査委員の意見を踏まえて、文化課としましてはどのような取り組みをされるおつもりか、お聞かせいただきたいと思います。

◎文化課長(近森正志君) ワッハ上方の収支状況を改善する等の取り組みといたしまして、これまでも効率的な経費執行に努めますことはもとより、展示室入場者数やホール等の稼働率の向上を図りますため、平成十五年度には、上方演芸のみならず文化芸術まで幅広い利用を促進することを目的に、利用料金の細分化、あるいはリピーター割引の導入、四階展示室内の上方亭の夜間貸し出しなどを内容といたします大阪府立上方演芸資料館条例の改正を行ったところでございます。

 また、雅楽、あるいは能、狂言上方舞を初め、落語漫才など上方で培われてきました多くの芸能を一堂に集め上方演芸を幅広く紹介いたします上方芸能まつりinミナミなどの宣伝力、集客力のある事業を実施いたしますとともに、若手芸人落語漫才を生で演じる上方ライブや、現役の芸人講師を務め、体験のできますお笑い体験教室、あるいは多彩なゲストが展示室にまつわる逸話などを解説する上方演芸サロンを実施するなどにより、展示室の魅力向上に努めてきたところでございます。

 今後とも、上方芸能まつりinミナミなどの内容の充実とあわせまして、マスメディアとの連携を深めまして情報発信力を増すことにより、集客力の一層の向上に努め、収入の増を図ってまいりたいと考えております。

 また、指定管理者制度の導入など、施設運営の効果的、効率的な観点からの抜本的な改善方策について検討を進めまして、より府民に親しんでいただける施設になるよう努めてまいりたいと考えております。

◆(清水義人君) 今、さまざまな取り組みの中で、上方芸能まつりinミナミ、ことしの夏もありましたね。ちょうど御案内いただきましたので、私もオープニングの日に地域の方々約四十人ぐらいと一緒に行かせていただきました。済みません、お金払わないただのところに入れていただいて申しわけございませんでしたけども、地域の方々にも、あの施設、またこういう取り組みをしているんだということを知ってもらうために参加させていただきました。参加された方は大変喜んでいらっしゃいました。

 あのメニューを見ますと、ことしの分大変バラエティーに富んだメニュー、それから出演者もある意味メジャーな方々がおられると。ああいうものがチラシとか、それからマスメディアで紹介されることによって、確かに行ってみようという機運は高まってくる。あれをずっと続けられたら言うことないんですけど、なかなかそれができへんのが、特に平日なんかが難しいと聞いております。

 それと、展示室ですけども、これ初めて行ったとき、ああ、いろんなんあんねんなということで、もう一回行きたいなと思うかどうかが問題なんですね、このリピーター。その都度展示の内容が工夫されて、また今度違うものがあるんやというものになれば、また行ってみようか、次また違うのあるかもしれんでというふうになる、そういう魅力づくり、そういう面でもっと工夫していかないと、これは大変だなと。一体これ何人ぐらい来てくれたらこの運営経費、収入で賄えるねんということを一遍計算してみてえなと頼んだけど、まだ。いろんな試算の仕方があるみたいで、一遍ちょっとこれ研究しておいてください。

 というのは、目標をやっぱり持って、例えばこの平成十六年はこうやったと、次、平成十七年に向かうときに、大体お金払ってきてくれはる観客数このぐらいないといけないというある程度目標があると思うんです。料金設定も非常に細かくされているようですから、一概にぱんと出せない分があるかもしれませんけど、私、前の常任委員会でもお話しましたけど、やはりこうした事業というものはきちっとした目標を設定して、そのための取り組みはこうあるべきだというのをきちっと積み上げて検証すべきであるというふうに思っております。

 特に、入場者数がずっと五万人から六万人で推移している中で、これを例えば入場者数の収入でここまでしよう思うたらどれぐらいの数になるのか、ほんまにそれが可能なのかどうかということもきちっと見きわめていただきたいと。営業努力をしっかりした上で、それでもなおかつこれは大変なことだということになれば、この賃借料三億というのが、二億と減らしていただいてますけども、こうした大きな負担を抱えた事業であるだけに、抜本的な見直しに取りかからなくてはならない時期に来ているんではないかなと、こういうことを初めに指摘をさせていただきたいと思います。

 以上でワッハ上方、今回置かせていただきます

【 平成16年  9月 定例会本会議-10月04日-03号 】

◆(漆原周義君) 民主党無所属ネット大阪府議会議員団の漆原周義でございます。

(略)

 第四は、指定管理者制度と公の施設の改革についてです。

 多くの公の施設で平成十八年度導入を検討していますが、その際には事業遂行能力審査をどのように行うのか、事後での評価と取り消しを行うことができるのかなどの課題が解決されなければなりません。一定の指針が導入に当たって示されるべきです。また、この制度導入に際して、政策入札の考え方を取り入れ、事業のノウハウを持っているNPO市民団体の参画を図り、NPO市民との協働の事業を拡大すべきです。

 さらに、ワッハ上方の状況を一刻も早く改善すべきです。収入六千百三十万円に対して家賃二億八千三百八十万円、支出が四億七千百九十五万円という赤字体質であり、三億円近い家賃平成二十二年度末まで契約上払い続けることになっています。

 以上の三点については、早急に対応すべきと考えますが、指定管理者制度の導入については総務部長に、ワッハ上方の運営改善については生活文化部長にそれぞれ伺います。

◎生活文化部長(綛山哲男君) お答え申し上げます。

 まず、上方演芸資料館--ワッハ上方につきましては、より一層の利用促進を図る観点から、平成十五年度に上方演芸のみならず文化、芸術まで幅広い利用を促進するため条例改正を行いますとともに、上方芸能まつりinミナミなど集客力のある事業の実施により、ホール等の稼働率や展示室入場者数の向上に取り組んでまいりました。また、運営費につきましても削減努力を行い、賃貸借料では開設当初と比較いたしまして約二割、五千五百万円余りの縮減を図ってきたところでございます。

