わたしは性転換を半年後に受けるトランスジェンダー当事者なので、TSものの作品が苦しくて見られない
いやもちろんTSものの作品を発表する自由も楽しむ自由も全員に当たり前にあるわけで(どのような主張・思想のもとの作品でもそう)、それを侵害しようとしているわけでは決してないんだけど
実際の性転換って寝て起きたら美少女に!なんてものじゃなくて、性ホルモンを毎週注射して、日本だとまだ高度な手術が受けられないからタイに渡航して性器周りの手術を受けて(望む性の性器を移植できるわけじゃないから、機能は当然自然の性器に劣る)、顔や声の手術で見た目もなんとかそれっぽくして、周囲にトランスジェンダーだとバレないように必死に過去を隠して(トランスジェンダー差別はかなりある)、それで副作用、生殖機能、金銭、時間なんかの犠牲を払ってようやく心の性別と体の性別が一致するってもので(機能や見た目もギリギリ)
そもそもの性同一性障害だってぼんやり○性になりたいな~って思い始めました!みたいな軽い気持ちのものでは決してなくて、ほとんどが物心がついたころから○性であること、自分の体、○性として扱われることへの違和感を抱えていてそれが社会的・生物的性差が明らかになってくる小学校高学年ごろからはっきりとした「苦しみ」になって、それでも性転換を受けられるまで耐えなきゃいけないっていうすごく苦しい状態で それでほんとの性別として生きていきたいだけなのにトイレや銭湯の話題で叩かれたり「○性であることから逃げた負け組」「周りにいると考えたら恐ろしい」なんて存在を否定され続けて
だから、トランスジェンダーなんて誰もなりたくないデメリットだらけの存在だから、TSものの作品が流行って「漏れも女の子になって○○したいンゴね~笑」「寝て起きたら美少女になってないかな」「人生ヌルゲーで草」みたいな発言が散見されるようになると、(もちろん現実のトランスと魔法・創作としてのTSは全く別物だしそういうことを言うのは全くの自由なんだけど!)そんなことないのにな、ってちょっとだけ思ってしまう
いやまあそれだけの話なんだけどね もちろんこういった作品が先行して性転換って概念を広めてくれるおかげでトランスジェンダー理解が深まるという側面もあるけど、やっぱりトランスってまだまだ無理解と偏見が多い世界だから、みんながあと少しだけでもトランスのことを知ってもらえたらなあと...
※いわゆるスポーツ大会へのトランスジェンダー出場問題は批判されてしかるべきだと思うし(ホル注はドーピングなのではないかと思う)、お風呂やトイレに元○性が入ってきてほしくない...という気持ちもわかります。でも、それはあくまでトランスジェンダーの仕組みを悪用してスポーツ大会に出場したり心と体の性別がもともと一致しているのにトイレやお風呂のために性転換したりトランスであることを主張したりする「制度の穴」による問題なので、心と体の性が一致しないことへのせめてもの救済として性転換手術を受けているわたしたちが生きること自体を否定しないでほしいな...って思います。生きるのって難しいね
※わたしは少しでもトランスのことを知ってほしいという立場なので、失礼じゃないかな...とか考えずになんでも質問していいからネ!性転換の仕組みのことでもわたしの現状のことでも、個人の特定に繋がりそうなこと以外はなんでも答えるぞ!
そもそもTS作品が見られないのなら、苦しさを感じることもないのでは?
自分は手術予定はまだ無い、何年かのホルモン治療のみなMtFな人です。 作品によりますが、わりとTSものは楽しめていますね。 リアルではTSは苦労が多すぎるのからこそ、苦労のないフ...