はてなキーワード: ゆるふわアニメとは
一言で言って、制作側が良くを書いて男ウケを狙い出したように思う。
実際あの腐女子いじりはひどいものだったと思うけれどさすがにあれ一度だけで判断したわけではない。
例えば、一期であった F 6はげんし松さんになり、じょし松さんは三国松になっている。
F 6はおそらく企画を通すための飛び道具として用意された存在だったわけだし、彼らはつまり「あなたたちの好むものを自分たちは理解していますよ」というアピールだったわけだ。F6そのものというより、彼らを出演させることこそが制作側のいわゆるおもてなし精神だった。これは疑似恋愛を好む女性のために作られているんですよ。
そして一期初期にあれほど存在感をアピールしていた彼らが二期になってから一度も出てきていない。これは一期で思うほど女性が F 6に食いつかなかったからというだけでもないだろう。もう女性客はほっといてもついてくるから、もてなす必要がなくなったのだ。
その決別、今後はお前らをもてなしてはやらないぞというのが二期一話だ。
2期の1話は界隈を見ていると反応が真っ二つだった。
買い支えてきた自分たちを馬鹿にしていると言ってジャンル離れをする腐女子、逆によくやってくれたと喝采を送る腐女子。
突然理解しがたいセクハラを食らってギャグやコント風に受け流してしまう、デブと言われて女芸人のようにふるまう、そういった自己防衛からの喝采ではなかっただろうか。
私にはあの一話はやはり腐女子をふるいおとすためのものだったと感じられる。
二期で突然男ウケに走り出した理由もなんとなくわかる。
それは、やはり、なら同性にもうけたいと、できないわけがないと、思ってしまったのではないだろうか。
ああいうのがうけるなら自分の思う楽しさで、もっとうけるはずだと。
一期と二期では視聴者女性だけでなく作中の女性への扱いも変わっているように思う。一期のような圧倒的崇拝対象にない。メインヒロインのトト子ちゃんですら無条件にあがめられる存在でなくなってしまっている。
女性を口説くワードで埋められていた一期エンディングとこれも逆で、なんというか、女性の影を消して男子の世界、男子がかっこいいと思う世界になっている。
じょし松さんは女性視聴者の共感を集めるような存在だったのだろうけれど、彼女たちもやはり二期になってからはモブとして出演するのみで、おそらくその後継が三国松だ。
二期DVDが売れないのもむべなるかな。
全体をうっすらと覆う、おもてなしをやめた店の気配にリピーターが肌感で遠のいているのだろう。
現地人向けにカリフォルニアロールを作って大ヒットしたのに、それで気をよくして本格江戸前寿司をふるまいだし、そしてカリフォルニアロールをそれとなくdisる空気の店にしたのだ。
男性むけ日常ゆるふわアニメで言うなら、徹底して美少女のぽわぽわかわいい世界を描き、大好評だったので二期でリアルな女子の所作をとりいれ、男なんて不要、わたしたちは自立して生きていく、みたいな方向転換をしたようなかんじ。
でも、やはり、二期には部室の中で男子生徒がかたまっている猥談のような印象がある。
ショーではない。