 今後は、運営コストのより一層の削減と収入の増加を図りますとともに、貴重な無形の文化である上方演芸を承継し、次代に引き継ぐ全国で唯一の施設として設置目的を最大限達成いたしますとともに、幅広い文化の発信拠点としての機能も果たし得るよう、指定管理者制度の導入など施設運営の抜本的な改善方策について検討してまいりたいと存じます。

【 平成17年 12月 定例会本会議-12月12日-02号 】

◆(東徹君) 自由民主党の東徹でございます。

(略)

 ところで、大阪といえば笑いの文化であるにもかかわらず、ワッハ上方の展示室はいつもがらがらで、閑古鳥が鳴いています。それは、目の前になんば花月があるのに、その客を呼び込む工夫ができていないからではないですか。磨けば光る観光資源を再度プロデュースし、PRすることにより、国内だけではなく世界からも観光客が訪れる方法を考えるべきですが、いかがでしょうか。

【 平成18年2月定例会教育文化常任委員会-03月13日-01号 】

◆(阿部誠行君) 予算をつぎ込めば文化が振興するかというと、必ずしもそうではないとは思います。ただ単にお金の問題だけではないと思いますけども、しかし予算政治の顔とも言いますから、大阪府が文化振興に対してどんなスタンスを持っているかというのは、文化課の予算にもそれはあらわれているというふうに思うんです。

 特に、文化課のその予算の中身を見ますと、ワッハ上方の運営費が四億数千万、文化振興財団、これはセンチュリーですけども、これが四億四千万、21世紀協会の負担金が四億余、それから大阪フィルハーモニー協会への運営補助あるいは貸し付けなどを含めますと一億四千万円というふうに、こうした運営補助だとか、あるいは負担金だとか、こういうのが予算のかなりの部分を占めているわけです。これはこれで必要でないとは言いませんけれども、しかし大阪府が独自に進める文化振興事業というのが、予算的には非常に窮屈な状況になっているように思うんです。

 例えば、本会議の一般質問で指摘がありましたけども、おおさか・元気・シリーズの事業負担、これも四千万ちょっとですけども、これが今回減らされるということもありますし、新進芸術家育成支援、あるいは市町村文化施設活性化支援事業、これも約三千四百万。額にすれば、他のそういう数億円の負担から見れば、大阪府が独自に進めている大事な文化振興事業は予算的には非常に窮屈なんではないかというふうに思うんです。この点についてはどう思われますか。

◎文化・スポーツ振興室副理事兼文化課長北野義幸君) 委員お示しの、確かに文化課のみの予算で約十九億程度の中で、挙げられましたワッハ上方の運営でありますとか、文化振興財団--センチュリーオーケストラですね、その運営費等で大きな額を占めているものが何点かあって、それ以外の独自施策の部分がという御指摘でございますけども、先生の挙げていただきました事業の中でも、やはりずっと継続して同じ団体に助成するということが決していいわけではないと思っております。

 それぞれ予算で増減がございますのは、私どもも一定見直しをさせていただいて、それぞれの趣旨から選択と集中を図らせていただいているということでございまして、一概に文化振興費をシーリングどおりに削っているというわけではないというふうに思っております。

【 平成20年  2月 定例会本会議-03月06日-03号 】

◆(西脇邦雄君) 出資法人の問題に移ります。

 ワッハ上方青少年会館、いろいろ見ていただきまして、我々も思いが同じのところがいっぱいあります。ワッハ上方がなぜあの場所にこだわらないといけないのか。家賃二億円の減額だけでなく、例えば吉本さんに譲渡して周辺との一体運営ができないものか。

【 平成20年7月臨時会教育文化常任委員会-07月14日-01号 】

◆(八重樫善幸君) 次に、府立上方演芸資料館ワッハ上方)について伺います。

 先日我が党の清水議員の一般質問において知事は、笑いの文化は大阪に必要不可欠と答弁されましたが、この笑いを大阪が誇る固有の文化として、その歴史や文化性を具現した施設がワッハ上方であると思っています。この間、ワッハ上方については、知事の公の施設改革でシンボリックな施設として新聞テレビなどで大きく取り上げられ、よくわからないが、確かになくてもいいのではといった不要論が大勢を占めていると思います。事実、代表、一般質問でも、他の施設に比べ取り上げられた回数が少なかった。

 そこで、またもそもそも論で恐縮ですが、この笑いという大阪固有の文化を資料館として整備する際にどのようなコンセプトを持って、どのような経緯で現在の場所に開設されることになったのか、しっかりと原点に返っての説明を求めたいと思います。

◎文化課長三枝泉君) ワッハ上方の設立の経緯及びそのコンセプトについて申し上げます。

 平成元年三月に砂川捨丸氏の御遺族から、師匠愛用の鼓が大阪府に寄贈されたことをきっかけに、上方演芸保存振興事業のあり方を検討することとなりました。平成二年一月に在阪民放各社、NHK新聞社演芸人、学識経験者等で構成する上方演芸保存振興検討委員会を設置いたしました。平成四年三月に上方演芸を残す、楽しむ、そして挑戦するという三つのコンセプトを具体化するための基幹となる上方演芸資料館の設置が提言されました。

 そして、資料館の立地条件としまして、子どもから高齢者まで幅広い人々が気軽に訪れることができる交通の利便性と上方演芸ゆかりの地であることが示されました。

 これを受けて、テナント形式で資料館を設置することとし、複数の不動産業者と難波周辺の数カ所で協議を進めておりましたが、最終的に現地に資料館の立地が決まりました。平成五年に当時の中川知事吉本興行との間で合意し、平成八年十一月に府立上方演芸資料館としてオープンしたところでございます。

◆(八重樫善幸君) ただいまの御答弁の中でも、ワッハ上方はその対象子どもから高齢者までの幅広い層を対象としており、努力されてきていると思います。ともすると、ワッハ上方芸能プロダクション芸人のためにあるかのように誤解されている面がありますが、もっと子どもたちを巻き込んだ取り組みを進めるなど、笑いの力を社会に生かしていく施設として訴えることはできないのか、お聞きしたいと思います。

◎文化課長三枝泉君) 展示室では、今週の木曜日から子どもたちのための特別展を開催する予定でございます。これは、紙芝居クイズを取り入れて、子どもたちに楽しく落語を体験してもらうものでございます。このほか、親子で落語を体験するふぁみり寄席も毎月実施しており、落語の小道具の使い方や小ばなしなどをプロ落語家に教えてもらい、家族間でのコミュニケーションづくりに役立っているところでございます。

 また、地元商店街タイアップして修学旅行生を受け入れ、商店街での商売体験とともに、ワッハ上方において上方演芸に触れてもらう取り組みを進めております。昨年度は、二千五百人以上の修学旅行生が訪れ、全国各地の子どもたちに厚みのある大阪文化をPRしたところでございます。

 一方、ワッハ上方の持つ笑いのノウハウ府民の方々の健康に役立てようと、笑いと健康パック派遣事業を実施しております。これは、病院福祉施設などに笑いの効用についての講師プロ芸人さんなどを派遣し、笑いの持つ力を健康づくりに活用している事業でございます。委員お示しのとおり、こうした事業についてより一層のPRに努める必要があると考えております。

◆(八重樫善幸君) ワッハ上方については、今回のPT案が出されてから、吉本興行からさまざまな提案もありました。一つは、賃借料の半減--現行の二億八千万から一億四千万へ大幅削減する案が出されています。二点目は、この半額値引きを来年度からでも実施できる。これは契約を変更しての提案ですので、破格の提案と言えます。三点目には、イベントの共催と資料館への動員増の具体的な支援を行うとのことです。今のプログラム案では、展示機能とホール機能を分けてしまうことになってしまいますが、この機能は一体的でないと意味がないと思います。生活文化部長に改めて見解をお伺いしたいと思います。

◎生活文化部長(南部英幸君) ワッハ上方についてでございますけど、ワッハ上方が幅広い年齢層に応じまして、大阪文化の一端を紹介してきたということについては事実でございます。施設機能を現地で維持していくということにつきましては、なお多額の費用が必要になるということで、私どもこれまで知事副知事、PTチームともさまざまな議論を行ってまいりました。ただ、展示機能と演芸ライブラリー機能を存続するということで、平成二十二年度末までに府有施設等への移転ということになったものでございます。

◆(八重樫善幸君) また、ワッハ上方存続の議論の中で、今のミナミにあることがどうかという議論があります。しかし、それなら大阪府内でお笑いの文化を発信するのにほかにどこがあるというのでしょうか。キタでも本町でも、間違っても大手前でもないと思います。今の場所にもし大阪府が今の全く同じ規模で四階建ての施設を建設したとしたら、どれぐらいの費用が必要だったのか。推定で百十七億との試算もあります。現在の賃借料は、庶民感覚からすると確かに高いとは思いますが、もし当時起債して建設していれば、府にとってもっと大変な借金として残っていたことでしょう。

 私は東北生まれですが、大阪人にとって最も大阪人たらしめている世界最強の資質、よいことも悪いことも、つらいことも難しいことも、すべて笑いで乗り越えていく、お笑いというすばらしい文化を世界のどこにもないすばらしい資料とともに残し、また誇りを持って子どもたちに引き継いでいく、ワッハ上方という遺産を残していっていただきたいとの願いを込め、改めて知事に質問をさせていただきたいと思います。

【 平成20年7月臨時会教育文化常任委員会-07月16日-02号 】

◆(山本陽子君) 現地存続のための方策府民、そして関係者みんなで探って、さらによく議論をしていこうということを申し上げておきます。

 この問題は、また知事にもお願いしたいと思います。

 最後に、上方演芸資料館ワッハ上方)、センチュリー交響楽団の件について要望いたします。

 ワッハ上方は、二〇一〇年度末までに展示、ライブラリー機能のみに縮小し、府有施設等へ移転するということです。平成七年、当時の中川知事NHK大阪放送局の局長が、そして平成八年には山田知事--ノック知事ですね--と朝日放送柴田社長が取り交わした協定書があります。内容は、第一条に、府が実施する上方演芸保存振興事業に賛同し、制作した放送番組を府が複製することを承諾するとあります。第二条には、大阪市中央区難波千日前に設置する大阪府上方演芸資料館において、営利目的としない上映または再生に限り使用することができるとあります。学芸員を置いて、笑いという上方伝統文化を恒久的に後世に残すため、大事にすべき施設だと思っています。関係者とも十分話し合っていただいて、一方的な移転縮小は見直すことを要望しておきます。

2009-07-24

佐野元春の「ザ・ソングライターズ」Vol.1 「小田和正・1」(2/3)

(1/3から) http://anond.hatelabo.jp/20090723033558

佐野:で、小田さん、ぼくね、オフコース時代からの曲、それから小田さんソロ時代の曲、ずっと聞かせていただいて、ぼくなりに、あ、この詩はいいな、と思ったものを一曲選びまして、ね、スポークンワード・バージョンメロディーなしでその詩をリーディングするっていうのを試してみたんです。

小田和正の「the flag」(アルバム個人主義』収録)の背景の説明)

小田和正の「the flag」の、佐野元春朗読

佐野:どうですか?

小田:いやあ、人の詩みたいな。ちょっと自分が書いたっていう感じがしなかったですね。不思議なもんで。

佐野:そうですか。

小田:ぼくが読まなくてよかった(笑)

佐野:そんなことないですよ。

小田:いやほんとに。

佐野:ぼくらつねに言葉音楽がついているので、音楽言葉を切り離すっていうのは普段はしないわけでね。こうして第三者が、ぼくのような他人が、詩だけ切り取って作者に見せるっていうのは、なかなか勇気のあることだったんです。しかられるんじゃないかって。

小田:いえいえいえ、すばらしかったです。てめえの詩が、ねえ、はなはだ横柄だけど、いやあ上手に読まれましたねえ(笑)

佐野:はい(笑)

(会場笑)

ゲストに同じ質問をしていく、定型質問のコーナー)

佐野:ぼくね、もうものすごく聞きたいことなんだけど…、ソングライターを志したきっかけは、なんだったのか。

小田:そもそもは音楽が好きだったっていう。自分が曲をかくようにななるなんて思わなかったわけですからね。それでも音楽やりたいっていう。たぶんその、音楽がほんっとに好きだったんですね。

佐野:影響を受けたソングライターは?

小田:それはもう数限りなくいるから…。絞れないですね。出会った音楽全て、っていう。

佐野小田さんの世代だと…、ごく一般的ですけど、ビートルズ

小田:はい、ビートルズですね。

ビートルズ「A Hard Day's Night」)

佐野:常に空気のようにあったんじゃないかっていう。

小田ビートルズ

佐野:はい。

小田ビートルズはねえ、もう何回も…、だからもうビートルズはもういいか、みたいな。今更ビートルズっていう…、おれらにはいつまでたってもビートルズがいるのね。すごいなと思うね。

佐野:一種の古典のような。

小田古典だね。すごくシンプルだし。シンプルだけどよく聞くとタダのシンプルじゃない。おれはビートルズを聞くと必ず思うことは、もちろん力はあったと思うけど、若者が中心となったっていうかなんかのグルーヴみたいのが、なんかの現象でうわーっとなってあそこに集まっちゃったんじゃないかなっていう気がするんだよね。

佐野60年代の中盤。テレビメディアなんかが一般的になりましたから、あのビートルズの持っている楽しいグルーヴが、一気にこうメディアを通じて、全世界に広まって。

小田:その、力以上っていっちゃうとちょっと語弊があるけど、その以上のものがどんどんできちゃったんじゃないかっていう。しか思えないような曲がいっぱいあるもんね。

佐野奇跡グループだよね。

小田奇跡だよね。

佐野デビューシングルについて。ヒットしたんでしたっけ?

小田:ヒットしなかったんだよこれが(笑)

佐野:あー

小田(笑)

佐野:でもやっぱり最初にかいた曲ってことで、何気ない愛着のようなものがるんじゃないですか?

小田:いや、それはね、その、どうやってかいていいかわかんないし、手がかりを何かに求めるしかないんじゃないかなって…。それで、ぼくはもうしつこく日記を書いていたんですよ。何年間ももう。休まずにかいて。そこになんかヒントはないかなっておもって。そうしてこうやって探しているうちに、ちょっと手がかりがあったんで、あこれいいんじゃないの、って。

佐野日記がひとつのヒントになったわけですね。

小田:その後もなんか日記ネタが、って、でもそれ一曲だけだったですね(笑)

佐野(笑)では、好きな言葉は?

小田:「やってみようぜ」ってのが好きなんですね。

佐野:例えば、歌詞の中で何回ももう繰り返して、どうしても使ってしまう言葉、なんていうのは、ないですか?

小田:それはもうね、とっても風好きなんですよ。風がどうしたとか。

佐野:風、多いですか(笑)

小田:風、多いですね(笑)風好きなんですよ風ね。風好きだから、「また風かよ」って言われても、ほんと平気なんだけども、まあやっぱりいろいろなんでもかんでもでてきてもあれだなと思って…。ほんとは全部風でもいいんだわ(笑)

(会場笑)

佐野:次は、映画。好きな映画は?

小田映画はね、「ローマの休日」好きですね。

佐野:ずいぶんロマンティックですね。

小田:あー(笑)

佐野:他にやりたい職業は?

小田:ちっちゃいときはほんとに野球選手になりたかったですね。

佐野:どこのファンでした?

小田ジャイアンツでしたね、やっぱり。でも、足もそんな速くないし、遠投もたいした事ないし。なんといってもやっぱりいちばん、挫折したいちばん大きな理由は硬式の野球部がなかった、っていうのが。軟式しかやったことがなかったんで、これじゃだめだろうなあ、と。

佐野:絶対やりたくない職業は?

小田音楽やっても、その、いつまでにかかなくちゃみたいなのがあるともうほんとに辛くて。まあみんなそうだと思うんですけどね。

佐野:締め切りでしょ? ぼくもヤですね。

小田:ね。連載をかかえている漫画家っていうのはね、ぼくはね、いっつも漫画見てて思うんだけど、この人毎週大変だなーと思って。

佐野:でも、小田さんは、いついつまでにかいてくださいって言われれば必ず約束を守る、って。

小田:守るんですねー(笑)

佐野:そう聞いています。

小田:ぼくはね、期限とか守らなかったことないですね。

佐野:すばらしい。

小田:守る方ですか?

佐野:ぼくはね…

小田:へへへっ、守れそうもないね(笑)

(会場笑)

佐野(笑)ぼくはね、締め切りがあるとどうしてもそれがプレシャーになっちゃって、逆にこう、なんかね、集中できなくなってしまって。だから、できたら渡すから、って。

(会場笑)

小田:そうすると、でも、ねえ、組み立てようがないよねえ。

佐野:そう、いつまでだってもビジネスに結びつかない…

小田:じゃあその、詩なり曲、作り上げて、自分としちゃイマイチだなーと思いつつも出さざるをえない、だから出した、みたいなのはある?

佐野:ない。

小田:あ、ない?

佐野アルバムの中で、12曲入れようって、で16曲くらい録って。で、アルバムに全部入れたいって言われても、この4曲は気に食わないのでアウトテイクにします、って、自分の入れたい曲だけを入れる。

小田:えらいね。

佐野:うん…。でも、後になって聞くと、そのアウトテイクになった曲がよかったりして、なんで入れなかったんだろうって。

小田:あぁー。

佐野:でも、そうだね、約束は…最初っからあんまり取りつけない。

小田:そうだよね。

佐野:はい。

小田:その方がいいよね(笑)

佐野:はい(笑)

(会場笑)

3/3ヘ続く)http://anond.hatelabo.jp/20090723033748

2009-07-23

佐野元春の「ザ・ソングライターズ」Vol.1 「小田和正・1」(1/3)

こんにちは佐野元春です。

毎回、音楽文学に興味がある学生達が参加します。

テーマは歌詞。つまり、音楽における言葉一体どのように産み出され多くの人に届いていくのか、学生達と探求していきます。

ぼくは、ポピュラー音楽のソングラーターこそが現代の詩人なんだと思っています。

記念すべき第一回のゲストは、シンガーソングライター小田和正さんです。

(始業のチャイムの音)

ポップソングは時代の表現である。時代を超えたポエトリー。ぼくはそう思っています。

佐野元春の「ザ・ソングライターズ」、それでは開講です。

(生徒達の拍手の音。ジングル

佐野:こんばんは。「ザ・ソングライターズ」、今日は第一回目ですけれども、一回目に相応しいゲスト今日は呼んでいます。紹介します。小田和正さんです。

学生達から拍手

小田:こんばんはあ(と言いながら登場)

佐野:こんばんは。どうですか、大学の雰囲気は?

小田:いやあ、緊張しましたね。

佐野:そうですか。

小田:はい。

小田和正の曲をバックに、プロフィール紹介)

ナレーション:…小田和正さんのソングライティングの世界に、佐野元春さんが迫ります。

佐野今日は集まってきてくれたのは大学生ですので、小田さんを紹介するのにまずここからぼくは紹介したいなと思ったのですが、神奈川県横浜市出身、東北大学工学部、その後早稲田大学理工学部建築修士課程卒業、なんですね。ということは、若かりし頃は建築勉強をなさっていた?

小田:そうですね。ぼくは建築科になる予定でしたね。

佐野:そうですか。

小田:うん。

佐野:ぼくちょっと単純に思うんだけれども、建築デザインっていうのは、音楽デザインと共通するところがあるんでしょうか?

小田:まあ何もないところから作るっていうのは、まあ一応共通しているけれど、やっぱ最終的にディテールを決めていかなくちゃいけないいっていうところ、具体的に言うと、ぼくは、音楽は、たとえばサビへむかっていくときはこう盛り上げてってサビにはいるみたいのが、そこは最後に決めばいいじゃんみたいにほっとくことが多かったんだけど、その、建築課題で、トイレ階段を必ずつくらなくっちゃいけないって。

佐野:ああ。

小田:で、階段とか面倒くさいじゃん? で、そこを最後に描いて、で二階に繋がっていく感じとか、そこがずごく「トイレ階段」に似てるなと思って(笑)それで、最終的にそういう規格に入れてやるとき(?)「ああ、後はトイレ階段だ」って自分に言い聞かせてやったりしてたけど、だんだん、もう30年もやってくるとそういう感じもなんかなくなってきたね。

佐野:うん。ぼくと小田さん関係は、だいたい小田さんがぼくの10歳くらい年上、そうすると、60年代末から70年代、そのころの時代背景はよく言われるところの団塊の世代、ですよね。そうすると、政治の季節、世代はその中でもスチューデント・パワーなんて言ってずいぶんと荒れていて授業なんかできる状態じゃなかった、と。学生達が理想を強くアピールした、まれな時期だったと思うんだけど。そう考えると、歌の、取るべきテーマがたくさんあるような時期だったと。

小田ストライキとかやってた時期だったからね。大学立法もあったり。でもそれは歌にならなかったね。

佐野:そもそもぼくたちが詩をかく、曲をかくっていうのはきっかけがあると思うんだけど、最初に曲を作る、詩をかく、作曲をなさるのは、いろいろと苦労しました?

小田;しましたねー。

佐野:ぼくも。

小田:しましたか。

佐野;はい。

小田:ぼくらは、その、オリジナルを書く、ということを、ようやくまわりがスタートしだした時期だったから、まあ拓郎さんが出てきて、なかなかこう神秘的なね…。それでね、実はぼくは早稲田に行ってるころ、そこのすぐ近くに千歳橋、っていう交差点があるでしょ、あの近くのアパート借りて、そしてそっから早稲田に通ってたんだけど。で、学生しながらそんな仕事をやってたり。で、バンドで部屋に集まってオリジナルを書こうって話になって。

佐野バンドっていうのは初期のオフコースメンバー

小田:はい。で、曲なんて書いたことないからどうかいていいかわかんない。でも作ろうって言って。でね、まだ覚えてるんだけどね、「いーつでもー♪」って、いうの、作って、「おうできたじゃん」って。で、その後なんにもできないで一日終りました(笑)

佐野:あー(笑)

小田:どうにもにっちもさっち(笑)コピーすることと作ることは全然違うじゃない? 

佐野:はい。

小田:全然違うんだよね。アマチュアのときはうまくコピーできればできただけウケる、みたいな。まあ、プロっぽくなったときに、どんなに洋楽をうまく演っても全然ウケないんだよね。

佐野:初期は、小田さんが独占的につくるというよりは、4人による共同作業?

小田:けっきょくね、同級生がひとりいたんだけど、そいつと二人で手分けして作っていくっていうのが最初のスタイルで。で、基本的には、歌いたいことないから、

佐野:そうだったんですか?

小田:全然なかったですね。で、コピーしてきた曲は、まあ、たわいのない愛の歌か、それからまあ当時の反戦フォークみたいな。で、戦う相手みたいなのがはっきり見つかる時代じゃなかったから、戦争もないし、だからなかなかメッセージソングっていうのは…。それでもまあ泉谷にしても拓郎にしても、青春ののたうちまわっている感じを歌にして。でもなかなか無理があって…。で、そのときいつも意識にあったのは同級生のことで。

佐野:あー。

小田:同級生が聞いたらどう思うだろうって。あいつ、建築やめてまで何やってるんだろう、って思われるんじゃないかってね、脅迫観念みたいのがあるから、それも書けない。じゃあ何を書いたらいんだろう、みたいな。それで…。今は聞いてくれる人がいるじゃん? その人たちに対して書くっていう、なんかその横暴性みたいなのが。当時は聞いてくれるやつなんていないわけだから。だから、同級生がどう聞くんだろうみたいなことが大きなテーマだったね。

(続く)

2009-07-22

イベントで…

豪華ゲストが参加!…となったら、公式ブログコメ欄がすごく変な事になった。

要約するとゲスト目当てに来る人間チケットを入手できなく(し辛く)して欲しい、という事だ。

少なくとも、主催者がゲストに参加のオファーをかけている。

人によっては難しい(スケジュールなのかは不明)というのを、引き続き粘っているらしい。

主催者がゲストを呼ぶ、という判断をしたのだから、ゲスト目当ての客が来るのは当然だって事くらい100も承知だろう。

嫌なら、大々的に「豪華ゲスト!」なんてやらずにシークレットにすればいいだけの事。

そもそも宣伝するって事は、それで客を引く目的があっての事だ。

主催者がどういう人柄なのか知らないけど、少なくとも公式ブログに書き込んでいる人たちのDQN感は否めない。

2009-07-14

可能性

twitterタイムラインから流れる都議会選の開票速報を横目に見ながら、時代錯誤な厚みと正方形に近い形状のブラウン管に映る政治家の無表情を装う苦しい顔を見つめると耳に入ってくる電車の音、ほのかな潮の香り、まとわり付くような湿った生暖かい空気を感じるとき、はてな民は自分のたるんだ白い腕が震えていることに気づき、その震えがクーラーもないような部屋や隣の住民が迷惑を省みない音量でサンボマスターカヴァーした「あの鐘を鳴らすのはあなた」をヘビーローテーションしていることによるものではまったくないことを知る……。

 

はてな民はなにができるだろうか? 注目エントリー一覧から2chまとめブログの記事を探してきて読みふけること? アイマス動画マイリストに叩き込んでいくこと? 自分のpostがさまざまなめりっとで取り上げられていないか定期的にチェックすること? ドラえもん釘宮理恵ゲスト声優で出演したときに「くぎゅううううう」って叫ぶこと? はてなブックマークが付くことを期待して、アルファブロガーの記事を思いっきDisる記事を書くこと? サブアカウントプライベートモードで作ってエロサイトブックマークしていくこと? はてサヲチスレに張り付いて特定個人を攻撃し続けること? 匿名ダイアリで「id:y_arim です。この前、美容室にいったんだけです。美容室。そしたらなんかもうヱヴァの話でいっぱいなんです。」と騙ること? 「リンクは許諾制です」という個人のファンサイトブックマークして晒し者にすること? ブックマークブックマークを重ねて、さらにブックマークを重ねて「馬鹿と煙は高いところに登る」とか書かれているコメントを一瞥だにせず、さらにブックマークを重ねること? ライフハック記事をブックマークして、「あとで読むタグをつけて、あとで読まないこと? 上から目線の非現実的なブコメはてなスターを連打すること? テレビを見ながら今までにやったことのないやり方でタダごとではない旨さのトマトソースを作ってしまうこと? ヨーロッパ旅行に行く日に空港まで行ってから、パスポートを忘れてしまっていたことに気付くこと? はてなキーワードの「子育て」を含む日記を追いかけて、主婦層の生活を夢想すること? あるいは twitter's fotolife に張り付いてかわいい女の子写真を探すこと? 将棋オタク取締役崩れにガツンと一言かますこと? 児童ポルノ単純所持違法問題に口は出すが、金と労力は出さないこと? 自分炎上したら、プライベートモードに変更してアカウント削除して何食わぬ顔で3日後にはてなに戻ってくること? 自分の書いた記事をプリントアウトして精神科に持って行くこと? 新サービスの開始と同時に XSS 脆弱性をついて遊ぶこと? あるいは CSRF のトラップを仕掛けること? 一旦ログアウトして、コメント欄通りすがりざまに袈裟切りすること? 「原作の「櫻の園」は、簡単に言うと女子高生同性愛を最大のテーマとしています」と書くこと? あるいは、ライトノベルに詳しくないのに「ゼロの使い魔」を「正統的なライトノベル」「非常にオーセンティックな、ライトノベルの鑑のような作品」と書くこと? iPhone を持って便座に座り、一本糞をひねり出すときの息みの勢いで 1get すること? その糞を流す前にプライベートアカウントに乗り換えて 2get して注目エントリー入りする素地を作ること? 流したらお尻を拭かずにパソコンで違うアカウントから 3get して注目エントリー入りさせること? id:finalvent の記事に100文字以内でクドクドとネガコメを書くこと? ネガコメを書きながら Air のトゥルーエンドを鑑賞すること? 病床の子供ネガコメ約束すること? あるいはたんにネガコメをすること……。

だが、できることといえば「死ねばいいのにタグを付ける、ないしはたんにネガコメする。ネガコメする。ネガコメするのはきもちいい。ネガコメするのはいい。ネガコメはいい。あまったるくネガコメする。ねこのあたまをなでるようにネガコメする。きぬのようになめらかにネガコメする。めをとじてネガコメする。うたいながらネガコメする。きもちよくネガコメする。ブックマークきもちいい、ネガコメ、いい。やさしくネガコメする。どきどきしながらネガコメする。もえるようにネガコメする。かわいくネガコメする。さそうようにネガコメする。ネガタグ、めをほそめる、ほほがあがる、ネガコメ、あまったるい。ネガコメする。ネガコメにスターをつける。ネガコメにスター。へんなネガコメにスター。かわいくスター、へんな、ネガコメ、スター。ネガコメにスターネガコメにスターネガコメにスターネガコメにスターネガコメにスターネガコメにスターネガコメにスターネガコメにスター、へんな、ネガコメにスター。ネガコメにスターをつける。ネガコメにスター。ネガコメにスターネガコメにスターネガコメにスター、きもちいい、ネガコメにスターネガコメにスターネガコネコメにスターネガコメにスターネガコメにスターネガコメにスターネガコメにスターネガコメにスターネガコメにスター、あまったるい、ネガコメにスターメにスターネガコメにスターネガコメにスターネガコメにスターネガコメにスターネガコメにスターネガコメにスターネガコメにスターネガコメにスターネガコメにスターネガコメにスターネガコメにスターネガコメにスターネガコメにスターネガコメにスターネガコメにスターネガコメにスター。

2009-07-08

虹裏コピペ日記

09/07/07(火)21:21:33 No.64286915 del 22:23頃消えます

  皆エヴァエヴァ言ってるから

  エガちゃん貼りたくなった

  そんだけ

09/07/07(火)21:23:08 No.64287063 del

  「江頭が…暴走!?」

  「大丈夫。いつも通りよ」

09/07/07(火)21:25:31 No.64287282 del

  目標センターに入れてもの申す!

  目標センターに入れてもの申す!

09/07/07(火)21:26:52 No.64287398 del

  初号機が股間部装甲をパージしようとしています!

  ウウウッ!!

09/07/07(火)21:28:07 No.64287518 del

  「まさか…暴走!?」

  (流れ出すスリル

09/07/07(火)21:29:49 No.64287669 del

  N2爆雷をケツに突っこんでゼルエルに突撃するエガちゃん想像した

09/07/07(火)21:29:52 No.64287673 del

  外部のツッコミ無しでも5分もテンション持続できるから江頭の方が上ね

09/07/07(火)21:31:36 No.64287830 del

  (吐きかけるマヤ

09/07/07(火)21:35:45 No.64288184 del

  (ゲストを…食ってる!)

09/07/07(火)21:36:11 No.64288225 del

  「勝てないって!あんなのと戦ったら俺死んじゃうよぉ!」

  「大丈夫……あなたは私が守るから」

  「マジか!マジでか!」

09/07/07(火)21:36:16 No.64288231 del

  NELF内で抱かれたくない男No.1

09/07/07(火)21:37:49 No.64288382 del

  普段は常識的な良い人だけどエヴァに乗ったら変貌するよ

09/07/07(火)21:42:05 No.64288761 del

  え、えぇ?おまえ三人目?

  えええぇぇぇ

  ゃ、台本に書いてなかったでしょう?

09/07/07(火)21:50:04 No.64289540 del

  頻繁に脱落する下半身の拘束具

09/07/07(火)22:01:45 No.64290760 del

  息止めマグマダイバー

09/07/07(火)22:02:11 No.64290797 del

  センチメンタルダイビング

09/07/07(火)22:04:58 No.64291092 del

  司令室でニヤニヤする矢部

09/07/07(火)22:11:35 No.64291753 del

  アスカ「あんたエガぁ!?」

2009-06-19

http://anond.hatelabo.jp/20090619111358

うーん…ダブルベッドだから別の部屋は厳しいかな…

ゲストルームのベッドはちょっと質が落ちるし。

そして夫はグラビアネットエロ画像も嗜んでない様子です。

レスになる前は**画像とか検索していたようですが)

私は仕事趣味に没頭して現実逃避しておりますが

悶々としても更に追い詰められ夫に鬼気迫る表情で迫ってしまうので

ちょっときびしそうです…。

2009-06-15

日米安保同盟、次の半世紀を考える

そして樺美智子さんの死から49年が経った

日米安保条約空洞化日米同盟の軽量化、来年改定から半世紀

昭和三十五年六月十五日。アンポ改定に反対するデモ隊が国会とりまいた。

樺美智子さんが死んだ。デモの隊列にあって、群衆に巻き込まれて圧死したのだ。左翼はこれを権力の謀殺と宣伝したが、だれも信用しなかった。この鮮烈な記憶があるのも、いまでは還暦をすぎた世代だろう。

昭和四十三年十月八日、佐藤首相ベトナム訪問に反対する左翼学生が騒ぎ、羽田京大山崎某が仲間の運転した車に轢かれて死んだ。機動隊は二十数名が瀕死の重傷だった。

かれらは権力側に殺されたと宣伝したが誰も信用しなかった。

昭和四十五年、安保条約改定から十年が経って「70年安保決戦」が叫ばれた。前年の東大安田講堂新宿騒乱で前哨戦が消え、左派の分裂は決定的になり、「革命ごっこ」は意気消沈していた。

70年は平穏に幕が開け、左翼内ゲバに熱狂し、組織は壊滅に瀕し、窮状に陥った日本赤軍派のハイジャック事件と三島由紀夫憂国の諌死事件で終わった。

昭和五十五年、安保条約改定から二十年が経った。

いわゆる「80年アンポ」は左右対決の政治状況にはなく、あらかたは体制保守革命の唄も謳わないサヨクに転じており、サヨク全学連OBは「同窓会」を、そして日米安保二十周年記念の日米シンポジウム東京で開催され、ゲストフォード大統領が来日して「安保改定」を示唆した(筆者はそのおり、会場のホテルに泊まり込んで裏方。広報担当だった。シンポジウム記録は『日米同盟の二十年』、自由社)。

60年安保の象徴だった唐牛健太郎氏は死去し、西部邁氏は保守の側にあり、江田五月氏は国会議長となり、清水幾太郎は「核の選択」を主張した。

情勢はめまぐるしく変わった。東西冷戦の終結は、なにを意味したか?

日米安保ソ連中国北朝鮮を仮想敵に防共の軍事同盟ではなかったのか?

ところが主要敵だったソ連が崩壊し、ワルシャワ条約機構は消滅し、NATO性格をかえて、イランを囲む新型の防衛機構に早変わりし、中国は時代にふさわしい<?>「上海シックス」を主導して米国金融秩序へ挑戦を始めた。

戦後秩序は劇的に風化した

英米同盟は軽くなり、NATO五十年式典は独仏国境で開催されたが、オバマが出席したものの、興奮状態にはなく、むしろチェコで『核廃絶』を訴えた。

ロシアNATOチェコポーランドレーダー基地化に反対を唱える。しかし、グルジアアゼルバイジャンウクライナNATO入りが時間の問題となっている。

イラク戦争のおりに、ロバート・ケーガンは「ネオコン」の論理を代弁し、世界の警察官としての軍事力にひいでた米国の一極体制が復活する。世界秩序は保たれると言い、ホッッブスの説いた「リバイアサン」という怪獣の「力と畏怖」のイメージ世界新秩序の基軸を置いた。

しかし現在世界は、イラク戦争アフガン空爆で復活した筈の米国リバイアサンが衰退し、G2という不思議な時代にはいった。

米国はこれまでの国家性格をおおきく変貌させようとしている。もっと言えば、米国みずからがリバイアサンを峻拒し、「普通の国」になろうとしているかのようだ。

NATO運用比重を独仏英主導に移管しつつあり、G2時代の到来は、次の日米関係を曇らせる。

こうした歴史パラダイムのなかで、平成22年(2010)は、安保条約改定から半世紀を迎える。日本生命線と言われた日米同盟だった。生命線?

安保議論は風化し、「事前協議」条項はかるがると無視され、沖縄海兵隊横須賀空母も、戦争地域に向かった。

そればかりか日本自衛隊は「集団安全保障」「極東条項」の議論を忘れたかのようにPKOはカンボジア派遣から開始されて、いまではイラクのお隣、ゴラン高原モザンビークスーダンへ向かった。役割を分担しながらも、陸海空全軍が出動した。

日米安保条約は風化した。というより事実上性格を変えている。日米同盟存在意義は、鰹節よりも軽くなりつつある。

日米同盟鉄壁は吹き飛ばされそうである。

吹き飛ばそうとしているのは日本ではなく米国である。アメリカ中国重視にかたむき、ヒラリーガイトナー中国に揉み手して、{G2}と言いだし、日本が期待した北朝鮮へのアプローチ曖昧、投げやりとなった。アメリカはこの問題から逃げた。

拉致問題に積極的ではなくなり、「それは日本の主権の問題であり」、北朝鮮核武装は容認し、中国の出方をひたすら待つ。

これがオバマ米国、衰退途次の米国の姿である。(http://anond.hatelabo.jp/20090615232944に続く)

2009-06-11

中村イネ批判批判の人で

これ、朝見たときは赤字が確かに無かった。

http://d.hatena.ne.jp/tak_f/20090610/1244635066

普通ゲストの投稿なんて許可しないものなのに許可してる理由って何だ。

なんか、炎上に参加している人間を炙り出してさらし者にしようとしているみたいでフェアな批判じゃないと思うが。

2009-06-04

SMAPリスクコミュニケーション

録画を消してしまって、youtube に上がってた録画は瞬殺された。以下うろ覚え

  • こういうときにはもちろん、「泣くファン」というのはお約束なんだけれど、鳴き声はむしろ、抑制されているように聞こえた。「あれがうるさかった」という意見もたくさんあったみたいだから、そのへんは分かれるかも
  • 中居君が「ちょっと! ちょっと!」とつっこんで、木村拓哉は「こうなった時は、包み隠すことはやめよう。それをやってたら、俺らSMAP、先はない」と返してた。これはさすがに台本作ってたんだろうけれど、稲垣吾郎事故被害者がいるんだから、「二度目」という、本当にぎりぎりの線まで過去を振り返った、この言葉はすごいと思った。なんというか、血管ぎりぎりのところで腫瘍を切除しきったみたいな
  • あったことをなかったかのようにしてしまうと、たぶんこのあとの雰囲気が、どこか奥歯に物が挟まったような雰囲気になってしまう。あったことを「あった」と認めて、それでもそこからは、紙一枚奥には立ち入らないぎりぎりの場所として、「二度目」という言葉のセンスはすごかった
  • ここをもっとまじめに「それでは反省にならない」だとか、「何でそんなことをやったんだ」とか、行為を否定するようなツッコミにしてしまうと、話が転がらない。アドリブ芸の鉄則「相手のやったことを絶対に否定しない」の基本だけれど、太田という人選は、ちょうどいいと思った
  • 芸人ツッコミパートでは、もちろんSMAP の全メンバーの顔がアップになるんだけれど、誰1人としてカメラ目線を出さない、というのが逆にすごいと思った。あの人たちはプロだから、たぶんカメラの位置ぐらい、目隠しされたって体で分かっているだけに、みんなうつむいて、怒られた子供みたいに微妙に目をそらして、太田が毒を吐いて、それを笑いに変えるまでの間は、黙ってた
  • 草なぎは、本当に一歩も外に出なかったらしい。「朝8時、早いときには5時に起きていた」「外に出ない分、いろいろなことを考えた。これからどうやって生きていこう、何をすれば一番いいのか、とか」「男らしく生きる、ってどういう風に、そもそも男らしいとは」こういう「苦労」系のエピソードは時々入るんだけれど、長くてもせいぜい3分ぐらいで、それをすぐに誰かが茶化してた
  • 番組を発信する側の人が、お茶の間の皆さんを信じてないと、ここでまじめな話題を引っ張って、あまつさえ「彼はまじめなんです」なんて余計なフォローを入れて、空気がだれたと思う
  • 中居木村は、最初と最後以外は電話をとらなかったらしい。残り2人のメンバーが親密さをアピールするのとは対照的。みんな大スターだから、それこそどんな振る舞いをしても、全方位的に突っ込まれるのは明らかだから、あらかじめ、親密さも厳しさも、あらゆる方向の振る舞いを、メンバー自らが分担していた印象。お茶の間で見ていても、誰かの振る舞いに乗っかれる
  • さすがにこれは、誰かが脚本を書いているのだろうけれど、不祥事から復帰したメンバーを、かばいつつも主役に仕立てて、不祥事を隠さずネタにして、それを突っ込んで、笑いに、視聴者からの支持に転化させる、この番組は、精密な外科手術を見たような印象を持った
  • 発表は「面白い」ものでなくてはならない。それを周知して対価を稼ぐ人たちは、たとえ正しい発表であっても、それが面白くなければ、「面白く」してしまう。今回のこの番組は、隠さず見せて、しかも一番笑えない部分はしっかり回避して、メンバーに対して太田にまじめに突っ込ませて、しかもそれを笑いに変える仕事については、太田の手腕を信用した。不祥事に関して、SMAP は一方的に情報を出す側であって、誰1人、それを茶化す側に回らない、こういうのはできるようでいて、相手をよっぽど信用していないと、あるいは精密な脚本作って、打ち合わせをきっちりやらないと、できないことだと思った
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